【氷ノ山】
11月6日(土) 快晴
標高 1509m
チー
マピオン地図・・・・・・・・ |
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地図上の 「↓」 が 氷ノ山 |
駐車場9:25−登山口9:40−仙谷コース−氷ノ越出合11:55−こしき岩ー氷ノ山山頂12:20(昼)13:00
三ノ丸13:55(10)−リフト終点14:55−登山口15:50−駐車場16:15
前夜、突じょ、行くことになった氷ノ山
でも、山崎インターを降りてから登山口まで、さらに2時間半も、かかるという。
ほな5時起きの5時半出発、よろしな?
ひえぇ〜〜〜 |
↑ |
そういう人と、山行く心の重たさよ。(笑) |
5時35分発、
夜明け前でまだ暗く、宝塚インターまでの道で、すでに迷ったり、
もう帰ろ!
と、キレギレ、お先真っ暗、どうなることかと高速に乗れば
渋滞点滅「中国道」は意外とスイスイ♪
山崎ICを出てR29を北進、途中でコンビニにも寄り、深まる秋を満喫しながらR482に入り
私にピッタリの「わかさ(若桜)氷ノ山スキー場」に着いたんが
9:15
なんと、2時間もかからんかった。
ゴキゲ〜ン♪
でもって、すでに標高900mを超えていて、周囲の山がええ感じ♪
なんてったって快晴やし!
ウキウキやで、、、、人も多いやろけど、、(笑)
高原の宿「氷太くん」の駐車場に停めさせていただき
車道を引き返して、スキー場の方に上がっていく、、、さて登山道は?
「仙谷やったら、山の方にまっすぐや〜!」
やぁ〜天の声?
じゃなくて、屋根を修理中のオジサンが、高いとこから指してくれておったのでした。
かたじけな〜い、m(_ _)m
今日は仙谷、、いうても、かの「由人さま」ではなく、(意味不明ぇ〜笑)
難路で名高い?谷コース。(^^ゞ
スキー場の草付の踏み跡から杉林に入り、
辺りのモミジによろめきながら自然探勝路の分岐を過ごすと、道は自然と沢沿いになる。
左の斜面が今、紅葉まっさかりで、これでもかぁ〜 ってほど艶やか。
今日は、この狭い沢筋を行くが、一部崩落してたり、渡渉も多いと聞いている。
大丈夫か?(笑)
モロに沢のなかで、浮石、ゴロ石、濡れてる石と、よく滑る。
雪になったら引き返せとも書いてあるので慎重に!
でも、渡渉ポイントはちゃんと示してあるし、踏み跡も適当に付いていて、さほど難路じゃない?
そう、今はまだ。(笑)
深い谷にはブナ、ミズナラの大木が悠然として、まるで原始の森に迷い込んだよう。
見上げれば頭上の木々が陽に照らされて艶やかで
早くあそこに行きたいと、逸(はや)る気持ちが、登攀意欲をかき立てる。(笑)
早くも下山してこられたオジサン。
「早いですねぇ、何時から?」
「8時頃からかなぁ、、この道、よぉ滑るなぁ、、」
「はぁ、」
今日、初めての登山者だ。
谷を詰めるにしたがって、道はどんどん険しくなって
逆に紅葉は鮮やかになって
大岩に鎖がだら〜んと垂れてる。
濡れ石は危険なので、冷た〜い鎖に寄りすがり、よじ登って、ヨッコラショ、
しばらく行くと、また鎖、、
ゆっくり行けば大丈夫だけど、
谷の美しさに魅了され、どこかで休憩と思いながら、
1時間半ほどで、枝尾根に乗って、やっと紅葉に追いついた。(笑)
ここでちょっと小休止。
木々の間から下界がチララ、スキー場も見えている。
ほんまに、ええ天気やなぁ、、
登ってこられたカップルに、場所を譲って、急登に取りつく。
疎らに黄葉を残した、ブナ林の激登り!
あらぁ〜
聳えるブナ、犇めくブナ、光るブナ、漂うブナ
その中を、縫うように、、
気分爽快、、ではあるが、、
(真ん中の画像にマウスを…)
何度も止まって見渡して、這い上がっては見下ろして、
切り株に腰を下し、ある秋の日向ぼっこ
なんと贅沢な!
たった200mほどを、30分もかけ、ゆっくりゆっくり楽しんで
氷ノ越からの道にやっと合流。
ホッ♪
そのすぐ上が、懐かしのコシキ岩。
誰も登っていないので、ザックをデポし、ノソノソと這い上がり、、
そうよ、これよ この展望だよ、
と、有頂天。
おぉ、コワ、(笑;
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スキー場 |
高丸山 ハチ高原スキー場 |
登山道の人が、あの人、何してんの?
って見上げてはる。
皆、登らへんのや、、
しかし人、多いなぁ、、と、今になって、ようやく気がついた私ですけど、(笑)
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氷ノ山までのよく整備された丸太階段は、前と同様、ヌタヌタで、
そこを大勢がふらふらと登るので、
急きょ、現実に引き戻されたってふうで、みるみる気持ちが萎えてくる。
チラチラ景色も気にしつつ
500mほどを、たった10分ほどで登りきる。(^^ゞ
うわぁ〜 山頂も人だらけぇ〜
\(-o-)/
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氷ノ山山頂 |
昔、秋に登った時も快晴だったが、これほど混んでなかったと思う。
やっぱり登山ブームなのか、
写真もそこそこに場所移動し、いつもの休憩小屋、
お昼、この上でもいい?
