伊吹山(夜間登山)
標高1377m 歩行時間 (約)4時間50分 (散策含む)
8/5〜6 (日〜月) 晴れ
SIVAさん チー
地図・・・・ ← 伊吹山周辺
家21:15→阪急塚口駅21:24→十三(特急)→長岡天神→東向日(徒歩10)→JR向日町22:27
→京都(新快速)→米原23:42(SIVAさん車)→伊吹山 3合目24:40
駐車場0:50→8合目(20休)→山上3:10(休)→(散策)6:15→駐車場7:50
駐車場8:00→JR米原駅(新快速)8:52→京都→向日町(徒歩)→東向日10:13→高槻(特急)
→十三→塚口11:02→家11:12
電車賃 390円+1280円 = 1670円 × 2 = 3340円
梅雨や台風で、夏の計画 ズタズタになり
予定変更し続けてるここ数日
ほんでもって
蓋を開ければ、まぁ マトモな天気
ナメたらあかんで!
みたいな感じに
日頃のウップン 溜まりまくってますところ
に
夜間登山する?
とか
えっ! 野坂山?
・・・アホか 伊吹に決まってまんがな・・・
行くぅ〜〜〜!
伊吹山はニガテだから
「よほど」の時しか 行く気がしない。
その「よほどの時」
なのか、、
ウレシイことに 晴れ模様。
もしかして 『ゴライコウ?』
ってな欲が
顔を、もたげないでもない。
ただワシ 7時には下山しなきゃならん。
エエっすよ。 実は私も昼までに 帰んなきゃならん。
じゃぁ シンデレラ山行だね。 (^_-)☆
というふうに
「喜劇 悲劇」は ヒタヒタと訪れました。
一昨年 |
伊吹の夜間登山は一昨年 みれさんと3人で来てるので
だいたいの雰囲気 分かっています。
今回は
早めに「阪急⇒JR」をクリアーし
登頂したらまず、小屋の所で軽く食事し、準備万端 「日の出」待つ、、、、
って 寸法です。
・・・・・・・・
車両に客 私だけかい、、ってな寂しい列車に揺られて
JR米原駅 着 24時前
山頂のトイレって 水 出たかしら?
さぁ〜
登山口って どう行くんやったか?
はて?
SIVAさんは、伊吹山に来るのが 前回の夜間登山以来らしく
私の方が まだ来てましたの。
ハハ (^^ゞ
三宮神社から 3合目に向け 真っ暗なクネクネ道
よもやの対向車、よもやの獣、よもやのオバケ
が過ぎらぬとも限らず
こんな道
あまりキショクエエ もんではない。
先日 ○れさんは これを独りで上ったらしい。
よぉーやる (゚.゚;
おろおろしながら 3合目
ホテルの灯りに ほのかにまどろむユウスゲの花
下山したら撮れるよなぁ。
と
私ら以外 だーれもいない3合目を後にする。
前回は他に人 いたよね?
あぁ 休日やったからな (←水曜でしたね/笑)
ザッツ夜間登山 |
買いたてのヘッドランプに懐中電灯
十分に明るいのに
時々ゴロ石に ボテっと躓く。
先行するSIVAさんの光を頼りに 坦々と登っていきます。
花も見えず、景色も見えず 会話も弾まず
ただ「涼しいだけ」が 取り得の夜間登山。
それだから!
わざわざ来たのです! ← リキ入りすぎ!
ランプの明かりに集(たか)ってくる虫
これ、蛾やでぇ〜
が
顔を直撃
応戦すれば 足もとふらつく
時々 岩場もありまして
見えないという世界は、それなりに厄介なもののようで、、
あっ! ウサギだ!
あぁ〜 逃げちゃったぁ〜
まさに
ウサギ 多い石 蛾の山〜♪ (←決まった!(^_^)v
ザッツ夜間登山U |
しっ シシウド 立っとる!
