【鳳凰三山 その2】
8月15日(月) 晴れのち曇り
Mちゃん ・ チー
マピオン地図・・・・・・・・ |
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地図上の 「↓」 が 観音岳(鳳凰三山・最高点) |
鳳凰小屋445−地蔵岳(オベリスク)−アカヌケ沢の頭−観音岳−薬師岳(昼)
薬師岳小屋−砂払岳−南御室小屋1050−苺平−杖立峠−夜叉神峠小屋(45)−夜叉神の森1537
ただ今の時間、4時40分
外はもう、だいぶ明るくなっている、
東の空が見えそうだ、、と、庭の隅まで行ってみて、
どうする? 待つ? 日の出。
ま、行きましょか。
お互い、ご来光にはあまり興味がないようで、(^^ゞ
それに、今日は行程、長いから、
でも、樹林帯を登りかけたら、木々の間に太陽が、、、あああ出るぅ〜〜〜〜
出るでぇ〜〜、出そぉ〜〜 見てぇ〜〜〜
ここだけ聞いたら何かと思う?(笑)
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日の出を確かめ登りだすと、朝日にシラベが染まって真っ赤っか!
感動! (T_T)
樹林帯を抜けると青空が広がり、天に向かってオベリスクが突き刺さるように聳えてる。
正直、あれがオベリスク?
という形をしてるが、まぁ、あれしか他ないし、、(笑)
あぁ、このザレ場を登るんやなぁ、、それも炎天下
と思うと、身が怯む。
Mちゃんはもう、何かに取りつかれたかのように、オベリスクに猪突猛進で、
私は、あちこちに咲いているブーケのようなタカネビランジに目を停めては立ち止まり、、ウーン、けど、なかなかうまく撮れん
ともう、それだけで疲れてしまってる。(笑)
喘ぎながら振り向くと、観音岳が悠然と、、ふと、その横にうっすら山影、、
もしやあれは、富士ちゃうの?
Mちゃん、富士山見えとるぅ〜〜!
富士山が楽しみと言っていたMちゃん、
しかし、チラ見しただけで、またガシガシと登り続ける
あんなん 富士とは言わんか? (^^ゞ
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私は、いつまでも歯がゆい富士と、だんだん男前になっていくオベリスクを、交互に見ながら、
やっと、オベリスク基部まで登り詰めて、
ザックを下してホッと一息。
えっ まだ登るん?
Mちゃんは、岩場の裏手に周り込み、もっと、オベリスクに近づく気?
わたしゃ行かんでぇ〜 (^_^)/~
と、見送って、また富士の方に向き直り、何とかあれを、ちゃんと撮りたい、、と
ガレた岩場をトラバース。
ふと気づけば、オベリスクの真下におる私。
ここから登れるんちゃうか?
オベリスク直下まで登り詰めれば、岩間にもお地蔵さん。
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白花タカネビランジ |
オベリスク直下 |
そのお地蔵さんに失敬し、裏手に周ってみたら
おぉ! 甲斐駒や、仙丈や!
そして、ここからの富士が、パーフェクト! ヽ(^o^)丿
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富士山 観音岳 笊ヶ岳方面 |
仙丈ヶ岳 アサヨ峰 甲斐駒岳 |
、、、とまぁ、こんなところで展望を満喫しすぎ(?)てまして、ちょっと遊びすぎたか?
と、急いで地蔵岳を後にする。
そのすぐ下の鞍部のところが「賽ノ河原」で、
山上に「賽ノ河原」なんて、、異空間! と思っていたけど、実際には、これがなかなか絵になっている、
とりわけ、背後の甲斐駒とよくマッチして、
なーんて、思っているのは私だけ? (^^ゞ
そして、ここから見るオベリスクが、抜群にカッコいい。
トウヤクリンドウ、ホツツジなどの咲く溝道をひと登りすると、「アカヌケ沢の頭」に着いて、
その背後には、待ってましたとばかりに北岳、間ノ岳、農鳥岳、
白峰三山が勢ぞろい。ヽ(^o^)丿
オベリスクの方に向き直れば、左手に
もしやあれは八ヶ岳?
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アカヌケ沢ノ頭 背後に白峰三山 |
八ヶ岳 オベリスク |
あちこちに咲き残る、タカネビランジや、ハクサンシャクナゲを愛でながら、岩尾根を越えれば、
白峰三山の居並ぶ景勝地に出て
北岳が威風堂々、まるで、見守ってくれてるよう。それって思い込み?(^^ゞ
鞍部のところが鳳凰小屋との分岐点
振り向くと、オベリスクがもう、あんなに小さく、、あぁ、だいぶ来たなぁ、、
仙丈岳 アサヨ峰 アカヌケ沢ノ頭 |
オベリスク |
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観音岳に向け、登り返そうとして、ちょいふらつく。
標高、2800m、、私的には空気の薄いゾーンだろう、
努めて大きく息をして、
屈みこんだらムカッとくるので、、撮りたい花もほどほどに、、(^^ゞ
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ミヤマダイモンジソウ |
トウヤクリンドウ |
コバノコゴメグサ |
ふと左手の富士山が、もうガスに包まれてしまいそう、、
あぁ、
もはやこれまでと諦めてたら、いつの間にやらガスが退き、またくっきり!
