2/24 (土) 晴れ時々曇り
明神岳〜桧塚 標高1432m 歩行時間(約)6時間30分
しろくまさん ・ チー
地図・・・・ ← + が明神平の大まかな位置
家(お迎え*しろくまさん)5:20→しろくまさん家→加島IC5:50→たじはや→太子6:20→(コンビニ)→R166→東吉野→大又→林道終点7:45
林道終点7:55→明神滝(5)→明神平9:30(10)→明神岳10:05→桧塚奥峰10:55(5)→桧塚11:20(昼)12:10→明神平13:45(5)→滝上のベンチ14:20(20)→林道終点15:25
林道終点15:35→高見の見物→(コンビニ)→太子17:35→加島→しろくまさん家→家19:00
通行料 1350円 × 2 = 2700円
ガソリン代(約 15L) = 1748円
暖冬で、気分も季節も花モード♪ という昨今です。
週末 寒波襲来か、、、
「どんな感じです?」
「今のところ、南がマシ。 でも全体的には 悪くない」
「じゃぁ 『懸案』 行きます?」
「うっそぉーーっ」
しろくまさんは 2週間前にも明神平で 吹雪の一夜を明かしている。
しかも、他に候補は いっぱいあって、、
「そういうの ボク ぜんぜん平気です、、、 じゃ 明日 一番で。」
2月 最後の週末ともなり さすがに日の出も早まって、、
二上山 くっきり。
しかし如何せん このお空。 一体 晴れるの、晴れないの、、
「道は行けます、チェック済み。 けど 寒い〜っ! さっきすでに 0℃でしたわ。」
と、平地のコンビニにて コンタクト。
大又林道の駐車場には、未だ たったの一台のみ。
車止めまで行けるかも、、と、落石林道そろそろと、終点に着きました。
「寒〜う! マジで寒いわ。 チーさん まだ出て来ない、、、?」
花の明神、嵐の明神、快晴の明神、 四季折々に訪れてきた明神平、、、
だが <霧氷の明神平> を チーはまだ 知らない。
底冷えのする中、傾斜のキツイ舗装路を
観念して上りだす。
よぉこの勾配を 30`担いで 上がったもんやね テント泊の怪物くん。
雪などすっかり消えてるが、見上げる稜線 真っ白で
今日こそ 霧氷が見れるんやー (^O^)/
と、気合いっぱい。
断末魔の寒波に挑む! みたいな、、
柵に垂れてる湧き水さえも ツララになってる沢沿いに。
やがて ロープを伝って沢渡り。
「この石 凍ってますよ 要注意!」
ほんま (。。;)!
鈍く光る川石に、睨みを利かせて、、、、
よもや こんなとこで 足など上げてはなりませぬ! (-.-;)
明神滝を高巻きし 右手に尖った薊岳。
「キケン」の渡渉を過ぎた頃 広がり始めた霧氷たち
おぉ!
と、ともかく撮っておく。
霜ばしらをサクサク♪ と。
時おり覗く青空に はっ!と 心 ときめかせ、、、
「あぁ〜 また 陰っちゃったね、、」
「でも 展望は、良いみたいですよ」
水場を過ごし
霧氷のトンネルくぐりつつ、谷の景色を愛でながら 薊岳を仰ぎつつ
歩き始めて1時間半 明神平に着きました。
ガラーーーーン
ポカーン (゚.゚)
冬枯れの草原に、その凍てついた だだっ広い草原に、
雪はなく、風はなく、、人もなく、、、
ただ、あしび山荘を囲むように 灰色斜面が連なって、、、
・・・霧氷だぁ・・・
「上げないんです?」
「はぁ、、」
ぼー然としてましたよね 私、、、、ハハ (^^ゞ
「どうします?」
「・・・・」
「まだ 早いから 桧塚 行きます?」
見渡せば 三重県側が ほのかに明るい
あれを追えば 何とかなりそう、、な 気もしたり、、、
じっとしてても寒いだけ とにかく動こう、、、
と、
三ツ塚 向かって カチンコチンに凍てついた斜面を、ガンガン登リだす。
まもなく広がる大草原。 それを囲む霧氷の園を 今さらのように振り返り、、、
彼方の空に目をやって 左折すれば稜線に。
小枝に霧氷が ふわふわ〜 ふわふわ〜
カスミのように 浮いている(?)
それを渡るは、仙人か、、、とは いくらなんでも無理がある(笑)
右手には脈々と、台高南部の山々が。
やがて、かなたに 大峰が
霧氷のすき間を縫うように 灰色世界に 見え隠れ、、、かすかに、かすかに、、
「明神岳。 ここ、今日の最高点。」
「はぁ〜」
と、指される幹を見上げれば ひっそりとプレートが。
『桧塚→』 に従って 左折しながら下ります。
カスミの霧氷はブナばやし、、 どんどんどんどん 下ります。
時おり、地面が凍ってて スリップしそうで 気が抜けない。
ようよう鞍部に降り立てば、どーにか 風も凌げるか、、、 ホッ♪
と、水場分岐を やり過ごし
再び、登り返しの始まりです。
まもなく右から
ぶわぁ〜〜〜!!
