【龍王山〜巻向三山】


12月11日(日) 薄曇り

Mちゃん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 龍王山 

JR柳本駅810−長岳寺835−龍王山北城〜南城1032(10)−初瀬山取りつき1145
巻向山1215−白山1243(昼)1313−初瀬山1420−長谷寺1517(拝観)1557−長谷寺駅1620


Mちゃんとの定期

この冬、第一級の寒波の襲来で、下手したら登山口までたどり着けんかも、、
と、ここは無難な選択で、、ようよう選んだのが

大和のヘソ、ともいうべき「龍王山」
と、大和そのもの、、ともいうべき「巻向三山」
オプションで長谷寺のモミジ?

とまぁ、例によって盛りだくさんですが
問題は、入山時間内に長谷寺にたどり着けるか? ですよねぇ〜。(笑)

8時過ぎ、閑散としたJR柳本駅に、二人で降り立って
駅前通り(ってこれか?)を東進。



この寒々とした池向こうの小高い丘は黒塚古墳だそうです、
へぇ〜

向かう山肌は淡いモミジに彩られ、、気分は上々、、寒さもぶっ飛べ〜! (^O^)/

天理市トレイルセンターの敷地内を、通り抜けると
長岳寺の山門に着き
とりあえず裏手のモミジを観賞し?
この寺はまだ入山時間前なので、そのまま北側の道を東進します。



果樹園の先から山道になる、、といっても丸太階段、


龍王山は、かつて山城だったようで、そのためか道はよく踏まれた切通し
ほどなく寺からの道と合流し、樹林帯を行く。


植林がたまに雑木になって名残のモミジや石仏が
さすが山の辺の道だよねぇ、って演出をするけど、如何せん、展望が足りん。

 


かろうじて木の間のモミジを覗きながら登っていくと
奥ノ院からの道と合わさって車道に出た。
長岳寺から1時間ほどの距離。



左へ取れば北城なので、脇のトイレを借りて、せっかくだからと北城にも寄っていく、

車道をしばしで「北城略図」が掛けてある所に着く。

竜王山は「南城」「北城」から成っていて、いわゆる「龍王山」と呼ばれているのは「南城」の方だが、
こちら「北城」だけでも、かなり広大だったと、この絵図から窺える。



龍王山城は
室町戦国時代の豪族、十市(といち)氏が治めていたが、信長の命によって破却され
今は藪山の城跡を残すのみ。

馬池から踏跡たどって たぶん何らかの建造物があったのであろう広場を裏から回り込み
一番高いところまで
最後は踏み跡もなくなって、ほぼ崖ってところをよじ登って、、
はぁ〜着いた。

どうやらここが 「本丸跡」 らしい。


だだっ広い広場の真ん中に、展望台もしくはアスレチック用具が設置され
それにズルズル滑りながらよじ登ったけど、特に上がらなくても、大和平野はちゃんと見れると後で知る。(笑)

背景は金剛山から二上山まで
これは素晴らしい〜



この場でこれだけの展望は期待してなかったので
大満足して広場の反対側から下りていくと、こっちにはちゃんと道標や案内板、、
もしか、こっちが順路だった?(笑)

車道に出ても道脇に立派な石碑、そして龍王山全容のつかめる案内板。
なるほど。



と、分岐まで戻って、今度は「南城」へと向かいます。

しかし、そのまますんなり行かんのが、私(ら?)なのです。(^^ゞ
展望台の道標がある度、興味津々、登っていって、
これ展望か?
何の展望?

 
 展望台? 音羽山?  東の展望? 


というのに翻弄されつつ、
こんなことやっとる場合じゃないと、やっと気がつき、その後は一路 「南城」へ。

「南城」到着10時32分

おぉ、これぞ、紛れもなく龍王山!
「北城」より標高も60mほど高く、展望、さらに良好。

何よりも大和平野が一望で、
かなたには金剛山〜二上山〜生駒山の山並みが、ずら〜り♪


麓のモミジも色さまざまで
反対側では額井岳方面が覗いてる。


で、三輪山はどれ?
向かう巻向三山は、木の間越しに見えてるあれかな?
と、名残は尽きねど、(笑)

 初瀬山  巻向山?  三輪山?