感動の叫びも 闇夜に虚しくかき消され
淋しいなぁ〜
プーン♪
あっ いい匂い! ジャコウソウかな、、、
プーン♪
うっ! 今度は動物臭だ クチャイ〜(*_*;
「8合目で休憩しようか?」
「ベンチも できとるしな」
と
やっと一息つけまして
ま新しいベンチは 夜露に濡れて
座るの止めますわ(笑;
夜風に吹かれて 冷凍みかん
美味し〜い
お饅頭とかも 食べてみますが(味ないね、、)
まぁ
山頂に着けば すぐお食事、、、
とにかく上がってしまいましょう。
と
重い腰を ヨッコラ上げて、、
まもなく道は 遊歩道になり
山上の祠が スーっと現れ でもやっぱし真っ暗 だけど、、
「チーさん トイレ 行っといれ」
ヘーイ\(-o-”/
充てにしていた売店には灯りなく、、
ほんまに誰もいないのかぁ
と、
最奥の店まで行ってみて
扉
スーーーっ
「あっ 開いてるわ、、」
抜き足 差し足、、、
うわぁ〜
人が 臥してはるぅ〜 (゚゚;
慌てて飛び出し、
「ビックリしたぁ もぉ」
ベンチに座って 気を取り直し、、、
「チーさん そっち側で 寝たらエエわ」
と
申されましても こないな所で、『姫』は休めぬ。
と、
しかたないので、独りでヤマトタケルさんに ご挨拶に行ったり、、、
再び 小屋を覗き込み
「何してるんですかっ!」
うわぁ〜(@。@)/
「さっき登ってきましてね、でも休む所が 見当たらなくて、、しくしく、、、」
「それなら ぜひ店の中へ お入り下さい、、お連れさんも!」
と、食堂に通され、ザブトンまでお借りして
m(_ _)m
「星がきれいだ!」
「今日は 見事に晴れてますなぁ 久しぶりに 御来光(!)期待できますよぉ!」
「あらぁ〜 ウヒヒ はぁ そうで ウヒヒ すかぁ ウヒヒ♪」 (←読みにくい?(^^ゞ
安心したのか
横になるや否や SIVAさん ガーガー 高いびき
よぉ こんな緊急事態に 寝れますわ
わたしゃ すっかり 興奮しちまい、、
結局 マンジリともできぬまま やがて空が白みだし、、
「おぉ もう5時前! 行かなくては、、、」
と
寝ぼけマナコのSIVAさん急かして とにかく外へ
「えぇーーっ」
「ガ、ガス!」
(゚.゚) (゚_゚:
マジっすかぁ〜!
山頂は すっかりガスに包まれ 視界のカケラも残ってまへん!
だって
ついさっきまで 瞬く星の夜空 だったの!
ご来光 夢にまで見て いたの!
今回限りで 「ガスのSIVA」を 一新できると 息巻いてはったの!
あの星は、あの半月は あの希望の光は
一体
何処へ行っちまったんだぁーー!
もぉ
・・・信じられな〜い!・・・
諦めきれず 日の出ポイントへ 急ぐSIVAさん。
気持ちは分かるが
行っても無駄だわ!(笑)
と
憐れみながらも 追従します。
観測所脇では、三脚立てたカメラマンたち 大挙して。
その傍らに腰おろし
日の出 待つ?
それは
けっこう、こっけい かも (←\(-o-)/笑)
「あの人ら 遠くから来はったようだ」
とは 訛りから分かるのか
まぁ コーヒーでも入れよう
と、
背後におられた単独の男性に
「こんにちは! 今回で2度目なんですよ、またしてもアウト!ですわ はは、、」
と。
「えぇ 私は5回目ですけど、未だ一度も、、」
「ごっ、5回目ぇ〜」
\(@0@;/
思わず デカ声出してしまいましたぁ。
m(_ _)m
SIVAさんから戴くパンも ほとんど喉を越さず
せっかく作ってきたタッパご飯も、食べる気になれず
お菓子だけを 少し摘まんで
よっしゃ!行くぞ
と
戦闘開始!
もう私らには 1時間も残っていない!
