・・・12日(木曜)・・・


 4時間コース ・ 高山植物園

礼文島 泊



トレッキング 礼文島のトレッキングコースは、大きく5つに分かれています。
@桃岩展望台 A礼文林道 B4時間コース C8時間コース D礼文岳登山
4時間コースの途中からは8時間コースに合流します。ただ4時間といっても、4時間では済まない。(笑)
この日は翌日から予報が下り坂ということで、かの有名な「桃岩コース」にするか迷ったのですが、アドバイザー満場一致で、「4時間コース!」 ということに、、(笑)

4時間コース 最北端のスコトン岬からスタートして湾沿いに南下、最後にアツモリソウ群生地に至るコースです。
途中でゴロタ山(179m)まで登ったり、海岸へと下ったり、浜にも出たりと、なかなか変化に富んでいて歩き応えも十分。
断崖の景観とエメラルドグリーンの海のコントラストが素晴らしい。なるほど、やっぱり晴れた日がオススメだわ、と実感しました。
花は種類こそ限られてるけど、その数は半端ではありませんし、見渡す限り花、、ってことも。(^^)v
全長約14kmも、あったとは、、、後でパンフ見てオドロキ!(笑;

アツモリソウ
群生地
レブンアツモリソウは礼文島固有種で、町の天然記念物。
以前は島のあちこちでも見られたようですが、度重なる盗掘に遭って数が激減、現在は群生地の保護柵の中で24時間、厳重にガードされています。
偶然、私達が行った日が群生地オープンの最終日で、たしかに花は終わりかけ。
でも柵内だけあって、思いがけない別花に巡り合えたり、、それがちょっと嬉しかったり、(^^)v

高山植物園 4時間コース終了後、終点の浜中から車移動で、高山植物園へと向かいました。
ここのレブンアツモリソウは低温管理されていて、8月頃まで見られます。
大株にするまで13年もかかるとか。濃厚ピンクのホテイアツモリソウと混生させると交配してしまうので、この日のホテイアツモリは花瓶に生けてありました。
16時の閉園まで1時間ほど、「礼文の花」のお勉強。でもやっぱり咲きっぷりは、天然もの!かな。


・・・本日のスナップ・・・

漁師の朝は早い、、日の出 4時前
ガラス窓越しです (^^ゞ
スタート地点 スコトン岬

あれは何? 画像にマウスを…

オオカサモチ 画像にマウスを…
アザラシだった! 群落

(イワベンケイ)画像にマウスを…

(ミヤマオダマキ)画像にマウスを…
振り向くと利尻富士 オオミミナグサ

何気に覗きこんだ所に群生しているネムロシオガマ

浜沿いの斜面にはイワベンケイや、チシマフウロもびっしりで ハクサンチドリなど派手なピンクを見つけては歓声!
ミヤマオダマキもオオミミナグサも、雑草みたいに驕って咲いてて、、息つく暇もないくらい。


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(彼方のゴロタ岬)

咲き始めた花

(ハクサンチドリ)
レブンシオガマ エゾゼンテイカ アサギリソウ

ゴロタ岬へは、一旦 浜まで下って再び登る。
方向により、環境により、植生が変わっていくのが面白い。
空はみるみる晴れ渡り、コバルトブルーに輝く海、、いつまでも眺めていたいほど、、



(チシマフウロ)

(バイケイソウ)

(ミヤマオダマキ ミヤマキンポウゲ)

セリ科の白やチシマフウロの薄紫が点々とする中を、ゴロタ岬へのなだらかな坂をゆっくりと登っていく。
湾曲した浜に風がさーっと流れて、海の青さをより噛みしめたり、、


息を切らして登りつめれば、、、
利尻富士だ! \(^o^)/
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(ゴロタ岬)

(センダイハギ)

(鉄府の浜)
あの岬まで歩く、、 ネムロシオガマ ハマボウフウ

岬から弓型に弧を描く鉄府の浜まで、244段もあるという急階段を足元注意で下りていく、
再び環境が変わったのか、急にマメ科が増え始め、、下るにつれてエゾゼンテイカの黄色も目立つ。

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(ハマナス)

(ハマベンケイソウ?)

(カンチコウゾリナ)
ハマハコベ ヒオウギアヤメ ハマエンドウ

浜は浜で違った花、珍しい花に出会い、
「これは何?」 「存じません!」と、ミツの質問攻めをかわしながら?(^^;
「それ、さっき撮りましたやんか!」と、言おうとして、、「あぁぁーーー!」 ってことも(笑)


人里近いところでは、色とりどりのミヤマオダマキ
これって人里植物だったのかぁ、(笑ゞ


朝食が6時半だったこともあり、正午ともなれば、もうお腹ペコペコ♪
頭上にノリマキ オダマキやキジムシロの乱れ咲く、贅沢な窪みに腰を下ろし、作ってもらったおにぎり弁当。
ふいに突風! あっという間に、ミツの沢庵 飛んだぁ〜〜〜〜 \(-o-)/


3.5kmもあったらしい鉄府の浜ともいよいよお別れ、、
未だしぶとく続いてる(!)オダマキの急坂を登れば、ゴツゴツした絶壁のリズミカルな曲線美になり、、

画像にマウスを…
タカネナデシコ? オオヤマフスマ(なでしこ科) ハマハタザオ (あぶらな科)

いよいよアツモリソウ群落へと向かうことに、、


西上泊の港から、レブンシオガマの坂を上がると、景色は一変! 笹の大平原になった。
果てしない、、、日本じゃないみたい?(笑)


アツモリソウの群落は、浜中への車道の途中にある。
今はもう最盛期を過ぎているというが、、、大型バスなんかも結構、行き来していて、、


アツモリソウは手が触れても、カメラのフラッシュを浴びただけでも茶色く変色するらしい。
このところの暑さのセイか、ゆで卵みたいな白花のほとんどは、もうすでに色あせていて残り花わずか。
みんな口々に「なんだぁ〜」って下りてくる。

みんな、アツモリソウだけのツモリ だった?(笑)


画像にマウスを… クルマバツクバネソウ ギンラン クルマバソウ
これは植物園の。




野で出会った花(その他)

エゾエンゴサク エゾヒナノウスツボ ヒレハリソウ(コンフリー)


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