ほとんど地べたに近いけど、鉄塔道というのは、それなりに魅力満載!
是非!
と、お願いしたのは、氷雨に遭っても平気なくらいの姫路近郊の低山でした。
案の定、気の滅入りそうな天気を押して、御着駅に降り立てば
雨がパラパラ降りかかる、けど、きっとそのうち晴れてくる。
と、根拠のない自信に満ちあふれ? 土曜でもフル稼働中の工場の横を抜け、
これかな?
案内板の前で足を止める。
いかにも簡略地図だけど、展望広場が二つあり、それぞれに四阿も。
四阿って??
あぁ、東屋か! と、ここで学習する。(^^ゞ
山公園にありがちな丸太の急階段に喘ぎつつ、やがて枝尾根に乗りまして、
最初の四阿までは、もう一度、喘いでたどり着く。
ご褒美は展望!
背後には高御位〜桶居山の岩尾根ライン 西にはかの有名な小富士
ただ、ここからだと「富士」には見えん。
残念!
傍らの案内板には、なぜここを 「火山」と呼ぶかが記してある。
次の四阿(あずまや)へと歩を進めると、道は送電線に沿うようになり、傍らには牛岩という展望岩
ここからも、小富士の眺めが素晴らしい。
(ただしやっぱり富士じゃない)
もしやあれは姫路城の建屋では? と、しろくまさん。
これだけ遠いと、お城よりも建屋を被ってる方がよく目立つ? (笑)
展望を楽しみ、脇の鉄塔にも立ち寄りながら、2つ目の四阿に着きまして、
ここには展望がないので、次の鉄塔へと向かう。
御着南山が近づくと、いよいよ鉄塔が乱立してきて、これは圧巻!
素晴らし〜い。ヽ(^o^)丿
地形図でも、3方向から送電線が集結してて、
その送電線の行きつく先には、変電所やら灘浜の工場地帯。
その一角に火力発電所があるんだと。
道理で鉄塔密集地!(笑)
かたや、御着南山の三角点は、鉄塔に遠慮するかのようにひっそりナリをひそめてる。
相変わらず富士には見えん小富士山を、鉄格子越しに垣間見て、
「姫二火力線鉄塔25」を見るためだけに、わざわざ斜面を下ったり、(^^ゞ
南山に戻って、さらに分岐に戻り、山の西側を巻きながら、鉄塔道を南進する。
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小富士 |
高御位山 |
「姫二火力線鉄塔24」は、眼下に姫路バイパスJCTが見下ろせる、ちょっとした景勝地で
まるで走行車両を、リモートコントロールしてる気分。(笑)
鉄塔23まで下ってくると、先ほどの南山の鉄塔群や、鉄塔24がよく眺めれて、
姫路バイパスの車の音も賑やかで、
しろくまさんは、さっきから漂っているウルメイワシの臭いの方が強烈らしく、
のたうち回っておられます。(笑)
「新加古川連絡線鉄塔48」は、送電線の交差点
それを見上げて、バイパスを越えるべく、一旦地べたに下りまして、、
直進すると、下の画像のような鉄梯子を下れたんだけど、、これは業務用、
やっぱアカンよなぁ、、と悔しそうに眺めながら、(笑)
西の方から回むようにバイパスに出て、陸橋を渡って、地道を西進、果樹園のところで左に折れて
あの稜線に、どこから乗れるか考える。
とりあえずよその果樹園に侵入、、
けど別に侵入しなくても、右から舗装路が来てて、それの奥の竹藪から山道に入れる
ということに、間もなく気づく。(^^ゞ
まぁ、まずは第一関門、突破です。
沼を見ながら山道を辿れば、まもなく巡視路マークが現れて、それに従い「姫二火力線鉄塔21」へ。
この鉄塔は、展望に恵まれないので
次の鉄塔20へと進む。
ところが行けども行けども、尾根には乗らず、だんだん道も荒れてきて
こんなんが関電の巡視路とは思えない。
GPSでご確認いただくと、いつの間にやら分岐を過ごし東の山腹に入ってしまってる。
こりゃアカン。
あわてて返すと左に踏み跡、
その分岐には、巡視路マークの代わりに「飾磨消防署」の標識がポツン。
これでは分からんで!(笑)
登っていくと右に展望が開けた伐採地があり、そっち経由で登りつめると「姫二火力線鉄塔20」
苦労して着いた割に不遇な鉄塔、
展望ないし、立地スレスレ!
