【銚子ヶ口〜イブネ】
標高 1076m 1160m
11月12日(土) ガスのち薄曇り
しろくまさん ・ Mちゃん ・ チー
マピオン地図・・・・・・・・ |
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地図上の 「↓」 が 銚子ヶ口 |
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地図上の 「+」 が、イブネ |
風越林道レール道825−銚子ヶ口東峰940−三角点−中峰−西峰(休)−水舟ノ池(周回10)−水舟ノ峰
大峠1130−舟窪−銚子1245(昼)−イブネ北端−イブネ1340−佐目峠−杉峠1420−甲津畑1630
久しぶりにMちゃん、しろくまさんとメンツが揃い、
こうなりゃ、アレよ、、どれよ?
と、阿吽の呼吸?
銚子ヶ口からイブネまでの縦走に、挑むことになりました。
そう、鈴鹿の、ど真ん中!
「銚子ヶ口」は、鈴鹿の名峰をずらーっと見渡せる、「恰好の展望地」 なんですよ。
へ〜そぉ
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いつ見ても美ち〜 |
濃霧の名神を突破して
いつものコンビニで、Mちゃんと待ち合わせ、
まずはM車をゴールの甲津畑にデポしていただき、こんなとこで迷わんように気をつけて、(笑)
3人一緒で、永源寺ダム湖を過ごし、
(ダム湖というても水は無い!)
八風街道を東進し、杠葉尾登山口も過ごし、その先を右折、
で、川沿いの風越林道に入ると坂道になって、そのままグングン高度を上げていただく、、
舗装されてるとはいえ、中央部分がべコンと凹んだ(凹ませた?)林道で
それと傾斜が急なのとで、ホントに運転しにくそう。
こんなとこ、暗くならん内に戻ってこないと、泣くねぇ、
と、今は笑っているけれど、(^^ゞ
かなり上がった所で、右手のレールが目に入り、これか! と、小スペースに駐車いただく。
いや〜ご苦労さまでございました!
見上げれば、レールに沿って踏み跡が点々と付いていて、
これを伝えばいいわけか
楽勝ちゃう?
と、この時は思ったが、
いざ取りつけば昨日の雨でレールは濡れてる、錆びている、手は汚れるわ、カメラは持てんわ
しかも、一向に傾斜が緩む気配なしと
難行苦行でござりまする。
植林の間に黄葉が揺れて、足元にはコアジサイも色を添え
けっして雰囲気は悪くないのだけれど、
何せ急! マジ急!
一刻も早く、こんなところは脱出せねば!
と、気ばかり逸ってゼェゼェ
ふと、イワカガミの派手なピンクに目が留まり
そういえばイワウチワの葉っぱも多い、、春はさぞや、華やぐのだろう、、
と、頭の片隅で考える。
植林が雑木の疎林に変わり、そろそろ尾根かと見上げれば
な、なんと!
モノレールがガスの中に吸い込まれていっている!
あれま、(゜゜;
そのガスに吸い込まれるように、私たちもレールに沿って尾根に出て
そのすぐ先が 「銚子ヶ口・東峰」 でありました。
どうするね、この眺望!
と、言いたいのはヤマヤマなれど、
目につくものといえば
足元のアカモノ、が、こんな日に登ってバカモノ、と笑っているような姿だけ。(笑)
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いえ、慰めてくれてます、きっと。 |
「知らぬが仏」 とはこのことで、ここまでガスると悔しさも湧きまへん。(笑)
とりあえず、その先の三角点を踏みにいく。
ここは元々、展望ないですから、、と言われても、、ふ〜ん、、さっきと同じやん。
と、思うだけ。
まぁ、せっかく来たし、、ということで
次のピーク、中峰も踏みにいく。
一旦下って登り返し、
左に取れば南峰だけど寄る? まぁ、行ったってしゃあない、、と、すでに投げやりモードも漂ってますが、(^^ゞ
大した感動もないまま中峰に登頂、、という運び。(笑)
さすがに疲れたぁ、
と思ていたら、Mちゃんから手作りケーキ!
わぁ 感激!
おかげでミルミル生き返る! と、書きながら自分で自分が情けない。(笑)
誰かが見たい、と言うてたリュウノウギクも、一輪ちゃんと残ってる、、
相変わらずガスガスの尾根道を、次の水舟ノ峰へと進む、、
おっとその前に、池があるよね?
鞍部で、右に下る薄い踏み跡
これちゃう?
いや、獣道でしょ?
ってふうでもあるが、辿っていくと、まもなく峰からの道と合流し、植林帯をぐんぐん下って、踏み跡どおりに「くの字」に曲がって
おぉ!
って感じに、満々と水を湛えた池が現れた。
「水舟ノ池」
これかぁ、って感じ。
池は、周囲の植林ともマッチしていて、「森閑」という言葉がピッタリの
まさに 「金の斧・銀の斧」 の世界だと、かの有名な児童文学家(誰?)も切々と語ってる。(笑)
とりあえず一周するべく伝っていく、、
池は、見る方向によって表情を変えるので、なかなか趣がある。
ここまで来て正解だった、とニンマリ。
と、その時
青空?
は、晴れてきたぁ〜〜〜! \(^o^)/
もしかしたら尾根も?