キリンソウにクルマバナ
手近な花から 手当たり次第に撮りながら
どんどん お花畑に 入っていきます。
キリンソウ | クルマバナ | キヌタソウ |
そう!
この際だから
アングルとか 逆光とかなんて 気にしてられん
撮っては進み 止まっては撮り
坦々と、、
シモツケソウの赤が際立ち
その間を縫って 黄色く穂立てたメタカラコウ
それに
ギボウシ、シシウドの白が交じって
ガスにもメゲズ、
夏の「伊吹の風景」が 見果てることなく 続いている。
わたしは この決定的な「伊吹の風景」が スキなのです。
誰が見ても一目瞭然
景色の中で 競う花たち
厳かにも 大合唱を奏で
まるで
ベルディの歌劇 みたいに、、、
↑ | ↑ | ↑ | カワラナデシコ |
キンバイソウ、カワラマツバ、シュロソウ、カワラナデシコ、クガイソウ
見つけては撮り 撮っては見つけ
どんどん進むSIVAさん追って、、、
「あり? 消えた! どこに行ったか?」
ボテっ♪
だはっ コケとる! (^◇^)
ドテっ♪
痛いぃ〜〜 (T_T)
遊歩道は
テカテカに踏み固められ、朝露にベチョベチョ濡れて
めちゃくちゃ 滑りやすいのです。
シュロソウ ↑ | シモツケ ↑ | キバナノカワラマツバ ↑ | ミヤマコアザミ ↑ | イワアカバナ ↑ |
ジャコウソウが咲き溢れる中
もう大体見たよね
と、
戻ってきまして、、
イブキジャコウソウ ↑ |
もう1ヵ所、、
と、谷を覗きに、、、
これかぁ〜
今年、春浅き 弥高尾根から登った時に
夏 来たら、
ここを ぜひ見る!
と
誓っていました。
叶いましたよ。 ありがとう。
今 6:15
急がなくては!
焦る気持ちと ウラハラに
闇を突いて登った道に 花の多いこと 多いこと!
片手にストック、片手にカメラ
ツルツル斜面と 格闘しながら
片時も 気を抜けませず
山上よりも 元気な花たち
クサボタン | ホタルブクロ ↑ | コオニユリ | クサフジ | オトギリソウ |
伊吹山、来た以上は 期待以上。
\(-o-)/
毎年は無理だけど
6回くらい通ったら ご来光に逢えるかも?
6回 夜間登山するためには
2年毎×6回=12年
かかりますよね
まぁ
いつまで 山 やってるかわからんが、、気長にやってください。 ←他人事(笑)
8合目ベンチ ↑ | 明るい下山路 ↑ | 6合目小屋 ↑ | 3合目原っぱ ↑ |
おっ!
ハクサンフウロ ↑ |
おぉ!
オオキツネノカミソリ |
・・・運転 画像提供 ありがとう!・・・
【出会った花たち】
〔あかばな科 イワアカバナ〕 〔あかね科 カワラマツバ・キバナノカワラマツバ・キヌタソウ〕
〔いらくさ科 アカソ〕 〔ききょう科 ホタルブクロ・ツリガネニンジン〕
〔きく科 メタカラコウ・ミヤマコアザミ〕 〔きんぽうげ科 キンバイソウ・クサボタン〕
〔ごまのはぐさ科 クガイソウ〕 〔しそ科 クルマバナ・イブキジャコウソウ〕
〔せり科 シシウド・イブキボウフウ・ニセイブキゼリ〕 〔たで科 イブキトラノオ。イタドリ〕
〔とうだいぐさ科 タカトウダイ〕 〔なでしこ科 カワラナデシコ〕
〔ばら科 シモツケソウ・シモツケ・キンミズヒキ・ダイコンソウ〕
〔ふうろそう科 ハクサンフウロ・イブキフウロ〕 〔べんけいそう科 キリンソウ〕
〔まめ科 キバナノレンリソウ・クサフジ〕
〔ゆり科 オオバギボウシ・シュロソウ・コオニユリ・オオキツネノカミソリ〕
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