【竜王三山】

(長谷竜王山279 西谷の竜王山368 大原野竜王山365)

月9日(祭日) 晴れのち雨

ミツ ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 長谷竜王山 

長谷竜王山   長谷竜王取りつき832ー竜王山843−取りつき857 
西谷竜王山   西谷の森915−黒岩展望台948(10)−竜王山1015−天狗松1035−下山1120 
大原野竜王山   公民館前1230−竜王社−竜王山1316−三角点(迷走)1425−車道1550 



宝塚の奥座敷 西谷には「竜王山」が3つあると、先輩のページで知って、
ミツを含む辰年生まれ3人の山友用に?
3山まとめて踏破しようと、正月早々、ミツを伴い決行した。

西谷へは、家の近所の南北に伸びる道(五合橋線)を北へ北へと行けば着く。
1時間もあれば十分。
これぞ、もってこい! ってか、もっと来い、ってロケけ?(笑)

そんなこんなで8時過ぎには西谷界隈に着いたけど

「西谷の森公園」の管理棟は、9時オープンなので
まずは、最も低い長谷の竜王山から登ろうと、そちらに車を進めてもらう。

長谷の公民館前に停車して、8時半スタート


目指す竜王山は、正面のこんもりした山だろうと、まずは取りつき探し。

車道から農道に入って少し右に回り込むように進むと
民家の中の竹林から山へと続く小路がある。
登山道は、これかな?
(正しくは参道)


切通しになった道を落葉を踏み踏み、たまにズルッと滑りながら、ワシワシと登っていくと
左手に小さな祠、


さらに登れば鳥居が見えて、
広場の真ん中に、小さな祠が祀ってあった。


ネットで見ていた「長谷・竜王山」は、まさにこれ!

祠前には、拝礼用の鈴までちゃんと付けてあり
ささやかなれど、神聖ムードたっぷりだ。


ホクホク顔で来た道を、再び落葉に足取られながら下っていって、ミツの待つ公民館前まで。
所要時間、たった25分の快挙だった。(^^)v


車に乗り込み来た道を戻り、西谷の森公園の駐車場に停める。

管理棟でトイレを借りて、本日2座目の竜王山へ、9時15分、行動開始。
今度はミツも一緒。

ここ、西谷の森公園には以前、真夏に来ているが
あまりの暑さに、とても尾根など歩けずで、谷筋ばかりを選んで歩いた記憶がある。
今日は、迷わず尾根を行く。


管理棟裏の保与谷池を左から回り込めば、さっそく尾根道になり
いうても公園内の遊歩道なので丸太階段が完備
いわゆるミツ仕様の山ですわ。(笑)


10分ちょっとで東の東屋

尾根道のてっぺんに今から向かう黒岩展望台がポツンと建ってて
竜王山はその裏なので、まだ見えないが、
振り向けば、六甲連山、かの大岩岳もチラリと覗き、左には特徴的な古宝山。

あぁ、この青空を、かっ歩したい!


少し下ってさらに続く尾根道を心地よく登ると、いよいよ西谷名物、黒岩の馬の背にさしかかり


それを伝うと
大岩岳、六甲連山など、南の展望が痛快に広がって

 中央が丸山 奥に六甲 右は大岩岳

登りきったら黒岩展望台。
東西南北、申し分ない展望を、心ゆくまで俯瞰する。
貸切なので、お茶も入れよう。


ここ西谷〜三田エリアは、何度か足を運んでいるので、馴染みの山が多くて嬉しい。

大舟山  竜王山 

展望台から東に下って、分岐を左折し、いよいよ今日のメイン、
竜王山へと向かう。

一歩こちらに踏み入ると公園の管轄外になり、さっきまでの遊歩道とは若干様子が異なるが、
いうても大した藪ではなくて
10分足らず登ったところに鳥居と祠の竜王山山頂。

参道は立派なのが北から来てるので、私らは裏口参拝したことになるけど
ま、大差ないやろ。(笑)

年男、竜の山に 参詣する也 (季語なし)


私はこの竜王山に、以前、来たことがあり、
せっかくなので今回はお隣の「天狗松」まで足を延ばすことにする。
もちろん、ここからはソロ。(笑)


