【治田峠】
3月27日(土) 晴れ時々曇り
標高 955m
しろくまさん ・ チー
マピオン地図・・・・・・・・ |
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地図上の 「↓」 が治田峠 |
青川キャンピングパーク8:00−日之岡稲荷9:20−中尾地蔵10:15(10)−治田峠10:50
多志田山12:45(昼35)−新町登山口16:30−青川P17:10
青川から治田峠に上がるのは、今回で2度目。
前回は雪解けの後で、予想以上に増水していて何度も立ち往生
ヘロヘロになってから登山が始まったもんで、
まさに陸に上がったカッパ(!)
その青川が例の豪雨でメッタ打ちにされ、砂利の原っぱになり下がったという。
へぇ、なら 渡渉ゼロなの? せっかく長靴、買ったのに、、(/_;)
いや、ゼロってことはないと思う、せっかくだから持っていったら長靴? ボク、背負ってもいいですよ、、
えっ、マジマジ? 行く行く! わたしゃ行くどぉ〜〜!
今思えば、よほどしろくまさんも行きたかったのか?
私の長靴を担ぎたかったのか?
鈴鹿って、ちょっと寒いとすぐ白くなるよねぇ
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藤原岳 |
鎌ヶ岳 御在所岳 |
なーんて、お気楽に青川までやってまいりまして、キャンプ場そばに駐車して、
まだ、長靴履かんでもええだろ
と、休コバめざして、林道てくてく歩き始めます。
カタバミは閉じているけど、ゲートは全開!
あら、車で入れたの? (たぶん工事車両だけ)
ここは一昨年、ちゃんとした林道だったけど、土砂に埋もれて、今年は舗装途上という
まことに変化の著しい
その開発途上の林道をどんどん奥へと入っていくと
来ました、、最初の丸太の渡渉。
おぉ!
と、気合だけは、ヤケに入っとりますが、
ここは靴でも行けるわ、、あっそぉ。(笑)
やがて河原、さすがにここからは長靴の出番です。
まぁこれが、春の小川♪とは名ばかり(?)で
川底は凸凹なので(当たり前!)、長靴履いてもビビりまくり、
何度もストック向けられて、それを頼りにおっとっとっと。
なので、ちょっと今、カメラマン不在です。(笑)
嘗ては10回はあったであろう渡渉も、わずか3回ばかりで終わってしまって (まだやりたいのか?・笑)
後はひたすら砂利の原っぱを、ヘッコヘッコと遡ります。
そういえば以前、トンネルとかあったよねぇ
というのは今や土砂に埋まっていて、隙間から流れ出た水がいくつもの小滝を形成して (ええように言うと・笑)
川べりに咲いていた、可憐な花など、影も形もありません、
ま、木モノは無事だな。(笑)
どこが休コバだったかよく分からないまま、山道に入って日之岡稲荷に着きました。
江戸時代には治田鉱山として栄えたここが事務所跡と書いてある。
今は面影を残すのみ。
↓
ここで長靴を脱ぎます、やれやれ、やっぱり登山靴の方がダンゼン楽!
と、言った矢先にまた沢だ、、ゲ――ッ!
そうだった、思い出した、(^^ゞ
しかしもう長靴に履き替えるのジャマくさいので決死の覚悟で渡渉、やればできたっ! ただし介助付き(^^ゞ
荒れた沢からようよう解放されて、いよいよ山道 そう、やっとここから登山です。
まぁ、前回より1時間も短縮できたので、やっぱり長靴効果は絶大!
(^◇^)v
(渡渉が少なかった ともいう 笑)
ここまでほとんど高度が上がってなかったもんで、思い出したように急登が始まり
昨日の雪がうっすら残った落ち葉の切り通しは、薄暗くてよく滑る。
ズルズル、ズルズル、、
しろくまさんは さっき食べたお団子で、突如、食欲をよみがえらせたのか、またお腹、空いたぁと喚いてる。
、しょうがないので(笑)
30分ほど激上がった中尾地蔵の前で再度の休憩タイムを取る。
そこから治田峠までは30分ほどだが
照葉樹林が落葉に変わると雰囲気も一変し、
藤原岳やそれに連なる天狗岩、下界の景色などもチラチラと覗きはじめ、
なかなか癒しの空間ですな。
治田峠まで登りつめたら北からの風をまともに食らって
寒っ!
前回もそうだった(と、来たら思い出した・笑)
その分、展望も開けてきて
で!