切り立った北斜面に容赦なく ぶわぁ〜〜〜!!
な、な、なんじゃこりゃ
もの凄い空風!
「チーさん 曽爾です! 高見です!」
「おぉ! おぉ!」
眺望の間にも ぶわぁ〜〜〜!!
「うわぁ〜 寒いぃ〜 痛いぃ〜 死ぬぅ〜 凍るぅ〜」
決死の覚悟で カメラを手向け
「写ってぇ〜 お願い〜 」
「えっとぉー」
あぁっ? 上げるんかい! かようなヒジョー事態! で ござりまするのに、、、
「OK〜!」
もう 何がなんだか・・・(笑)
桧塚奥峰は木立ちの中
一息ついて、、、平常心、平常心・・・
突先 大展望の肩まで 足を運べば、、果たして、、、
おぉ!
この大荒れのさなかにも、 かの あっぱれな展望が、、、 ヽ(^。^)ノ\(^o^)/
「霧氷が サクラ並木のようでしたねぇ」
と、たった今 到着のカップル、笑顔満面に。
雪がなくて 来れました。
例年ならば雪深で ラッセルまでして、、ここまでは、、、ゼッタイに、、 (^_^;
本当に 本当に。
「それでは、、」
と、もうひと踏ん張って
その先に グイ−っと伸びている 桧塚まで 行く (^O^)/ でしょ?モチロン
と いうことに、、、
土色の稜線に
捻じ曲げられたリョウブの幹に 貼り付けられた鋭利な霧氷。
かたや 純白の霧氷をまとった シロヤシオ
そう! まるで 花盛りのシロヤシオ。
キレイやなぁ〜
ぶわぁ〜〜〜!!
寒いぃぃぃーーーー
あっ 鹿! 鹿ファミリー!
を 目だけで追いかけ ひととき 心 和ませ、、
左手に、マナコ谷への稜線が 蛇行しながら、、
かなた 曽爾の山々が、、、
サーーッと
気まぐれな日が差せば
瞬間! 霧氷 煌めく、、、
ぶわぁ〜〜〜!!
「イタイ イタイ イタイ イタイ !!」
パラダイスの稜線は 地獄の尾根でも ありました。
南向きの斜面なら まだマシだろう、、、ということで
鹿フンの笹原の、平らな所をキョロキョロと、、、
とにかく 食って温まろー! しかし、、、
お湯 沸かな〜い ラーメン煮えな〜い
思い出したように青空が サ〜〜〜ッ
それもつかの間
あっという間に ラーメン冷める、、
寒い。 戻ろー!
吹きっさらしの尾根筋は、雪じゅうたんのない板間です。
ガンガン冷えてる身体を擦って 無我夢中で 来た道を、、、
伝って〜 下って〜 登って〜
ゼェゼェ ハァハァ、、、
速いぃー チーさん メッチャ速い!
奥峰まで やっとの思いで戻ってきたけど、
もう 誰もいない、、のね。
このまま一気に 明神平まで、、、戻るど!
水筒の水さえ 凍るほど
二ヶ所の地獄も 何とか過ごして
カスミ霧氷、風しのぎの鞍部に降りてきても、、、
明神岳へと わしわし登り返しても、、
寒い〜 寒いよぉ〜
フリースマスク 手放せません! でした。 (笑)
展望は 朝よりも さらに利いていました。
やがて桜の回廊 くぐり
広々とした明神平まで ようよう無事に戻って来まして、、、
あぁ〜
もしや金剛、葛城も、、、
と、あしび山荘のベランダへ
「チーさん ほら中! 囲炉裏とか 見えるでしょ?」
とガラス越し 小屋の内部を 覗き込み、、、
こんにちは〜
テン泊されるのか、今ごろ到着されるグループが。
あらぁ、、 薊岳って 栗饅頭みたい、、やっ やっぱり 桃饅頭かな?
とか、口走り始めた しろくまさんを引っぱって
私らは 滝まで下ってから 赤福休憩 しましょうねぇ〜
ということに、、、(^_^)/~
さすがに、朝 凍っていた川石は 安全パイ。
でも、、、
あーーーっ
ボトル 落としたぁ〜
、、、とかドジを、やってしまったり、、、 m(_ _)m
朝より成長している ツララを眺め
今日は マジで寒かったのねぇ、、、と、つくづく。
でも、おかげさんで 一生もんの 霧氷と展望に 恵まれて、、
骨が凍る寒さゆえ、「入浴モード」満点 なれど、
湯冷めとかが 気がかりで
替わりに 秀逸な「高見」の見物を していこう ということに、、、
「寒かったでしょ。」
「あっ ミツからメールよ、、珍しい。 なんか、全国レベルで 寒かったみたいで、、」
運転 画像提供 ありがとう!