【釈迦ヶ岳】
9月26日(土) 快晴
標高 1799m
Mちゃん ・ チー
マピオン地図・・・・・・・・ |
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地図上の 「↓」 が 釈迦ヶ岳 |
登山口6:15−古田の森7:30−釈迦ヶ岳8:25(20)8:45−橡の鼻9:45−孔雀覗10:25
孔雀岳10:48−孔雀覗11:10(昼20)11:30−釈迦ヶ岳13:00(10)
深仙の宿13:50−大日ヶ岳14:20−深仙の宿14:45−古田の森15:00−登山口16:30
釈迦ヶ岳には3度、登ったことがある。
一度目は快晴だったが、アクセスの長い登山口にたどり着くのがやっと、で、意識モウロウ歩き (^^ゞ
二度目は大日ヶ岳にアタックしたけど直前で雨!
三度目、つまりが前回は孔雀へと向かうも途中からガスって、孔雀覗からのお楽しみ、奇岩にまみえず、、
というワケで、釈迦にはちょっとしたコンプレックスがある。(^^ゞ
今回、お日柄ヨロシク、今までの屈辱を払うべく、Mちゃんにご足労いただき
登山口お泊り登山を決行!
ウサギや鹿がヒョコヒョコ飛び出す、魑魅魍魎とした夜中の林道を、ひた上がって23:15
満天の星を仰いで、さぁ寝るぞ!
と息巻いたんだけど
この森閑とした山中に事もあろうにマイクロバスがドヤドヤ到着する騒ぎとなり、なんちゅう山ぞ! もう帰ろか
とまでかすめる始末
そんなこんなで、3時間も寝てないねん!
(喚いてどーする?)
トイレは使用不可になっていて水も出まへん。
とまぁ、さまざなな困難に耐え忍びながら
4時過ぎには明るくなって、Mちゃんは、いそいそ身支度を始める、、それぼぉ〜っと眺めて、たらアカン!
と、急いで湯を沸かして、食うモンだけは食う。(笑)
↑
やっぱ寝起きには、こういうズルズルっとしたもんがピッタリ! と思う、、あっ 臭い? ゴメ〜ン(^^ゞ
6:15 出発
それでも泊ってた3組のなかで私らが一番遅い、、と、Mちゃんはしょっぱなから速足。
でもでも、朝モヤのブナも、遠くの雲海も、朝焼けの茜雲も、とってもイイ感じ
だから 撮ってもイイ?(笑)
あれ、こんなとこから、もう大日が見えてるやん!
ってな調子で大日ヶ岳を撮ってると、「デジカメ開けてたら大日ばっか!」 ってことになりまんでぇ、(笑)
ま、どっちを向いても被写体には事欠かない。
で、またついふらふらと(^^ゞ
そんなこんなで旭・不動木屋分岐までがすごく長く感じた、35分、あ、でも、コースタイムよ。
咲き残ってるトリカブト、朝露に濡れる笹の葉や、紅葉しかけた木々の葉が、朝日に映えて煌めいている。
それだけでも来たかいがあった、というもの。
寝不足が、ちと気がかりだけど。
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広々した尾根 |
辿ってきた尾根 彼方に伯母子岳 |
やがて展望バツグンの草原になり、前方には釈迦が覗き、それがどんどん迫ってきた。
さぁ、こうなってしまっては
釈迦、大日、釈迦、大日、、と代わり番こにカメラが向いて、さっきの「誓い」はどこへやら。(笑)
「古田の森」着 7時半。
もう1時間も歩いたら、釈迦ヶ岳に着くんだ、、と、思っただけで、嬉しくって、ヽ(^o^)丿
左には七面山、そして明星、八経ヶ岳、、大峰の名だたる山がずら〜り
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最奥 八経ヶ岳 |
ブナ林を抜け、緩やかに高度を上げていく、さっきより紅葉の進んだ木々の葉が、快晴の空に揺れている。
この辺りで、昨夜大騒ぎだったマイクロバス御一行に遭遇した。
真夜中にペンライト点け、わっせわっせと登られたのは
当然のことながら釈迦でのご来光目当て、、きっと大成功、、したのでしょう。
皆、一様に笑顔満面(?)
