【野坂岳】

月14日(日) 晴れのち曇り

標高 913m

SIVAさん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 野坂岳 

登山口9:15−トチノキ地蔵9:45−一の岳10:25(10)−二の岳11:05−山頂11:30(昼)
山頂13:05−トチノキ地蔵14:10−登山口14:30

予報は曇りだったけど、湖西線に入っても、曇る気配なし、
とりわけ今朝の三上山

な、なんと神々しい!
今思えば、これこそ今日の奇跡の前兆、だったかも、、(笑)

比叡山 伊吹山

新疋田駅でSIVAさんに拾ってもらって、一路、登山口「いこいの森キャンプ場」へと向かう。
夜勤明けみたいだけど大丈夫か、倒れても私は担げん、

あれは野坂岳?
ちゃうわ ボケ! 西方じゃ、、しばいたろか! ←とりあえず口は起きている(笑)

見上げる正真正銘の野坂岳は信じられないほど凛々しいが、きっとあれに雲がかかってくるんだわ、


こっちに来ると、なぜかネガティブ。(笑)

登山口の駐車場には、すでに20台ほどがビッシリ駐車。
何とかすき間に停めてもらってホッ♪


しかしほんまに雪がない!
車に常備してはる?「雪掻きグッズ↑」 も、今日は暇そう。


これ使ったらええ!
雪道に戸惑う私を見透かしたようにダブルストックを付きつけられる。
そんなもんいらん!とは言えず、f(^^;


斜面を適当に上がって植林の登山道に入っていくと、ほどなく雪道、
所々凍ってて、うっかり乗ると、足すくわれる。

しかしながら、このサクサク感!
今季はゼロ!と諦めていた雪山だけに、心ときめく。


植林と雑木のボーダー辺りで、下山されてきた穂高さんと出会う。
いったい、いつから登られたんだか、
まだ9時半だし
こんにちは〜 もっと早く来ないと、、上に霧氷、ありましたよ!
あぁ、今日は尼からの客を連れとるもんで、今から行っても見れますかね、霧氷。
やぁ〜


下界がチラチラ見えだして、スタートから30分ほどでトチノキ地蔵に着く。
ここでアイゼン装着
SIVAさんは、お気に入りのスパイク長靴のままで上まで行くみたい。
コケても、よう担がん(笑)

渡渉すると左手、眼下に敦賀市街がパッと広がり、西方ガ岳もわずかに白い。


少し上がった所で強引に左に折れて冬道に入る。
急斜面を攀じ登ればアンテナ広場。

さすがにここは見覚えがある、、4年前、みんなでわらわら登った記憶がふっとよみがえる。

これ、4年前、、


雑木林に陽が射しかけて、うっとりするほど美しい。

見上げると、SIVAさんがすごい角度で斜面に取り付いていく
そう、霧氷を見るんだ!
慌てて後を追うけれど、ここの傾斜はハンパじゃない。


右側に、一の岳が見え始め、
やがて左手、枝のすき間から、二の岳、三の岳も顔を出す。
白い! 霧氷がまだ残ってる
けど、あそこまでは、まだまだ遠い、、(笑)


ご歓談中のオジサンたちの間を抜けても、容赦のない傾斜は続く。
無我夢中で登っているが、前を行くSIVAさんを見たら、あっこがビューポイントね、とわかる。(^^ゞ

常連、とは恐ろしい(笑)

白山やぁ
案の定、SIVAさんが叫んでる。
えっ 白山て?


