【御池岳】
5/4 (火) 晴れ時々曇り
標高1247m 歩行時間(約)8時間30分
しろくまさん ・ チー
地図・・・・ ← 「↓」 が御池岳(丸山)
家5:20→しろくまさん家→豊中IC5:42→彦根6:30→(コンビニ)→R306→コグルミ谷駐車場7:40
駐車場7:45→長命水8:40→天ヶ平9:10→西のボタンブチ11:50(昼40)→天狗の鼻13:45
→南峰14:40(20)→奥の平→丸山15:15→登山口17:00→駐車場
駐車場17:10→(コンビニ)→彦根18:00→八日市→豊中IC20:20→しろくまさん家→家20:50
高速代 1750円 + 2500円 = 3950円 ガソリン代 152円/15.72g ≒ 2400円
しろくまさんがリサーチの粋を駆使し(?)ご提示なさった「御池めぐり」
快晴の日を待って待って(笑)
ゴールデンウィークの中日 やっと遂行されるとことと相成った。
隊員そのいチーは 及ばずながらも 自称「御池フェチー♪」
花のない残雪期、シャクナゲの初夏、そしてヒルを蹴とばす晩夏、、と
さまざまな御池岳を経験済み。
そしてそう、
何を隠そう 天下のコグルミ谷は、今回が『お初』
\(^o^)/
よぉそんなんで 「御池フェチー」とは、、、聞いて呆れる、、との声も聞こえそうだが、、
まぁ いいだろう。(笑)
鈴鹿屈指の花の谷
なればこそ
今日の為にわざわざ取っておいた、、といっても過言ではない、のだから、、
ダハハ(^◇^)\(−.−; のワケねーだろ!
三上山 |
駐車場が小さいので できるだけ素早く! を合言葉に
いつも通りのスタートながらも、豊中で8分、、彦根で30分近くも短縮できてる我ら
R306をぐんぐん上がり、登山口すぐの駐車場に7:40着
しかし、、
すでに、ほとんど満車で〜す
ってな隙間に、無理やり 車をねじ込もうとして、、ウニュウニュ〜
「無理でーす」
ふと見ると らぶさんだ。
おぉーっ!
らぶさんが手を振り振り こちらに突進してみえる、、
背後にはにこやかなご亭主!
今日は 文字通りのらぶらぶ花見大会、、らしい。
よろしなぁ〜
「チーさんたちは?」「私らは、、御池の池探し、、、なんすよぉ (^^ゞ」
というわけで現行犯でとっ捕まり
しゃあない(!)と 心を入れ替えて下のデカイ方の駐車場にスゴスゴ移動する。(^.^)/~~
下は余裕だった(^^;v |
それにしても鈴鹿最高峰
これ ほんまに快晴かい! ってなガスガス。
まぁ、こういうことは、ひとえに己の日頃の行い、にかかっているわけで
よもや人のセイなどにすべきではない!(笑;
それはさておき
ホウチャクソウ | サルトリイバラ | アケビ |
登山道に入る前から、早くも花に足止め食らっておりまして
アケビの花柱なんてまさにヒル色。
そうそう
こう、気温が高いと 出るものも出るんじゃないかと、 念のためタイツとかも穿(は)いてますねん私。
細工は流々、さー行くで!
かくして
待望のコグルミ谷 入場でーす (^O^)/
な、なんとなんと!
のっけから コンロンソウの太株ボロン、ムラサキケマン点々、ミヤマキケマンちょろっ
と
グリンシャワーをいっぱい浴びた花たち
その 陽気なこと〜♪
( ^)o(^ ) ぬわぁ〜
以降 浮かれまくって坂を登る。
それからも
スミレはもちろん 一面のニリンソウ、開きかけのカテンソウ、今年お初のヤマブキソウ、、、
思いがけない歓迎に チーはニリンソウのお尻なんか追っかけてるし
しろくまさんはハコベの蕾に食い入ってるし
※ | ||
ニリンソウ | ヤマブキソウ | カテンソウ |
ってな調子なんで、どんどん人が横をすり抜けて登って行かれる。
譲っても譲っても、、
下から人が湧いてくる、、って感じです。
もしかして
山上は黒山の人だかり、、だったり?
