【三池岳】

4/20 (日) 晴れ時々曇り

標高971m 歩行時間(約)6時間40分 

しろくまさん ・ チー 

地図・・・・ ← 「↓」 が三池岳山頂


家5:25→阪急塚口駅5:30→園田駅5:33(しろくまさん車)→豊中IC5:45→竜王→彦根6:45→
→R306→R365→R306→八風キャンプ場(射撃場)8:05


駐車場8:15→お菊池9:50(10)→三池岳山頂10:30(15)→八風峠→中峠11:30(昼35)
→分岐12:55→八風林道14:55→駐車場15:50


八風キャンプ場16:00→R421→永源寺ダム湖→八日市IC17:45→菩提寺SA
→豊中IC19:10→家の裏道19:20→家19:25

高速代 1770円 + 2150円 = 4020円
ガソリン代 円/リットル = 円




花山(?)に行く話は延びたし、、お天気もイマイチ
ならば
週末はおとなしくし、家庭訪問とかやっといて、平日一人で花見とか、、でも、ええんじゃないか、、と

一応 しろくまさんに 断りを入れておく、、。

「ボク、車借りてるんで、三池岳とか、考えてます、、未踏だし」

「ムム、、たしかに未踏だ、、、、三池、、とくれば、ツキも? 炭鉱の上に〜サ〜ノヨイヨイヽ(^。^)ノ♪

「いや、そりゃ知らんが(←!) 池とかあるし、お初の八風キャンプ場から上がって、釈迦の方に周って、、、云々」

「フムフム なんかオモロそう〜♪ 私も行ってもエエかなぁ?」
「こんだけ話したら来るっしょ! 東京土産も買ってるし、」

それを早く言いなさい、、って! イテッ\(-。-#

・・・・・・・・・

鈴鹿スカイラインが未だ通じない為に、登山口の八風キャンプ場は
北からまわっても南からでも中途半端なロケーション

とりあえず、「鞍掛峠越え」 しますので
しっかり拝んでって下さいな。

三上山


たしかに午後から晴れるはず、、だが、、凹みそうです、この天気。

毎度おなじみ R306の峠越え

国境のトンネルを抜けると、、、そこはぁ、、晴れぇ〜だったぁ〜♪ \(^o^)/

           マジかい!、、、信じられん、、(救われませんぜ)

とにかく! 

下界に降りてきて黄金大橋を右折

可哀そうな藤原岳に涙して (^_^;


どんどん南下しコンビニの角を右折、八風キャンプ場へと向かいます。

八風?=ヤフー とは、またナウいなぁ。
(そりゃパクリでしょっ!、、ふつう「はっぷう」と読みます/笑)

草競馬場とかもある のどかな風景に魅了されつつ♪
雰囲気の良い静かなキャンプ場の奥まで上がってもらって
空地に駐車。

準備してると1台来られ、また来られ、、やぁ〜こう見えて、案外、メジャーなとこなのか?
だってヤフーだし、、、(、、違う、、って!)

右へ


と とりあえず、サクラやキブシ、スミレなど、野の風情を楽しみながら、林道をてくてく、、

ヤマザクラ オレンジでもキブシ


お、親分! これですぜ!

見上げれば 右手の木の幹にグルグル巻きテープ、もしや、「ここを取り付け印」 では?
ははぁ〜 m(_ _)m

いやぁ〜 こんなにも早く林道とお別れ、、するなんて、、(T_T)/~~

言うてる間にも、しろくまさんはガシガシと登り出し、

待ってぇ〜
心の準備もないままに、慌ててそれを追いますが


その急なこと、急なこと!

10分ほど登った先で、イワウチワの小群落に ゼェゼェハァハァ 跪(ひざまず)いたのはヨカッタが
そこから先は
緩んだと思えば、また激登、、終わったかと思えば また激登、、、

これでもかこれでもかと続く連登、、、

これ道 ほんまに合ってんの?
とか道のセイにするのか、、って話だけれども、、、何度か頭上の明るみに騙されながら、、
明るく陽気なミツバツツジに諭されて、、
これこれ姫や 穏やかに〜



ショウジョウバカマにバカにされ、、そんなバカまぁ〜 いやバカなぁ〜(ついに疲れが頭にも?)
タムシバにまで(!)立ち止まり、、

しょぼい!