と、期待いっぱい、「水舟ノ峰」まで、ヒイヒイ登っていっていきます。
上はガスでしょう。
そーかー
ピークまで登り詰めると青空が覗いて、今、ガスのカーテンがスーッと上がっている最中。
真ん前にデカイ山、その右にはポコポコした山、、云々
何だろう、、御在所ですかね、てっぺんに建物が、、あぁ、はぁ、、
他もいろいろ見えてきてるが、残念ながら枝越し
もっとちゃんと見たい! (^O^)/
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御在所岳 |
と、さらに先へと進んで「大峠」へ下る。
その途中からも、釈迦ヶ岳がクッキリ、それとわかる凛々しさで
ついつい展望に気を取られて、ひとつ左の尾根に入りかけ、、慌てて修正したり、
もう、もう、浮足立っておりますの。(笑)
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釈迦ヶ岳 |
ルートに戻る |
大峠着11時半
ここから「水舟ノ池」へ下るトレイスもある。
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大峠 |
カクレグラ 滋賀県側の展望 |
さてここで、今後の算段
どうする? 先に進むか、はたまた銚子ヶ口の展望を見に戻るか、
鉛筆、倒す?
けどせっかく来たし、初志貫徹!
そうだよ、
と、ここは、いつになく強引に。(笑)
そうと決まれば急がんと!
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左のピーク・タイジョウ |
ほのかに残った紅葉に、しばし足を止めながら
登りきったピークの向こうに、デカいイブネがドーンと構え
あっこまでや!
と、登攀意欲がフツフツ沸くが、、
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伊勢湾方面 |
正面 イブネ |
尾根芯を伝っていくと、突如、足元ガレていて
その絶壁から覗くイブネが雄大
なんだけれども
ガレ場はその後も続出で
そっちはキケン!
と、行き場を失い斜面をへつって踏ん張っては、頃合いを見てシャクナゲ掴んで這い上がる。
こういう作業に翻弄されてる。
窪地になってる所までこぎつけ、ここが舟窪?
この辺りは地形が緩いので慎重に、テープを拾って通過して、
雰囲気のいい、いかにも鈴鹿らしい雑木林だと見惚れていたら
また、やせ尾根、そして崩落地
あぁ!
このあたり、もう崩落しまくってるって感じ
これからもますます崩落するであろう心もとない尾根道、いや「道」じゃない、
ただただ、自分の足場の確保に必死。
ようよう難所を抜け出して、後は銚子まで登るだけかと
一息ついて、地図に目を落とせば
まぁなんと、この先の等高線が、詰み詰みでござりまするぞ!
\(-o-)/
とにかく登らな、イブネにも、お昼にもありつけん!
グーグー鳴いてるお腹を宥めて
心を鬼に
一心不乱に激登る、
もぉ、どうとでもしてくれえい、、、って感じで、(笑)
ついに上まで登り詰め、あぁ、着いたのかぁ、
いや、まだだけど、、ここの展望スゴイ。(^〜^)/
わぉ ほんま!
振り向きざまに見る大展望!
正面には、朝の銚子ヶ口、そして今日辿った尾根が一望で、、あぁ、こんなに来たんやぁ、、って ウルウル(/_;)
ほんで、かのタイジョウ〜カクレグラが、あんなに近くだ、、(^_^)/~
ついに尾根に乗りまして、
その先しばらくで、見覚えのある分岐に出て、右にとれば銚子。
あの懐かしい太文字の看板は、どこかに飛ばされてしまってるけど、
とにかくお昼や、ペコペコや。(笑)
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銚子からイブネを望む |
いつの間にやら陰ってしまって、
欲を言うならもうちょっと、太陽にパワーがあれば暖かいけど、
分岐に戻って、イブネ北端に向かう。
陰っても展望!
天気の割に鮮明で、伊勢湾に知多半島、滋賀県側もよく見える。
と、何度も足が止まっていますけど、(笑)
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滋賀県側 |
イブネ北端からの展望を、改めて楽しむ。
鈴鹿の名峰もずらっと並んで見えてる。
ええなぁ、
今、13時半
もうイブネはすぐそこだけど、シャッターを歩きながら押し続け、、
イブネ到着1340
あぁ、これで、ひと安心。(笑)
さっきまでガスだった雨乞岳や、最後まで頑固だった綿向も、ついに姿を現して
思い残すことはない。
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雨乞岳 |
綿向山 |
イブネは、下りに見る景色がいいんですよね。
そうそう、だって鎌さんが、あんなに凸凹してるから。←? (^_^)/~
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鎌ヶ岳 |
雨乞岳 |
佐目峠、杉峠と順調に、下るにつれて寒さも解消、、
いよいよ今日のコースも終盤。
雨乞岳から下ってくる山ガール?の、けたたましい笑い声に、身をこわばらせながら
杉峠 14時20分
休憩もそこそこに、フジキリ谷へ下る。
落ち葉踏みしめトラバース
さぁ、いよいよ紅葉狩り
と思ったのに葉がまだ緑色よ、なんで?
「一反ぼうそう」は、一枝が風にボキンと折られてて
いよいよ展開するであろう紅葉の錦、のはずが、まぁなんと、このショボさ。
どっちを向いても撮り放題!
を期待していた人は、今日、初めて凹んでる。(笑)
まぁ、こんなもんでしょう、、いや、綺麗ですよここ!
と、お二人は慰めてくれるけど、
まぁ、こんなもんかなぁ、と、思える頃には蓮如上人の広場に着いて
ここもちょっともの足りない。
なーんて言わず、お菓子でも食べて、元気出して。(笑)
桜地蔵まで下ってきて、もうだいぶ、来ましたね、
いや、まだやで、、と、心の中で言うて、、とにかく足を急がせる。(笑)
まだかまだかと歩を速め、結局、甲津畑に16時半。
何とか真っ暗になるまでに、風越林道の車のところに戻れそう?
と、M車に乗っかり
最後の力を振り絞っていただく。(^^ゞ
おかげ様、悲願の縦走が叶い、感謝、感謝でござります。
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