Mちゃんとの定期
この冬、第一級の寒波の襲来で、下手したら登山口までたどり着けんかも、、
と、ここは無難な選択で、、ようよう選んだのが
大和のヘソ、ともいうべき「龍王山」
と、大和そのもの、、ともいうべき「巻向三山」
オプションで長谷寺のモミジ?
とまぁ、例によって盛りだくさんですが
問題は、入山時間内に長谷寺にたどり着けるか? ですよねぇ〜。(笑)
8時過ぎ、閑散としたJR柳本駅に、二人で降り立って
駅前通り(ってこれか?)を東進。
この寒々とした池向こうの小高い丘は黒塚古墳だそうです、
へぇ〜
向かう山肌は淡いモミジに彩られ、、気分は上々、、寒さもぶっ飛べ〜! (^O^)/
天理市トレイルセンターの敷地内を、通り抜けると
長岳寺の山門に着き
とりあえず裏手のモミジを観賞し?
この寺はまだ入山時間前なので、そのまま北側の道を東進します。
果樹園の先から山道になる、、といっても丸太階段、
龍王山は、かつて山城だったようで、そのためか道はよく踏まれた切通し
ほどなく寺からの道と合流し、樹林帯を行く。
植林がたまに雑木になって名残のモミジや石仏が
さすが山の辺の道だよねぇ、って演出をするけど、如何せん、展望が足りん。
かろうじて木の間のモミジを覗きながら登っていくと
奥ノ院からの道と合わさって車道に出た。
長岳寺から1時間ほどの距離。
左へ取れば北城なので、脇のトイレを借りて、せっかくだからと北城にも寄っていく、
車道をしばしで「北城略図」が掛けてある所に着く。
竜王山は「南城」「北城」から成っていて、いわゆる「龍王山」と呼ばれているのは「南城」の方だが、
こちら「北城」だけでも、かなり広大だったと、この絵図から窺える。
龍王山城は
室町戦国時代の豪族、十市(といち)氏が治めていたが、信長の命によって破却され
今は藪山の城跡を残すのみ。
馬池から踏跡たどって たぶん何らかの建造物があったのであろう広場を裏から回り込み
一番高いところまで
最後は踏み跡もなくなって、ほぼ崖ってところをよじ登って、、
はぁ〜着いた。
どうやらここが 「本丸跡」 らしい。
だだっ広い広場の真ん中に、展望台もしくはアスレチック用具が設置され
それにズルズル滑りながらよじ登ったけど、特に上がらなくても、大和平野はちゃんと見れると後で知る。(笑)
背景は金剛山から二上山まで
これは素晴らしい〜
この場でこれだけの展望は期待してなかったので
大満足して広場の反対側から下りていくと、こっちにはちゃんと道標や案内板、、
もしか、こっちが順路だった?(笑)
車道に出ても道脇に立派な石碑、そして龍王山全容のつかめる案内板。
なるほど。
と、分岐まで戻って、今度は「南城」へと向かいます。
しかし、そのまますんなり行かんのが、私(ら?)なのです。(^^ゞ
展望台の道標がある度、興味津々、登っていって、
これ展望か?
何の展望?
というのに翻弄されつつ、
こんなことやっとる場合じゃないと、やっと気がつき、その後は一路 「南城」へ。
「南城」到着10時32分
おぉ、これぞ、紛れもなく龍王山!
「北城」より標高も60mほど高く、展望、さらに良好。
何よりも大和平野が一望で、
かなたには金剛山〜二上山〜生駒山の山並みが、ずら〜り♪
麓のモミジも色さまざまで
反対側では額井岳方面が覗いてる。
で、三輪山はどれ?
向かう巻向三山は、木の間越しに見えてるあれかな?
と、名残は尽きねど、(笑)
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初瀬山 巻向山? |
三輪山? |
これから先が難関なので、先を急ごう!
と、反対側へ下っていくと、単にウォーキングですわ、という人に出会って
この先は、わかりやすい道ですから、と。
すぐの分岐は左にとり
その先で林道分岐、、ここはどちらでも良いらしい。
なんとなく左の方が歩きやすそう、、と、ここは深く考えずに 「初瀬山→」 表示の逆方向に行ったので
今思うと、これが遠回りだった?(^^ゞ
その後は枝道が増えてややこしくなり、ここはやっぱり初心に戻ろう、、と
と引き返そうとした時、さっきの人と出会って
戻らなくてもこっちで大丈夫。
あぁ、そうなの?
でも道はどんどん分岐から逸れていくし、、はて、どうしたものか、
と思っていたら広い車道に出て、車が行ってる方向に進んでみたら、
蕎麦屋が、デーン!