これから先が難関なので、先を急ごう!
と、反対側へ下っていくと、単にウォーキングですわ、という人に出会って
この先は、わかりやすい道ですから、と。

すぐの分岐は左にとり
その先で林道分岐、、ここはどちらでも良いらしい。
なんとなく左の方が歩きやすそう、、と、ここは深く考えずに 「初瀬山→」 表示の逆方向に行ったので
今思うと、これが遠回りだった?(^^ゞ



その後は枝道が増えてややこしくなり、ここはやっぱり初心に戻ろう、、と
と引き返そうとした時、さっきの人と出会って
戻らなくてもこっちで大丈夫。

あぁ、そうなの?
でも道はどんどん分岐から逸れていくし、、はて、どうしたものか、
と思っていたら広い車道に出て、車が行ってる方向に進んでみたら、
蕎麦屋が、デーン!
これが超、有名処らしい。

もうここで、食べていこか?
とか話してたら、さっきの人が車で追いつき、こっちとは違う、
さっきの道を直進やで!
あっそ。

その後もよほど心配だったか追っかけてきては、この道を行くように、、と懇切丁寧に。
かたじけござらぬ。m(_ _)m

MちゃんがGPSで確認してくれ、巻向山は、この先の広い車道のまだ向こう、、
と、やっと分かって
デカい車道に出たら右折して、それが上り坂になって、ようよう あっ この看板、ネットで見たで!
というポイントにたどり着く。

ちょっと寄り道したけど
ここが、巻向&初瀬山の取りつきでした。(笑)

 左折で蕎麦屋 ここを右折  この反対側の山道に入る 


ここからやっと山道ですわ、、よかったよかった、、と思ったトタン
思いっきり、お腹が減ってきた。(笑)

巻向三山
まず西の巻向山〜白山を極め、それから分岐に戻り初瀬(はせ)山、そして長谷寺へと下山する運び。

空腹を抱えて、とりあえず白山まで、頑張らねば!

でも、もうここまで来たらテープや表示もいっぱいあって
よく踏まれている散策路、
Mちゃんも逆コースだけど、前に来たことがあると言う。
それは心強い!

 長谷寺 巻向山の分岐 言わずと知れた痩せ尾根 


分岐に従えば
美しい痩せオネエ、いや痩せ尾根、そして落ち葉の絨毯と、、
見下ろせば、鳥居と池、これは地形図にも載っている、その傍らで、寛ぎ中の団体さん。
それを尻目に先を急ぐ



巻向山の登り口は、表示さえ見落とさなければ大丈夫!
で、無事に登頂。



お次の白山は、さっきの取りつきのすぐ手前を下っても行けるようだが、
ここは道順に従い、分岐を南下し
奥不動さんまで降りて、そのついでに?お堂にも参って、
さっきの道をV字型に折れる「白山→」を確認。

 


ここが白山の取りつき、

道はすぐに岩場のザレ場と化したけど、これを登りきったピークが白山。

今日は晴れ予報にも関わらず、薄日が射す程度で、じっとしてたら寒いけど
砂地は温もってるので心地よい。
おかげで格好のランチ会場に、ありつけたわよん♪



後は、巻向三山の最後、初瀬山を残すのみ、、
と、お不動さんには戻らず、そのまま山道を登って、それが途中で笹薮になり、
それにちょっと手こずったけど どうにか突破!

途中、奇妙な二本松 (抱擁松?) にめぐり合う。

 折れ木トンネル 笹の藪  抱擁松? 


その先で、さっきの団体さんと、すれ違って、
この先、倒木だらけや、気ぃ〜付けや!
それと分岐は右やから!

まぁよほど、この可愛いお嬢ちゃんたち、大丈夫かしらと案じてくれたのでしょうかねぇ。(笑)

おっちゃんの言葉通りに行くと
間もなく、さっきの巻向山取りつき手前に飛び出て



後は、最初の分岐まで戻って、いよいよ長谷寺、初瀬山の方へと向かう。

ところでこれは、何かの縄張り? 地鎮祭?
真ん中の榊が意味深なのよね、とニンマリMちゃん。
たしかに、(笑)

けっして見通しが良いとは言えない樹林帯の藪道でも
さすがは大和!
と思わせる不思議なオブジェが続出で、

鳥居と池  地鎮祭? 


歴史の宝庫に包まれて、まだ見ぬピークを探す醍醐味、「大和」ならでは、かもしれない。

まぁ、いろいろあったが、今、大事なのは初瀬山踏破!

それは、もうこれしかない!
と、明らかにわかるピークの麓に今、いるんだが、その取りつきが分からない
山麓の木が伐採されて放置され、
取りつく島もないって感じ!

あぁ、ここまで来たのに、、(/_;)


しかし、ここは我慢のしどころとMちゃんが辛抱強く麓を巻いて巻いて行ってくれたおかげで
ついに取りつき発見!

やった、やりました。 \(^o^)/



感動のまま、初瀬山登頂!
この山のプレートの多さが、皆さんもご苦労されたことを証明してる?(笑)

さて、ただいまの時間14時20分



順調にいけば、長谷寺15時過ぎには着きそう。
と、ここは記憶にモノを言わせていただき、山道を下って下って、
ちょっと休憩もして、

展望地らしきところは樹木が茂って、もはや藪?
けど、メゲずにまだまだ下って〜下って、、ついに眼下に寺の屋根。
おぉ、長谷寺や。



これで、ようやくモミジにもあやかれる、、
やっぱ大和の国は紅葉かねぇ。(笑)



というわけで
紅葉で〆れて良かったっす、、ほんまに、、サメザメ(T_T)(T_T)