【桧塚奥峰】
11月8日(日) 晴れたり曇ったり
標高 1420m
Mちゃん ・ チー
マピオン地図・・・・・・・・ |
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地図上の 「↓」 が 桧塚奥峰 |
発電所7:20−林道終点8:47−池杉山9:18−ナメラ山9:56(5)−岩屋口山10:42−
千秋峰11:40−展望所12:25(昼)13:00−桧塚13:08−桧塚奥峰13:30(休)14:05
マナコ谷分岐14:15−林道出合15:10−発電所16:20
マナコ谷に入るのは初めて。
ホテルスメールで青田発電所の場所を聞き、明るくなってから向かった。
発電所はすぐに分かり、道路沿いの空きスペースに停めようとしたら、
放し飼いの柴犬が、二匹も纏わりついてきて、なかなか離れようとしない。
くそっ シバめ ついに根負け(_ _;
途中まで引き返して空き地に停めて、やっと朝メンの湯を沸かす。
やれやれだわ。
本日も前途多難の気配あり、(笑)
発電所前の赤い橋を渡ろうとしたら
ワゴン車が通りかかって「マナコ谷はまだ先やで」とオジサンが顔を出す、いや、こっちからやねん、と行こうとするとまた一台、、
そのどちらとも、それ以降、お会いしなかったので
きっといろいろルートがあるのだろう。
舗装路が地道になって、林道を右に見送れば、左に空き地が現れ、その右に植林の山。
斜面に取り付こうと山裾を回り込んでいくと、
上に向かうトレイス発見!
これだろか?
恐る恐る、、だんだんがむしゃら、に登りだす。
いや、ものすごい傾斜だわ、、けど踏み跡は、私らを確実に山上へと引っ張っていく。
まだかまだかと、何度も止まって、気合入れ直し、やがて錆びたフェンス沿いになる、
所々でフェンスが切られ
トレイスも乱れてきたが、いばらにひっ掻かれながら強引に突っきって
ようよう左手に林道が現れた。
フェンスを跨いで林道に飛び出す、出たぁ〜
やっと一息。
もう植林はごめんや。(T_T)/~~~
以降、林道終点まで、こちら、ゴロ石の林道を歩くことにする。
時おり右手に尾根が覗き、たぶん桧塚方面だろうと話せるくらい、気分も落ち着いてきたけど、やっぱまだ急。(笑)
林道にモノレールが沿うようになり、ついに林道終点。
、、ってことは、また植林に入るってこと?(T_T)
観念して植林斜面に取り付くが、まもなくそれが雑木に変わり同時にフェンスもなくなって、
右手にさっき眺めてた稜線が、ドッと現れ
わぁ〜 ヽ(^o^)丿
もうここで、迷うことなく大休止。(笑)
山肌には、まだ所々紅葉が残っているようで、間に合ったねと、心、弾ませるけど
このうす曇りでは光が足りん。
せめて、手前の紅葉くらい照らしてほしい、と思うのに(笑)
とっとと登り始めたMちゃんを慌てて追う、
下から見上げると、凄まじいほどの激斜面である。
またアキレス、突っ張るわ。(涙;
やっと傾斜がゆるんで、右手に見える稜線を気にしながら登っていくと、最初のピーク、池杉山にたどり着いた。
スタートしてからほぼ2時間、
要するに2時間も急登と闘っていたことになる。(笑)
あぁ〜 よくやった、がんばった。
後はこの尾根を辿るのみと、何度も心で万歳したけど、なかなかどうして、それから先もまだまだ波乱、、(笑)
標高1074mの池杉山 今、このあたりの紅葉が真っ盛り
まっすぐに伸びる紅葉のトンネルは、行く手を明るく染めている。
そこに陽が射し、さらに明るく照らすので、嬉しくって「綺麗〜」を連発、、歩くのを忘れるほど(笑)
とりわけ左側、南の斜面がモミジでいっぱい。
いったん下って登り返すと、パカンと開けた広場になって、そのピークがナメラ山。
三角点が枯葉に埋もれてる。(笑)
またここで、長々と撮影会♪
紅葉を愛でて、優美に伸びる尾根を伝えば
1115のピーク
表示はないが、右下へとテープが付いていて、おそらくこれを下れば発電所へと戻れるのだろう。
戻らないけど。(笑)
岩屋口山への途上で、向かう桧塚への稜線がバーンと見渡せる所に出た。
すごい!