こんにちは〜 こんにちは〜 こんにちは〜 あぁ若いってスバラシイ〜 (笑)
千丈平まで来たら、最後の急登を残すのみ、、
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越えてきた尾根 |
笠捨山 玉置山 中八人山 |
途上の水場をチラッと覗くと、あらら、すっかり涸れてますわ。
これでは憧れのテン泊など夢のまた夢。
前鬼への分岐を過ごし、明々と燃えるヤシオツツジの赤を愛でると
釈迦ヶ岳 登頂
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おぉぉ、、誰もおらん、独占やで!
そしてそして大展望。
ヽ(^o^)丿\(^o^)/
八経をバックに釈迦如来さまが、「アンタら 久しぶりやん」と言ってはる、、気がする?(笑)
Mちゃんはカメラを固定させ、とっととツーショットを撮りおさめ、
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軽くパンとか食べたら、そそくさと孔雀岳へと向かう、、
そう! ガスが出ないうちに行く、、んだった。
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(^.^)/~~~ |
釈迦ヶ岳は、山頂から孔雀岳途上の「橡の鼻」までが、最も変化に富んでいるエリアだと思う。
左手には七面山や八経ヶ岳、
眼下を覗けば、五百羅漢、太郎、二郎、、などの奇岩が続々に現れる。
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でも、急ですからね、あまりゆっくりとは見てれません、激下ってま、
痩せた馬の背はポールすがって伝い歩き。
鎖にぶら下がり、岩場をズズズと下っていくと、崖っぷちに咲くリンドウ
前方に、紅葉に映える孔雀岳
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振り向くと釈迦山頂がいみじくも凛々しく、、あぁ、こんなに下ってきたんやなぁ、、としみじみ。
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八経ヶ岳 仏生ヶ岳 |
まもなく大岩二つを巻くトラバース道になって、大きく下れば、しっぽりとした樹林帯に入って
ホッと一息、
、というのも束の間で、再びまみえる奇岩群の尾根伝い。
見下ろせば断崖絶壁、、彼方には、大きく崩れた七面の山肌が哀れ、、
はて、ここが「両部分け」か? と思う間に
岩よじ登ったところに小休止にはもってこいの見晴らしプレイス、
前もここが「橡の鼻」だとカン違いして、青銅の「役の行者像」を探したっけ? (^^ゞ
「橡の鼻」は、次のピークでありました。
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橡の鼻 役の行者 |
こういう感じでやっていたので
コースタイム30分のところを、結局、1時間もかかってしまった。
ま、1時間かけても余りある所、だと思うけど。(^^ゞ
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振り向けば釈迦 |
ここから孔雀岳までは、一変してなだらかな笹原に変わる
所々に白骨樹林
倒木を跨ぎ、彼方に霞む山並みは奥駈道だろうかと、
(たまには遠くも見ましょう。 笑)
ポツポツと咲く トリカブト、アキノキリンソウ。
雲が増えちょっと陰った、不安だが逆に涼風が心地よい。
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仏生ヶ岳 孔雀岳 |
釈迦 |
30分ほどでスパッと切れた崖っぷち飛び出た。
そう、ここが孔雀覗。
前回はガスに巻かれて悲壮感さえあり谷底なんて覗く気にもなれなかったが (事実、見えなかった)
今日は余裕やな。
けど、覗きこむとやっぱり足がすくむ、あかん、、もおええ。(^_^;
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前回は、ここまでで引き返したが、今日はまだ10時半。 (^◇^)v
孔雀岳にも行こ。
苔むした石ごろごろの樹林帯、デカイピークの左腹をトラバース。
それを越えたら前方に仏生ヶ岳
ありゃ 孔雀はどこいった?
どうやら、さっき巻いたピークが、孔雀岳だったみたい、
引き返すのは面倒なので、そのまま樹林帯を適当に攀じ登ってみる
おぉ正解やった!
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孔雀岳、初登頂!
まぁ、特記することもないとこだけど、(笑)
朝も早かったし、お腹もグーグー鳴ってるし、何かお腹に、、と座ったが、ハエが煩く集ってくる。
場所を変えるか。
孔雀覗の方に下るトレイス発見!
やっぱ、こっち側に取り付きがあったんだね、、ハハハ、
と行きかけて、ちょっと待った!
これを下ると仏生ヶ岳へは行かずに戻る、、になるけど、、ええ?
さてさて、
ここでしばし戦略会議、、
仏生までは往復2時間10分。
たぶん樹林帯の尾根伝いになる、、地味かな?
