【金草岳】

5/18 (日) 晴れ

標高1227m 歩行時間(約)5時間40分 

しろくまさん ・ チー 

地図・・・・ ← 「↓」 が 金草岳


家4:50→裏道(しろくまさん車)→尼崎IC5:05→竜王→敦賀
→武生IC7:10→コンビニ→R417(冠山林道)→冠峠8:20


冠峠8:35→布滝の頭→桧尾峠10:15(10)→白倉岳→金草岳11:35(昼70)→冠峠15:45


駐車場16:00→武生IC17:15→敦賀→竜王→尼崎IC19:35→家の裏道19:45→家19:50

高速代 3160円 + 3950円 = 7110円
ガソリン代 円/リットル = 円


週末はお天気良好♪
しろくまさんは 金草岳に行くらしい、、

それは岐阜と福井の県境にある山で、越前の武生から池田町を経て冠山林道に入り、、云々
ただしその林道
五月いっぱい閉鎖なので、林道手前で折れる、楢俣コースにする、、という。
その楢俣コースってのが、また
いきなりディープな渡渉あり、、、急登急登の連続で、荒れてるかもしれんのだとよ (^_^;トホホ

そこに
「冠山林道 今週末にオープン」
との天の声が下って? じゃぁ 冠峠コースにしましょうか、、かの花にも会えるかも?

私には願ったり叶ったりの展開になっていく。

飛び交う情報も、時として武器や黄金なることもあり、天の声に感謝である。

あっ!
快く二度目の冠峠コースに応じてくれた、しろくまさんにも大感謝ですっ! (汗; 焦ったぁ〜←手遅れちゃう? 大丈夫だって!

・・・・・・・・・・

早朝5時、家の裏道で拾っていただき、一路 越前へ

三上山 伊吹山 西方ヶ岳 日野山


南から北までエエ天気♪

名神集中工事の網目を掻い潜り
こんな日に、山へ行かんでどこへ行く、、ってな調子ながらも、警戒しながら(笑)すっ飛ばし、、

武生インター 7:10

池田町にはコンビニというものがないらしく(笑)、
インター降りて左折したとこにある 唯一のコンビニで用を足し

R417、、街中をカクンカクンと折れ曲がり、冠山林道に入っていく。
なーるほど、
たしかにゲート 開いておる! 天の声を信じなかった! わけではない、、(^_^;

林道は、頼りなげな九十九折りになりながら
しな垂れ落ちるタニウツギ それに混じってユキグニミツバのピンクを咲かせ、
白花ならば
ウツギ、シャク、ムシカリ、ニリンソウ、ブラシ状したウワミズザクラと、、
歓迎ムード一色です。

シャク ウツギ ユキノシタ


\(-o-)/ウギャー

浮かれてると対向車にバッタリ 、、ってことも(^^ゞ

こんなに早く下山?
と思いきや、林道情報をキャッチされた地元の方が、早くも山菜採りに来てはる様子。

ガードレールもない林道、、
間違えば谷底まっさかさま、、よねぇ、、と恐る恐る覗きこみ 生唾ゴックン♪

そのままぐんぐん高度を上げていき
冠峠着 8:20

山菜採り車 数台が停車、、やっぱし、、

しかし
福井と岐阜の県境ゲートは、まだ閉まったままで、、仲悪いんか?両県 イテッ\(‐−#

車の熱気に集まってくるのは 無視できないほどの虫さんたち
それを払って一気に車外へ飛び出して、
  今日は帽子で防止だぁ(^O^)/

峠の広場には、バックの冠山そっくりな石碑が立っていて
傍に市町村合併前の美濃国記念碑も並んでます。

冠山


冠山なら碑の方へ進む、、ですが、私らは反対の金草岳へと向かう。

笹藪の中をトラバース気味に伝っていくと
時折、杉の倒木が行く手を阻んで、道、崩壊、、踏んだ根っこがブヨブヨや〜ん

そうカンタンには進ましてもらえませんで、、
まぁ
そうじゃなくても さっきからずーっと
しゃがんでは撮り〜 しゃがんでは撮り〜
、、してますでしょ、、、ったく!

あぁ 私か(^^ゞ

お互いの好み花に出くわして、エエどーぞと、美しき譲り合い
ホンマ、付き合いいいんよね。 (^^ゞ


登りきったところが1118のピーク
振り向くと冠山、、


今日は結構な春霞で
部子山・銀杏峰なら見えてるが、荒島岳は朧げで、、
まぁそれならそうと、展望なんか きっぱり! 忘れることもできるのだぁ わっはっは。

見慣れた花でも
シハイスミレは豆粒サイズ、カタクリは越前ピンク(?)、今が盛りのイワカガミ
ミツバオオレンのプロペラまでが、競い合ってるムードです。

これだけで モウケタ! って気にもなり
しろくまさんは、もうすでにあっちこっちで撮ってきてるはずなのに? ご一緒に「過ぎゆく春」 を追っかけてます。


 チーさんあれ!、、と、指さす方には、今からの金草岳が堂々と出現し



あんなとこまで行くんかぁ、、と 不安ながらも
象の背(?)みたいにチョー気持ちヨサゲ♪な稜線を、ぼんやりと眺め、、


相変わらず 低く垂れている枝に手こずりながら、炎天下のそよ風をあてにして(笑)
そうなんです
台風の影響か、今日は風があるので助かってます。(^^)v

登りきったピークが三角点の「布滝の頭」

ここから水場まで、150mほどをガンガン下る。

濃淡のシャクナゲに混じり、ユキグニミツバ、ムラサキヤシオ、ヨウラクツツジと
ツツジ科が続々と現れて、明るい尾根、いっそう華やぐ。

ムラサキヤシオ ウラジロヨウラク ユキグニミツバ ウスギヨウラク


水場には、とりたてて花はないけれど、チョロチョロ水は冷たくて
見上げる絶壁にイワカガミの花穂がビッシリ付いてて、
誰ならあれを攀じ登る? とか、予想を立てるのも楽し(笑)

