【赤岳〜黒岳 後編】

白雲岳2229m

月19日(木) 晴れ

ミツ  チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 白雲岳(本日の最高峰)

銀泉台6:50〜登山口7:08〜コマクサ平9:00〜赤岳10:30(10)〜白雲岳分岐11:25(昼)
11:40
白雲岳12:13(10)〜北海岳14:25(5)〜黒岳石室15:55(15)〜黒岳16:45〜リフト乗り場17:55
(〜ロープウェイ乗り場18:20〜層雲峡18:30)


今11時半
あんなにチンタラ歩いてたのに、予定よりも早いみたい、、

この白雲岳分岐は、いわゆる「たまり場?」でどんどん人が集まってくる。

白雲岳へはピストンなので、ミツはここで待っている?
つもりだったけど(笑)
他の人に促されるようにザックをデポし、一緒に白雲岳へと向かうことになった。

最初は広い台地状の平坦な道だが、正面の尾根への登りになって、
右側には、異様な火口が見えてきて、


その縁を回り込むように前衛峰の裏へと進み


やがて、巨岩をつかむ岩登りになり


あぁ、花も忙しい、岩も忙しい。(笑)

イワツメクサ チングルマ(ワタ毛) イワギキョウ


登りきったら白雲岳山頂。
\(^o^)/

ガイドさんふうのオジサンが、標高2229.5m 北海道で三番目に高い山だと解説している。


朝に比べてちょっと雲が増えたけど、
それでも360度の展望は絶大!
トムラウシ山  十勝連峰(かすかに)

右手には

後旭 旭岳 熊ヶ岳 間宮岳?  比布岳? 北鎮岳

背後には

凌雲岳  桂月岳  黒岳   烏帽子岳 右かなた ニセイカウシュッペ山?

だいぶ、山名が分かってきたね。(笑)

しばしの展望を楽しんで下山

分岐まで戻って、北海岳へと向かおうとすると
さっきのオジサンご一行が休憩してて
「黒岳までか? 気をつけて、」と、見送ってくれた。(^_^)/~

最初、なだらかな下りだが
浮石が多くて危なっかしい、そろそろ疲れも出てくる頃で、気を抜いてはあきまへん。

その中で、チロチロと花も咲く。
(花名は マウスポインタを置くと出ることもあります (^^ゞ)

コガネギク 白雲岳山腹

エゾノツガザクラ イワヒゲ?
チシマクモマグサ クモマユキノシタ

涼しくなってきたなぁ、と思ったら目の前にドカーンと雪渓、

赤岳沢の源頭部辺りか

はて雪渓のトラバース、どこをどう歩くの?って感じだけど
よく見れば
ピンクのリボンが点々と付いていて、ほぼ直進すればいいみたい、アイゼンも要らんだろ。

北海岳へ 黒岳 烏帽子岳

傾斜はほとんどないけど、ズルッとなったら、石狩川まで滑っていく?
ま、とにかく慎重に!

ですから、慎重に!

白雲岳の山腹から出ると、広大な平原になった。

かなたが、めざす北海岳(汗;

生き場所を選ぶように咲く花々。

キバナシャクナゲ ヨツバシオガマ
タカネシオガマ チングルマ

中でも、チシマクモマグは今が最盛期。

 
目を上げると、遠いはるかな道が、ずーっと向こうの山のてっぺんまで続いてて

北海平

こんな、とてつもない大平原が、こんな山上にあるんかあぁ、
クチ、あんぐり。

北海岳への道 振り向くと白雲岳

北海岳への登りに入ると、トムラウシもまた見えだして、でももう、雲に隠れそう、


北海岳への最後の登り 
さっきの白雲岳で誰か、もうこれで登りはお終いよ、、、とか言ってたのに!
と、ミツはきっと愚痴ってる。(笑)

しかし、ホンマにキツイ、この登り!
   ワシ                         背後 白雲岳

北海岳14:25
着いたぁ

山頂ベンチでへたり込んでる、、そんな亭主を撮るわけにはいかず(笑)

後ろ、ほら お鉢だよ!

山頂表示 お鉢バックに

ここ北海岳は、表大雪の核心部

有毒ガスも出るという立入禁止のお鉢が眼下にポッカリと開いていて
それはそれは想像を絶するスケールです。

お鉢平

めざす黒岳はあれかぁ
そろそろ行きます?

