【稲村ヶ岳】
7月8日(木) 晴れ時々曇り
標高 1725m
Mちゃん ・ チー
マピオン地図・・・・・・・・ |
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地図上の 「↓」 が 観音峰 (稲村ヶ岳はその左) |
駐車場8:10−観音平(15)−観音峰10:42−三つ塚−法力峠12:25(昼15)-稲村小屋13:45(5)
稲村ヶ岳14:30(15)−小屋(10)−法力峠15:57−洞川ゴロゴロ水17:00−駐車場18:10
急に思いたってMちゃんにお声かけして、涼を求めて?大峰へ、、
えっ、オオヤマレンゲ?
うーん、、弥山もエエけど、稲村ヶ岳、、にせえへん?
とは言ってはみたものの、この時はまだ、稲村ヶ岳に行く確率、低いよなぁ、とか思ってた。(^^ゞ
洞川ならよく、水汲みに行ってるから大丈夫よね(イテッ!)、、とか
余計なプレッシャーを与えてしまいながらも、M車は順調に天川村へと向かって
観音峰登山口着 8:05
お疲れぇ〜
一台、すでに停まってる。
トイレを済ませ、吊橋を渡っていくと、あれは釣り人の車だったんだ、、と分かる。
それを証拠に、今日はまだ誰も登ってないようで、さっきからずっと、クモの巣に引っ掛かりっぱなし、(>_<)
このところの雨で、登山道もぬかるんでて
今から泣きそう。
薄暗い植林帯に、大した見どころもないのだけれど
たまに、誰が読むのか、紫地の岩盤に白字で、「南北朝の歴史絵巻」が綴ってあって、
配慮のある(?)登山道だとわかる。
花といえば、所々にサワギクのショボイのとか、フタリシズカの残骸はどっさり、
ま、こっちの二人は全然、シズカ、でないけれど、(笑)
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サワギク(きく) |
エビガライチゴ(ばら) |
フタリシズカ(せんりょう) |
冬には上がる展望台とかはパスして道標に従い、
苔むした岩地帯、
植林がやがて雑木に変われば、いくらかテンションも上がってきて、
出発から50分ほどで、祠のある広場にたどり着く。
ここでちょっと水分補給。
梅雨の晴れ間でムシムシするが、標高がすでに1000mを越えているから、それなりに爽快で
ここでさらに希少植物とかあると、ガッツポーズ、なんだけど、、
と、望みだけは高く持ち、(笑)
石段からジグザグの急坂
たしか洞窟が、あったわよ、、へぇーそぉー
というのを、あぁ、これか、と、分岐に来てから思い出し (^^ゞ
行くの? 行かんの?
ま、ちょっとだけ、、
と登りかけて、そうだ、この洞窟、きつかったんだ、と、またまた取りついてから思い出す。(笑)
でも 雪の時より、格段に登りよい。
そう、観音峰は雪の時しか知らんのですわ、お互いに。(笑)
その後は、終わりかけのギンリョウソウや、散りかけのウツギなんかにも遭遇して、
もう初夏は過ぎて 「夏」 なんだよなぁ、、と実感
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ギンリョウソウ(しゃくじょうそう) |
ウツギ(ゆきのした) |
森林限界を経て、観音平、、ススキヶ原に登り着く。
ここ観音平は、
晴れていれば正面に稲村ヶ岳、その右手には弥山など、大峰の大物たちが望める景勝地で、
厳ついイメージの大峰にあって、どこか別天地
四季折々の移ろいを感じさせる空間、、つまり、隠れ家みたいな、
でも夏に来たのは初めてだから
前回まではここから 「雪の稲村」が、見えたの見えねぇの、、と、大騒ぎしてた。(^^ゞ
今日の稲村は、当然のように見えていて
見るなら見ればぁ、、って感じ?
さらに隣には、弥山も優美!、あっちは人が多いやろなあ
こっちは二人っきりで平和そのもの
欲をいえば 暑い、
とにかく暑い!
もう、ここはいいから一刻も早く移動しよう! と、言ってるわりに、15分も(!)長居して
アカン もぉ、干乾びるぅ〜
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バリゴヤポーズ? |
鉄山に挨拶? |
汗だらだらで樹林帯に逃げ込んで、ホッ
もう、わたしゃ ゼッタイ、戻らんで!(^O^)/
と、観音峰へ向かいます。
しかし、次に待っていたのは急登、
火照った体に、これは堪える。
こんなに急だったぁ?