トイレの上ですけど。(笑)
ミツもちょっと?キレ・モード
山頂に戻りたくないなぁ、
休憩小屋から先には三ノ丸へのなだらかな尾根が、「笹の絨毯」 を広げたみたいに広がっている。
あっちに行こうか?
またオバハン ワケの分からんことを、、
ミツは無言で資料を広げ、指を折って、ここを1時に出たとして、、4時には着くかなぁ、
ハイ モチ! 着く着くボウシよ (^◇^)
ほな、発とう!
ぬけるような青空に、遥かな山が霞んで見える。
ウヒヒ 悲願達成や! \(^o^)/
一部、迷うと書いてあるが、笹がよく刈りこまれてるし、道もくっきりしているし
大丈夫だろう。
少し下ると右に踏み跡、、何がある?と行ってみると、
「センネンキャラボク」
あぁ、これかぁ! そういえば、資料に書いてありました。(^^ゞ
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千年キャラボク |
雲一つない青空の下、快適な尾根歩き、三の丸が凛々しくて、、心が自然と弾んでくる、
二組ほどの人に会う。
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向かう 三ノ丸 |
緩やかに下って登り返すと、ちょっと場違いな杉木立に入った、、
陽が入らないので水はけが悪いのか、地面はヌタヌタ、靴もヌタヌタ
根っこに頼るとズルッと滑り、地面に下りたらズボッとハマり、
オマケに見通し利かなくて、踏み跡ムチャクチャ、登山道どこ? 分からへん。
「迷う」とはここのこと?
右往左往し、ようやく抜け出て振り向けば、ミツの前に4人ほどの若者が、シャカシャカ こっちに向かってる、
な〜んだ、先導してもらえばよかった。(笑)
彼らに先を譲って、その先の二ノ丸まで登って振り返る。
背後になった氷ノ山 避難小屋が可愛らしい。
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氷ノ山 |
二ノ丸から三ノ丸 |
その先も、多少、ぬかるんだ所があったが、さほど抵抗なく進め、
登り詰めたら三ノ丸
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三の丸近づく |
三の丸には展望台
先ほどの若者たちが、私を見るなり場所を譲って降りてくれ、、アリガトウ m(_ _)m
展望台からの眺めは雄大!
遠くの山はシルエット、近くの山は赤く燃え
氷ノ山の避難小屋が、あーんなに小さくなってますぅ〜
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赤倉山 氷ノ山 |
見渡す限り大展望
あ〜 こっちに来てよかったなぁ、と、今になって、しみじみ思う。(^^ゞ
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陣鉢山 扇ノ山 赤倉山 |
三の丸避難小屋 三室山 |
若者たちの倍ぐらいも居て、たっぷり展望を楽しんで、おもむろに下山
すぐ先に三の丸避難小屋と東屋
下山と言っても、しばらくはなだらか。
すっかり葉を落としてるブナの林を抜ければ、徐々に傾斜がついてきた。
右に特徴的な赤倉山を見て、杉林の斜面を激下る。
その杉が落葉松に変わり、パッと黄色いトンネルになり、、その中を大騒ぎして駆け下りる、
ズルズル滑って、危ないなぁ〜(笑)
落葉松に雑木が混じり、リフト終点まで下りてきて
あぁ、ヤレヤレと小休止。
リフトの先、眼下に広がるスキー場、あの底に下りるのねぇ、
向こうには車を停めてる「氷太くん」の青い屋根
あっこまで、飛んでいければなぁ、
リフトの斜面には丸太階段がびっしり付けられていて、
有難いけど、下りづらい。
気を抜いたら踏み外しそうだし、よそ見もできん、イラつくが、ここは我慢や、辛抱辛抱!
しかしどうでしょ、このパノラマ!
もったいないので、たまには止まって見回して、再び下ろう、一歩ずつ、
そう、人生はワンツー♪(笑)
やっとスキー場まで下りてきて、
周囲の紅葉に再び歓声!
そして、下ってきた斜面を見上げて、また歓声!
そういえば三の丸からこっち、誰にも会ってない、この凝縮された紅葉を
私らだけで占めている。(^^)v
もう15時半で、陽も傾きかけ、辺りの木々がいっそう赤くなってきた。
ますます立ち去りがたいけど、
まだ下山が残ってる、、えっ どこ下るのよ? (。。;
どこなと下れの斜面だが、よく見れば敷き詰められてる笹の一部がスーッと禿げてて
あぁ、これが道かいな。
周囲の紅葉に魅了され、道から何度も脱線しながら、ようよう車道に出れまして、
こっちに下りるんだったら、もっと近くに停めてればよかった、、
とか話しながら
朝のスキー場を経て、20分ほどで「氷太くん」
ロングコースの紅葉狩りだったけど?
うん、良かった、良かった!
\(^o^)/
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