由布院に行こう! その1
5/26〜28(月〜水)
新大阪(のぞみ)10:09→小倉(ソニック)12:43→別府13:51(レンタカー)→倉木山登山口14:50
【倉木山】
標高1160m 歩行時間(約)2時間10分
チー単独
地図・・・・ ← 「↓」 が倉木山
雨乞牧場登山口14:55→分岐(直登コース)→倉木山16:00(山腹コース)16:05→雨乞牧場17:10
林道17:10→由布院17:45(泊)
「由布院に行きたい」
というのはお姑さんの予てからの夢でして
だいぶ前のことになるけど
私の知人が「うちの合唱団に入ったら、ウィーン に行ける」と言ったのを、由布院 と聞き間違え(←!)
さすれば母も付き添いで! と、さっそく合唱団に入ったが
当然、由布院にはまだ、、
という ウソみたいな 「哀しい過去」が、ありまして (_ _;
この度
天下晴れて、ホンマの『由布院』へ、行けることになりました。
家をゆっくりと出、新幹線で安全策を、、、とのご所望に従い
それでも別府が14時、やまなみハイウェイで由布院まで30分という近さ。
まだ日も高いということもあり
ここはセコく ワルヂエ 働かせて
2時間ほどで登ってこれる 由布岳の南、オマケみたいな「倉木山」へ
一人、散策に出かけることにする。
駅弁もハリコム (゜-゜v | ソニック21号 |
別府から由布院市街へと入る 少し手前 「由布登山口」の500m先を左折、
雨乞牧場への心細い道をグングン上がって、ゲートを過ぎ、適当なところでポチョン♪と降ろしていただく。
(^^)/~~
振り向けば おぉ由布岳じゃ! 前方には今からの倉木山の優しい山容。
牧草地にニシキウツギが賑わい、野の花やコガクウツギもそれに加わり
なかなか華やかな散策路♪
途中の登山口小スペースを経て、「直登」「山麓」 2コースに分かれ
3台ほどの駐車スペース | 倉木山 | 分岐 |
周回なので、ここは迷わず「直登」を選び、斜面に取りつく。
樹林帯には、コゴメウツギ、ツクバネウツギ、ミツバウツギ、、と
木花も多々
しかししかし!
これがまぁ 何というか とんでもない急斜面。
九州の黒土、火山灰土壌
それが湿り気を帯びてヌルヌルになると、もう私なんぞの手に負えず、
もう、滑るの滑らないのって!
例えるならば伊吹の遊歩道以上 ってか、
要するに 取り付くしまなし、頼りの枝 全く手にかからず、、
「これは登山道ではありません」 って、一言 書いといてほしかった
と
いつ果てるともないヌルンヌルンに泣きそうになりながら、四つん這いで、もがいていると
「大変ですなぁ こりゃぁ」と 上から壮年のカップが、、
(えぇえぇ 下りはさらに地獄でしょう)
と
もう ありったけの力ふりしぼり、朝から悩まされてるやっかいな頭痛をモノともせずに
激斜面と戯れること30分
やっとホッとのミヤコザサの肩に飛び出し
おぉ〜ヤレヤレ(^_^;
振り向くと由布岳の双耳峰、、その背後には鶴見岳の稜線
あぁ〜 どうにかこれで楽になった。
と
気を許したが、甘かった!
その先の笹がまた、どうしようもなく手ごわくて、進むにつれどんどん背丈が伸びていき、
ついには私の頭を追い抜いて
そのまま覆いかぶさる笹藪のトンネルをバッサバッサと扱いで行く。
万歳したまま手に持ったデジカメが、どうかご無事でありますように、、と
ようよう「笹原」と呼べる笹丈になって、正面に山頂ピークが望まれるようになって、、
あぁ〜しんど。
なんじゃ ここ。
山の本には難易度 「☆」と明記してある。
恐るべし! 九州の山
(^_^;
由布岳 鶴見岳 | 前方に倉木山 | 三角点から |
それからは
何事もなかったかのような花の稜線を、三角点までゆるゆると登りつめ、
左にクッと折れて、すぐのところに倉木山。
16:00
計ったような登頂です。(^_^)v
ネコ耳の由布岳と対局するは、ピラミダルな城ヶ岳、その向こうにはうっすら九重の山なみも見えていて
由布岳のネコさんをズームで撮ったり、明日のことをふと思ったり、(^^ゞ
さっきのカップルが去られた以上、山に残っているのは、もうたぶん私だけ。
親や亭主を待たせているのも気兼ねだし
と
一応 気遣いの素振りもして
水を一口含み、早々に下山、、、モチロン迷わず「山麓コース」の方 ですヨン。(笑)
※ | ※ |
山頂から由布岳 | 縦走できる城ヶ岳 |
さて
下山路は、良く刈られた笹原の稜線歩きに始まって、
いみじくも、大変よく整備された遊歩道を
ジグザグに下っていきながら、あまりの花の多さに呆れかえる。
ったく
行きの直登コースとは雲泥の差、、ヤンケ。
ヤンケ(^。^)y-.。o○
大分県由布院地区
メリハリの利いた土地柄か?(笑)
木漏れ日の中、花を撮りつつメール打ちつつ、それでもちょっと急ぎ足
登山口で待ってるはずの亭主を探す、、が、おりまへん、、のやなぁ、これがまた。
仕方な〜く
そのまま舗装路に出て、ゲートも越えて、ガードレールの道路になって、、てくてくてくてく、、、
おーい 携帯 しっかりしてくれぇ〜い
正面の由布岳さんが眩しいのぉ
おっ 花や!
と、
ザックおろしてガードレールを跨ぎ 「街からまる見え?」 ってな斜面にひょろひょろと下りていき、、
※ |
頭上を車が つーーっと一台 通り過ぎ チンタラ下って行くではあ〜りませんか!
おーい! 待て待て! ワシはここや!
この美しいのが見えへんか(笑)
『出会った花たち(抜粋)』
ニシキウツギ | ミツバウツギ | ツクバネウツギ | コガクウツギ |
トウグミ | マルバウツギ? | ヤマヤナギ |
ホソバシロスミレ? | スミレ | バイカイカリソウ | キンラン | タチシオデ |
ホウチャクソウ | フイリ?ナルコユリ | ミドリヨウラク | チゴユリ |
ラショウモンカズラ | ミツバツチグリ | ツクシマムシグサ | ヤマエンゴサク | 三人カシマシイ(笑) |
<その他>
[ニョイスミレ、ミミナグサ、ヤマフジ、キンポウゲ、ヒメハギ、オオジシバリ、ニガナ、ツルカノコソウ、サワギキョウ]
[チャルメルソウ、ハルジオン、ノアザミ、マムシグサ、ムラサキツメクサなど]
[蕾:ヒメウワバミソウ、フタリシズカ、サワフタギ、コゴメウツギ、 結実:クマイチゴ]
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