でかいユキザサが咲きかけで チゴユリなんかもジャンボサイズ。
見るモノ触れるモノ そのさまざまが新鮮で、、

登りきったら地蔵堂のある桧尾峠。
えっ ピノキオ峠? とか言ってみたけど、、、これはスベッタ!(^^ゞ

ここが、かの「楢俣コース」との合流点です。

プーさん スタイル♪、、らしい

えっと、、
終盤の登りに備え、しろくまさんからアンパンをいただき気合いを入れる。

左の岐阜側が植林で、右の福井側が雑木林で
登りになっても相変わらずの花街道

いつの間にか雑木が笹になり、正面には金草岳前衛の白倉岳

そうか 今わたし、象の背を歩いているんだ。


左手後方に冠岳、、、もうあんなに小さくなって、
その向こうにはうっすらと能郷白山

すぐ下のソバク又谷がスパーンと切れ落ち、あっちの山腹には未舗装林道が走っています。
覗きこめばムシカリ点々、

スケール感 満喫! 快適な尾根歩き♪


冠山 背後に能郷白山



もうすぐ壁ですよ、、の声に顔を上げると、、

おぉ!

前方で断崖絶壁が まるで夜叉壁のようにグワ〜ンと突出してて

いや、登るのはあれじゃなく、右のザレ場の方ですからね、、と、申されましても それも結構なザレザレで(^_^;


そのザレ場に ビッシリと咲く 黄色い花

キジムシロかな? スミレもあるよね、、キ、キスミレやっ!

\(^o^)/

と、飛びついて、一心不乱に奮闘してたら いつの間にやら登山道 はずしっぱなし (^_^;

キジムシロ オオバキスミレ


やがて穏やかな笹原になり、登りつめれば白倉岳。

表示ないけど?
誰かが剥いだのかもしれません(笑)

その先、正面の金草岳へは穏やかなスロープで
いよいよ来たな、って気になってきた。


咲き残ったタムシバだとか、未だにしぶとい 咲いてるシャクナゲだとか、
たまに
ユリ科の葉っぱなんかを踏んづけそうになりながら、、(^_^;

15分ほどで、金草岳山頂へとたどり着く。


桧尾峠でチーたちを抜かれていった単独のおじさんが、入れ替わるように下山して行かれ
山頂は私らの独壇場(?)

広場には、全く風が通らずとてつもなく暑いので、少し先の笹の茂みでお昼にしよう。

下見たら、かなり崖ですが(^_^;

風さえ吹けば虫も集(たか)らず、冠山も拝み放題。

半解凍のジョリジョリわらびもちなど 美味しいと思える陽気ですわ(^_^;v

山頂から先へは笹が強くて行き止まり、人が来るなら往路から

さっきからずーっと 見はってるんだが、、、待てど暮らせどだーれも来ない。

なんか最近 こういうパターン 多いですよね(笑)

東の展望 三周ヶ岳 方面


360度、申し分ない大展望、、
ただただ
どっちを向いても馴染みのない山ばかり

しろくまさんも説明し甲斐がないと思うわ。(^^ゞ


ハルリンドウ ユキザサ イワナシ



まさか冠山とかへは行きませんよね?
なーんて
お互いをけん制し合って、今日 出会ったお2組は、きっとあっちにも行かれてるでぇ〜
とか
感心しながら ゆっくり下山。

慎重に、、ザレ場 異物混入 m(_ _)m


もう撮ったはずなのに、再び花に傅(かしず)きながら、、

たった一輪 咲いているアカモノとか
なんでぇー
って言いたいくらいに群れるイワカガミ、、に気づきながら、、ヽ(^o^)丿

イワカガミ オオバユキザサ アカモノ


下山途上で、一服してるおじさんに、会いしました。

「どこから来た?」  「尼ですねん、、」

おじさんは、金草岳の登山道を整備してはる「福井ブナの木山の会」の方でした。
桧尾峠の地蔵堂建立をはじめ、毎年 倒木処理や枝うちやらを手がけられてて、

そうなんです、
しろくまさんが、2年前に登った時のこの山は、もっともっとヤブだったそうなんです。

また おいで〜 (^.^)/~
おじさんは、優しく送ってくれました。

金草岳 白倉岳


往路を辿って登山口まで 勝手知ったる倒木&枝くぐり、、だけど やっぱしひっ捕まってるしろくまさん。
きっと
枝打ちされた人が、しろくまさんより小柄の方、、、だったのね(笑)

水場からのキツイ上り、、復路だけに ちと堪えます。
楢俣コースにすればよかったぁ、、とか、思っているかも?(笑)

でもだって、、こっちはこんなに花三昧♪だもーん、、(あっちは知らんけど/笑)



ブナの巨木を見上げつつ



飽きることなく、何度も何度も停まっては、悠々自適な花たちと、快適な時を過ごして、、

チゴユリ キクザキイチゲ ハルトラノオ ホクリクネコノメ


運転 画像提供 ありがとう!


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