【白山〜別山】

標高2600m

月29日〜30日(日〜月) 晴れ時々曇り

ミツ ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 室堂 


29日 別当出合600−別当坂出合720(10)−殿ヶ池小屋928(20)−黒ボコ岩1120
弥陀ヶ原−室堂1200(昼)1250−翠ヶ池1400−室堂1445・1500−南竜山荘1630 
 
   
30日  南竜山荘600−油坂ノ頭725(15)ー天池750−別山1000(昼)1045−御舎利山1100
チブリ小屋1208(15)−水場1417(15)−車道出合1540−市ノ瀬1620
 


南竜山荘を6時に発ち、キャンプ場、ケビンを越えて、池塘の木道を渡っていく。
この辺りのチングルマは、もうすっかり綿毛に変わってる。


水は、小屋で汲んできたので、水場の水はもういいか、、と
一旦、赤谷まで下りまして、


朝露に、しっとり濡れる花たちに見送られながら、いよいよ油坂へと取りつく。


最初は藪だが、ジグザグに登るに従って、花の斜面になっていき、


振り向けば白山、


昨日登った、観光新道、殿ヶ池避難小屋も見えている。


昨日、みるみるガスったことを思い出し、さて、この景色がいつまで続くか、、(笑)


キバナノコマノツメ、ミヤマキンポウゲが咲き乱れる中、ワシワシ登って油坂ノ頭にたどり着き
正面には別山がデーンと構える。

とりあえず、まだ健在やな。(笑)


そして、ここからが、花街道


花に浮かれていると
みるみる別山がガスに包まれ、もはやこれまで、と観念するも、
またすぐガスが引いていき、

花と山とのコントラスト、抜群!

ガレ場を覗き込むと、そこはミヤマキンポウゲの花畑
昨日、出会ったオジサンも 「別山、よかったぞー」 と、言っていた。


イブキトラノオ、ミヤマウツボグサ、シモツケソウ、カライトソウに、シラタマノキ、
やっぱりキスゲは少ないのだけど。(笑)


ほとんどずっと炎天下なので、たまの木陰にホッとする。

思い出したように、ぽつんとクロユリ、
すぐ傍で、ミヤマコゴメグサが密生している。


そして天池。

チングルマ、イワイチョウ、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲが咲き乱れ
ここはまさに別天地。


6年前、皆でワイワイと歩いたことが、昨日のことのように蘇り、確か、ここで、やったな。(^^ゞ
かなり無理ある再現シーン

お暇な方は画像にマウスを。(笑)


大屏風が近づくと、道がガレてて足場が悪いが、そういうとこにこそ花が多い。


振り向きざまに見る白山、
越えてきた尾根

あ〜でも、
東から、どんどんガスが伸してきてて、景色が隠れてしまうのも、もはや時間の問題か、


かたや別山は、ガスが押したり引いたりで、まだまだ期待が持てそう
麓の景色もズズーット広がっている。
あれは市ノ瀬辺りかなぁ?


天気は昨日よりも格段に良い、、だからこんなに暑いんだけど、 (笑)


最初は私らだけだったのに、気がつけば、どんどん人が増えてきてて、
みんな、チブリが好きなん?(笑)


花に囲まれ、汗かき進む炎天下、(笑)


岩場のコブで休憩して、
そのすぐ先の池塘の周りは、ハクサンコザクラの小群落。


少し進めばハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲが渾然一体と咲き競ってて
まさに天上の楽園。


2342mのピークを左に巻く。


確かあの時、ここで逆行してきた白影さんに逢った、

初対面の挨拶も交わしたよねと、あの日のことが懐かしく
またもやここでも再現、、(笑)


その先にはまた、ハクサンイチゲが、いっぱい咲いてて

「ハクサン」と名乗りながら、なぜか、別山に多い花。(笑)


それに混じって、コバイケイソウが、たった一輪、咲いている。
今年は不作で、今まで一本も見かけなかった
これが貴重な一本かな?