ここにきてもまだフタリシズカ(草の方です)が逞しくて
覗き込んだ谷底にも、やっぱりフタリシズカか、シダの類が驕ってる。
退屈と急登に喘いでいたら
何と! 足の踏み場もないほどエゴノキの花びらが、辺り一面 散らかっていて、
慌てて見上げるけど、
こんな林の中だけに、花は、はるか上だろう。
10時42分 予想以上に時間がかかり、ようようの観音峰に到着。
冬だとそれなりの感慨もあるのだけれど
今は「ただのヤブ山」(笑)
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観音峰 |
まだお昼には早いので、菓子パンとか食べて、三ツ塚への尾根を辿る。
植林と雑木が順繰りに現れる。
そういえば、さっきからずっと、エンジン音が響いてる、集落でバイクが暴れてる?
いや、あれは、木を伐採する音じゃないの?
あぁそうか!(^^ゞ
と納得すれば、急に格調高い山に思えてきたり、、(笑)
音といえば、カーキーカーキー と、セミの声?もする。
瑞々しいバイケイソウや、終わりかけのガマズミや、これまた撮りにくいツルアジサイなどの白花が
歓迎してくれてるつもりだろうか?
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ガマズミ(すいかずら) |
バイケイソウ(ゆり) |
ツルアジサイ(ゆきのした) |
この辺りの地形は、あまり高低差なく平坦で、
道標や踏み跡を見過ごし、枝尾根に迷い込みやすい。
11時半 三ツ塚
これまた、中途半端な時間に着いてしまった。(笑)
おもむろにMちゃんが
この先に展望岩があって、前は、その先でお昼にしたよ、と語りだした。
そういえばそうかも、、と、それから展望岩探し、(笑)
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振り向くと三ツ塚 |
この程度じゃダメ(笑) |
展望岩はなかなか現れないけど
代りにエゴノキ至近距離とか、ヤマボウシ満開とか、ウツギにバイケイソウ、、
と、白軍団に囲まれて、
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エゴノキ(えごのき) |
ヤマボウシ(みずき) |
大峰って、花、多いんだ、(笑)
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○○ドウダン?(つつじ) |
あっ 岩! ここじゃない? 展望岩。
へぇ〜
前はもっと展望あった、というMちゃん、
ちょっと不満そうだけど、あの時は冬だったし、あれから月日も過ぎたし、年もとったし、
すきっ腹かかえて法力峠に下りてきたら、正午を25分もまわってた。
道理でお腹ペコペコ。
有無をいわず、ここでお昼に。
やぶ蚊を追っ払いながら、Mちゃんはお手製弁当、私はいつものサンドイッチを、猛スピードでたいらげながら
さて、これからどうする?
稲村だったら行くだけで2時間 戻って1時間半、洞川まで1時間で、さらに駐車場まで1時間はかかる。
うーん
日が暮れるか、いや、日までは暮れんだろう、、
じゃぁ 行く?
だって、ここで帰るのはつまらない。
と、例によって 「とりあえず、、」 ってことになった。(笑)
稲村小屋に2時では遅い!
と、Mちゃん 急に速足に、、
たまに花が私を引き止める
そして私は、はるか前を行くMちゃんを呼び止める、f(゜-゜;
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ウリノキ(うりのき) |
ヒメウツギ(ゆきのした) |
そういえば、一人、オジサンにも出会った。
書き忘れてるけど、観音平のススキの原では、鹿がヌッ! というのもあったが
人に会うのは初めて。
(山で会ったのは、後にも先にも、このオジサンだけ)
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オジサン? 違います!、 |
ここ 高橋横手は白倉山の山腹道だが、わずかに登り坂だし、所々、むき出しになった根っこに手こずり
思った以上に歩きにくい
こっちに来るんだったら、観音峰では、もっと手を抜くんだったと、今更のように思ってる。
あれ以上、どこで手を抜くん? って気もするが、(笑)
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コアジサイ(ゆきのした) |
ヤマアジサイ(ゆきのした) |
お地蔵さんに挨拶してる間に Mちゃんはどんどん先に行って、もう全然、見えなくなっちゃった
朝方は辛そうだったのに、凄い!
めっちゃタフ!
(^◇^)
その点、私は、お昼を食べたら、もう今日は終わった、みたいでフラフラ、、情けない。
稲村小屋まで行ったら そこで待っていようかなぁ
着いたよぉ〜
稲村小屋着 13:44
小屋の前は閑散としてて、小屋も閉まってて、
もしか、さっきのオジサン、小屋の人だったの?
