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和気辺り |
呉線 |
忠海駅11時38分
忠海の「忠」の字は、平清盛の父、忠盛が、この海で海賊退治をした功績を称え、その名をここに刻んだらしい。
なかなかタイムリーな山選び!と我ながら感心したが、山姿は私ぐらい。
その程度の山ってこと?(笑)
トイレを借りて、駅前通りを右折、正面の岩峰、あれですわ。
見るからにワクワク!
まだまだ冬が抜けなくて、こちら広島でも、ようよう桜が咲き出した程度
でも、振り向けば青い海
ほどなく地蔵院の門前に着き、背後にはかの岩峰が天を衝く! ヽ(^o^)丿
寺の脇からお墓の中を登山口へと向かうので、
自ずと構図にお墓が入る。
まぁ、それもアリ、かなと、、(笑)
クサイチゴ、ヒメウズ、オオイヌノフグリなどを足元に、登りきったら車道と合流。
ここが黒滝山登山口で、上で提灯がぶらぶら揺れてる
あそこが花見の待たれる「さくら堂」
今年の桜は遅いけど、しばし景色に見惚れて休憩。
さくら堂の脇に登山道、
白滝山分岐を見送り、観音霊場札所道を登っていく。
左の石碑に「乃木将軍腰掛の岩」とある、ここで戦いの算段を練ったのか
傍らにはミモザの花が満開で、今となってはいみじくも静かな海である。
その先に霊水池、
登るにつれて、景色がどんどん広がっていき、ここならば、と納得できる
「平山画伯スケッチ場」
霊場の石仏群の中に、小さな鳥居。
超ミニサイズの鳥居をくぐれれば、『幸せ』になるという。
そう、幸福の鳥居くぐり。
今日は時間的にカツカツだけど、ここだけは何としてもくぐらねば!
岩のくぼみにカメラをそっともたせ掛け、めったにやらないタイマーセット。
10秒待ち
えっと、どっちからくぐるんだっけ?
確かめて来なかった!(>_<)
とりあえず下側から、、もう一回セットし直して、今度は上側から、
行きつ戻りつ
もしかして 『幸福への道』 ご破算に?(笑)
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誰も来ないので、安心して独りバカも無事、終えて、(^^ゞ
いよいよ左手に岩峰が迫ってきたぁ!
東屋からしげしげと見上げて、はて、どこからあれに登るのかな?
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眼下には、豪快な景色が広がって、
石仏の方も十三仏、19番観音の背後の亀岩、何かと忙しい。(笑)
天気を少し気にしながらも、スミレやツツジに呼び止められて、
観音堂と山頂ひろばとの分岐に着く。
12時半
スタートが遅かったので、もうこんな時間ですけど、体力的にはまだ余裕。
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しまなみ海橋大橋 |
観音堂の方に進み、その素晴らしい眺めにまず絶句、(笑)
惜しいことに、この点在する島々の名が、一つも言い当てられないワタシ
かといって、地図と照らし合わせるのもジャマくさい。
ふと、傍の案内図に目が留まり、色が消えかかってるものの、とりあえずこれを「虎の巻」にして
自分で勝手に作ってみました。(笑)
《左側》
《右側》
立派な鐘撞堂からの眺めも素晴らしく
将来、もしお婆ちゃんになったら(笑)、ここまでなら登ってこれるわ、
ふと、お堂の背後に岩稜が、もの凄い迫力で聳えてて
鳥居に「石鎚神社」とある、「石鎚」といえば、アナタ、あの「鎖場」ですやん!
覗いてみたら、確かに立派な鎖が垂れていて、
は〜ん、これを伝うのね。
鎖は所々遊びもあるが、横の岩をつかむ手もあり、
途中までよじ登り
怖いもの見たさで振り向いて、、ぎゃぁー! \(@o@)/
ま、いつものようなことですわ。(笑)
写真はイイから、とりあえずキリのいいところまで登ってしまい、
頭上のツツジを睨みつけ、登りつめたら着きました。(あたり前)
祠さんの辺りにもツツジがいっぱい、、いやだから景色!