あぁ こんなとこ 来るんじゃなかったしくじった、、、とか思っている頃 ようよう傾斜もなだらかに、、、

福王山との分岐を過ごし
笹と灌木の中を行くことしばしで、待望の「お菊池」にまみえる。

あぁ〜しんど
やれやれ

傍らではヒキガエルが息をコロしてジーーーっと静止状態。

それもそのはず、
池の中やら縁にはゲル状の卵が散乱? 産卵? してはり(←なぜか敬語)

その卵たちを丁寧に、池に戻してやってるしろくまさん、、優しい〜♪
やっぱ
生き物みな兄弟、、、とか、、

カエルの卵


ところで
この池の名でもある「お菊さん」とは
八風峠が街道だった頃、茶店で働いていた娘さん名で
誤って大切なお皿を割ってしまったことで、この池に身を投じ
それ以来、峠に陶器を持ち込むと、、嵐になる、、、と、まぁ、どこかで聞いたよな、ないよな、、

しかし普通、山に陶器は持ち込まんやろ、、ハハ

陶器の投棄やー! \(@o@)/


 えっと、、、

こんな快晴では、お化けも出にくいやろ、と一応、高笑いもしながら、、
もしや
テン泊中に「出た」という大先輩の記録は この辺りのことではなかったか、、と、、、ふと思い、、

ギャー!

もぉ あんたの声に びっくりするわ!
すんまへん ≪_ _≫


そのすぐ先が、三池岳を正面にした 巨大なガレ場

ガレてる向こうには 竜ヶ岳がいみじくも凛々しく
竜ってこんなに デカかったのねぇ、、って格好で出現!


てっぺん ガス 被ってますぜ

足元注意で渡っていって ガレ場の向こうに現る眺望

おぉ おぉ!

その見事なこと! 凄まじきこと!

白山 恵那山


すごーい!

こうして、山座同定大会は、その先の三池岳三角点まで続けられ、、、


三角点をさらにわずかで、立派な石標の三池岳山頂

正面にはドカーン♪ 釈迦ヶ岳
それへの稜線が、すーーーっと 繋がってまして



もちろん さっきのアルプスたちも健在だし、、なんだか胸のすくような、、お腹もすくような、、グ〜♪

じゃぁ ここで食べません?

そうそう 東京土産です!

何でも しろくまさん好みのイチゴ味ケーキ

ご自分は試食してないと、何度も(?)おっしゃるんで、、駐車場から2個(!)だけ 持ち上げてもらい、、

これですわ。


まぁ ちょっと風が冷たいんで、笹道まで引き返していただきましょうかね (^^ゞ

いろいろあったが これで県境稜線に出れたし、ひと安心だ♪

さて
それからは
「八風峠」への気持のよい尾根を
アセビをくぐり、ショウジョウバカマに傅(かしず)きながら、伝っていきます。

先ほどから 正面の釈迦ヶ岳に どんどんガスが流れ込んできてるのを
ちょっとちょっと気にかけながら、、

(゜.゜;

はいはい、、


ザレ場を下って、、、


ところで
これからまみえる「八風(はっぷう)峠」ですが
文献によると
歴史的にも由緒正しい、、らしく
古くは織田信長さんやら、お公家さんの多くも通られた、とか
鳥居さんも残ってる(?)

ふーん へーえ (※塀はない)

下界の景色を楽しみながら笹原の中を進みますれば
忽然と、その鳥居広場に飛び出します。

傍らには「八風大明神」の碑、、、お地蔵さん?とかも祀ってあって
往年の歴史も偲ばれますよなぁ、、

八風大明神
仙香山(今日の最高峰) 四日市方面   段木


さて
私らは 冗談抜きで(!)、危しくなってきた雲行きとかを気にかけながら
釈迦ヶ岳の方へとシャカシャカ、、

結構、起伏に富んでまして、、ハァハァ と、荒い息も洩らしつつ

適当にやることもやり加えながら、、、(^^ゞ

振り向けば三池岳 はいはいはい、、


ぐるっと弧を描くように最深部の中峠まで廻り込んできて
さあ
このへんでお昼♪

三重県側は申し分ない展望で、セントレアなども認めつつ
釈迦ヶ岳から戻ってきたおじさんが八風渓の方へ、消えて行くのを見送りながら、、(^.^)/~~
しばし寛ぎタイム、、、

そうそう
さらに展望の良さげなマットの穂先状の絶壁まで ちらっと覗きに行ってみようとして
小枝に手をかけた瞬間!

ベキッ

わぁ〜

鈍い音がして 折れたぁ〜  とっさのことに目を瞑り(>。<)、気づいたら斜面にベタッ

OH!

靴底が何かに付いて、、止まってる? 要するに助かってる、、のだ、、みたい。


とか思った瞬間、ぬ〜っと 何かが伸びてきて、、ぎょえぇ〜〜 

熊手?

もー チーさん お願いだからそういうことしないで!