富士山ガンバレー (^O^)/
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観音岳へのキツイ登り |
富士山 薬師岳 |
観音岳に8時10分
2840m 鳳凰三山の最高峰。
三角点まで登ってみると、北岳が感動的にデカい。
振り向けば、今、辿った道とオベリスク、
行く手には、薬師岳と富士山、
拍手!!
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アサヨ峰 小太郎山 甲斐駒 アカヌケ沢の頭 オベリスク |
北岳と (^^)v |
富士山 薬師岳 櫛形山 南アルプス南部 |
朝は小屋で、チビアンパン一個だけだったので、日陰に座ってパン休憩。
お昼ご飯は、薬師岳にする?
と言っても、そこから薬師岳は、もう、40分ほどの距離だけど。(笑)
岩のスキマを縫うように、快適な尾根歩き。
思いがけなく富士山が、目に飛び込んできて、ハッとする、、
カラマツやダケカンバの根元には、ゴゼンタチバナが身を寄せるように咲き残ってて
タカネビランジも群れている。
本当に、薬師岳まで40分ほどで着いてしまって
お昼に?
いや、まず、さっき隠れそうだった富士山を、見にいこう
と、最高点をめざす。
攀じ登って、どや?
うーん、こりゃぁ、断末魔やなぁ、、(^◇^)
白峰三山も、北岳以外は、もうほとんどガスに隠れてて
そろそろ潮時って感じ。
トウヤクリンドウがポロポロする中、ハイマツ帯を扱いで薬師岳山頂表示まで戻ったら
昨夜、小屋でもらったお弁当。
これが何でか?美味しくて、(^^ゞ
食べ終わって振り向けば、もう北岳さえもガスまみれ
帰ってええよ、と言っている? 再度の思い込み、(笑)
またね〜、(^_^)/~
鞍部の薬師岳小屋までは、たった5分だけど、ちょっとした下り坂
でも小屋に、美人オネエサンがいるので、オッチャンたちは、わざわざ見に下りていく。(笑)
私らは、小屋でトイレを借りたら、そのまま砂払岳への岩稜を登り、
夜叉神峠までの、長〜い長い下りに入る。
約5時間か
今、10時
下山するタイムリミットが12時だったから、まだ2時間も早いけど、
尾根にいてもどんどんガスるばかりだし、
もう、思い残すこともないし
と、途中、何度も休憩を取ることにして、おもむろに下りだす。
ガマの岩、、南御室小屋、、苺平、、、
名のあるところでは、十分すぎるほど休憩をとって、、
飽きるほど、シラベの林を見上げながら、、
あぁ、これが、南アルプスかぁ、、
たまに、登りになると足に来る。(笑)
所々に張り紙があり、
薬師岳小屋、南御室小屋に泊まる場合は、16時までに連絡するよう
書いてある。
こっちから登る方が楽だろうと、思っていたが
こちらも、体力勝負のようす。
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シロバナノヘビイチゴ |
ヤマオダマキ |
山火事跡の展望所で、シロバナノヘビイチゴを見つけ、口に入れると、濃厚ジューシー!
まるでバター炒めした苺みたい。(←?)
騒いでいたら、子供連れのお母さんとすれ違い
苺平まで、後どのくらい?
ここが杖立峠との中間くらいだから、杖立からここまでと、同じくらいかかります。
あぁ、まだ半分かぁ、、と辛そう、、時間配分、難しいですよね、、ガンバッテね。
リンドウは、さすがにまだ一輪も咲いてないけど、これが咲くと、もう秋だものね、、(笑)
杖立峠で、また少し休んで、
まだまだ続く樹林帯。
夜叉神峠小屋1410
どうしよう、まだめちゃくちゃ早いわ。(^^ゞ
この分なら15時台のバスに乗れそうで、
そっちの方から登ってこられた甲府在住のオジサンと雑談、もう、身体が冷えるほど休んだつもりが
それでも登山口に着いたら
15時台のバスが、まだ、停まってて、、
一瞬 乗ろうかと顔を見合わせ、、でも、早く甲府に着いたって、夜行バスは22時発だし、、
夜叉ヶ森鉱泉で汗を流す? 貸切だよ、きっと。
うん、そうやね。
ご拝読 深謝♪
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