鶴橋で近鉄に乗り換えて
7時過ぎに橿原でMちゃんに拾ってもらい、R166を東進して高見山へと向かう。
途中、マッターホルンのピラミッドピークが正面に覗く。
ここで瞬時に、今日の高見をシュミレーション!
ちょっと黒過ぎませんか?(汗;
杉谷登山口が満杯だったら、たかすみ温泉に停めるつもりが、8時前で、まだ空いている。
ラッキー!
と思う間もなく、すぐ横にワゴン車がつけて、ハイ、満車!(笑)
民家の横から獣除けネットの張られた山道に入る。
昨日の雨で、道はまだ濡れている。
杉木立の間から、隣の山が、黒々と覗く。
雪は、どの辺からだろう。
30分もすると霧氷バスが到着するので、自然と急ぎ足になる
前を行くオジサンにつられ、こちらもどんどん速足、
カッカカッカ、燃えてきた。
暑い暑い!
スカーフ取って、フリース脱いで、ヤッケも脱いで、、今日は暑いねぇ
Mちゃんが、いつもは脱がないチーさんが!と笑ってる。(笑)
崩落地を過ごし、登山口から45分ほどで小峠
やっぱ、ちょっと速かったか?(^^ゞ
辺りはまだガスに包まれている。
やっぱりもっと、ゆっくり歩いて時間稼ぎすべきだった、
とか思いながらも、休むことなく鳥居をくぐって急登に取りつく。
程なく雪を見るようになり、左から平野道が合流。
ここでアイゼン装着。
所々雪が凍ってて、氷のストックリングが、コロコロと転がっていて、
指輪だ! とMちゃん
こっちはハート! と、またまたMちゃん、見つけて駆け寄る。(笑)
南天の実で目を付けたら雪キツネ〜♪
|
|
ストックリング |
※ |
自然林になり、時折、陽も差すようになって、気分は上々、、
でも、霧氷はなかなか現れない。
いや、ないかもしれん、だってあんなに山が黒かったもんなあ、、
と、朝の景色を思い浮かべて、、
しかたないので、ここらで上げとく。(笑)
国見岩辺りまで来ると稜線がチラリと覗くけど、あそこもやっぱり白くない。
昨日の雨で霧氷も落ちたんよ、とMちゃん。
ま、そういうことなら、別に焦って登らなくても、、(笑)
ここまで来ると、北からの風が冷たくて、休憩もままならないが
息子岩、揺岩と、あまり縁のない岩(?)の看板を通過して、
ふと右に、木々の間から台高山地が覗いてる、
あれ、大普賢や!
大峰はガスガスなのに、なぜか大普賢岳だけは、ちょこん!(笑)
|
|
明神 桧塚 |
大普賢岳 |
展望があったらあったで山の同定が大変だわと思っていたけど
まさか、あのシンボリックな大普賢が真先とは!
興奮したらお腹が空いた。
展望のいいところで休憩しよう、、って思ってる岩は、もう山頂のすぐ手前だけど?(笑)
↓
笛吹岩は南向きのテラスのように風が凌げて暖かく、幸いなことに貸切、
ここでちょっと何か食べる。
ガスが流れて山がどんどんクリアーになる。
あの白いのは、やっぱ桧塚よね。
登山道に戻ると尾根芯を歩くようになり、やっぱり北風が身に沁みる。
それでも、風雪と闘ってる逞しい木々の姿に、しばし足を止め、
最後の急登に喘いでいると展望台が見えてきて
10時20分登頂
小屋の中はまだ人影まばらで
展望台も空っぽ。
ザックを置いて、さっそく祠まで、向こうの様子を見にいった。
三峰山は、ようやくガスが引いてるところ、でもまだ一進一退。
曽爾は未だ、すっぽりとガスの中
だけど、台高山脈や大峰は、ゆっくりゆっくり姿を現わしはじめてる。
いずれにしても、クリアーに見えるまで、まだ少し、時間がかかりそうだし
お昼にも早い。
ちょっと行こか?
覗き込んだ東の斜面に、トレイスはなく
数日前に誰かが踏んだ跡が、微妙に残ってるだけ。
ま、なんとかなるかと激下る。
しかし、すぐに踏跡は消え、
昨日の雨でモナカ状になった雪に、ブスブスと足を突っ込んでは、
よちよちと最初のコブまで辿っていって向こう側を覗く。
どんな感じ?
