【弥山・八経ヶ岳】

月4日(土) 曇り時々晴れ

標高 1914m

Mちゃん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 八経ヶ岳 


坪内林道登山口6:35−栃尾辻7:30(5)
−頂仙岳9:20−狼平10:05(10)
弥山11:25(5)ー八経ヶ岳12:10(昼)12:45−明星13:15−日裏山14:05−登山口16:35

この酷暑です、行くなら前夜泊しかナイト、
しかし、ナイトになっても高所でナイト 暑苦しいんじゃナイト?(もおええ! (^^ゞ)
決心つくまで、だいぶ時間が要りました。

「行く気」も「若さ」も満々の、Mちゃんに触発されて、覚悟を決めて行ってみれば
あら、天川って涼しいじゃん。

途中の案内所で仮眠
5時にはパッチリ目が覚めて、ってゆうか、ほとんど寝てなくて(涙;
真っ暗なトイレにも閉口したが、
お泊り楽し♪秋の風
意味不明〜(笑)

坪内林道の入り口で、多少迷って道も訊いたが、その林道が最後、ガタボコになっても動じない!
さすがはMちゃん逞し〜い!

そういえば、雲海も。
すごぉーい!

とか、浮かれてたら
杭のところで行き止まったぁ、オヨヨ(>_<)

結局、弥山登山口の道標のとこまで戻ってって停めました。

高城山? 稲村ヶ岳 行者還岳

林道の左に伸びる登山道から歩き出す。

まだ6時半過ぎ、というのが嬉しいやないか、なぁ、、、ただ、いきなりの急登。

しばらく耐えれば眼下に紅白鉄塔、、紅白鉄塔といえば、「天和山のアレ」 しか浮かばんが
アレだろか?

しばらくすると、正面にピラミダルな山
頂仙岳?
アレだろか?(笑;

それでも1時間近く登れば、栃尾辻の避難小屋の前に飛び出て
ここで迷わず休憩。
奥は白石山 紅白鉄塔 頂仙岳か 栃尾辻

いつの間にか植林が雑木に変わって、それでも樹林の中だもの
直射から逃れてありがた〜い。

しかし急坂には変わりな〜い。
だって「ナメリ坂」とわざわざ銘打てあるほどだから、、ナメリって何よ? それが分からな〜い。(^^ゞ


アザミやオトギリソウなど、初秋の花がパラパラ咲く中、
尾根芯をたどれば
高木のブナがめっちゃエエ感じ〜になって、
「←弥山 坪内川合→」の道標に 「熊渡→」 とペンで書き足してあった。

あぁ「熊渡」への分岐はここかいな。
今日は、熊渡から上がる話もあったけど、この酷暑! 何もはるかな下界から自虐行為に出ることもナイト(また出た!)
この軟弱モノめ!(^^ゞ

Mちゃんのたっての希望で、今日は頂仙岳にもチョウセン (←拍手!!) する。

おぉぉ ここです!
見上げれば、これまた ごーっつい急坂で、
さっき見てたピラミダルな山容が 「ココがアレよ〜ん」と、蘇る。


苔むした急坂、ほんでなぜかハエ多し、、
追っ払いながらワシワシ登って
シャクナゲをくぐると、急に視界が開け、ガスの切れ間に大峰が現れた。

はぁはぁ、ぼぉー
頂仙岳山頂は、その先のヤブにあり、何だかちょっとあっけない、いや、ホッとした。(^_^;v

稲村ヶ岳  大普賢岳(手前迷ヶ岳 バリゴヤ) 頂仙岳

下山は往路をたどるつもりだったが、その先にテープが付いてる、というので
それを拾って激下っていけば、間もなく登山道と合流。

とりあえず第一関門突破ですな。

10分ほどで、狼平分岐に着いて、今度は私がワクワク、ソワソワ。 o(^-^)o


涼しげな川音が近づいてくる
小さな渡渉ポイントには、白いトリカブトがポッカリと咲き浮かんでて、、オオカメノキには真っ赤な実。


更に下ると小屋の屋根が見えだして、吊り橋や
出た!

