【武奈ヶ岳】

月19日(土) 晴れ

標高 1214m

しろくまさん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 武奈ヶ岳 

明王院7:53−夏道分岐9:40−御殿山10:40(10)−武奈ヶ岳11:52(昼)12:55−明王院15:40


前夜、22時過ぎ、寝るようになって、しろくまさんから電話、、

えっと、さっき、メールくれました? って話
あぁはぁ、
と、話してる間に、、では明日、武奈に
ということになりました。(笑)


3月に武奈というのは、昔、単独行さんに連れてってもらって、2度ほど行ったことがある、けれど、
今年のように雪の多い真冬に坊村から、というのは初めて、、


で、準備もそこそこ、とりあえずの朝を迎えることになりますが、

ノーマルタイヤで大丈夫かなぁ、、
というのが、
目下、しろくまさんを悩ませているテーマ。

そんなこと、お構いなしで横の私は、ただただ、ダイヤモンド富士(!)の撮影に夢中
撮れたで!

串刺しだけど、(笑)




湖西道路に入り、比良方面は真っ白だけど、幸い、道に雪はなく、


まるで上高地のような(?)安曇川の流れを左に見ながら
坊村に7時半。

明王院の駐車場はほぼ満車、なので、明王谷の方に停めにいこうと、
ちょい待って!
あかん、そっち 凍ってる!
で、一番端っこにエンヤコラとねじ込んでいただいて
ご苦労様。

しかし、晴れているのに異様に寒い
物々しい装備に身を包んだ勇猛果敢なオジサマが、ストック二本でサクサクと発たれていく、
それを横目に、止める?
決断するなら、今ですが、、\(−−メ (笑)

「冬の武奈」ってどんなん? って、見たくもあり、遭いたくもあり、ないが、


赤い橋を渡り、犬の散歩のおばちゃんに「気をつけて〜」と励まされ
御殿山コースに、一歩足を踏み入れる、

アカンわ!
私、アイゼンつける。(笑)

のっけから急登
よく踏まれた雪斜面が、テカテカに凍ってまして
かくして、この日は下山まで終始、アイゼンのお世話、、という顛末、(^^ゞ


御殿山コースは、植林の急登が続くけれど、
今回の凍結は半端じゃないし、アイゼンしててもズルッとなる、、私のアイゼン、ちゃんと刺さってるの?
疑いだすと怖ろしい。(>_<)

30分ほどで雑木が混じるようになり、いつものポールの展望地で一休み
向かいの北山もそれなりに白い。


飴を食べてちょっと血糖値を上げたら、再び鬱陶しい植林をジグザグ

まだ早いのか、意外と人は少ない
もう、誰も来ないのかも?

ようようコルに出て、目の前に青空がパッと開けて、、休憩は、もう、さっきしたので、そのまま上へ
お日様を仰ぐと、一気にテンション、上がるとか?(笑)



雪にコーティングされた滑らかな斜面に木の影がくっきりで、
あぁ、雪山にいるんだなぁ〜
って、こういうの、、今年初めて、かもしれない。(^^ゞ

見上げる尾根も白い



夏道分岐を過ごすと、雑木の疎林がキラキラと銀色に輝いてきて
もしか霧氷?
いや、昨日の雪が、枝や幹で固まっているんでしょう。

これでも十分、綺麗よね、 



まるで綿菓子のようだと、
斜面の方に走り寄り、そっち雪庇!
と、呼び戻される。
自分的には大丈夫だけど、下から見たら、めちゃコワい?



間もなくえげつなく雪庇がせり出したところに出て、振り向けば、後方に京都北山の連なる峰、


雪庇は下から回り込み、
雪をまとった木々の間に、蓬莱山がついにバーン!

蓬莱山 最奥 愛宕山


左には武奈ヶ岳の西南稜が木々の間にいよいよ姿を現して、
木立の向こうの蓬莱山も、これまた、むちゃむちゃハンサムで〜す!


、えっ もしか、これ霧氷ちゃう?



いつの間にか霧氷が付いてて上機嫌!
ワシワシ登って御殿山。

正面に西南稜が遮るものなく出現し
誰かさんは、興奮のルツボ?


嫋やかな武奈を眺めて一息入れる。

もう11時前、さすがに尾根の霧氷は落ちてきてる。



わさび峠へは、一旦、ガツンと下る。

登山道なら多少のジグザグが切ってあるのに、ここ、雪の斜面は容赦なく、踏み跡は、急転直下の真っ逆さま。

今日のトレイスは、直登、直下り、で
/\/\/ こんなんばっかり!