引っぱり上げていただきまして、、

も、申し訳ござりませぬ
m(_ _)m

幸い、かすり傷一つなくて、、一瞬の出来事でしたが、、、あぁ〜びっくりしたぁ。

(^^ゞ\(‐‐#



ってなこともありまして
ちょっとビビっちゃったし(しろくまさんが?)
かなりガスってきており、釈迦ヶ岳とかも すっぽりとガスの中に入ってしまってるし、、


983のピークまで行って 釈迦は諦め下ろうか、、ということに、、

えっ また撤退かい!

イエイエ 今日は早々に三池岳を踏んどりますので (^_^)v

池とかも 見つけましたしね、、、、 そうそう。


ひょうたん型したこの池は かつて 二つに分かれてた、、みたいで
「お菊池」と合わせて三つ、、

あぁ だから三池岳か!

いやそうではなくて、「三池」というのは「お菊池」を「御池(みいけ)」と呼んだことによるのだとか、、

まぁ鈴鹿に「御池岳」が2つあったら紛らわしいでしょ
でも 中峠は、いっぱいある?
まぁ
そういうややこしい話は、また日を改める、、として、、、(何時だよ?)

もう さっきの三池岳までがすっかりガスに包まれ、風まで強くなってきており

これを潮時に
大きく崩壊した斜面を見ながら、下山の態勢へと、、


と、気持ちの方は、どーにか下界へと切り替わったんだが、、

この下りがまた えげつない!

灌木帯がザレ場に変わり、容赦のない急降下、、

岩間を縫ったり掴んだり、風に飛びそうな自分を押さえ込んで

必死のパッチやぁ〜(^O^)/

思わずしゃがみ込んだはずみに、お花さんとバッタリ

こんにちはぁ
(。_。v

まぁ 登りが登り、だっただけに、激下りも予想通り、、、なんですが(汗;

何気に顔を上げ、、、な、なんと!

三池岳の稜線


は、は、晴れてきてるぅぅぅーーーー
\(-o-)/

前にもたしか そーゆーことが、、、

イイですよ〜もぉ! と、しろくまさんは、ショック 隠しきれなくて、、

エエ、、そのお気持ち とってもよーく分かります。

こういう時は「上」見ちゃだめっ! 下を向いて歩こうぉぉぉ (^O^)/

(実のところ、歌ってるバアイじゃ なかった)

と、ドーム型した岩稜の先までやっとこさっとこ下りていき、、、
ぽかぽか陽気の南向き斜面にへたり込んで
よっこらしょ

ほらごらん!
あの下界の美しき風景を。

落ちんとって下さいよ!
へーい(^^ゞ


あちらの山腹にはピンクのツツジも咲いてますやん、平和だねぇ〜

やっ あれはアカ! 赤ですよ アカヤシオ!

ゲーッ  もう咲いてるの (゜.゜)?
見たーい  あの傍を通りたーい(^O^)/

無理です! どう見たって谷の向こうだ!

なら、引き返すぅぅぅー

行けませんって! あんなとこへは。(‐。‐メ

とか、言うてる間に灌木帯へと突入し、その「アカ」から解き放たれた、、のもつかの間で、、

再び始まる激下り、、
ヤセ尾根は細く、思った以上に頼りなく、、尾根を伝ってるつもりでも、気がつけばルート外れて

ここどこやろ?

その修復に、再び激斜面を 引き返す気などモウトウなれず
激々斜面を うにゅにゅにゅーっ と トラバース

枝はダメっ! 折れるでぇ〜〜(^O^)/(←経験談!)

たまに、イワウチワやらタムシバやらに慰められて、
ほんのちょっと気を許し、、

向こうの斜面に赤いもの(!) が ちらっと見えたような気がするが、、、

あれはミツバツツジ、よね? ハハハ
とか
強引に思い込んだり(笑;

最後はもう どこが道か分からん ただの激斜面をザザーッと滑り下りて、やっとこ川べり

ホッ♪

威勢よく ザァザァ 水が落ちてる堰堤のすぐ下を
運命の渡渉だぁー!

行けぇーー(^O^)/

じゃじゃじゃじゃ−ん

やったぁーヽ(^o^)丿\(^。^; よくできました

アカヤシオだぁ!


ちがう! って (^。^)y-.。o○

石ころゴロゴロの八風林道を、春の野の景色を愛でながら、、

クロモジ ヤマザクラ ウリカエデ


見上げるお空は 申し分なく真っ青で、遥かなる斜面には、、かの

アカヤシオ

はぁ〜 (+o+)

思わず洩らす、、しろくまさんの、、、、あぁ そは溜め息。

ガハハハハ\(^◇^)/やった!

・・・意味不明?・・・


【その他、出会った花など】

ミツバツツジ ミヤマシキミ シキミ タムシバ ナガバモミジイチゴ


イワカガミ キランソウ フモトスミレ タチツボスミレ


ショウジョウバカマ バイカオウレン イワウチワ


運転・画像提供 ありがとう。 



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