あぁ そうか。
ここまですっ飛ばしたんで(?)1時間で来れた、、山頂には2時半までには着けそう、
と、Mちゃんは意気揚々!
やっぱ 行くんかい!
いやいや、どうか、シナリオどおりにいきますように、(笑)
ココだけの話だけど、稲村ヶ岳は、ここからが先がエエのです。(笑)
看板に「稲村・大日コース往復2時間」と書いてある、「私、大日ヶ岳はパスするけど。」
当然ですやん、そんなん!(笑)
笹の小道をたどていく。
ブナ林に陽が燦々と降りそそぎ、老木にはツルアジサイが絡みつく。
そういえば、二人で初めて来た稲村も、ちょうどツルアジサイの頃だった。
正面に大日ヶ岳の尖った峰がちらっと覗いて、花を終えたシャクナゲトンネルをくぐって、
右手に大峰の稜線が見え、、岩壁直下をすり抜けて
急げ急げ!
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山上ヶ岳 竜ヶ岳 |
14:10
大日キレット分岐
後、20分で山頂やね、、
稲村ヶ岳直前の斜面は、左に大きく崩落してて、長いザイルが組んである。
一人ずつ慎重に渡って、渡りきったら もうあとひと登り、
着きましたぁ〜!
稲村ヶ岳14時半
そのまま展望台に這い上がって、とりあえず山の写真を撮って、
うん
とりあえず、近場はみんな見えている。
やれやれだわ。(笑)
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イワカガミ(いわうめ) |
ハナヒリノキ(つつじ) |
一個だけ咲き残ってるイワカガミも撮って、ついでに自分らも、代りばんこに撮りあって、
さぁ 下りよう (^O^)/
もう、忙しないったら! (笑)
今、14:40 下山したら何時になるだろ、、と考える間にも、とにかく急いで 15時過ぎには稲村小屋
迷わずここで、おやつタイム。
法力峠までは、写真も撮らずにまい進しよう。
よっしゃ
その法力峠に16時
40分ほどで着いちゃった、やればできる!、、んやろか?(笑)
峠からは鬱陶しい樹林帯をひたすら下ることになる、けどさすがに道は安定してて、
ヤマアジサイや、コゴメウツギなんかも咲いてる。
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コゴメウツギ(ばら) |
マタタビ(またたび) |
ヤマアジサイ(ゆきのした) |
分岐は
母子堂に下りると車道歩きが長いので、洞川エコミュージアムを目指したが、
あら、ゴロゴロ水のとこに出ちゃった。(^^ゞ
そして高齢 恒例の車道歩き。
水汲みに来た車がスイスイ横をすり抜ける、、今日は、ヒッチハイクしようぜ!
とか意思統一しながらも、ついつい遊歩道に入ってしまって
洞川沿いだから涼しいけど、足痛いの、、と、いよいよ泣きも入って (/_;)
遊歩道を出ても、まだまだ続く車道歩き、
ようようの駐車場着 18:10
登山口にいたおじさんに、「名誉の一枚」 を撮っていただき、
そうか、ワシも明日、あんたらと同じコースを登るんや、夏山の訓練に、、
そうですか
私らも、そのつもりだったんだけど、ちょっと訓練しすぎましたわ。(^^ゞ
女人大峰、、その名のごとく、人に優しい
ほんまかいな。(笑)
・・・その他・出会った花 蕾たち・・・
(順不同)
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ユキノシタ(ゆきのした) |
ツチアケビ(らん) |
ヤマオダマキ(きんぽうげ) |
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ヒヨクソウ(ごまのはぐさ) |
ヘビイチゴ(ばら) |
オオバノヨツバムグラ(あかね) |
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ベニバナヤマシャクヤク(ぼたん) |
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ミゾホオズキ(ごまのはぐさ) |
ショウキラン(らん) |
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ツクバネソウ(ゆり) |
カラマツソウ(きんぽうげ) |
コナスビ(さくらそう) |
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フウリンウメモドキ(もちのき) |
ノリウツギ(ゆきのした) |
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アカショウマ(ゆきのした) |
ミヤマシグレ(すいかずら) |
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オオヤマレンゲ(もくれん) |
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ヤマゴボウ(やまごぼう) |
クモキリソウ(らん) |
ギンバイソウ(ゆきのした) |
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ギボウシ(ゆり) |
ホタルブクロ(ききょう) |
ササユリ(ゆり) |
運転・画像提供 ありがとう!
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