【武奈ヶ岳】

月3日(木) 晴れのち雷雨

標高 1214m

SIVAさん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 武奈ヶ岳

イン谷口7:30ー神璽ノ滝(5)−ダケ道出合9:48(15)−イブルキノコバ−武奈ヶ岳11:35(5)
ワサビ峠−鞍部12:25(昼20)−中峠−金糞峠13:45−イン谷口15:30


SIVAさんと、3ヶ月ぶりの定期
予報は晴れでも、相手が相手、寒気が入っているらしく、

湖西線に回り込んでも、みごとにガスって三上山すら見えません、こんな時が平穏無事だったタメシなく、、(笑)
今日も何やら不安の胸騒ぎ♪

どこよ三上山?

比良駅7:13
お待たせしましてぇ
今日は雷雨になるかもや、、雨具持ってきたか?
うーん、まぁ、それはね、、(笑)


見上げれば比良の稜線! 登る前からすでにガス、、
、、ってのだけは何とか免れたようです。(笑)

10分ほどで登山口のイン谷口。
駅から歩いたら、1時間ほどかかるので、まことに有難い。 たまにはヨイショ

仕度して、元リフト乗り場への林道を進む。
ウツギがちらほら咲いていて、タニウツギは満開で、なんと! 私の最も好きな(そうだった?(^^ゞ)サワフタギの白花が
初々しい花をひけらかしている。

わーい
しょっぱなから、大騒ぎ ヽ(^o^)丿

今日は時間ないで、花は撮らん、、
あらら
と、SIVAさんは、どんどん先へ行く、、どーぞ。(^.^)/~~~

元リフト山麓駅の先から地道になって、足元にはミズタビラコや、アーチになったタニウツギ、
見上げれば、フジの花が優雅に垂れてて、

これを撮らずに済ますのか! と。(笑)


釈迦岳分岐を過ごし、はて、地形図では神璽(しんじ)ノ滝はこの辺り?
いや、まだ先や。

「神璽ノ滝」とは
6つほどの滝の総称で、一般人が観賞できるのは最も大きい雄滝くらい、位置的には地図より少し先にある。
へぇ〜 物知り〜
こういうとこSIVAさんは、恐ろしいほど細かくて、逆に大ざっぱな私はマジ助かる (^^ゞ

しばらく進むと、なるほど確かに道標、



かくして今日のイチオシ「神璽ノ滝」も、静かに?観賞できまして、

←SIVAさん

滝後の道も、しっかりしていて、これでも難路なん

堰堤の所で小休止。

今、タニウツギが満開だ。


どうやら難路はこれかららしい、、と、右斜面に取り付いて
遭難碑を越えた辺りから、急に道がガレてきた。

SIVAを探そう、

とはいうものの
谷はグリンシャワーで溢れてて、たまに小滝もあるし、六甲の沢みたいに快適やんけ、と
わたしゃゴキゲ〜ン♪


いつの間にやら谷は涸れ、どっち側にも登れそうだと見回せば
ポツンと矢印マーク
有難い。

ふいに前が明るくなって、目をあげるとネットでよく見た石柱が、、
おぉ あっこまで登るんや!


最初は楽でもだんだん険しくなってきて、
この花崗岩のザレザレは、かの白坂の喜劇 悲劇を彷彿させる

ザラザラ砂地
踏み込んでも踏み込んでも 砂はバラバラと崩れ落ち、全く足場が定まらん。



頼みの鎖は砂に埋もれて、ほとんど役に立たん、ってか 邪魔!

ようよう石柱の横までこぎ着けたけど
それから先も、ザラザラボロボロ、もうめったクソ。

わしゃ やめや!(^O^)/
と、左の斜面にへつっていって草原に取りすがる
あぁ、こっちの方がマシや。

ふと
SIVAさんは、まだ頑張っとるやん、、とそのまま渾身の力を込めて這い上がっていっちまった、、あらぁ、、(^.^)/~~~


あ〜 疲れた、今日の体力、ここで全部、使い果たした!
いみじくも ≪(_ _)≫


ほな今日はこれで(@^^)/~~~

というわけにもいかず(笑) 迷わずここで大休止、、背後からバタバタと扇がせていただき、
カッチコッチのオレンジを齧らせていただき、、
ブヨに刺されさせていただき、、

北比良峠(旧リフト山上駅) 眼下に石柱        次郎坊山    釈迦岳

さ、これ見て元気 出そ! (笑)


かれこれ10時 そろそろ曇ってくるハズなのに、なんでかまだまだ青空健在!
予報の気が変わったか?

いよいよ彼の人生も好転したか

コヤマノ岳   武奈ヶ岳 うっすら沖島


北比良峠を過ごし、八雲が原の横を抜け、イブルキノコバへと向かう。

頭上にはサラサドウダン、目を凝らせばベニドウダンもブラブラしてる
けど遠いな


まだ先にもあるだろうと、ムラサキサギゴケの原っぱを越え、芦生スギの樹林帯を越え、
広谷分岐、イブルキノコバ


ここまで来れば、もう山頂は見えたも同然

良く踏まれた雑木の道は快適だけど、何でか花が一つもない。
時期を逸してるのか?



