【七七頭ヶ岳】
標高693m 歩行時間 (約)4時間
6/24 (火) 晴れ
SIVAさん チー
地図・・・・ ← 「↓」 が 七七頭ヶ岳
家6:15→阪急塚口駅6:23→十三→東向日(徒歩10)→JR向日町
→京都(新快速)→木ノ本9:15(SIVA車)→上丹生登山口9:40
登山口9:45→山頂11:35⇔ルリ池(昼)12:55→車道13:55→駐車場15:05
駐車場15:20→木ノ本駅16:14→京都→向日町→東向日
→長岡天神→十三→塚口18:53→家19:05
電車賃 | 390円 | +1620円 | = | 2010円×2 | =4010円 |
ぶっちゃけた話、雨マークなのに、湖北くんだりまで行くのはイヤ、、なんである。(^^ゞ
火曜日ならまだ天気マシ、、、なんであるが
その火曜日はSIVAさんが夜勤明けで全く寝てない、そういうの、、もまたイヤで、、
いやだけど行く気はあるねん(←?)
「だから、貴方、決めてや。」
こういう時は「あなた任せ」にするに限る、、が、その「あなたさん」も迷ってはりまして、、(笑;
結局、前夜になって「七七頭ヶ岳にする!」
「はぁ」
そりゃまたマイナーな、で、どこにあるん?(^^ゞ 知らんのかい、関西100名山やで、 へぇ〜ほんまか、、
・・・・・・・・・・・
9時に木ノ本駅ということで、通勤電車にスシ詰めペッタンコになりながら、どんよりお空を眺めて、はぁ〜
米原を過ぎた辺りから、ようよう青空がチーラホラ。
近江富士(三上山) | 丹生富士(七七頭ヶ岳) |
木ノ本駅前の案内図にも 「七七頭ヶ岳」なんて載ってないけどええかしら、と不安げに待つ、、SIVAさん現る。
「まいど〜」
高時川沿いに登山口までは30分ほど
「あの山や!」という富士山形を見上げ 「やっぱ あるんやぁ」(←あらいでか!)
橋を渡ってすぐの空き地に駐車。
支度して『七七頭岳 観音参道』の碑のところから登山道に入る。
七七頭ヶ岳 ≪七つの尾根を集めた頭≫ 湖北に数ある「信仰の山」の一つ、でもあるらしい。
しょっぱな植林にはイワガラミ、ハナウド、ヤマアジサイ、足元にはドクダミ、イモカタバミなどが華やかで
花への期待、ちょっと膨らむ。o(^-^)o
そういう目線で眺めると、花はすでに終わっているが、ぶらぶらとユリ科の実なども垂れ下がり、、ま、悪くない。
これ何や?
上の方で SIVAさんが呼ぶのでハイハイ ゼェゼェ あぁ〜しんど。
いつの間にか急登になっておりました。(^^ゞ
※ |
テイカカズラ |
急は急でも花観察にはちょうどよい道幅で、でも何度も書くけど花はないんよ、、だけど
おっ!
取ってつけたような一輪に出逢うのもまた愉快♪
左手がぱっと開け、明るいところに飛び出して
「あれ、行市山か?」
と 指さすその足元に、こともあろうに「アクシバ」が小群落を形成し (笑)
※ | ※ |
アクシバ 2種 |
その他にもヤマツツジ、ホツツジと、つつじ科もさまざまあるが、いずれも時期を外しておって
総じて今は 「アクシバの山」 と、呼んでよい。(^◇^)v
再び道は急坂になるが、時折風が、す〜っと流れ
寝不足のSIVAさんも息、吹き返したように、ガッシガッシと登っていく。
眼下には上丹生の町並が、
道端には、やはり花期を外した植物など。
※ | ※ | ※ |
上丹生の町 | あっちこっち | サジガンクビソウ |
地味目な花など撮っていると、どんどん遅れをとることになるが、
「これは!」 というのに出会ってしまい
「ねぇ〜 どうするぅ?」
と、はるか上方の山友を呼び止めては、引きずり下ろすハメにもなったり、(^^ゞ
「おぉ〜〜〜」
その寝不足君が、急斜面にもかかわらずホイホイ下りてきたのはよいが、そのまま地面に突っ伏して動かない。
・・・静止・・・
えっ 寝とるんか?(゜.゜# \(‐‐メ
※ |
でっかい木に見とれていたら、上からドヤドヤっと3人ほどが下りて来られ
「ササユリ もう終わりですわ」と、ご親切にも教えて下さり、そのまま下方へとドヤドヤ。
あぁ ササユリなら、さっきもう 「紋次郎さん」を見かけたけれど
湖北の花期は意外に早い?