もう登ることはないわ、、みたいなことは口が裂けても言わん方がエエ、、もう言ってるけど、(^^ゞ


14時半 黒岳に向け下山開始


下山なんてお名残惜しいが、もうかなり陰ってるし、ミツもどんどん小さくなるし、
黒岳             ミツ 烏帽子岳

蛇行しながら下っていくと、お鉢や、その周辺の山や、クジャク岩などの奇岩が表情を変えて現れて


ここだけでも愉快♪

ダケカンバ?やハイマツの間を縫うように、
どんどん下って、、

ついに北海沢の雪渓に出た。
まだ雪が、あんなに残ってる、そう、忘れた頃に雪渓再び、、
大雪山も奥が深い。

くたびれたので、ここでちょっと、大休憩を申し出る。(^^ゞ
チングルマ アオノツガザクラ イワベンケイ
チシマクモマグサ タカネトウウチソウ コガネギク

花街道を伝って下ると北海沢の渡渉
ここは難なく渡れた。


小さな尾根を越え、次に出たのが赤石川
橋があったのかな? でも、流されたのか、、ありません。

増水時は危険、、というのはココのようだ。
今日は三日ほど雨が降ってないので、ストックを渡してもらって、何とかクリアー
赤石川

そして
黒岳石室への最後の(?) とにかく「登り」です。(笑)

もうすっかり秋モードの斜面を ヒイヒイと登っていく、

この辺りになると、さすがに人も増えてきて
どうぞ皆さん 先に行ってちょ、


黒岳石室 15:55
とにもかくにもトイレに駆け込み、(笑)

ここは、大雪山の稜線では唯一営業している小屋で、カレ−くらいなら食べれるみたい。

食べる?
いや、チーズフォンデュが待ってるから、
石室

さぁ もう、黒岳を残すのみ!
「岳」っていうくらいだし、やっぱ登りちゃうの?

正解! 最後の、、もおエエ!ってか (^^ゞ

ほら、チングルマが!
なーんて誰も聞いてないよね、とっとと登ろ。(笑)


はるか向こうに白雲岳と思しき山が凛々しくて、
あっこから、ぐるーっと回り込んで来たんだなぁ、、と
感慨無量でございます、(^_^;

麓から、めっちゃパワフルなガスが上がってきてて、時計を見たらもう16時半
烏帽子岳  白雲岳 眼下石室

黒岳 登頂!
ガスガスで〜す。

ほんで、もう17時や、、僅かに休んで即、出発。

石室にリフトまで20分と書いてあったよ、、
でも1.7km↓ だもの、、30分以上、かかるんちゃうの?(笑;


さっき、あんだけいた人たちは、もうとっくに下山されたか、
はたまた石室にお泊りか、誰もおらん。

人の消えたリフト乗り場への階段を、ひたすら下って行きます。
だから今度こそ、もう登らない!
ハイ、そうでしょうとも。

しかし、ちょっと下りすぎ?
で、どこが遊歩道?
ってな、近年、整備されたらしい段差のある階段、露岩、泥濘の道、、なんじゃこれ!
もう足裏痛い、腕痛い、膝痛い、頭痛い
爺さん婆さんの会話です。(笑)

そのわきで労うように咲く花たち
ごめんなぁ、、もう、撮る元気ないのよぉ

なーんて
初めて詫びた私ですぅ〜(^◇^;

でも撮っとる。(笑)
ダイセツトリカブト ウスユキトウヒレン? ウメバチソウ オニシモツケ マネキ岩
シナノキンバイ ヤマブキショウマ? イワギキョウ

ガスのエリアをくぐりますと、眼下には層雲峡
あぁなんと、懐かしい。(笑)

あれに見えるはリフトかな?
まだ動いてる、、ってことは 乗れるんや、
(乗れんかったらどうするつもりよ)
眼下に層雲峡 夕映えの層雲峡 着きそうで着かないリフト乗り場

営業終了、ギリギリのリフトに飛び乗って

左上 黒岳 眼下 層雲峡 

まだ、ロープウェイに乗るんですけど、(^◇^#

リフト乗り場から黒岳

あぁ、よかった 間に合ったぁ!
貸切やし、(^ー^)v

左端が黒岳 眼下、層雲峡


ご拝読深謝♪




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