振り向けば、まっ白な白山が、確かにポッカリ浮かんでて、
休憩にかこつけて慌ててカメラに手をやると、もっと上に来てから撮れと。(笑)

見えますかね?(^^ゞ

枝の先で光っているのは氷、氷の粒が陽の光を受けキラキラしてる。
中にボテッとしたのもあって、これは枝に絡みついたチリ紙ふう(笑)


恰好のいい松の木のところで休憩する。
ここが一の岳のようだ。

白山 横山岳  金糞岳  岩籠山

今日は風もなく穏やかで、私にしては珍しく暑い、フリースを脱ぐ。

SIVAさんにチョコをもらって、申し分ない景色に見入っていると、さっきのオジサンたちも追いついてきて
話の輪がみるみる広がる。


5時台に尼を発ったと言うと、ほぉーと感心?されたりで、
エへへ(^^ゞ

ここまで来ると二の岳、三の岳がすっきり望める、いよいよあの霧氷の林に入るんやなぁ、


展望の斜面をトラバースすると、やがて二の岳が正面になり、氷のアーチの歓迎を受ける。
でも霧氷じゃなくて氷柱だ。


そう、おびただしい氷柱(ツララ)が、ここぞとばかり、枝という枝にぶら下がり
どっちを向いてもクリスタル、まさにクリスタルガーデン。
でも写真に写る?


雪屁を越えると眼下には、朝のアンテナやら西方ガ岳、その向こうには碧く敦賀湾が開けてきた、


左手奥には、横山岳が覗いてる。


再びクリスタルの林に入り
間もなく二の岳

表示が半分、雪に埋もれているけど、これでも先週より雪が減ったらしい。



ここからは、野坂名物のブナ林だ。

パッと見、冬ソナでしょ!
よく見たら、藪に迷ってる蟻、(笑)


このあたりから氷柱の上に霧氷が付いてて、エビのシッポもできている。


ここからが見どころや
って申されますけど、それを早く言わんから、もうバカスカ撮りまくってます、飽和状態です、すでに私。(笑)

SIVAさんが、しゃがみ込んでる 何か?

あ、小屋!

ゴールは近い!

霧氷のトンネルをくぐると、北東方面がパッと開けるビューポイントに飛び出した。


ここがワシの「愛してやまない」所だとSIVAさん
ほぉ〜

気持ちは分かるが、野坂の常連さんなら 誰でも「愛してやまない」んじゃない?(笑)



最後の急登を登りきったら、小屋の前にポンと出た、その勢いで山頂を踏みに上がる。


振り向けば敦賀市街に敦賀湾



そして白山!
おぉ、おった〜間に合ったあ〜 \(~o~)/



広々とした雪原の向こうには、琵琶湖、伊吹、鈴鹿、赤坂三国、うっすらと武奈も見えていて


蛇谷ガ峰の手前の尾根が三十三間や三重ガ嶽かな、、もうそんなん、どうでもいい、って気がしてる、(^^ゞ




一通り見て小屋の方まで戻ってくると
若狭湾の半島が折り重なるように連なっていて、青葉山もうっすら望める。


もったいないほどの展望を堪能し、
小屋をお借りしお昼にする。
山頂に小屋があるのは、本当にありがたい。

第一陣のグループは、もうとっくに下山されたが、その後も単独の方や、4〜5名のパーティが次々と入って来られ
私らは小屋の最奥で靴まで脱いで寛ぐ。(^^ゞ

13時過ぎ、ようよう外に出てみると、さすがにもう曇ってきてるけど、展望は未だ健在で、白山もまだ確認できる。

そして眼下には、淡い静寂の世界が広がる。
シーン
という音が聞こえそう?(笑)


刻々と表情を変える山の姿に見とれていると、下山するのがもったいない、
おぉ、ならここに居ったらええ、お供えくらいは届くでぇ
へン!(ー、ーメ

下から何度も睨み返されながら、めげずにカメラを取り出して、この風景を、愛おしんでおりまする。(^^ゞ



こんな野坂に会うことは、おそらくもう、ないだろう。




野坂の常連さんたちは、天気が悪くても、何かを期待して憑かれたように野坂に登られるんだろう、
今日は、そのおすそ分けを頂いた、
感無量!


ご案内 画像提供 ありがとう!


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