ちょうめい水で休憩しましょう。
「超名水」なんだ、、と思ったが、そうではなくて 「長命水」=命長らえる水
『一口飲んで疲れをとばし、二口飲んで若返る』
と書いてある
前にしろくまさんが来た時には、ご同行のご婦人方が 先を争って(?)ゴクゴク飲んでおられた由。
ほんで 効いたんだろか? イテッ!\(‐‐メ
※ |
長命水を越えてからも、一向に傾斜は緩まない、、のだけど
植生の方には 若干、変化の兆しが見えはじめ
ニリンソウに代わって、ヤマエンゴサク、フモトスミレ、ナガバスミレサイシン、、
それに混じるカタクリの葉っぱ!
そうです、この上には カタクリ峠との異名を持つ「天ヶ平」が、、
あっ カタクリ!
まだ中途半端なイナバウア、、だけど、、ぽつんぽつん
かくして
カタクリ街道 はじまる。
高度 あがれば どんどん美形になっていく
シースルーの花びらが、誇らしげに、「撮るなら撮れば?」と ひけらかしちゃって、、
品定めしながらジグザグに、そして息もヒーヒーと (笑;
※ | ※ |
天ヶ平 |
天ヶ平9:10
明るい疎林の広場、、御池岳と藤原岳の分岐になってる。
そのすぐ上がテーブルランドの縁
そしていよいよ 今日の「御池めぐり」が始まるわけです。
・・・・・・・・・
ほとんどが石灰岩でできてる御池岳
それが融けてドリーネという窪地になり、そこに水がたまって、、御池という山名、、にもなったという。
山上には地図に記載されてる真ノ池、元池以外にも、大小さまざまな池が点在し
中には気まぐれ池、時期限定池などもあるのだとか、、、
雨水の溜まっただけの池なので、そういう事情も呑み込める。(笑)
というわけで 今日は現存している(だろう)池を、一筆書きしてみよう、、という話。
テーブルランドまで上がってきたし、もうこれで、激登りとかもないしね。
ルン♪
タニギキョウ | ムシカリ | ミヤマカタバミ |
石灰岩ごつごつの地帯を、花など撮って進んでいくと
「あれかな?」
幻池 |
最初の池、、難なく見つかる。
一般道に戻り
深くえぐれた溝道から、涸れ沢を幾分 離れるように、道なりに進んでいけば、、
※ |
名は体、、と云うが如く 道ばたにある。
ではお次、、
と
いつ池になってもおかしくない凹 凹の「ドリーネ地帯」から、
灌木帯へと入っていって
※ |
ここの水は なんだか淀んでいる
季節がら?、、はたまた水が減って泥沼化、しているのか、、
見ようによっては
すりガラス、ってか、曇りガラスの向こう♪ ってな寺尾聡ワールドにも見えるじゃん
えっ 知らんの? (ー。ー# このカマクマ!