そして何よりも、仏生ヶ岳まで行ってしまったら、その先に足をのばしたくなるのでは?(^^ゞ
そりゃ大問題!
というわけで、孔雀覗でお昼をし
岩場の景観をゆっくりと眺めながら釈迦ヶ岳に引き返そう、、ということに。
行きよりも、さらに澄み渡った空の下、
鮮やかな紅葉に、白い岩尾根がいっそう映えて、予想を凌ぐ美しさ。
撮るまいと思っても自然とカメラを握ってしまう、、後で枚数、見るのが恐ろしい、(笑)
釈迦ヶ岳 帰着 13:00
さすがにこの時間だと、数名がおられる。
突先の岩場で五百羅漢を撮ったら、とっとと発とう! けどどうするん?これから。
そろそろガスると思うのに、いっこうに青空、完ぺき青空。(笑)
しかも、これだけ遊んでまだ13時、、というのが、なんていうか、嬉しいけど
中途半端!なんだよね〜
そういえば、前の大日ヶ岳は、登ったんだけどガスの中
行く?
行きましょか。
とまぁ、今、思えば、仏生ヶ岳に行った方がよっぽど楽だったんちゃう?
と思えるような選択をしてしまってるワケ、なんだけれども、、(^^ゞ
あぁぁ Mちゃん 待ってぇ〜〜
釈迦の鞍部から前鬼の方へ左折して、さてそこからが笹の茂った激下り
前回はここで雨に祟られて往生したけど、今日は快晴!
さりとてこの激下りはモーレツにキツイ!
下りが得意なMちゃんは、もう遥か下方を行ってる、
そうだよ、ここで時間を稼がんと、と思うのに、どんどん遅れをとってる私、、わぁ〜ん泣きそ〜
途中で役ノ行者さんの玉子?たちにお会い、先を譲ってる間に深呼吸。
ふぅ〜
正面に、ようよう大日ヶ岳の凸凹や、眼下の「深仙の宿」が見えてきて
やっとここで一腹、、しない? しないしない。(笑;
即、大日ヶ岳へと向かいます。
トホホ。
眼前に毅然とした大日ヶ岳が聳えているのが目に入ったら
よっしゃ 行くで!
気合も入る(^O^)/
以前より歩きやすくなったんちゃう?
いや 難所はこれからよ!
そうだっけ?(^^ゞ
「太古の辻分岐」では、まだ穏やかだった道も、本格的な大日の登りにさしかかると、必死のパッチ
テープを見失うと岩盤に出てまうでぇ、
時間にすれば10分足らず、、だが、足滑らせたら一巻の終わり、
チーン♪
なので、垂直岩をよじ登ってやっと、大日如来様が見えた、ホッ!
お久でございますぅ〜 m(_ _)m
狭くて展望のない山頂は、ただ如来様と向き合うのみで、不信人者には息が詰まる。(^^ゞ
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前回視界ゼロだった、裏手にも回ってみよう。
正面が釈迦ヶ岳で、右には孔雀岳山腹の巨岩群、ぶすぶす
ワーイ
これだよ、これ!
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釈迦ヶ岳(四天岩?) |
孔雀岳 五百羅漢 |
えっ もう下りるん?
そうです、時間も押してるし、こんなにタラタラやってたら、一体いつ、下山できるやら、(笑)
確かに、
深仙の宿から釈迦へは戻らずに、左手のトラバース道を行く。
もしこのコースがなかったら、大日ヶ岳までは、来なかったと思う。(笑)
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深仙の宿から釈迦 |
四天岩 |
山腹を巻くといってもやっぱりちょっと登り坂、、それさえ足に堪えてる。
今日は、よほど踏ん張った、、んやと思う。(笑)
15:15 水場下で朝の道と合流。
まだ日も高く、案外早く戻れるかな?と思いつつ、
ここで気を許したらまた、、ということもよく分かってるから、心を鬼に! 私、先行くわ。 (^O^)/
ハイハイ、ガンバってやぁ。
あぁ〜 それにしても青い空。
ガスの欠片もかかっていない、西日に輝く大日ヶ岳の一枚岩!
なんて神々しいんでしょ。
と、思えるのも、登ったればこそ? (^^ゞ
朝と同様、釈迦、大日、釈迦、大日と撮りながら(笑) 明るいうちに無事下山。
いっぱい無理をきいてもらったMちゃんには大感謝。
運転 ・ 画像提供 ありがとう!
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