本日の一番手さん、さぞや健脚、だったんだろう。(^_^;


この辺りがわさび峠? という道標は、すっぽりと雪の中。

しろくまさんはスノーシューに履き替えるという、
私はワカンにするか、少し迷って、このままツボ足で行くことにする。(^^ゞ

右にせり出した雪庇に警戒しながら、正面、ピークをめざす。
振り向いたさっきの御殿山も、すごい雪庇

雪庇なら武奈!
、って断言したいほど、武奈の雪庇は逞しい。(笑)



スノーシューに替えてからのしろくまさんはスイスイと快調で、
その跡をたどる私も 全然ごぼらず助かってます。(^^ゞ

霧氷エリアを過ごすと前方に、さらなる激斜面が迫ってて、
登攀中の皆様が、まるで、季節外れの「蝉」!

私らもいずれ、あの「蝉」になるのかぁ、
みたいな、


足場の悪い激斜面の連続で、もうかなりバテテおり
この期に及んでこの斜面はキツイ!

青空に吸い込まれていくしろくまさんを見上げては、青色吐息で一歩ずつ、
サクサクの雪の感触を確かめながら、

何度も止まって振り向いて、周囲を見回しまた一歩

武奈って、こんな激しかった?
と、思うんですけど、
今年は雪が多いから、急斜面がさらに急、、、ほんまか、(笑)

堂満岳   シャクシコバノ頭   蓬莱山   御殿山

ようよう登りきり
あぁ、嫋やかな西南稜



白銀の西南稜、やっぱこれが武奈ですね。(笑)


やがて、眼下に琵琶湖が覗き、白い鈴鹿、、その向こうにも「白い帯」が見えている?
アルプスかなぁ、
まさか白山なんて、比良からは見えんでしょ、
と、コヤマノ岳分岐、そしてついに武奈ヶ岳山頂、ポールの所にたどり着く。

うわぁ〜 しろくまさんが笑い転げて、、
何? どうしたん?

あれ、あれ 見て! (^◇^)


白山やぁ〜〜〜〜ん!

武奈からの白山と認めて見たのは、これが初めて! (笑)

そして
360度、申し分のない大展望、、もう、どこをどう撮ればいいのやら、

しろくまさんは、今日こそは、、と言わんばかりに、デッカイカメラを取り出して、、
もう、遠くの山は任せよう!(笑)

せっかくなので、いただき画像も貼りましょう。

あっ、真中ジャマ? やっぱし、、、無視してネ、、できたら、(^^ゞ


しばし景色と格闘し、とりあえず、お昼にしようと、銘々、平らな石を選んで腰を下ろす。
食べている間に、続々、人が上がってきた。

あぁ、バスの人が着いたのね。

食べ終わって、また景色、これだけ撮っても懲りもせず、
何度も何度もパチパチと。

雨乞岳          三上山


北斜面は、もう撮ったっけ?(^^ゞ

       百里ヶ岳

太陽が燦々と、気温も上がって暑い、眩しい

霧氷がバサバサと威勢よく、音立てながら落ちていく
もう春が来るようで、、

今日の展望が最高、
と、見ず知らずの人とも感動を分けて、1時間ほど居たか、
13時前に下山開始。



さっき攀じ登った斜面、
帰りはトラバースにチャレンジするしろくまさん、
チーさんはお好きなように、、と言われたら、絶対、真似するに決まってるやん
私も行くでぇ〜!

滑ったら谷底!
ってな激斜面をサクサクとしろくまさん、突然、ズルッ!
うわぁ〜
大丈夫ぅ〜? (^◇^)

と、同じところにさしかかり しろくまさんの滑った跡に足すくわれて
ズベッ!

ゲーーー \(@_@)/

振り向けば、オジサンたちもツボ足で私の後を追ってきて、皆それぞれにズルッ ズルッ ドベッ!
あはは、オモロ〜イ \(^◇^)/


御殿山への登り返しがハードだと身構えたけど、
予想以上にスタスタ登れて
ホッと一息。

ここからは、ゆっくりと下山できそう。

と、やっぱし最後は退屈で長い樹林帯、またどこかで休憩? とか思いながら
ズンズン下っていきまして



もう、誰もいませんねぇ、と、車の所まで無事下山、帰りのバスを気にしなくてもよいのは
ホント助かる。

思いつきで来たけれど
おかげさま、、メモリーハイクになりました。



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