あっけに取られる。
右手後方には、山腹がガレた秀峰があり、その右手にはガタガタした低山群
地図を広げてさっそく同定、あれは曽爾、、ならばこっちは高見山?
高見山やぁ〜ん(^◇^)
そこに陽が射し、再び辺りを照らすので、またまた感動しまくっている。
下っていくのが惜しいほど。(笑)
明るい雑木はまだまだ続く。
もうだいぶ紅葉に目が慣れてきた、、と思うのに、またカメラに手をやっている。(^^ゞ
再び登りになった、こういうのはなかなか堪える。
登りつめると岩屋口山
山のプレートが、幹にいっぱい付いている、ちょっと木に迷惑ちゃう?(笑)
見上げれば落葉松が黄葉しているが、高すぎてうまく写せない。
いったん下って再び登る
ここがたぶん、1104ピークだと思うけど、表示がない。
その代わりに岩がごろごろしていて、ちょっと庭園、っぽくもある。
せっかくなので、ここでも遊ぼ♪
木々の間に、曽爾が見える、歩いてきた尾根もチラ見え、
尾根に乗ってから、もう半分くらいは来てるよね?
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倶留尊山 大洞山 |
そろそろ疲れてきた、お腹は空いてないけど、ちょっとの登りが辛いのですぅ〜
とか思っていると、目の前にカラマツ林
黄金に輝くカラマツの枝が、空の高みで揺れている。
そういえばさっき遠望してた尾根の一部が金色だったのんはこれやね!
と、納得の回顧。(笑)
馬の背のように美しく伸びる尾根道が、やがて苔むす道になる、
右手には高見山の優美な尾根が長々と伸びている。
それをどんどん眼で追うと、曽爾をはさんで三峰山も見つかった。
眼下でうねっているのはマナコ谷の林道、、下山後はあれを歩くんや、(汗;
なだらかだった尾根が、突如、激斜面に変わった、
Mちゃんが、すごい角度でガンガン登ってる。
心を鬼に後を追う、、けど、たまらず止まってゼェゼェハァハァ クラクラしながら振り向けば、遥か彼方に山が見え、
あれは局か伊勢の方?
ようよう登りきったら千秋峰。
地図によると、桧塚の広大な笹原のことも千秋峰と呼ぶらしいけど
こちらの千秋峰は、P1186のことである。
今、11:40
桧塚まで、あと1時間という距離だけど、、お昼はどうする?
桧塚までがんばる?
止まると登りがきついから、、と納得して歩きだしたけど、もう全く前に進んでる気がしない。(笑)
左側にも稜線が見えてきた、迷岳? 池小屋というのもあるとぼんやり見ながら
ちょっとヘロヘロ、かなりヘロヘロ。
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迷岳 |
池小屋の稜線 |
しゃぁない、いっちょ、ここらでやりますか、とザックをおろして、、(笑)
皆さまには、しばしのご容赦ぁ〜
↓
さてと!
いったん下って登り返し、
ブナ林が結構なスケールで広がっている中に、巨木ブナ、ユニークなヒメシャラ?も
疲れを労ってくれている?(笑)
ヌタハラ林道分岐12:00
もうちょっとやね、、と、
一心不乱に登っていくと、右側に大パノラマが突如、開けて、
なんじゃこりゃ?