尾根ベンチでミツに待っててもらって、
途中の踏み跡を左に入り、それが激下りになってもメゲず、
70mほどガンガン下ると鞍部に達し、
そこから登り返して10分ほどで尾根に乗る。

若干の展望を楽しみながら、僅かに進んだところが「天狗松」のピーク。

 竜王山   羽束山

残念ながら、「天狗松」は展望に恵まれないけど、代わりに?公明正大な一等三角点があり、
受信用アンテナも立っている。


不思議なことに 「天狗松」 のくせに「松」がない。

松はむしろ、さっきの尾根ピークの方が多かった。
と、そっちに戻り、松の木間から先ほどの竜王山を眺めながら鞍部に下って、、

ここに巻き道あり、
これを辿ったら尾根まで激登らなくてもいいのに、
不覚にもミツを尾根に置いてきた、、戻らんワケには、、((+。+))


お待たぁ〜〜
いやぁ、エラカッタァ、、亭主待つ いや、天狗松。 (ムリアル)(^^ゞ

東尾根を通って管理棟に戻る
こちら東尾根も今回お初だが、谷筋よりも格段に愉しい。


先ほどの馬の背や黒岩展望台を右に見ながら、
眼下の町や六甲連山を眺望する展望道。


コウヤボウキのピンクの綿毛に歓迎されて、どんどん下ると管理棟そばの公園。

公園では凧揚げ大会たけなわで、里の正月はのどかです。


さすがに朝より車の数が増えていて、私らは西の谷へ移動して
そっちの広場でラーメンを煮る。

ミツは、冬ならではのモヤシラーメンがお気に入りで、
お湯が沸くのも待ち遠しい。(笑)


食べ終えたら大岩岳の方に少し入って、境野大池手前で吠えてる(←?)「竜ちゃん」にも会ってこよう。

 竜 vs 辰!

余談ですけど、嘗てのお姿はこんなん、どした。(涙;


午後の部は、今朝登った「長谷竜王山」の方に向かって、
途中にある農協の先の西谷郵便局横の細道を東に入れば良いのかな?

ただいまの時間12時半
ま、14時半までに戻らんかったら、捜索願とか出してネ。

とか捨て台詞して意気揚々、出かけたのだけど
まさかこれが、(^_^;


正面のこんもりした山がそれだろうと、くねくねと蛇行する農道を
取りつき探して東進するも住宅地になり下っていくので
こっちは違うと引き返し、ため池を回り込むように進めば正面に冬枯れの広場。


この広場はネットで確認済みなので
それを突っ切るように登っていくと、周囲の展望は開けてきたものの道らしきものは見当たらず
獣除け鉄線が張り巡らされている。

 竜王山 天狗松   羽束山  大舟山


取りつきはどこや、と下っていけば、右の藪にピンクリボンがヒラヒラしていて、
まさかこれ?と分け入れば、そこからツーっと山道が伸びてる。
いやぁ、、(笑)


朝一人で登った長谷竜王山みたいな落葉の切り通し道を登っていくと
10分ほどで鳥居と祠。


地元ではこれを「竜王神社」と呼んでいるそうで
地図に載ってる竜王山365mは、その先に続く道を5〜6分進んだところにある。
途中でマユを拾う。


このマユは、昨年の暮にしろくまさんと登った上郡三山の途上で拾ったのと同じウスタビガのマユ。
これも何かのご縁?かと、竜王山まで連れていく。(笑)

この竜王山も、今日登った他の竜王山と同じ、正真正銘、藪山。


13時20分
ミツに「今から下山」のメールを送って、反対側の踏み跡をたどる。
少し下ると道は穏やかになり、ターニングポイントのソエ谷峠まで、ほぼ一直線で行けるはず、、

