【行者還岳】

月1日 (日) 晴れのち曇り

標高1546m 歩行時間7時間10分  

Mちゃん ・ チー

地図・・・   地図の 「↓」 登山口 

家5:10→JR塚口駅5:33→鶴橋→橿原神宮前7:00(Mちゃん車)→R309→大川口8:15

登山口8:20→1つ目の鉄塔跡9:05→行者還小屋11:15(昼)→行者還岳山頂12:20(休20)→小屋13:35→トンネル西口分岐15:20→トンネル西口16:00(車)→大川口登山口16:20


登山口16:30→大和八木駅18:18→鶴橋→大阪→JR塚口19:22(ミツ車)→家19:45

電車賃 往路 320円+610円 = 930円
復路 320円+540円 = 860円
=1790円
ガソリン代


未だ九州の興奮冷めやらず、、ではございますが
「週末OK? 候補をどうぞ。」
との
Mちゃんからのメールに感謝感謝のチー、、でもございまして (^^ゞ

久々の「大峰」ということなので、、
いくつか無難そうなんを適当にリストアップして送ったら

「では 行者還岳へ!」
「えーーーっ!

聞けば最近、Mちゃん
ちょっと、お花にハマってはるらしく、、ならば行者還は悪くない。
「それに一度、行ってみたかったコースだし、、」
と、いうわけで
本日 お日柄もよろしく、キャンペーンで来阪されてるヨン様 蹴って(!)
泣く泣く山、で、ございます。(笑;

・・・・・・・・・・・・・・・

いつものように橿原でひらっていただき、R309をずんずん南下
洞川への道を分け
これ以上細くても太くてもなぁ、ってなギリギリ幅の川迫(こうせい)川沿いを
頭上に見える凸凹の稜線に、オタケビを上げながら、、

バリゴヤ? 行者還岳


大川口(神童子谷への分岐)の橋を渡って、すぐの路肩に駐車する。

そう あの日もたしか「ここ」に停めたよね。(^_^;

今日は「あの日」の反対側、左の吊り橋からスタートです。

(画像にマウスをマーク)



ご想像どおり ギャァギャァ と、喚き散らしながら吊り橋、渡って
いきなり始まるえげつなーい急登に取り付く。

ここはかつての「鉄塔道」、というだけあって、さすがに梯子も、しっかりしてて、、
そういうのを
ゼェゼェハァハァ 30分ばかり、踏んばって登っていくと


右後方に 突如 バーン!

鉄山やんけ!

そう、かの鉄山、、
よぉまぁあの斜面をよじ登ったものだ、と 過去のコトを懐かしみ、(^_^;
その奥に鎮座まします弥山、弥山小屋とかまでズームでとらえ、、

その稜線が、川迫川渓谷を隔てて下までつーーっと伸びていってる。

弥山小屋


その先の第6鉄塔跡?、、とおぼしき所では、バリゴヤが鉄山と対局するように
その背後には稲村もオヒカエなすって(笑)

なかなかの見晴らし♪
送電線もない、、「鉄塔跡地」バンザイだ!

(^^)v
景色 景色


その先の 第5鉄塔跡?、、とおぼしき所では
正面に今日の行者還岳がジャーン♪ と、ピラミダルな山容を、覗かせていて、

いよいよやなぁ、、って気にさせる。

おぉぉ!


しかしここからが実は、大変だったのでした。(‐。‐;

右にクッ! っと折れ曲がり、「登山」するはずが、どんどん右へとトラバース
「なんで? 道、間違ってないよね?」

だって、あの弓形の西壁に真っ向から取りつくなんて無理!不可能ですもん、小屋の方まで回り込まなきゃ
そう、そうだよね!

分かっちゃいるんだが、、

このトラバース
まだかぁ〜まだかぁ〜 ってな斜面の「へつり」を、ずーっとずーっとやらされてまして、

ガイド本には「崩れた涸谷、濃霧なら注意」とあるけれど、今日はミゴトに晴れ渡り霧の欠片もございません、、、

かよわき我らは躊躇しながら、これしかないのかと崩壊斜面をよろよろ伝って
苦し紛れの直登尾根へ逃げ出しそうになりながら

薄暗い谷間に、おぼろげにピラピラしてるテープを拾い、、、もう
ちょっと半泣きかも、、 (^_^;

誘い込まれそうな、ヤセ尾根


やっと桟道までこぎつけて、「やっぱ合ってたんか、この道で」 と再確認し、、、たのだが

渡ろうとする桟橋はどれもこれもボロボロに朽ちはてて、、うっかり踏もうもんなら、、(゜゜;
「危ない! ぶち抜くでっ!」

しかたなーく 壊れた橋の「縁」をへつってって、、

(T_T)


「あっ シロヤシオ!」

花びらがパラパラと散っている、、顔を上げればヤマツツジの朱色に混じってシロヤシオの5葉が揺れてて

稜線に上がれば、きっともっと咲いてるよね!

