【杣山(そまやま)】

標高492m  歩行時間 (約)3時間30分

4/8 (火) 曇り 

つかさん SIVAさん チー

地図・・・・ ←  が 杣山


家5:30→JR塚口駅5:59→大阪→京都(湖西)→近江今津→新疋田駅8:41(SIVA車)
→R476→R365→杣山第二登山口 駐車場9:35

駐車場9:50→姫穴11:00→杣山12:05(昼)13:15→(犬戻し駒返し)→駐車場14:50

駐車場15:00→今庄→新疋田駅16:33(新快速)→尼崎→塚口駅18:56→(食事)→家20:15

電車賃 青春18きっぷ ・・・ 2300円
本来 ・・・ 5040円

青春きっぷ:最後の一枚は、つかさんの居城(?) 杣山城と思ってました。
ただ
予報がすぐれず、この分じゃぁ 翌日一人旅になるか、はたまたミツに「きっぷ」を譲渡するか、、

諦めかけていた矢先、「杣山決行(^O^)/」 との報せがSIVAさんから。

そうそう
今回は、久しぶりにつかさんとSIVAさんの休みがあうので、SIVAさんとの定期も兼ねて、、
ってカッコウ♪ だったのでした。

・・・・・・・・・・・

曇りがちとは申せ、展望もそれなりの湖西線、、

三上山 伊吹山


敦賀の手前でSIVAさんに拾ってもらって、一路 今庄へ。

途中、トイレに寄ったら、土手にポロッ♪
エンゴサク
つかさん待つ杣山の登山口にも、、
エンゴサク、エンゴサク、、エンゴサク、、大群落やぁ〜
\(^o^)/


しょっぱなから、あたかも今日一日の山行を、予見するかのよう、、(笑)

ヤマエンゴサク群落


ところで
ここ杣山は、南北朝時代に瓜生氏が築いた山城で、その後、敦賀の金ヶ崎を追われた新田義貞が
最愛の妻、勾当内侍(こうとうのないし)を伴い、この城に身を寄せた、、といういきさつもあり
山中いたるところに、当時をしのぶモニュメント
点在

まさに、天然要塞さながらの醍醐味が味わえ、かつハイキングも楽しめる、、、
という
つかさん一押しワールド♪

イカリソウ


さぁ 花なんか撮ってないで、はよ行きましょ!

文殊堂 岩屋不動 社谷など、いろんなコースのある中で、今日は「姫穴コース」
チーにピッタシ (^。^* v

しかし、見事にガスガス、、ですわ
ま、そのうち晴れる、、ってことだし
今日は
メンバーがメンバーだけに、回復はムリかも、、って 気もするし、、イテッ!\(‐−メ

まずは植林帯


「杣山」の由来は、この山城の修復に 杣人(きこり等)たちを集めたところ
山が杣人だらけになった
ということで「杣山」、、、その時、上の方の樹木をバッサリ伐採しちゃったんだろうか?
と思うほど植林帯は、裾野にわずかに残るのみ。

でも植林だって 何だって
ミヤマカタバミ、スミレサイシン、ネコノメソウ類は 所かまわずだから
やっぱし、この山はぁ〜(笑)

あっ チャルメルソウですねっ! って 顔見合せたら、、もう、、
 
どーぞ つかさんから
いえ どーぞ チーさんから、、って

( ^^)Y☆Y(^^ )

スミレサイシン コチャルメルソウ ミヤマカタバミ エンレイソウ


分岐のあずま屋まで来ると、いよいよ明るい雑木林になり
緩やかな丸木階段をゆっくりと登りながら

ダンコウバイ、アブラチャン、ホクリクネコノメ、ヌカボシソウ

黄色い花 見つけては、はしゃいでおります。

SIVA先生の説によりますと、
ダンコウバイとアブラチャン
花柄(花を付けてる枝)があるのはアブラチャン、ないのがダンコウバイ、、、だって。

アブラチャン? ダンコウバイ?


