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        | 神戸電鉄 | 
        北条鉄道 | 
      
    
  
  
  このローカル電車が、まぁなんと、素〜ん晴らしい!
  近江鉄道も真っ青?って景色が楽しめて、、ただし、ダイヤは1時間に一本のみ。(>_<)
  
  
  
  あれが善防山だろうかと見惚れながら、四つ目が播磨下里駅。
  当然のごとく無人駅で、運転手さんに運賃を払って降車。
  
  駅前の、これまた古式ゆかしきトイレを借りて出てくると、
  しろくまさんが感激している。
  自動販売機、郵便ポスト、電話ボックス、、全部ここで揃うんですねぇ、と。(笑)
  
  
  
  駅前の広い車道を左へ、寒いと自然に足が速まる。
  えらい車も飛ばしてると思ったら、中国道の加西インターが近いようだ。
  
  しばらく行くと、ため池群で、池の向こうに今日の善防山の全貌が連なって見えている。
  
  
  
  石碑に書かれた道標から小道に入って、竹藪を越えるとようやく上り坂になり
  ゴツゴツ岩の斜面に変わる。
  
  岩尾根を登るにつれて下界が開け、溜池がまるでパッチワークのよう。
  
  
  
  15分ほどで枝尾根に乗って、正面に善防山の似非ピークが聳える。
  山頂は、まだあれの裏。
  
  ふと、岩上にコンクリート杭の蓋付き、中に何か?
  興味津々、開けてみたけど、、
  
  
    
      
        | ※ | 
      
      
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  これはアカン! (笑)
  
  周囲の景観は素晴らしく
  彼方にはハンサムな笠形山、それの向こう僅かに白い千ヶ峰? 段ヶ峰が霞んでる。
  
  
  
  ふと、正面のえせピーク手前に急角度の馬の背がゴツゴツ見えて、
  あんなところを登るのか?
  
  
  
  岩尾根を伝っていくと、これは何? ってオブジェ
  一応、これを火山と名づける。(笑)
  ↓
  
  
  ここそこで、たわわに実るカナメモチに魅了され、展望を楽しみ、似非ピークの鞍部まで突き進み
  
  
  
  さ〜いよいよ、これかぁ!
  と見上げる斜面、、それをいとも軽々しく登っていくしろくまさん、
  
  
  
  慌てて追従、、
  
  岩尾根は、予想したほど危険でもなく、凹凸がかえってヤスリになって滑り止め、
  だから、あっちこっち見物しながら登れてる。(笑)
  
  
  
  あれ、さっきの火山では?
  わぁ〜
  
  
  
  結構、松が枯れているのが見苦しい、、ま、紅葉と思えば、、思えんか?(笑)
  
  そんなこんなで、スリルと展望を欲しいままにして
  いよいよ雑木に入って
  「牧場分岐」を過ごし、先ほどの似非ピーク(第二頂上)にたどり着く。
  あら、裏からだ。
  
  どこかで登山道を外したみたい、ま、大差ないけど。(笑)
  
  
    
      
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        |  またまた火山! | 
        善防山山頂  | 
      
    
  
  
  この似非ピークは藪で、その先の善防山も藪山だけど、ここでちょっと小休止。
  
  案内板に、嘗ての赤松氏の居城、善防山城について記してある。
  
  
    
      
        15世紀に君臨した赤松氏は地の利を生かし 
        岩が滑るよう竹皮に油を浸み込ませ岩に敷く戦略を立てたが 
  敵は、その竹皮に火を放ち 
        またたく間に炎上した城はあっけなく落城。 
        以降、明治初期まで白骨体が草葉の陰に眠っていたという、、云々、 | 
      
    
  
  
  ヤマコウバシが、名残の紅い葉をとどめ
  無念の情を今に伝える?
  
