【高室山】

12/20 (土) 晴れ

標高818m 

クロオさん ・ チー

地図・・・・ ← 「↓」 が 高室山 


林道路肩ー高室山(15)−倉骨山−高室山−P777−ザラノ(昼30)−林道14:45ー林道路肩

「青春きっぷで行く鈴鹿」に、師とも敬うクロオさんがご賛同くださることになり、
「ボクはどこでもいいですよ」
といわれるんで、候補をいくつかベタベタ並べて送ったら、では双方未踏の高室山、、と、すんなり決めて下さった。

霊仙山と御池岳の狭間にある高室山
先日ご一緒したヨコネのすぐ近く、でも林道をはさんだ鍋尻山とは双璧?ともいえる間柄で
ハンサムな鍋尻に比べ、こちらはポッコリ、メタボ型(笑)

それが親しみやすさ、にもなっている?

三国〜烏帽子 縦走路から


彦根駅で拾っていただき、登山口へと向かう。
高室山は佐目から登るが
今日は倉骨山、できればザラノにまで足を伸ばしたい、ということで林道から。

お会いするのは今日で2度目というクロオさんだが、まともに口を利くのは初めてで
いったい何を話せばよいやらドギマギしてます、、しかしながらさっきからずっと話しっぱなし。(笑)

路肩に停車し歩きはじめる。
高室林道は未舗装で、結構な凸凹道。
まだしっかりと凍てついていて、靴音がバリバリ響くけど、負けじとしゃべっとる。(笑)


三叉路を左折し、しばらく行くと
赤い幟やらテープやら矢印やらが賑々しく付けられている、一目瞭然の取り付きでした。(笑)

笹と植林のボーダーが、笹の原っぱになったと思うやすぐに高室山。
取り付きからたった20分で着いてしまった。


単独の男性が先着されてるところまで登っていって
はれぇ〜〜

いやぁ〜360度とは聞いてましたけど、まさか、いやほんまにそうだわ、アケスケや!
 
その展望がいきなり現れたもんで
もう何を見ればよいのか、あっけにとられてますねん、、口ポカーン(^◇^;

あぁあれが、ネットでよく見る採石場だな
霞んだ琵琶湖に近江平野がどどっと広がり、、アハハ三上山も覗いてますねぇ
霊仙がデンと構えて、御池岳はどのピーク?
三国は分かるが、ヨコネはどれやろ?

とりあえず順番に攻めておく。(笑)






あっこ、御嶽山が見えてますね、、と、はるかかなたに聳える名峰
雪、少ないなぁ と、クロオさんはちとご不満?(笑)

御嶽山


その右手には真っ白い中央アルプス、真っ黒い恵那山、南アルプスも見えているような、、
よりにも寄って?今日は展望バツグンで
いつまで見てても飽きません、、そりゃ あきませんやん(^^ゞ

というわけで、そろそろ倉骨山に向かいませんか?

東、御池岳に向いてわずかに下れば、なだらかな尾根道になり、なかなかエエ感じ♪


と、思う間もなく15分ほどで倉骨山。(笑)

こちらもなかなかの眺めなんで、さっそく岩に乗っかって、高度感のある景色を楽しむ。


景色と登頂があっという間で、ちょっと拍子ぬけしてるかも?(笑)

高室山に戻ってくると、別の単独の方がいらした。
今日の高室山は4人かな?

伊吹は早くもガスってきてるが、御嶽山はさっきよりもくっきり見える、その横のは乗鞍岳やね。


こんなにまったりしてますが、まだ11時、もちろんザラノへも行きますよね?

今度は北、霊仙山の方に向かって笹原をバリバリ下り出す。


手持ちのガイドには「林道に戻る」とあるけれど、ジャマくさいもん、直行すんでぇ〜(笑)

途中でやっぱ林道に戻ればヨカッタ?
と、思うほど笹が手強く襲ってきたけど、もう勢いで行てまえぇ〜!

鞍部に降り立つと、あれま、すぐ左手に林道が伸びていた、、ここが林道終点でしょうか?