まぁ 正解は、葉っぱが出たころ つかさんが見に来てくれる、、、、はず、、かなぁ?(゜-゜)ゞ

その黄色ワールドを抜けだした頃、、

「咲いとったぁ〜」

上でお二人の歓声が響いますわ
何々?

うわぁ〜 \(^o^)/

突如
ショウジョウバカマの大群落が出現しました!

ガレ場や斜面に ピンクのショウジョウバカマが、びっしりとへばりついてて
今が盛り!
花って こんなにおごるのねぇ


おっ あそこ すごい、、 と言い放ったまま SIVAさんは激斜面をへつって ぐんぐん突進、、、
チーもちょっと追いかけたけど、、こわ〜い
と、Uターン


そんなに行かなくたって、普通のとこで十分だしさ、、(^_^;
とか
イソップに出てくるキツネさん気分で、つかさんとこに戻ってって、、、
ほら イワナシも咲いてるも〜ん♪


ショウジョウバカマ イワナシ


ぐわ〜ん

見上げれば 断崖絶壁が ものすごい角度で迫ってきてて
その岩上に、イワウチワが ひゃらりひゃらりと左ウチワで、、こちらを見下ろし、、、

ムムム ついに出たな! イワウチワめっ

そういえばさっき、岩屋のお不動さんを探しに行こう、、って話してはったけど、、、
それみたいな洞穴も絶壁にポカンと開いているけど、、
あそこまでは登って行けない、、

そのイワウチワ属


いやぁ〜 天然要塞 むちゃくちゃ圧巻ですなぁ

あの岩陰に潜んでて、、下から ゼェゼェハァハァ上がってくる敵を、片っぱしから撃沈できそう、、、(゜-゜*)v

岩場に執拗に纏わりついてるガスが、岩壁の厳めしさを さらに助長してて、、
岩肌をなめるように咲き乱れてるショウジョウバカマ

あっ SIVAさん、戻ってきたわ。


そして「姫穴」へ

その「姫」とは新田義貞夫人、勾当内侍のことで、彼女が一時、身を隠していた穴がここ。

後醍醐天皇の「元カノ」だった姫は、あまりの美しさゆえ 宮中人の恨みを買い、
ついに天皇は 新田義貞に彼女をお譲りあそばした。
案の定
彼女に一目ぼれしてしまった新田義貞は、仕事ほっぱり出しちゃって もうベロンベロン♪
それが南北朝の勝敗を分けた、、、という、、、ほんまかいなぁ、、話。(笑)

ねぇねぇ 誰がどの役やる?  私はもう キマリだけど、、、ムフフ(^^ゞ

ほっとこ!


その上辺りから、両側にイワウチワがポツリポツリと現れはじめ、
まだ開ききってない株も多いが
葉っぱを見ると、付け根のところにクビレがなくて、、これは同じイワウチワ属の中でも「トクワカソウ」やね。

北陸ではイワウチワよりも トクワカソウの方が多いらしい。

あっ 白花だ!

つかさんも 大喜び〜♪ ヽ(^o^)丿


ショウジョウバカマ、イワナシ、イワウチワ、、、と
花たちも それぞれのなわばりを、うまく住み分けてるようで、、

その先のブナの疎林の広場に ポツンと殿池♪

山中唯一の飲料水で
夏でも冬でも水量が変わることなく、神秘の池だったと、記されてあって、、

殿池


登りつめると西御殿跡、、尾根に乗ったよ!

ここは、瓜生氏が足利軍との戦いで、立てこもっていた、、という、、広場。

そのまま尾根伝いにずんずん行くと
ようよう左手に展望

「うーん 今日に日野山はダメですなぁ、、、チーさん あそこにほら! 妙法寺山、、この前 行きはったとこね。」
はぁはぁ(゜.゜)  いつだっけ?

日野山



こだわっても仕方がない展望とかは、すんなり諦めて、、(笑)

えーっ!
その上、あがる〜ん?