えぐれた道が尾根道になって、まもなくコヤマノ岳分岐
もうすぐよ、と山頂に微笑まれ
あいよ〜(^O^)/



なぁ、あれ雷ちゃうか?
そういえば、さっきから、ゴロゴロ ゴロゴロ 音がする。
されど、雲はさほど厚くない、何とか天気は持つだろう、、と、えぐれた道をワシワシ進み
尾根に飛び出て、

おぉぉ 展望 ありますやん! 珍しく
リトル比良    釈迦岳    シャクシコバノ頭 蓬莱山 西南稜    北山

一応、近場は全部、見えている。(^^)v


山頂のポールに向かって一歩ずつ、
今まで武奈に来たさまざまな想いに浸りながら、、ま、ここがクライマックスですかな、(^^)v

琵琶湖、、、リトル比良 

武奈ヶ岳 11:35

リトル比良   釈迦岳 蓬莱山 蛇谷ヶ峰  釣瓶岳


琵琶湖、リトル比良から釈迦岳、、蓬莱山、そして西南稜、その向こうには皆子、峰床、、こっち側には釣瓶、蛇谷、、、


ひゃぁ、真っ暗や!
これがホンマの暗いマックス、、言うとる場合か!
あっち、雨、降ってるんちゃう?

と、まもなくこっちもポツポツしてきた。

この遮るものない山頂で、雨は容赦なく落ちてくる

それもただただ激しくなるばかり、

しかも
SIVAさんが雨具を着けてる間にも雷が、どんどんこっちに近づいてくる。

私 行く!
傘さして、西南稜を慌てて駈けおりる

雷の威嚇音は、おさまるどころか、どんどんこっちに向かってきてて
いや、こっちが向かってるのかも


稲妻、走った! と見上げた瞬間 バリバリ! ものすごい音がして
それがイヤヤン こっちに来てるぅ
いや向かってるのか、、

とにかく
光った! バリバリ! 
ヒエ〜〜〜

ってことのくり返し、

もう恐ろしくてその場にベシャンとしゃがみ込み、怖いぃ〜〜

ふと傍らに花、
あら
こんな時に撮るのかよ、(^^ゞ
アカモノ チゴユリ ヒメハギ

わぁ、抜かされた!
私より下に行ったらアカ〜ン、待ってくれぇ〜〜!
落ちるなぁ〜 落ちるなら、あっち狙えぇ〜

と、大混乱のままワサビ峠に転がり込んで、

西南稜 レンゲツツジ咲く雷鳴道(笑)

はぁ
樹林帯に入りさえすれば、もう落雷の不安はない

やっとホッと、ひと安心
で、もう 花とかは、どうでもよくなってる。(笑)
ってか、咲いてない?

ミツバツツジ 中峠へ

間もなく雨も止むだろう、、と、鞍部まで下りていって、、
道は中峠へと「くの字」に曲がって上がっている、

おい、メシにしよ、腹減った。
あぁ
気がつけばもう12時半で、そういえば例のオレンジ以来、何も食べてない。

大樹の下で雨粒、凌いで
手持ちの弁当を開く。

今日は長丁場なので、てめえ弁当?にしておいた、
先見の明がありました。

いみじくも≪(_ _)≫(笑)



食べるとさすがに落ち着いて、私も雨具をつけまして (^^ゞ
 
中峠まではスイスイ登って、う〜ん なかなか雨、止まへん、



ヨキトウゲ谷を金糞峠へ、、

なかなかエエ谷や、とSIVAさん
確かに雨でしっとりで、木々の若葉も麗しい、


そーやね。
しかし、ヨキトウゲ谷をエエと思ったのは、この時が初めてでした、(^^ゞ



単独の時ほど長くは感じず、間もなく谷筋に出合って左に取ると金糞峠に飛びだして、


雨はまだまだ止みませんけど。(笑)

いや、あっちの方は晴れていて、何だか私らの上だけ降ってる? なるほどね、(笑)
ま、下山したら止むだろう、、(笑)

沖島

おっと そう!この先は青ガレ
青ガレには苦い思い出があるので、気合を入れねば!
いや、あの時も気合の入れ過ぎで、手前でコケとんねん、アホカ

(>_<)

そうですね
注意一秒怪我一笑 一生 と、傘を仕舞ってストック出して
ザックカバーもつけたら よっしゃぁ!
バッチシ(^_-)☆

とまでやると、雨は止むわけですわ、、ピタッと。(笑)

近江八幡 青ガレ


大山口まで下りてくると、沖島が正面にくっきりと浮かび、朝より格段に良い眺め。

ウツギにはまだ早いけど、キリフジの花が満開で

もしか、キリキリ舞いしたけどブジだった、とか? と、ムリやり話、まとめまして、(笑)



橋を渡ると山荘前に出て、左に上がると車の所に無事下山。

どこを歩かれてたのか山上では見かけなかった登山姿が数名
はたまた
比良駅へと向かう途中でも大型バスが2台も待機。
皆、雷と対峙したのかなぁ、、


天気に翻弄されて色々あったけど、これ全て貴重な体験で
結果オーライ
武奈だったから、イケたかも、、

ってことは、SIVAさんとなら武奈か、 (>_<)イテッ!


感謝♪


・・・出会った花・・・

ウツギ、イモカタバミ、コナスビ、サワフタギ、タニウツギ、モチツツジ、ナワシロイチゴ、ヤマフジ?
エゴノキ、クルマムグラ、ミズタビラコ、コガクウツギ、フタリシズカ、ジシバリ、テンナンショウ、タツナミソウ
ゴマキ、カンアオイ、タニギキョウ、シライトソウ、イワカガミ、アカモノ、
サラサドウダン、ベニドウダン、ムラサキサギゴケ、フモトスモレ、ウスギヨウラク
キジムシロ、ヒメハギ、レンゲツツジ、チゴユリ、ユキグニミツバツツジ、タカトウダイ、クマイチゴ
ヤブデマリ、イブキシモツケ、キリ

一部画像
コガクウツギ ゴマキ ヤブデマリ

タツナミソウ フタリシズカ シライトソウ


オオイワカガミ アカモノ ムラサキサギゴケ


サラサドウダン ベニドウダン ウスギヨウラク


レンゲツツジ クルマムグラ エゴノキ



運転 画像提供 ありがとう!


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