  
  
  ただいま10時20分、お昼にするにはまだ早いので
  その先に聳えてる「笠松山」の方に向かう。
  
  
  
  この辺りからの展望も素晴らしく、笠形山に段ヶ峰、
  明神山、七種山、雪彦山、、などの名峰も、見えてる、、んじゃないかな? (^^ゞ
  
  
    
      
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        | 笠松山 背後には七種山など | 
        雪を頂く段ヶ峰 | 
      
    
  
  
  目指す笠松山も、かなりの岩ゴツゴツ帯で、登攀意欲をそそられるけど
  あちらの方がメジャーなようで、人の声が響いてる。
  そういえば、ここまで誰にも会わなかった。
  
  のんびりと景色を楽しみ、たまには地図を広げてて、彼方の山を物色したり、、
  
  下山ルートや左尾根に周回するルートなどを経て
  眼下に吊橋。
  
  ここからの笠松山は、なかなかハンサム!
  
  岩尾根に這い上がっていく人が見える。
  その向こうの尾根にも数名、、
  
  
  
  とりあえず吊橋まで下って橋を渡り、鎖の下がった一枚岩に取りつく。
  
  難所かと身構えたけど
  足を掛ける窪みもあれば、例によって滑らない岩質で、鎖に頼ることもない。
  
  
  
  山麓には「石彫アトリエ館」、石彫り体験もできるんだとか。
  
  このエリアは長石の産地で、麓の古法華寺には日本最古(約1300年前)の石仏も安置されているのだと。
  石仏ファンは応えられんだろう、わたしは違うけど。(笑)
  
  
  
  さすがに採石エリアだけあって、あれは彫ったものか?
  と見紛うような造形美がそこここで、左手の採石現場も生々しい。
  
  
  
  山頂手前の稜線の端っこで、お昼にする。
  今日は、予報の反して快晴だけど、さすがに昼には雲も増え、陰ると寒い。
  まだまだ春には程遠い。
  
  
  
  鞍部のアトリエを回り込めば、正面に岩壁が迫り、
  休憩中のグループの横から岩壁を登りきって振り向けば、善防山とウェーブする岩群のコントラストが絶妙!
  
  
  
  景色に見惚れていると、さっきのグループが、こっちに迫ってきておられ、
  追われるように笠松山まで。
  
  
  
  山頂には展望台。
  
  
  
  上ってみたら、360度の大パノラマ。
  高々250m足らずで、なんとも贅沢な眺めです。(笑)
  
  
    
      
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        |  彼方に六甲 手前は善防山 | 
        辿った尾根  | 
      
      
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        | 今からの尾根 | 
        クリーンセンター | 
      
    
  
  
  気がつくと、狭い展望台が満杯で、急いで下りる。
  でもまだ下山する気にならず、展望台の下で話し込んでは、いつ頭上の展望台の底が抜けないかと。
  
  大丈夫よ、
だって、さっきも抜けなかったし。(笑)
  
  間もなく誰もいなくなり、私らも13時過ぎ、熊野神社に向けて下山開始。
  
  
  
  正面にクリーンセンターの煙突、、、鞍部まで下って激登る。
  
  意外とキツイのが次のコブへの登り返しで、笠松山よりキツイよね?(笑)
  
  
  
  こちら側に下りる人は少ないようで、半ばコシダの藪になっているけど
  踏跡くっきり迷うようなこともなく、ただし夏場には藪漕ぎ必至、、ゼッタイに来たくない。(笑)
  
  
  
  45分くらいで熊野神社、
  祠の裏ピークに上がって、善防山に挨拶し、ここからは参道を鳥居の登山口まで。
  14時下山で長駅へと向かう。
  
  農道を右に、ブドウ畑の中をのんびりと
  次の分岐は左折して車道を渡ったところに、まぁ、この場にピッタリな道標!
  汽車マーク、可愛〜い。
  ↓
  
  
  振り向けば、善防山〜笠松山、今日の全貌が連なって、(^_^)/~
  
  
  
  長駅48分発までまだ、20分もあるから急ぐこともないのだけれど
  どんな駅か早く見たくて急ぎ足になっている。