今日は、その伊勢神宮の鬼門にあたる朝熊ヶ岳を、ご案内いただく。
朝熊ヶ岳は ↓ と云われるほど
古くから親しまれ、「岳道」という参拝道が何本も発達して賑わったという。
今回は、最もポピュラーな「朝熊岳道」を辿る。
5時過ぎに家を出て、6時過ぎにやっと近鉄電車に乗り込んで、リクライニングでうつらうつらしていたら
「乗りましたよ〜」
コトさんメールで目が覚めて、お約束の最後尾まで慌てて車両移動。(^^ゞ
それからは、ローカル色豊かな朝熊駅まで、ずーっと喋りづめ、
菜の花畑や伊勢三山にも全く気づかず。(^^ゞ
家を出てからほぼ3時間15分、ようよう電車から降りる。
駅の高架を出て右折、南進しながら表示に従い再度、右折すると駐車場、トイレのある広場に着いた。
ここ「であいの広場」が今日の登山口。
几帳面にも100m毎に「町石」が立っていて、山上の朝熊峠が「二十二町」
距離にして約2.4km
(何故か、登山口にも「二十二町石」が置いてあった)
一町、二町、、
深くえぐれた切通しの道や、道ばたの石仏に、歴史の重みを感じながら、
ケーブル軌道跡までは、総じてなだらか。
鬱蒼とした樹林帯の随所に植物の説明板、
中には植物は消え、板だけというのもある、これはいただけない。(笑)
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イズセンリョウ(ヤブコウジ科) |
登山口から30分ほどでケーブルの軌道跡。
ここからの展望がすこぶるいい。
伊勢平野の彼方で、鈴鹿の山が細く線を引いたよう。
でも今日の鈴鹿は、上半分がスッポリ雲の中で
その切れ間から、藤原岳のまっ白い採石跡が異様に輝いて見える。
大正14年に開通したケーブルは、東洋一と云われたが戦争のどさくさで敗戦、廃線となり
今もそのまま放置されている。
歩けそうだけど?
あの先のトンネルまで、歩かれた方もおられるんだとか、、(笑)
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軌道跡から傾斜が増して、道はジグザグ、所々、脇道やらショートカットの直登もあるが
私らは律義に町(丁)石を数えながら往時を偲ぶことにする。
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登山口から1時間20分ほどかかって、二十二町、朝熊峠にたどり着いた。
ちょっとした広場になっていて、ベンチもあるし、展望はさらに良好!
ここには昔、100畳の大広間もある「とうふ屋(東風屋)旅館」があったらしい。
とにかく大休憩。
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コトさんから、おまんじゅうとか戴きながら、すっかり寛いじゃってるけど。
そろそろ発たんと、先が長いんじゃ?(笑)
ここからは車道になるが、すぐ先を左に折れて山道に入り、さらに先も左に折れて強引に山道を、、
、選んだのは、実はツッチョさんと私だけ。
Tさんのアドバイスで賢明な皆さんは、車道を山頂の八大龍王社まで進まれて、、
私らは台風の爪痕も生々しいアスレチックルートを楽しんだ?(笑)
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山頂からの展望、これまた圧巻!
答志島、神島、伊良湖岬方面がずずずぃーっと見渡せる、その向こうには富士山か?