これが超、有名処らしい。
もうここで、食べていこか?
とか話してたら、さっきの人が車で追いつき、こっちとは違う、
さっきの道を直進やで!
あっそ。
その後もよほど心配だったか追っかけてきては、この道を行くように、、と懇切丁寧に。
かたじけござらぬ。m(_ _)m
MちゃんがGPSで確認してくれ、巻向山は、この先の広い車道のまだ向こう、、
と、やっと分かって
デカい車道に出たら右折して、それが上り坂になって、ようよう あっ この看板、ネットで見たで!
というポイントにたどり着く。
ちょっと寄り道したけど
ここが、巻向&初瀬山の取りつきでした。(笑)
ここからやっと山道ですわ、、よかったよかった、、と思ったトタン
思いっきり、お腹が減ってきた。(笑)
巻向三山
まず西の巻向山〜白山を極め、それから分岐に戻り初瀬(はせ)山、そして長谷寺へと下山する運び。
空腹を抱えて、とりあえず白山まで、頑張らねば!
でも、もうここまで来たらテープや表示もいっぱいあって
よく踏まれている散策路、
Mちゃんも逆コースだけど、前に来たことがあると言う。
それは心強い!
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長谷寺 巻向山の分岐 |
言わずと知れた痩せ尾根 |
分岐に従えば
美しい痩せオネエ、いや痩せ尾根、そして落ち葉の絨毯と、、
見下ろせば、鳥居と池、これは地形図にも載っている、その傍らで、寛ぎ中の団体さん。
それを尻目に先を急ぐ
巻向山の登り口は、表示さえ見落とさなければ大丈夫!
で、無事に登頂。
お次の白山は、さっきの取りつきのすぐ手前を下っても行けるようだが、
ここは道順に従い、分岐を南下し
奥不動さんまで降りて、そのついでに?お堂にも参って、
さっきの道をV字型に折れる「白山→」を確認。
ここが白山の取りつき、
道はすぐに岩場のザレ場と化したけど、これを登りきったピークが白山。
今日は晴れ予報にも関わらず、薄日が射す程度で、じっとしてたら寒いけど
砂地は温もってるので心地よい。
おかげで格好のランチ会場に、ありつけたわよん♪
後は、巻向三山の最後、初瀬山を残すのみ、、
と、お不動さんには戻らず、そのまま山道を登って、それが途中で笹薮になり、
それにちょっと手こずったけど どうにか突破!
途中、奇妙な二本松 (抱擁松?) にめぐり合う。
その先で、さっきの団体さんと、すれ違って、
この先、倒木だらけや、気ぃ〜付けや!
それと分岐は右やから!
まぁよほど、この可愛いお嬢ちゃんたち、大丈夫かしらと案じてくれたのでしょうかねぇ。(笑)
おっちゃんの言葉通りに行くと
間もなく、さっきの巻向山取りつき手前に飛び出て
後は、最初の分岐まで戻って、いよいよ長谷寺、初瀬山の方へと向かう。
ところでこれは、何かの縄張り? 地鎮祭?
真ん中の榊が意味深なのよね、とニンマリMちゃん。
たしかに、(笑)
けっして見通しが良いとは言えない樹林帯の藪道でも
さすがは大和!
と思わせる不思議なオブジェが続出で、
歴史の宝庫に包まれて、まだ見ぬピークを探す醍醐味、「大和」ならでは、かもしれない。
まぁ、いろいろあったが、今、大事なのは初瀬山踏破!
それは、もうこれしかない!
と、明らかにわかるピークの麓に今、いるんだが、その取りつきが分からない
山麓の木が伐採されて放置され、
取りつく島もないって感じ!
あぁ、ここまで来たのに、、(/_;)
しかし、ここは我慢のしどころとMちゃんが辛抱強く麓を巻いて巻いて行ってくれたおかげで
ついに取りつき発見!
やった、やりました。 \(^o^)/
感動のまま、初瀬山登頂!
この山のプレートの多さが、皆さんもご苦労されたことを証明してる?(笑)
さて、ただいまの時間14時20分
順調にいけば、長谷寺15時過ぎには着きそう。
と、ここは記憶にモノを言わせていただき、山道を下って下って、
ちょっと休憩もして、
展望地らしきところは樹木が茂って、もはや藪?
けど、メゲずにまだまだ下って〜下って、、ついに眼下に寺の屋根。
おぉ、長谷寺や。
これで、ようやくモミジにもあやかれる、、
やっぱ大和の国は紅葉かねぇ。(笑)
というわけで
紅葉で〆れて良かったっす、、ほんまに、、
サメザメ(T_T)(T_T)