今までスーパー袋に入れてブラブラさせてた重た〜い長靴を、担ぎましょうとご進言いただき
え、マジですか! と、しらじらしく大感激! (^^ゞ
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お背中に長靴が・・・ |
展望丘 多志田山 |
尾根道は残雪が多くてアップダウンも続く、やっぱり片手がふさがってると危い。
案の定、斜面でズルッとなったり、
抱きついてきた木の幹が私の腰骨に激突したりして、(えっ 逆?)
イテェ〜〜 (>_<)
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展望のいいところ |
竜ヶ岳の稜線 |
迷い尾根辺りは、どっちにも行けそう、その名のごとく迷いやすい
テープを見逃したら、とんでもない方に行く。
景色はいいのに
プチ雪屁やら、斜面のトラバースもあるので、よそ見も厳禁!
たまたますれ違った男性お二人のトレイスがあって助かって、雪の斜面を何とかクリヤ―
ようようの蛇谷分岐です。
ここからは北側の山腹道になる
足滑らせると谷底に一直線、、なので慎重に〜慎重に〜
結構、長く感じる、
さらに冷たい北風が容赦なく頬を打ち
前の時は雪がなかったもんな、
たったそれだけのことなのに、ずいぶんと趣が異なる、難易度も増す、
雪解け直後もヤバイだろうね。
山岳会の「鈴鹿山脈縦走」プレートを越えると、いよいよ多志田山に向かってタダの斜面(!)を激登っていく
ちょうど上から男性が激下ってこられて、雪で花はさっぱりだったと苦笑いされている
もう帰ろか?
ホウホウノ態で、そのただの激斜面を攀じ登ればテープいっぱいの道に飛び出て、わぁ、助かったぁ〜ヽ(^o^)丿
チーさーん そっちとちゃいますぅ〜 藤原岳にぃ〜行ってまいますぅ〜
あぁ〜そうなのね〜
と、また必死パッチでトラバースしてようよう尾根に乗りました。
あぁ〜 疲れた。
やっぱり大変だわ、ここは。
嘗てあった山腹ルートも今は藪になっているらしい、
仁王立ちした藤原岳を何度も振り向き見送って、
もう気絶しそう、というしろくまさんのご期待にやっと応えるべく多志田山でお昼。
今日は昼から曇ってくるとか
いや昼までも、さほどよい天気ではなかった、おまけに寒い、寒すぎる。
多志田山から激下ると、あっという間に雪も消え、右手の竜ヶ岳が見上げるほど高くなった。
草木の登りはさほどきつくは感じずに
下るほどに暖かくなって、ワーイワーイとはしゃいでいるけど、
朝の疲れがドッと出てきた、年や
丸山まで待ち切れず、またまた休憩宣言。
丸山からの激下りって、こんなに下ったっけ?
というほど覚えてない、、んかい!
(^^ゞ
いつの間にか はっきりした登山道ができている。
でも 気がつくと、とんでもない方に激下っていたりして、、ちゃんとテープも拾わなあかんわ。(^^ゞ
神武はパスして(^^ゞ
新町にやっと下りてきたら16時半。
ここから青川までは車道を歩く
途中、車が横にツーっと停まって、治田駅まで行きますけど乗ります?
と、ご親切なお声がかかるが
まさか いえ青川に戻るんです、とは言えず、お礼だけ言って
茶畑を経て、シマウマ(ひじき)工場を経て、桜並木を経て、
17時過ぎにキャンプ場。
お疲れさまぁ、、あっ 長靴、ずっと持たしてたやん! (゜、゜;
≪見かけた花≫
ミヤマカタバミ、ユリワサビ、シロバナネコノメ、ヤマネコノメ、コガネネコノメ、セリバオウレン、ミスミソウ、ヒロハノアマナ
セントウソウ、ヤマアイ、ミノコバイモ、ハクサンハタザオ、タチツボスミレ、フクジュソウ、セツブンソウ、カテンソウ、ヒメウズ、フキ
アブラチャン、ヤブツバキ、キブシ、フサザクラ、アセビ、オニシバリ、シキミ、ヤブサンザシ、コショウノキ、ミツバツツジ、ニワトコ、ジンチョウゲ
最後に、快挙!
ジンチョウゲ科3種盛り〜だぜ。
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ジンチョウゲ(ただし植栽) |
オニシバリ |
コショウノキ |
運転・画像提供 ありがとう!
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