もうちょっと風があったらなあ、、ツッチョさんは悔しそう。(笑)
私は三重県の地図を広げ、
さっきからチンプンカンプンだった、知多半島と渥美半島の位置をチェック。(
..)φ
ご存知でした? 両半島って、まるで「蟹バサミ」みたいに並んでるんです。
直進して分岐を右に取り、経塚群跡を目指す。
すぐ先を左に入ると、だだっ広い草原に飛び出し、その殺伐としたようすに目を見張る
伊勢湾台風の後、偶然、発見された「経塚」が40基あまり
ここだけ異空間だ
経塚群跡、国の史跡にもなっている。
経塚群跡を下って左からの道と合流しながら進むと、奥の院の極楽門前
竜宮門と見まがう極楽門をくぐり、奥の院へと向かう。
奥の院は、死者の霊がここから冥土にのぼると信じられ、参道にはずっと卒塔婆が続いてる。
ここも異次元、、こんなところは初めてだ。
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奥の院へと吸い込まれていきそう?(笑)
極楽門まで戻ってきたら、さらに先の展望台へと向かう。
山上公苑展望台には伊勢志摩スカイラインが来ていて、車であがって来る人も結構多い。
売店、レストラン、観光バスの大駐車場などで俗化してるけど、
六甲山上に慣れている身にはさほどの違和感なし。(笑)
さすが展望台からの眺めは申し分なく、
傍になぜか足湯コーナーもあって、そのお隣りには脱衣場
脱衣して足湯するの?(笑)
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展望台を回り込むと太平洋、
前回、姫越山から見た海と同じ銀色の海が光る。
その向こうには大台ヶ原もうっすら望め、あの山並みのどこかに姫越山があるんだと皆で盛り上がる。(笑)
この展望テラスは南向きでポカポカで、まるで姫越山の再現ドラマ。
お昼は迷わずここにする。(笑)
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彼方に大台 |
日の出のメッカ? |
伊勢志摩スカイラインを少し歩いて、金剛證寺の総門をくぐる。
弘法大師が修行の場として開基された寺は、いわゆる伊勢の観光スポットでもあり、いろんなオブジェで溢れてる、
さすが! って感じ。
コトさんがまんきん飴を買われ、そのおすそ分けをいただく。
漢方がギュッと詰まった味で、これも初めて。(^^ゞ
その他いろいろ、、
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下山は宇治岳道で内宮まで下る。
宇治岳道
全長8Km 距離は長いが傾斜は緩やか。
最初が五十八丁で、徐々にカウントダウンしていくみたい
たまに町石の地蔵さんがグチャっと寄せてある(笑)
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このガタガタ地道に昔、ボンネットバスが走っていたらしい、
未舗装のガタボコ道、車酔いする人も続出か?
(もっとも私は、ボンネットバスと聞いても、皆目、、(゜.゜? イテッ!)
朝の朝熊峠を過ぎた所で左に入ると478mの三角点
その先を右に入ると、嘗てのケーブルの終点駅、左にはかの御木本幸吉氏の別荘跡。
さぞ豪邸であったろう館のテラス?からは、如何ともしがたい贅沢な眺めが広がっている。(笑)
町石を数えて下る。
ゴロ石の道に所々、倒木がかぶさって、よそ見できない、気が抜けない。
鈴鹿が見えなくなると、道は南向きになってポカポカと暖かい。
待ってましたとばかりに、ツッチョさんから「へんば餅」がでてくる。
上品な甘さの焼き餅
「返馬屋」
多くの旅人が、伊勢参りの際、この店に立ち寄って 馬を返したのが謂れとか。
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楠部道への分岐を過ごし、その先に「大黒石」
(ガイド本には、「おばば石」?)
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石に失礼ちゃう?(笑) |
さらに下ること20分ほどで立派な石碑の登山口に飛び出して
松下幸之助氏の茶室まで下ってくると、内宮の鳥居が見えてきた。
伊勢神宮
予想以上にスゴイ人出。
内宮にお参りし、新しく付け替えられた宇治橋を渡って、いよいよおかげ横丁か、、
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本殿 |
宇治橋 |
と思いきや、駐車場を横切って、どんどん左に逸れるツッチョさん。
どこ行くの?
昔、伊勢参りのわらじを納めていたという「宇治神社」は
今も足神さま、、だとか。
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お土産も買ったし、歴史の重みにも触れたし、とても盛りだくさんな一日でした、ありがとう。
次は泊まりがけで、また来たい。
ご案内、画像提供、ありがとう!
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