干支の山ということで登っている人もいるようで、赤リボンが目立ってる。


峠に着いたら右折して展望のザレ場から新池に出れば、そのまま登山口に戻っていける
と、下山ルートをシュミレーション。

しかし、行けども行けどもソエ谷峠が現れず、
ちょっと不安、かなり不安。(^^ゞ

地図にも載ってる近畿自然歩道をかすめてる「峠」のはずなのに、、

とか思っていると、立派な境界杭のある広場に出て、
ここだろうかと試しに右へ折れてみる。
幸いテープも付いている。


しかし道は一向に下らず、むしろ登っていってて、踏み跡もだんだん薄くなり、とうとう藪。

こりゃ違うわ!
と、思った頃にポロンとテープ、戻ろうとすればまたリボン
じゃぁ 合ってるの?
これが私の迷走の、最もよくあるパターンです。(笑)

誘われるまま、どんどん進み、ついにコブ3つくらい越えたか、

「峠」と思しき地点から1時間ほど彷徨って
登りつめたピークで待っていたのは、な、なんと!
三角点。


急いで地図をひろげ、現在地を確かめる、
しかし手持ちの地図で三角点というのは、かなり離れたピークにしかない。

このゴチャ混ぜの等高線を踏破して、短時間でそんなとこまで行ったとは思えん。
ならばここはどこよ?

後で知ったが、昭文社の地図などには、しばし三角点の記載がないことも多い。


まぁ、そうかもしれんと薄々は思ったものの、「現在地」が分からない。
これは何が何でも竜王山まで戻らねば!
14時25分

約束の時間まであと5分!

まだ日も高いし、どうにかなるとは思うけど
来た道を戻るというのがまた難行苦行で、すぐにテープを見失い、ふと気がつくと藪ですわ。

こりゃアカン、
と、さっきの三角点に再度引き返し、やっぱりそっちじゃないと戻ったり。

右往左往するうちに、混乱するわ、焦ってくるわ、、
この岩はさっき見たけど、いつ見た?
今、どっちから来た?
どっちが北や?

 大舟山    竜王山 古宝山 

たまに視界が開けて古宝山や、竜王山がチラリと覗き、
意外にも六甲がくっきりしてる。
あぁ〜

景色と藪に翻弄されつつ迷走してると、「今どこ、下山はいつ頃ですか?」
突然、携帯が鳴る。
あぁそうよ、もうとっくに約束の時間を過ぎている。 ((T_T))

泣きついたってあっちも困るし、頼りになるのは自分だけ!
落ち着けーい!(^O^)/

「今、戻ってる最中やから、もうちょっと待ってて。」
ホンマかいな、(笑)

「わかった、待ってる」
声だけ近いのも、なんだか滑稽。(笑)

とにもかくにも肝を据え、開き直って
まず磁石で北を確認し、この藪の枝に引っ掛かりまくってる磁石や地図や帽子とかはザックに仕舞って
代わりにストック引っ張り出して、それと携帯の電源は切って
さぁ行くで!

一歩ずつ北進しながら、こっちで合ってる、あれが竜王山だからね
と、自分で自分を励ますように。

どうやって、あの正面に見えてる竜王山まで戻ろうか?
と、思案しながら藪漕いでると、ふとテープ

最初、果樹園の取りつきで見た派手なピンクと同じ色。
これや!
直感的にそう思う。

これを追え!

ひたすらにテープを拾って西進すると谷筋になり、それでもテープは続いてて
やがて道はしっかりしてきて、まだまだまだまだ、

間もなく雨がぱらついてきたが、もう沢筋になってて濡れることもないし
そしてため池に出て、池畔を伝えばふいに車道に飛び出た。

助かったぁー!
15時47分


さっそく通りかかった車に道を尋ねるも、ちょっと分からん、すまんなぁ
と話す背後に「西谷の森公園→」の案内板が見えて、

あ、分かりましたわ、ありがとう!

ストック収めて傘を出し、携帯しながら急ぎ足、体はドコモ元気だが、携帯はソフトバンク
口の方は平謝り。(^^ゞ

 背後に竜王山

西谷の森公園まで行けるから!
と、分岐に出たので右折して、そのまま進むとミツ車とバッタリ鉢合せ!
おぉ!

西谷の森公園でしょ? こっちじゃなくて、そっちだけど?
はれ〜(゜_゜;

そんなこんなで、とんだ竜王三山になりましたけど、おかげさまで、愛でたく?幕となりました。

新年早々、お騒がせ〜〜(^^ゞ


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