うーん
恐る恐る顔を出せば、一面の雪、雪、雪!(あたり前)
要するに、どこまでが雪庇で、どこまで地面か、全く見分けがつかない状態で、
こんなことに足踏み入れてブスッと踏み抜き、、あれぇ〜〜
みたいな近未来のワタシ
そやからゼッタイ、無理、無理、無理!
戻ろ!(^^ゞ
山頂の祠までフウフウと引き返し、振り返ったら、「あっ 人が上がってきてる!」
と、Mちゃんが指さした。
ほんまや!
確かに4人ほどのグループが、北尾根をこっちに向かって登ってきてる。
ほな 行けるやん! (笑)
まずは小屋で腹ごしらえ、、と展望台まで戻ってびっくり!
もはや人で溢れてる。(笑)
小屋の方は、幸いまだ少しスペースがあったので、隅っこの方でご飯にする。
今日は食べやすいようにミニラーメンとスープご飯にした。
それを急いで掻き込む。
10分ほどで食事を済ませ、北尾根に向かおうと分岐まで来てふと、
そっちから上がってきたオジサンに呼び止められる。
こっちに行くんか?
うん、途中までね。
縦走するんなら、車、向こうに回したってもええで。
ありがとう、でも山頂に戻ってくるつもりだから。
2つ目のコブまで行ったらええ。
OK!
結構長く話してしまって、
いざ行こうとしたら、さっき上がってきた縦走組が、早くもピストンで戻られるようで、
私らの前を、アッという間に尻セード
ステップが消えるぅ〜(笑)
オジサンの言ってた2つ目のコブには20分ほどで着き
さっそく高見の見物。
オジサン、こっちを見てるかな?(笑)
ここではまだ物足りないし、今度は、トレイスもしっかり付いてて安心なので、
そのまま痩せ尾根を邁進し、静かな縦走路をかっ歩する。
たまに背後の山頂や、曽爾の景色に見入ったり
老木ブナに仰け反ったり、
騒いでいたら、先行するグループの人が振り向いて
こっちに来るなら車のデポが要りますけど、大丈夫ですか?
いや〜、山頂に戻りますので。(^^ゞ
北尾根には以前、初秋に来たことがあって、おぼろげに覚えてる。
たしか、もうすぐ崩落地になるので、そこで展望を見たら戻ろか?
とか言いつつ、右に雪庇が大きく張り出しているところからも、なかなかの展望が楽しめて
三峰山がだんだん身近に。
その先の崩落地がまた、ど迫力!(^O^)/
小動物の足跡や、イタヤカエデの葉っぱが、純白の雪に彩りを添えている。
そろそろ請取峠かという所までこぎつけて、まだまだ行けそうだけど
キリがないよね。
山頂の
キリも晴れているだろうからと、ここで引き返すことに、
12時20分
|
|
右奥、三峰山 |
左奥、桧塚 |
山頂に戻ったら温いお茶とか入れよう、だって、せっかくボンベ、背負ってきたし、(^^ゞ
とか言いつつ、お名残惜しくて
Mちゃんは雪だるまを作ったり、私は雪庇と遊んだり、(笑)
13時過ぎ、山頂に戻り、約束どおりお茶にして
この申し分ない展望を、心ゆくまで楽しんで
こちら、北の展望♪
13時40分 大峠に向け下山開始。
大峠に下山するのは初めてかな?
そして、この展望!
つづれ織りがやがて直線コースになり、
その先のベンチでは、数人がアイゼンを外してる。
私らはもう少し先まで着けてと思ったが、すぐにぬかるみの泥道になったので
外して提げる。
その先もまだ道はジュルジュルで、こんなとこで滑ったら泣く
とか思いながらボテンとコケたり。(笑)
大峠に14時半
気分的には長かったけど、時間的にはあっという間。
トイレを借りて小休止。
小峠まで林道を歩く。
車が一台もないと思ったら、その先が大きく崩落してた。
ピンカーブの所で右の山道に入り、そのすぐ先が小峠
15時08分
それなりの下山時間になりそう。(^^ゞ
小峠からは往路を辿る。
こんな景色見たっけ?
古市跡やら撞木松、どれも記憶にないんだけれど、、と、もうアホ丸出し、(笑)
だからやっぱしピストンするって意味がある! ってことよねぇ〜。(笑)
・・・山で出会ったオジサンからの戴き画像・・・