【若狭駒ヶ岳】
11月30日(火) 快晴のちうす曇り
標高 780m
SIVAさん ・ チー
マピオン地図・・・・・・・・ |
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地図上の 「↓」 が 駒ヶ岳 |
足谷口8:25ー池原山9:15−稜線9:43(10)ー明神池10:25周回(10)ー分岐10:47−駒ヶ越11:14−駒ヶ岳11:25(昼)12:40ー分岐13:00−与助谷山13:40(10)−中小屋14:47−足谷口15:30
SIVAさんと、久しぶりの定期
夜明け前で未だ真っ暗、乗り継ぎの向日町駅へと小走りしながら、この道も、ホント、久しぶり、、
悪天なら転進・順延も、大いにアリのメンツ(!)だけど
私の日頃の行いと、SIVAさんの苦しまぎれの神頼みが、なんかのハズミで通じたか、(笑)
本日、信じがたいほどの快晴!
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夜明けの三上さま |
安曇川駅で拾ってもらって、麓の紅葉を楽しみながら、登山口の足谷口へと向かう。
あっこのモミジ、めっちゃ綺麗!
のに、全然、停まってくれへん、ケチ!(^^;
足谷口バス停を過ぎたところが登山口
その先の空き地に停めて、「寒う〜」 と支度してたら
木地山集落の方から、ザック姿のオジサンが、スタスタこちらへ、
「おはようございます、ここからですか? どうぞお先に行ってくださいね、私ら、めっちゃ遅いんで、、」
しかし、オジサンからは
「熊は出ますか、鈴持ってないんで、できればご一緒に」 と、意外な言葉が返ってきた。
はぁ、(^_^;
SIVAさんが 「熊ですか? そりゃぁ出ますよ、どっさり、もぉ出まくり!」
なーんて言うから、真に受けられたんだわ、、スンマセン(^_^; て、別に私が謝ることないけど、(笑)
しょっぱなから 激登!
やぁ、噂には聞いたが、めっちゃ急! マジで急!
私も色々登ってきたけど
並みいる鈴鹿の取りつきにも負けず劣らずの急斜面
オジサンは鈴鹿ツーだとおっしゃるが、さすがにこれには閉口されたか、坂の途中に座り込んで服の調節やってはる。
SIVAさんは、もうすでにニット一枚
だけど私はいつものように、ゆるキャラのごとく着込んでて、そうそうは脱がへんぞ、
と、三人三様、さらなる高みへ攀じ登る。
植林帯になって、左にトラバース道、やれやれこれで楽になる、
と思ったが
手元の磁石は、まだまだもっと激登れ〜と指してる。
見上げれば、尾根伝いにオジサンが、ワシワシ登っていくのが見える
けど、SIVAさんは眼下の植林をトラバース中
さて、どっち?
ここは磁石どおりに行きたいけれど
もしここでSIVAさんとはぐれたら「第二の藤原岳」になりかねんぜよ、、と、読んでる5人くらいは思ってはる?(笑)
なので、お二人の中取って獣道をへつっていく。
あ〜しんど。
どうやらSIVAさんの作業道は途中で消えたようで、オジサンを追って、二人、ただの斜面をヒイヒイ登って
やぁ、よぉ〜遊びましたわぁ、(汗;
ユズリハの茂った植林帯から やがて雑木の疎林になって、50分ほどで池原山。
ここがそうなの?
そうですよね? けど、プレート無いし展望もない、、あるのは三角点のみで、
何だかガッカリだなぁ、、
オジサンの一言に、思わず心が和む。
植林帯を登っていくと、右からの林道に出合って、これを行くとヤバいんや、、
へーそーなの?
と、半信半疑だけど(笑) オジサンと二人、SIVAさんに騙された気になって追従する。(笑)
そのまま行きそうになる林道から離れ、無理やりテープに従い斜面を登るとまた林道、、
それを横切り再びテープに従えば、また林道に飛び出して、
なんだか、林道に、つきまとわれてる?
またや、と、何度も大笑い。(^◇^)
ついに稜線に出て 「←駒ヶ岳・横谷越→」の道標
ここが高島トレイル出合のようだ。
右手にある岩上からの展望抜群!
蛇谷ヶ峰、蓬莱山、、釣瓶岳、武奈ヶ岳が、シルエット的に眺望できる、
ええやん!