正面のピークが「777」、、と、いうや否やクロオさんはもう登ってはる。(笑)

へぇ 「777」 かぁ!
そりゃオモロそう、、と、急いで追っかけ急斜面をガシガシガシガシ

バックは高室山 P777

えっ ここですか?
うーん
今までの秀峰?に比べれば、いかにも愛想に欠けるピークです。(笑)
表示もないし、、
標高は、たまたまですもん、ま、そういうこともあるでしょう。

気を取り直して北東のザラノに向かって下りはじめる。
さすがに鍋さんがデカイ!

鍋尻山   霊仙山


途中までは下りやすい尾根道だったが、やがて激下りの藪になり、ついに沢に飛び出した。
あらっ どこかで分岐を見落とした?

まぁ ここまで来たら行ってしまいましょか、、、と開き直れば、あっ
木の幹に赤ペンキ、人の入った形跡もある。


このまま谷を詰めるのはよくないとおっしゃる、、はぁ
これを直登しましょう、おそらくこの上がザラノです!、、へぇ、、そぉなの?

言うてる間にもうガシガシと、斜面に取りついてはります、、のを追っかけ、、
なんか最近、こういうの多いんよね。(^^ゞ


やがてアセビや灌木の入り混じる凄まじい激登、それが落葉樹林になって、
青空が眩しい〜♪

足元には紅葉しているイワカガミ、気分もコウヨーしてますが、ゴールはまだやぁ、、


時おり振り向いてくれるのに笑顔で応え (^.^;/~
またゼイゼイと一歩ずつ

やっと傾斜が緩んだ、、と思ったヤブにクロオさんが立ってはって、、着きました。
へっ ここ? (゜.゜;


木の幹に乱暴に彫りつけられた文字が、コトのすべてを物語っている、
やぁ 凄い凄いヽ(^o^)丿

って何が?

ちらっとウワサには聞いてましたが、まさか、ほんまにかようなところだとは
なんもないやん (゜゜;

果たしてここをザラノと名づける意味、あったんかい、、って。(笑)

食事にしましょう、、何か食べた方がいい。

いつの間にかお昼をすでにまわっておって、どこにします? って選ぼうにもただのヤブだわ。(笑)
適当な岩に腰をおろしてゴジャゴジャ持ってきた行動食を頬張る。
食べ出すと食欲も出てくる。

大展望の高室山を出てから1時間半
こんなザラノを求めてあくせくしたのが、とっても滑稽で、でもとっても爽快で、、、なんでか(笑)
何もないこの藪で、また延々と話し込む(笑)

下山はすんなり行きたいですねと、南に向けて、、

時折テープもヒラヒラしている植林と雑木のボーダーを、
サルトリイバラに引っ掻かれ
アセビに阻まれ尾根筋を外し、やっぱりちょっと難航してます。

あっ 展望!
烏帽子から鈴北岳までが見えている、、デカイ桧?がめちゃジャマだけど、樹木の間に霊仙山もチラリ


やっと歩きやすくなったと思ったら正面が激斜面になってて、景色バーン!
スバラシ〜イ ヽ(^o^)丿


あっ でもそっちは違います、、高室山はあっちかな
あらら(^^ゞ

南西に向きを変え藪に入ると間もなく歩きやすい尾根になり、、そのまま植林帯、それが広い谷筋に、
そして膨大な植樹の森へと、、


いやぁ、一時はヘッ電か、ビバークか、と思いましたねぇ、、
やっとホッとの森の中♪
安心すると例によって話に花も咲いてます。(笑)

広大な樹林帯、、結構、長い、、ほんとにねぇ、、えっ!
またいつの間にか東の谷に下っておった。

強豪ザラノに対じして、キミらには緊張感というもんはないんか、、と、(^^ゞ

高室山はこの谷の向こうのようだが この深い谷は越えれそうになく
少し戻ってちょっと稜線がくびれたところから斜面に取りつく
10分ほどで尾根。

でも高室〜倉骨ラインは、もう一本向こうのようで
右折し、しばらく進むと林道?みたいなんに出てきて、10分ほどで朝の「P777」のコルに。

いやぁ ビバーク初体験かと思ったのに、、
と、すっかり霜が融け、グジュグジュになった道をずんずんと下っていく。
例によって話し込んでるけど、もう大丈夫、、(^^ゞ


運転・画像提供 ありがとう!


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