そしてお次が かの有名な真ノ池
それを過ごすと南池。
※ |
真ノ池 |
えーっと 次は何だっけ? と、資料を覗きこみ、( ..)φジ―
3つ 固まってますね。
とまぁ こんな感じに 池は、あっちこっち ぎょーさんあるので、今日はわたくし、「池名」とかを紙に書いて
持ってきましてね、
それを紙芝居みたいに繰っていき 池と一緒に撮っておこうと、、
ヽ(^o^)丿カシコ〜イ
※ | ※ | ※ |
右端のようなプレート付き池なら そういう手間も省けるんだけど
逆に文字を見たら現実に引き戻されるんで
そういうのは普通つけない主義?、、、 ってか、、ここのプレートも便宜上付けただけの
天然素材なんで、いつ落ちても良いようにしてある、、んだとか。
ふーん なるほどね。
ところで
「木の名前」が付いた池ならば
おそらく池の傍に その木があるんだろう、、と見回すが
まだ、葉っぱが茂ってなくて、花もまだで、老木で幹の特徴がつかめなくて、、
どれがその木か よぉ分からん。
そーですよねぇ
とか、話しながら歩いていたら。
「あっ また池!」
「えっ もしや、それ さっき見てたヤツ? (^v^)」
、、ってなことも、、(笑;
今で池は7個
春浅いから? 全然 藪でもないし、歩きづらくもないけど
ぶっちゃけた話、、「どの池見ても あまり変わり映えしない?」 ってな気もしてて
ちょっと飽きてきてるとか? (^^ゞ内緒だけど
なーんて考えてたら、振り向きザマにしろくまさんが
「やっぱり、数をこなし過ぎるのも、あかんねぇ」
って
なーんだ ( ^^)Y☆Y(^^ ) 同じかぁ
と大笑いして、ちょっとやっぱし知ってる元池や鈴北岳の方はパスしましょう
ということにして、、先へ。
ネーミングに疑問詞を残す
↓
※ |
、、をこなして、、。
次は、、、ちょっと離れてますから、、でも パスしないよ。
ボタンブチの「幸助さん」とカップル、、なので、、
ということで、そのまま気持のよい草原を、どんどん行って
この辺の景色が 「御池めぐり」の醍醐味、、かもなぁ
とか、ふと思ったりして
※ | ※ |
お花池に着きますと ぱーっと日が射し、、俄か明るいムード広がる。
そうか お花さんって 明るい人だったんだね
と、池の中を覗き込み、、
※ |
オタマジャクシ うじゃうじゃじゃぁ〜〜〜
お、お花さん、、って、子だくさん?
(゜o゜)\(-_-) 落ち着いて!
さて そろそろ昼時
お腹の方もすっかり空いてるので、ランチ場所とか探したい。
まぁテーブルですから、どこなとあるでしょう
と、縁沿いに進んでいきますと
うわぁ!
展望が開けたところに突然、飛び出し
ここ、ここ、ここがいいのよ〜♪ (年バレまっせ!)
まさにランチ会場!
↑
なぁ あの天狗堂と重なってるハンサムな山は?
綿向ですやん!
、、ってことは、、左に鈴鹿が連なってるんだ。
いーえ鈴鹿ばかりではなく、、右には安土、近江平野、、展望よければ比良までも。
今日って曇ってる割には 展望もまずまずで、、
※ |
鈴鹿 |
昼食後には、ほとんど花期を終えてコンボウ状の黄色い花、、にも出会いながら、、
そうです。
このテーブルに上がってからというもの
ニリンソウ、ヤマエンゴサクなどの花々が、ぽろぽろと咲いてて、
いかにも平和
まるで、花柄のテーブルクロスを広げた、、かのよう。
(^^ゞ \(^。^* ウマイ!
そして そのまま突き進んでいけば ゲートロックのある展望所に。
すごーい!
眼下には御池林道、左手には迫力こそ欠いているが、かの有名な「天狗の鼻」
その右手には「T字尾根」がびよ〜んと伸びて、、
ここも良いねぇ。
※ | ※ |
展望 |
なんだかすっかり 「景色」に 翻弄されてるみたいですが、、
けっして「池」を、忘れたわけではございません
ので(笑)
いかにも秘境(?)ってふうに咲く花を愛でながら
ハクサンハタザオ | シロバナタチツボスミレ? |
池めぐり再開
ちょっと淀んでる丸池を経て、、、等高線歩きも試みてみる、、
エッジに沿えば迷わない、、ということなので、、
踏み跡たどってトラバース気味に斜面を伝っていきますが、、ねぇ それってどんどん下ってません?