こちら北側の木の間からは、三十三間山、三重ヶ岳、、などが覗いてる。
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三十三間山 三重ヶ岳 |
ここでやっと小休止。
SIVAさんの予言?どおり、ここからは植林帯を抜け出て「ブナの回廊」になる
左手には百里ヶ岳、なんだか手が届きそう。
行く手には、駒ヶ岳への稜線が浮かぶ。
なだらかに下ればブナの中、蛇行してはブナの中、登りになってはまたブナと、、
ブナ、ブナ、ブナ、まさにブナの海
その間にミズナラや、コナラが混じる、
快晴の青空に刺さるようなブナを見上げ、それぞれに、組んず解(ほぐ)れず登っていく。
あぁ、このブナの欠片でも、六甲に分けてもらえたら、(笑)
やがて眼下に池。
ゆっくり下っていくと、青空を水面に映した静寂の池の畔に出た。
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明神池 |
池があるとは聞いていたけど
これほど神秘の池だとは、、
鈴鹿ツウのオジサンは、鈴鹿の池なんて水たまりですなぁ、と笑ってる。(笑)
ゆっくりと池を周りながら もううっとり。
池の向こう側に出ると「駒ヶ岳→」の道標
登山道に戻って
斜面を登っていくと、再びブナの中に入った。
その先に、「←ろくろ橋」の道標、、
「ここからでも下れそう」
オジサンはもう、下山路の算段?(笑)
ええ、ここは行けますが、道標のない踏み跡は途中、荒れていて要注意だとSIVAさん。
オジサンは大きく頷く。
背高ブナに仰け反ったり、奇形ブナと戯れたり、オジサンはメジャーで太っちょブナの周囲を計り
鈴鹿の何倍もあるなぁと、ため息をついている。
(両端の画像にマウスを)
↓
これほどブナを堪能してるのに
SIVAさんから、ここからが凄いんだと信じられん発言、
もう今までで十分なのに、(^^ゞ
オジサンは思い余ったように、美しいブナにピッタリのお嬢さんに、モデルになってくれんかと
えっ、ワシ?(^^ゞ
使用料 高いっすよ?(笑)
「風に震える〜緑の草原〜」
SIVAさんは、何を思ったか歌い出す始末、
しかし歌が古すぎて、ちょっと私には分からない、(^^ゞ
それでもかまわず、この老木は「雄ちゃん」という名なんだとさ、、それ誰やねん?(^◇^)
↓
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加山雄三ちゃん |
間もなく駒ヶ越に出て、その先が若狭・森林公園との分岐、
そして、駒ヶ岳山頂に着いた。
正面には先ほど見えてた三十三間山 三重ヶ岳〜武奈ガ岳の稜線がくっきりで
あぁ、どこまでもエエ天気、
ずっと眺めていたいけど、風が、ちぎれるほど冷たくて、(゜.゜;
あら、鈴鹿ツウのオジサンは、そんなものはモノともせずに
吹きっさらしで、お友達にメールを
「熊おらんぞ〜」って、送ってはる?(笑)
私らは、風を凌げる岩陰に逃げてお昼。
食べている間に、「お先に失礼」と、オジサンが下山され、、そのせいかしら?
上空に、うす雲が広がりだした。(笑)
ここから先も高島トレイルだけど、
前半戦に比べれば、ちょっと裏通り、って感じ。
与助谷山までは稜線を辿るが、下からの風が痛い、
もう冬なんだなぁ、としみじみしながら、飽きもせずブナと遊んでる。(笑)
ふいにSIVAさん 私を蹴飛ばし、おい オバマ
見れば、オバマさん、がいるわけがない、小浜や。(^^ゞ
そう、小浜湾です、凄いやん! オジサンも見たのかなぁ、、
オジサンが下った分岐から、さらに先へと進むと
この期に及んで、またまた左から上がってくる林道と出合うが、構わずそのまま尾根を行く。
途中、木々の間に日本海や、西方ヶ岳、野坂山までが望めてるらしい
ほんまか?(笑)
この辺りは駒ヶ岳周辺よりも、ぐっと北にせり出してるので、若狭に近くなったよう。
13時40分 与助谷山
私らはここから下山する
与助谷山は、山というほどのピークではないけど、快適な枝尾根が伸びている。
右手になった百里ヶ岳に見守られて尾根伝い、それが植林のボーダーになって
やがて激下り、
名残の紅葉、名残のアリドオシの実が赤く寂しい、、、
「お、ナメコやぞ!」
覗き込むと幹にキノコがびっしり。
ほんまにナメコ?
SIVAさんは山友のなめこ狩りに、今まで何度もつきあったとかで、これはゼッタイ、ナメコだと、
けど うちは そういうの〜食べんから、
いや、ウマい、絶対、保証する、汁でも鍋でも、何でも、とにかく採れと、無理やりザックに押し込まれ、、
あぁ、入れるならこっちしてよと
スーパーのレジ袋を、ちゃっかり出す私もオドロキだけど、(^^ゞ
間もなく青い屋根が見え、木地山の中小屋集落にとび出して、
周囲の紅葉を愛でながら
何でも知ってるSIVAさんに、「木地師のおいたち?」も教わりながら、
車を停めてる足谷口まで40分
さすがにオジサンは、もういなくなっていた。(^_^)/~
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