口ポカーン
あっけにとられる私たち。(笑)
↓
ここはちょっと去りがたい。
で、ここでお昼にする。
今日は風もなくて暖かく
寛いでても寒くなく
この贅沢な見晴らしと、今日たどってきた道のりを思いながら、ふたりっきりの時は流れる。
南台高の山も見える、、あんまり良くわかってないんだが、(^^ゞ
笹になった踏み跡を登りつめれば桧塚。
着いたよ、
Mちゃんが歓声を上げている、私も嬉しい。(笑)
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やっと知ってる所に出たわ。
桧塚奥峰に向かいながらマナコ谷への分岐を確認し、背の低い笹原を漕いでいく。
この一帯が、もう2ヶ月もすれば霧氷の原に変わるのだね、、ちょっとセンチメンタル(;_;)
単独の男性が軽く会釈して、通り過ぎていく。
同じルートだったのかな?
桧塚奥峰に到着 13:30
何よりもまず、眼下で光るヒキウス平を撮っておく。
どうする、ヒキウス平は?
行かない。
、、だよね〜 (^◇^;
もったいないほどの展望を、心いくまで楽しんでいる。
ヒキウス平へは、昨年いきっこさんたちと来たけれど
この桧塚奥峰に来たのはいつだったか?
(しろくまさんと一昨年の2月、、ってことはもう3年近くも前のこと、、)
Mちゃんが 枝にザックをもたせ掛け、カメラスタンドを作ってくれてる
誰も来ないので、変わり番こにタイマー撮影。
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桧塚奥峰 |
桧塚 |
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曽爾全景 |
もう一回、展望を撮ったら下山しようと
右手彼方に浮かぶ大台や、大峰やらをカメラに収めていると
「チーさん?」
背後から声がした。
慌てて振り向く、えっ おやじさん? と思ったが、もう一方、ダンディな方のお顔が分からない。
どうしよ?(汗;
アタフタしてると、その背後からごーっつい声(!)がして、コトさん、ツッチョさんが続々と現れた。
4人?
いや、もう一人、呼んできます、、と、最後に現れたのは、おかんさん。
アハハ 思った通りのお方や〜! 失礼!(^◇^)ゞ
静寂だった桧塚奥峰に、パチンコ屋とカラオケルームが一気に建った喧し賑やかさ。(笑)
今まで謎の人だったスロトレ閣下ともお目もじ叶って
≪(_ _)≫
15分ほどワイワイガタガタやってると、他のグループも集まってきて
もう収拾つかんって感じ。
ねぇねぇ 池小屋って どれだっけ?
おやじさんには、ちゃっかり確かめ、、(^^ゞ
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中央 池小屋山 |
私らには最後の林道歩き65分が待っているので、そそくさと失敬して下山。(^.^)/~~~
下るとなったら、Mちゃんはもう止まらない(笑)
笹原にすーっと伸びたトレイスたどって、みるみる小さくなっていく。
展望に未練残して必死で追う。(^^ゞ
眼下の植林が近づけば、正面だった高見山が、木梶の稜線にどんどん隠れる、、
今朝の尾根がついに見えた!
植林に突入する直前で、やっとゲット。
振り向いたけど、どなたの気配もまだない
また林道で会えるからいいよね、と、Mちゃん追って植林に入る
単調な植林帯のジグザグは、よく踏まれていて登山道表示も随所にあって迷う不安もないのだが
最後に、間伐材が放置されてたり、崩れかけてるか所もあるので、
雪とか降るとキケンです。
15:10
マナコ林道に下りる。
数台が停まってる。
16時 発電所着は、甘いよね?
とか言いながら、頭上になった紅葉やら、谷あいの紅葉やら、
ゆっくりと楽しみながら、それでもやっぱり急ぎ足。
せっかく撮ったから、いっぱい貼っとこ(笑)
車組に抜かれ続けて、もうそろそろ着く頃ね、、と思っていたら
ついにおやじさん達ご一行も通過ぁ〜 (@^^)/~~~
そしてまもなく一台がこっちに向かってやってきて、Uターンして、どうぞと窓が開いた。
うわぁ〜かたじけござらぬ m(_ "_)m m(_ ”_)m (笑)
【出会った植物】
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ノコンギク? |
アケボノソウ |
ノブドウ |
ミツバツツジ |
運転・画像提供 ありがとう!
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