そっちはケモノ道?、、、やっぱりクマだ。\(ーーメ
と、
ちょっと下り過ぎたので、、適当に激々斜面をガシガシ登って修正し
やれやれ
エッジ沿いも楽じゃない、先輩たちは凄いんだ。(笑;
と
やっとこ小さな展望台?まで這い上がってきて、、うっすらと霞む三上山とかもゲットして
ヽ(^o^)丿バンザーイ
※ | |
丸池 | 天狗堂 |
それから、以前にも通ったことある草原に出てきて
そのすぐそばに池
こんなもんあったんや、、ってな風池。
すぐ上が 丸山らしい(笑)
※ |
見通しのよい笹原を進んでいくと、勝手知ったる天狗の鼻に出る。
いやぁ〜
やっぱ なんてったアイドル ここの展望がピカいちやねぇ
と、胸のすくような景色を見渡す。
T字尾根が麗しいカーブを描いてて
振り向けば、さっきのランチ会場が突出してて
お隣りのボタンブチには、3名ほどの人がいて、、
そういえばコグルミ谷を数珠つなぎに登ってはった方々は、いったいどこに消えたんだろう?
もうとっくに 下山されたんでしょう。(笑)
ボタンブチまで行って、シャクナゲピークを覗き込む
けど
ほとんど ピンク色していない
今年のシャクナゲは、最悪かも(゜゜;
※ | |
T字尾根 | 丸山 |
そして幸助ノ池へ
秋には美しい〜♪と 言っていたけれど、、やっぱ初夏はちょっとね(笑)
この辺りにはさすがに人の行き来もあるようで、
薄いトレースも残っているけど、当てにしてると すぅ〜っと消える、、
そういうとこも御池岳の醍醐味?(笑)
※ | |
ヤマルリソウ | ボタン岩 |
まだまだ先にも行きたいけれど、かれこれ14時半
下山もあるから そうゆっくりもしてられない、次の東池まで行って、下山の態勢に入りましょう。
その東池
ドリーネはデカイけど、水は下の方にちょっぴり溜まっているのみ、、
次 来た時には もう干からびてるかもしれません(^^;
北西方向、丸山に向け、笹原を上がりはじめる
丈の短い笹をバッサバッサと漕いで行く。
だれかがふっと現れて
「10年前のこの辺は 強靭な笹原で 容易には歩けなかったのだ」
、、とか 言いそうな、、(^_^)
※ | |
ナツトウダイ | 草原 |
右手に養老山地を見ながら、前はどの辺まで来てたんだろうと話しながらぐんぐん登って
かなり疲れている自分に気づく。
「御池めぐり」も楽じゃないわ(‐‐;
チーさん 後ろ すごい!
言われるままに振り向けば、、
あらま、
さっき居た、笹原の大平原が眼下にどーっと広がって
右手には頭陀ヶ平、、そして藤原岳、、
真中いなべ市、伊勢湾を挿(はさ)んで、、左手には鈴鹿の山々、、
あら あら あら、、 ヽ(^o^)丿ばっちグゥ〜
笹原をさらに登って行くと 奥ノ平と呼ばれる広大な原っぱに到達し
その先には丸山。
※ |
左手に ボタンブチやら天狗の鼻などを見とめながら
丸山まで上がる。
丸山山上ではファミリーが、ただいまラーメン作りの真っ最中で
そのジャマにならぬよう、、テーブルランドに別れを告げよう。
「コグルミ谷→」
ここから天ヶ平までも、今日がお初の道なんですねん。(^^ゞ
今日は気温は高いけど、湿度は低く爽やかでヒルの不安ももうないか。
と
天ヶ平でタイツを脱いで、滑りやすい激斜面、往路を辿ってどんどん下る。
「ここってこ〜んなに急だったんですねぇ」
と しろくまさん
みんなとワイワイ登ってた時には、急勾配も気にならなかったという話(笑)
今日はいろんなことがいっぱいあって、頭の中がアンパン パンパンですが、、
時がたてばそのそれぞれが、宝石みたいに きらきら光って見えるのかな、、
※ | ※ |
傾きかけた陽を浴びてオリーブ色に輝く雑木林を楽しみながら ゆっくりと下っていきましょう。
運転 画像提供 ありがとう。