あぁ、そうでした。
ツツジと景色も楽しんで、ほっと見上げて
うわぁ また鎖!
\(@o@)/
二の鎖と書いてある、、ってことは、さっきが一の鎖かな?
なるほど。
感心してる場合ではないけど、さっきの鎖で慣れたので(?)
登りきったら、また祠。
ここが石鎚神社、、ということは、下からポカンと眺めてた岩峰がここかいな。
いやぁ〜絶景やで、、怖いけど、、(笑)
右下には山頂ひろばが、正面には祠が見える。
その祠まで伝ってみると、その先に黒滝山の山頂岩がやっと現れ、ホッとする、
さすがにこっちから鎖場を下るのは通行止めになっている。
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山頂ひろば |
大峯神社祠 |
自らの健闘をたたえ、さっきの岩峰を振り返る。拍手!!
そして、ツツジの回廊を辿い、黒滝山山頂岩へ。
岩の側面には磨崖仏。
駅からここまで一心不乱で、水いっぱいも飲んでない、時間もすでに13時を回ってて、
ここでお昼?
一瞬ためらったものの、背後の白滝山まで、どのくらいかかるのか気になる。
とりあえず先へ、、
急いでる割にロープ伝って下まで下りて、稲荷社にも寄ってますけど、(笑)
尾根道が間もなく急階段になって、ガンガン下ると下道分岐、
さらに進むと駐車場まで600mの道標
白滝山へはそちらに回り込むよう書いてあるけど、車道歩きだよなぁ、、と
表示に逆らい右折して、右側から白滝山を攻める。
すんなり山に向かうのかと思いきや、道はどんどん下って、
どこまで下るね〜〜ん
泣きそうになった頃、眼下に堰堤、そして車道と出合って、正面に白滝山登山口。
ありましたわ。(^_^;
ここからはよく整備された遊歩道で、人の声も響いてる。
蛇行しながらゆるゆる登れば、次第に景色も開け、石仏街道になって、
東屋を経て、いよいよ山頂直下の龍泉寺。
13時半
山門前のベンチからの眺め。
正面には、さっき登った黒滝山が、忠盛の海の前に立ちはだかって、、(笑)
本堂の背後に八畳岩
貸切?
八畳岩は文字通り、八畳もの広い一枚岩で、360度の大展望は申すまでもないけれど
側面の磨崖仏も名物らしく、三原市の史跡になっている。
その磨崖仏を見物しながら、八畳岩まで登りつめて
やっぱ独占 八畳岩、13時35分!(^O^)/
ほんまに八畳岩は広い岩、
独り寂しく? お弁当をひろげて、
さて、このもの凄い眺望をどうしたものかと、ただただ風景を持て余す、、(^^ゞ
結局、食べ終わっても誰も来ないので、ツツジの中を、お隣の鐘撞堂まで行ってみて、
あぁ、正式にはこっちが白滝山山頂なのねと、不動明王様にもご挨拶。
そろそろ14時、下りましょう。
もう一度、ゆっくり磨崖仏を観賞しながら、今度は駐車場への道を辿る
舗装路から、黒滝山分岐まで戻って来まして
山腹道を行ってもいいけど、やっぱし、さっきの黒滝山からの大展望を、あれをもう一回見たいよなぁ、、と
さっきガンガン下った階段を、再びガンガン登っていく、
あぁ、、疲れたけど、、
電車の時間は大丈夫?
ま、何とかなるか、、お茶とか、下山してからゆっくりすればいいのだし、
どうせ、電車の時間も長いんだから、、(苦笑)
と、朝よりもちょっと開いた気のする桜の蕾を愛でながら、、
忠海を後にする。
帰阪 20時30分