励ましあっては 再び難儀な「へつり」を続ける。


そうこうするうち
ミカエリソウ?の群落になり、 木々の隙間で弥山をチラ見
弥山が笑っているかも、、

(゜_゜)(゜_゜;

そして桟道、まだ続く、、、

やがて鉄山が目の高さになり

台高 大台方面


やっと人の声がするようになり、稜線の奥駆道が近づいてきて、、やっとやっと縦走路まで登りつめ、、
左手すぐに行者還小屋やん!

「やぁ こんなところに飛び出したんやねぇ」

しかししかし、3時間近くも、かかってしまって(!)
もうワテ、バテバテでんねん。
はぁ(´〜`;)

とにかく荷物を軽くしよう、、と、早めのお昼をとっていますと
わっせわっせ、、清掃登山のグループさんが作業開始、、、

なんか私らジャマしてる?
と、落ち着かないので、そそくさとお仕舞いし、とっとと山頂へと登りつめることに、、(−−

とまぁ、前半戦、最悪でござんした。(^_^;

ご苦労さんです
行者還小屋


山頂への梯子階段は、2年前より頑丈になってい(る気がし)て、
それでも、滑らないよう気をつけて


以前は途中に咲いてたシャクナゲの花は、もう終わってたけど
七曜岳との分岐では、「こんなにあったのかぁ!」
ってなシロヤシオが あっちこっちとおびただしい白花をつけていて

「来てよかったねぇ」
と しみじみ思うハダから、、、ムラムラ気分が高揚してきて、ドヒャヒャヒャヒャッと大騒ぎ!

わっはっは!ヽ(^o^)丿\(^◇^)/


山頂直下のシャクナゲが満開で


山頂では大勢が寛いでおられ

何はともあれ「覗き」のところに飛んでいき、あっちこっちと景色をパチパチ♪
Mちゃん まだ来ないのかなぁ(笑)

稲村ヶ岳のビューポイントも探してみようと、山上のシャクナゲジャングル徘徊し、、(^^ゞ

眼下の人々 シロもあるでよ〜
景色 景色 かろうじて景色



大普賢も見ようと 七曜方面にも行きかけたけど、、
結構、疲れてるのに気づいて
やっぱやめとこ (^^ゞ


山頂から小屋まで引き返し、西口トンネルへの奥駆道、平和な花街道を行く

こちらにも、
待ってましたのシロヤシオ、満開のシロヤシオに迎えられ、

こんなに咲いてると知ってたら、こっちピストンでも良かったんか?\(‐‐メ

かつて、これほど咲きあふれてるシロヤシオを見たことは、そう
2005年の鈴鹿、竜ヶ岳! あれ以来だと、、

沸々と懐かしみ(笑)

大普賢 見えた (^_^)v
大台かなぁ?



バイケイソウはグーンと蕾を持ち上げていて、いつ咲いてもええでと、スタンバイ。

ハンサムな八経ヶ岳


クサタチバナもパラパラ 咲きはじめてて
今までは、蕾ばかりだったんで「花」を見るのは初めてなんよ、、と覗きこみ
ウェ〜〜〜〜
その凄まじい匂いに一瞬 クラッ♪ (;´Д`

これにバイケイソウが加われば いかなる香りになりますことやら、、(゜゜;



ヤマシャクヤクの群落は、かつてよりも分散していて、鹿フンが落ちているのも気になるが、(‐‐;

あっちこっちの大輪を、二手に分かれて撮影ターイム

「そっちどう? こっち パーフェクトあるよぉ (^O^)/」
「こっちもよぉ (^O^)/」



トンネル西口への分岐で小休止♪

ここから下界までは ただガンガンと下るのみ

その激斜面には、いつの頃からか フィックスロープが垂れ下がり
ビヨヨ〜〜ン
それを伝ってズリズリズンズン♪

麓の方のシャクナゲは、さすがにもう終わっていたが、シロヤシオの方は未だ健在!
さらに落花も凄まじい

ほんまにすごい!めっちゃ当たり年

それしか言葉、見当たらへんけど、、(^_^;


トンネル西口16:00

やっと下界に降りてきまして、、さーてと
ここからは、前にも歩いた林道歩き。

( ̄▽ ̄;

途中のヘアピンカーブがキツイんだよね、、まぁ 17時半には着くでしょう。

フキを摘んだり 花を撮ったり、、、しておりましたら、ら、ら

車が、、、(!)

「どうぞ乗ってって下さ〜い、、大変ですよ、これ 歩いちゃ」
「えーっ 良いんですか? ありがとう!」

路肩にジシバリ 沿道にはガクウツギ
トンネル西口   バリゴヤの頭     稲村ヶ岳



『出会った花など(抜粋)』

クマイチゴ? サラサドウダン アズキナシ


コナスビ ユキザサ ヒメレンゲ ギンリョウソウ (セリ科)


キジムシロ? マムシグサ ミゾホオズキ タニギキョウ ○○ゼミ?


運転・画像提供 ありがとう!

『今回の大川口コースについて』
「関西周辺250の山」にも「奈良県の山」にも このコースの記載があったのですが
桟道を含め登山道はかなり荒廃していて、迷いやすいところも多く、精神的にも追い込まれたり
はっきりいって「危険」でした。 
このまま、改訂なしにガイド本にとどめておくのはいかがなものかと案じています。
単に私の取越し苦労、かもしれませんが、、


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