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鉄塔21 高御位山 |
鉄塔20 |
その先の鞍部が四辻で、直進すると「ヘリ岩」
「ヘリ岩」って何?
まさか、ヘリコプター岩?
「ヘリ」が、カタカナかひらがなかで揉めながら、あぁ、これね、という岩を見て、
あぁ、へり=縁 なのか
と知って、ホッとしたような、ガッカリなような?(笑)
ヘリ岩は小富士山のビューポイント、でもやっぱしここでも富士には見えん。(笑)
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その先の「飾磨港加古川線2鉄塔」の下が暖かなので、ここでお昼にしておく。
次の鉄塔19は展望には恵まれず、塗料の色もグレーだが
↓
そこから登り返して青の山が近づけば、いよいよ海も見えてきて、
テンション上がる♪
向かう高坪山まで送電線がビヨーンと伸びてる。
早くあそこに行きたいなぁ、、
ここまで来ると「的形ふるさと里山会」のご尽力で、表示の数も増えてきて
青の山へは難なく登頂。
喜び勇んで南進し、左の尾根によじ登れば、そこは、ポカンと開けた広場、
二人して愕然となる。(笑)
小屋ありますよね?
うん、
じゃぁ、ここが丸山ですわ。
はぁ、
この物置小屋以外にも、何かのアジト?
みたいな掘建て小屋がかろうじて斜面に建っていて、人里臭プンプン、
そりゃそうでしょ、標高80mほどだもの。(笑)
左に鉄塔を見ながら、野道を下っていけば分岐、これを右に取ると
国道250線に出た。
この国道が交通量が多くてなかなか渡れそうになく、しばらく西進、無理矢理横断
振り向けば山麓に山陽電車が走ってる。
ところで高坪山の取りつきはどこ?
手持ちの資料では、丸山には行かないで東の住宅地に下りるように書いてあり、
けどもう、丸山には行ってしまったので、(笑)
それなら取りつきはここより東だなと、まもなく「的形ふるさと里山会」の明確な道標が出現。
素晴らしい!
登っていくと先ほどの丸山や掘建てアジトがよく見えて
さらに登ると、背後に今日辿った林立鉄塔や、高御位の岩群も見えてきて
気分は俄か、ハイハイハ〜イ!
「姫二火力線鉄塔15」の傍にひっそりと高坪山の三角点。
ふと傍の絵図を見ると、小富士の鞍部に姫路城の建屋が見えると記してある
ホンマや!(右画像にマウスを)
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高坪山から下っていくと竹林のトンネルになり、
この竹林は、かなりのもんだけど
持ち主不在か放ったらかしで、こんなに痩せては筍なんか出ん。(笑)
竹林を越えると、「的形ふるさと里山会」の本領発揮エリアとなって、もう表示だらけ。
たまによくわからないのもあるけど、道が正しい、ってことだけは確か。(笑)
明るい雑木の道が、三十三ヶ所霊場めぐりに変わって一瞬、慌てたが、
これも順路に従えば、車道に飛び出す。
西進しながら、どこかで木庭山に上がらなければ、、とキョロキョロしてたら
庭先のオバちゃんに 「どこ行くん?」 と呼び止められて、
赤壁やろ、浜やろ、ええで〜 はよ行っといで、私もすぐ、行くよって!
はぁ、、(笑)
表示に従い左折して、そのまま車道を上がっていくと立派な駐車場。
公園という名に相応しい広場とベンチ。
そして、目くるめく海が、眼前に広がった。ヽ(^o^)丿
ここ小赤壁は、三国志に出てくる「赤壁」の絶壁に似ていることから、そう呼ばれるようになったとか。
ここに来て、見事に晴れた空の色を、海に映して眩しくて
時を忘れてしばし佇む。
背後の広場に、小富士がちょこんと覗いてるのを確認し、
小赤壁の絶壁を東進。
南向きのテラスは気持ち良さげで、無謀にも覗きに下りてみたり
ちょっと岩に乗ってみたり、(^^ゞ
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広場の先は断崖絶壁の行き止まりなので、
少し返して右に折れ、倒木くぐって遊歩道を下っていけば神社の前に出る。
これにて小赤壁・完結。
では、的形駅に向かいます?
いや、さっきおばちゃんが勧めてたお地蔵さんにも会っていこう!
何しか子宝地蔵らしいから。
何のために?(笑)
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小赤壁の稜線 |
アバウト マップ |
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