そう
今日のコースのクライマックスです。

袿掛岩(うちぎかけいわ)
足利に追い詰められた瓜生氏の奥方や侍女たちが、この岩に袿(うちかけ)を掛け、飛び降り自殺したという、、、
いわば…壮絶な…岩場。

(右から読んでも???)

あじゃじゃ (>。<;/


路傍のお地蔵さんに手を合わせ、タムシバがのぉのぉと咲いてる中を、堀切跡を越え山頂まで、、、

登り1時間ほどのコースを 2時間以上もかかってますが、(^^ゞ
やっと山頂、やっとのお昼♪


・・・・・・・・
SIVAさんの鍋が煮えるまで、つかさんのおだんごをむしゃむしゃ戴く。

今日はSIVAさんの命令(←!)で、無理やり作らされたオニギリが、ちゃんとできてるか
めちゃ
心配だったけど、こっちの方もお腹すいてたんか、あっという間にたいらげてくれはって
大急ぎでデザート作って
誰かが「いつもとえらい違いやなぁ、、」とかこぼしてるんを 軽く無視して、、
そのまま図に乗り
SIVAさんのバツゲームに使うつもりだった賞味期限バリバリギレのお菓子とかを
ついうっかり出してしまって、、モノの見事に見破られて、、
もう
爆笑のうちに
しっちゃかめっちゃかになってしまったけど、、この話は お二人にしっかり 口止めしてるから、、
大丈夫やねん な! (^-^*X


(^_^)v \(>.<)/


さてさて
お腹もふくれたところで、下山は迷わず 犬戻し駒返しコース

なんせ、犬やら馬やらが登れんで引き返した、、、ってとこだけに大変そうだけど、、
こういう場所にこそ咲いてるもんよね

チーさん 気ぃつけて〜

って 梯子の急勾配を 恐る恐る降りていく、、、これなら馬も犬も戻るわなぁ、、

あぁ、、咲いてるっ
トクワカソウ

みんな 崖下向いちゃってるけど、、 おーい こっちも向いてほしいなぁ、、


大丈夫!
まだ いっぱい、咲いてますよ。

、、の言葉通り、そのすぐ下には 大群落、、その下にも、さらにその下にも、、、その下の下にも、、

どひゃぁ〜〜〜

あっこ!
って 行くんかい!

あ、あ、あ、ついに、つかさんまでも、、、、、待ってぇ〜 ワタシもぉ〜ヽ(^。^;ノ


と ○忘れて、大騒ぎして撮りまくって、、、あれ〜  まだ撮ってるよ、あの人、、

待っている間に
マメザクラやら ウスギヨウラク、、とか 見つけたりして、、

これは撮らへんの?

あぁ もぉ トクワカソウに精力 使い果たしたわ。

アジャパ\(^◇^)/

それからも
タムシバエリアやら、ツルシキミやら、マンサク咲き残り、、などにも会いながら、、

いやぁ ほんまにすごかったぁ、、まさに荒城の


まだまだ、ショウジョウバカマ、ミヤマカタバミ、ネコノメソウなどの咲く中を
植林帯まで下ってきまして、、
実はまだ、あるんですよねぇ、、、ちょっと寄りましょか。

はぁ、、

キクザキチゲ 藤倉山麓


と、もう、申し分のなく 花三昧の一日で、、

いやぁ〜 最高でしたなぁ。

そうそう
ただ一つ、心残りだったのは
腰痛持ちのお二人に
チー 直伝、、元祖? 「腰痛バイバイ体操」を ご伝授できなかったこと、、、、。
まぁ、、またの機会に (^^)/


【その他 出会った花など】

トウゴクミツバツツジ タムシバ ハウチワカエデ キンキマメザクラ


ホクリクネコノメ ヌカボシソウ アオイスミレ セントウソウ


他 タチツボスモレ、ヤブツバキ ツルシキミ オオカメノキ、シャクナゲ(植栽)など


運転・ご案内・画像提供 ありがとう!


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