いや敦賀のも、もう終わってるとか、、はぁ さよか、、
よそ見してると、「うおっ!」 所々 引っぱってある紐に蹴躓く。
倒れた木を補強している?ようだが、これは危ないわ、足元、要注意!
「おぉ これや!」
というので顔を上げると あぁ これがかの、、
※ | ※ | ※ |
若いブナ林、地べたがツルアリドオシの畑になると、まもなく山頂の広場。
かなりゆっくり登ったつもりでも、コースタイムの2時間弱。
山頂には観音堂があり、その中には観音様が安置?
しめやかなムードを助長するかのように清楚な花も咲いている。
木々の間には余呉湖、、その延長線上に竹生島
たったそれだけ、なんだけれども、何でか「ありがた〜い」気持ちにさせる、、
※ |
昼飯前に 『伝説のルリ池』 を見にいこうと、そのまま北進、
滑りやすい激斜面なので、ゆるゆると下りて行く。(^^;
突然、SIVAさん 振り向いて
「あの、言っとくけど『池』じゃないから、、水場でもない、、うーん何て言うか、家の裏にある、こんな、水溜めてる鉢みたいなん あるやろ、、よぉ」
「はぁ?」
おっしゃるイミが解せぬままに、、
ゲーーッ! これかいな? \(-o-)/
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昔々、ルリ池は、舞を踊る少女(ワシ?)の顔にデキモノができ、「この清水で清めよ」とのお告げに従うと
不思議とそのデキモノが引き、五穀豊穣の行事を無事 終えることができた、、という
それ以来、この水が肌を美しくするという、
しかし、どの水(゜.゜? ってな、、
さすがに手水鉢(?)に溜まった不純物プカプカ水はキショイ! ので
苔からしみ出してるのを数滴、手に取り
モノは試しとパタパタ♪、、(もう十分,美しいねんけど(^^ゞ\(‐.ーメ
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うーむ、、結果は推して知るべしか (^_^;
さて、山頂に戻って食事。
お得意の焼きそばを手慣れた手つきで、新たに「隠し味」も加わって、また腕、上げはったか?(笑)
※ | ※ |
観音堂の裏手から、北東方向 菅並の集落へと下山する。
こちらもよく踏まれた道で、「急斜面、滑りやすい」とあるけど、
急なのは、下界が見え出した最後の所くらいかな。
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1時間弱で集落まで下りてきて、そこから3キロほどの車道歩き。
左手には横山岳?
土手に咲く花も色とりどりに、前方では何やら人が集まっている。
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『胡桃谷の名水』
週末には大阪などからも大勢が来て行列をつくるという湧水、、口に含めば無味無臭、水質検査も良好♪
タンクを下げた地元の人が入れ替わり立ち替わり、汲んでいかれる。
私らも少しボトルに詰めさせていただいて
車道を横切る野猿軍団にも遇いながら、、爽やかに晴れた空のもと
1時間ほどで駐車場。
※ |
ハナウド |
『七七頭ヶ岳』
キーボードで打つと「七図」と出てしまう、ので、邪魔くさいけど毎回 「nana nana atama…」(笑)
うっかり打ち間違えでもすると
「ババババ頭が高けぇ〜」
と、全く「入力泣かせ」の山ではあるが
山頂、西林寺観音堂は、江州伊香二十七番札所であり 「奥びわ湖観音路」にも加えられ、伝説の池も残されて
地元民には「七七頭さん」とも親しまれ
折々のお参りや、参道整備も欠かさないという、湖北有数の「信仰の山」である。
梅雨の晴れ間に、たまたまではあったが登頂 叶って
夜勤明けだったにもかかわらず、楽しく同行くださったSIVAさんにも感謝である。
電車の窓から伊吹山 |
【その他 出会った花など (抜粋)】
イモカタバミ |
ヤマアジサイ |
イチヤクソウ |
ウメガサソウ |
ノギラン(花後) |
ササユリ |
ウツボグサ |
オオバギボウシ |