狼平

あぁ、狼平だぁ
大峰には場違いな、明るく開けた広場の中心に、ぽつんと避難小屋が建っていて
周辺には初秋の花。

虫の羽音がする以外は静かです

小屋内もきちんと片づけてあり、ちょっと臭うけど心地よさげ
今度は泊まりてぇ〜

ヤマトリカブト サラシナショウマ ヨシノアザミ

しばらく休んで左手の階段道に取りつく、
階段は数百段とか、登っても登っても続く、早くも降りてきはった男性に、ご苦労さんの眼を向けられて、、


ここを「下る」か「上る」かで迷ったが
「上る」で正解だったと思うよ私は、と、口では言っておく。(^^ゞ


何度も振り向き頂仙岳に手を振って、
尾根に乗ると、倒木帯 それの向こうに八経ヶ岳がドンと構えておりました。

頂仙岳を撮っている 頂仙岳 八経ヶ岳 明星岳


以前、鉄山からの時も、倒木帯を潜り抜け、えらい異空間やと、たじろいたけど
何やね、弥山周辺って「倒木帯」だらけじゃん。(^◇^)

知ってしまえば、この殺伐とした風景に、だんだんココロが萎えてきた。
ついに倒木帯は弥山小屋の前まで続き、
正面 弥山 弥山小屋

それから目を背けるように、山頂の方に折れてみたけど やっぱりこっちも倒木だらけ
まるで八経が牢に入ったよう?(苦笑)

八経ヶ岳  明星ヶ岳 大普賢岳 裏の倒木帯

お昼は八経ヶ岳にすると決め、移動しかけて、そう!
国見八方覗も覗きにいく。

ここからの展望には胸がすく、腹もすく、(^^ゞ
稲村ヶ岳  山上ヶ岳 大普賢岳  和佐又山 伯母ヶ峰 台高山脈 大台ヶ原

初夏には押し合いへし合いだった鹿よけフェンスの中も、今や閑散、代わりに初秋の花が咲き競い
こっちがなかなか異空間。

ミヤマモミジイチゴ? アキノキリンソウ サラシナショウマ

八経ヶ岳って、遮るものなかったっけ?
炎天下におののきながら恐る恐る上がってみれば、いつの間にやら雲が増え、

連なる山が、シックなトーンでせめぎあってる。
わぁ〜ヽ(^o^)丿
弥山小屋 大普賢 行者還岳 近畿・最高峰 仏生ヶ岳 釈迦ヶ岳   七面山東峰

どうぞ、照りませんように、、と、釈迦ヶ岳の方を向いてお昼。

今日は頭痛がひどくて、食欲ゼロだが
気がついたら、わらび餅までペロリと食ってた。(^^ゞ

次のピーク明星岳に向けて出発。

頂仙岳を眺めながら下っていくと
苔むしたトウヒ、シラベの疎林になる。


この辺りにもフェンスが張られた異空間がある。

弥山辻から左に折れて僅かに登れば明星岳
あぁ ここもまた、すさまじいなぁ、、(^^;

八経ヶ岳
向こうは八経ヶ岳

奥駆道から離れてレンゲ道を日裏山まで、
こちらも苔むした原生林や倒木帯

疲れてきてるから?、こういう景色にもちょっと飽きてる、、(^^ゞ

たまに展望があると ホッとする。 (^^ゞ
釈迦ヶ岳  七面山 (中八人山?) 槍ノ尾の頭

細尾山は右から巻いて、
日裏山手前のピークから、弥山 八経ヶ岳をちら見して

日裏山山頂 14時過ぎ
少し下ると稲村ヶ岳がはるかかなたに、、朝はあれがすぐ傍だったよ。
ずいぶん遠くに来たんよねえ、
下山はいつに、なるだろう。

日裏山 稲村ヶ岳

ズームで

頂仙岳の山腹道(高崎横手)を、坦々と下って、朝の分岐を越え
やっとブナの森に戻った。

やっぱりここがステキや。


ブナに魅了されながら、どんどん進む
往路とは少しずれてる気もする、、ま、ええか、(笑)

かまわず登ると、シダが敷き詰められた原っぱに飛び出した。

わぁ、すごい!

目に染み入るようなグリーンの向こうに、連なる山。

大峰らしからぬ異空間 そのU

ほな私も ここでヒトサシ舞いましょう。(笑)
天女の舞?

栃尾辻から先は、こんなんあった? ってな軽い起伏、
あったよ。
疲れた身体に、この登りは応えます。

左に林道が見えてきて そっちにとっとと逃げましょう。(^^ゞ

林道も炎天下ならキツイけど、嬉しいことに今日は陰ってくれていて
後は、車の待つ登山口に向かうだけ、、

おぉぉ なんやぁ、、あの落石 いや落岩! (笑)


ここは車は無理でした、そう、だから杭が打ってあったんだ。

夕映えの稲村ヶ岳 カッコいい。
大日山 稲村ヶ岳    バリゴヤの頭      

大峰の色々に逢えて有意義でした。
ありがとう。



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