ガスまみれの三ノ峰の稜線が連なって見えてきた。

エゾシオガマ、ハクサンフウロ、キスゲがちらほら出てくれば、
御舎利山、別山が、もう眼前。


御舎利山に向け、ジグザグに登っていく。


この斜面にもキスゲやイブキトラノオなど、花ビッシリで、登りの辛さがぶっ飛ぶぜ。(笑)


日影にひっそりタテヤマリンドウ、アカモノもまだ残ってる。


再び、ハクサンイチゲの群落になり
御舎利山を巻いて進むと、いよいよ別山への最後の登り。

沿道にはチングルマが、可憐にエールを送ってくれてる。
ガンバレー!


別山、10時ジャスト着。


みんな、暑いので、記念写真だけ撮ったら、即、下山されていく。
私らは神社の隣の岩場に座って、ちょっと早いけど、お昼にする。


アゲハチョウがずっと止まって、大サービスしてくれる。
もしや、誰かの化身? (笑)


ミツにちょっと待ってもらって、私は少し別山平の方に下りてみた。

いきなりどんどん下っていくので、登り返しがきつそう

まだこの先、チブリが控えているので、無理は禁物、
この辺でもう、戻ろうと、ガスの斜面を見下ろせば、やっぱりキスゲは疎らな様子。

ハクサンシャクナゲが瑞々しい姿で慰めてくれる中、しんどいしんどい登り返し。(笑)


10時45分 別山を後に、御舎利山からチブリ尾根を下り始める。

盛夏の隆々とした雲が、どんどん山を覆い始めて
別山とも、もうお別れ?(^_^)/~


僅かに下ると早くもチブリ小屋が見えてきて、さほど遠くないんじゃないの? と、ミツ。
ま、そう思ってる内がハナだから、、(笑)


こんなにガレた斜面でも、ミヤマダイコンソウ、モミジカラマツなどが健気に咲いてる
けど、稜線に比べれば、格段に少ない。


ジグザグにどんどん下ると、やがてチブリ小屋が目の高さになったけど
ここからが長いんよ。

と、一応、脅しをかけておく。(笑)


よれよれのササユリを憐れみながらチブリ小屋に12時08分
まずまずのコースタイムか? (笑)


小屋に入らなくてもちょうど今、陰っているので助かる。

トイレだけ借りて出てくると、背後の別山のガスが払われ、稜線が、どんどんクリヤーになっている。

さすが! 究極の晴れ男。
アナタが着くと、晴れるんよ、(笑)


休憩してるとどんどん人が溜まってくる、中にはかなりへばってる人もいて、
確かに、この酷暑だと、熱中症、一歩手前か、
私らも大事を見て、早々に発つ。


小屋を出てすぐ、小マシなササユリが残ってて
さらにはギボウシ斜面と続く。


振り向けば、越えてきた尾根、別山に連なる峰々
やっぱチブリはええとこや、、ゼンゼンちゃんと撮れんねんけど。(笑)


コースの中間地点の辺りから、樹林帯に入って、
最初はダケカンバだったのが、やがてブナ林に変わる。

白山では有数のブナ林とあるが、紅葉の頃も、いいんだろうなぁ、


タマガワホトトギスが咲いてる先の展望地で、ちょっと休憩。


今日はマジ、まっ晴れで、
観光新道も、ずっと上の方まで晴れ上がっている、、いいなぁ、、暑いやろなぁ、、(笑)


その先、20分ほどで水場
水場と言っても正真正銘、沢水で、都会人にはちょっと抵抗がある。

特に夏場は水が少なく淀んだ感じが不安をそそる、長いルートで水は必須なんだけど
沸かせば安全?でも、それも億劫だし、、

やっぱり水の確保は、難しい問題だと思う。


麓が近づくと、巨木が続々現れて、中にはこれ、覚えてるわ、、という 「キ」 も。(笑)


猿壁堰堤に、15時38分 ついに下ってきましたなぁ、と
ベンチに座って小休止。

しかし、地べたは木陰でも暑いで!


その先、車道と合流し、もう一度山道に入る。

紛らわしいので、ここでミツを待ち、
今日こそは、二人そろってゴールかな、、と思っていたけど、(笑)

まぁ、最後の林道に花の多いこと!

キツリフネ  ソバナ  ヤマブキショウマ? 

撮りだしたらアカン 止まらん。 (>_<)

ま、たまには亭主に先を譲って、、トイレのとこで待っててなぁ、、 (^.^)/~~~



【特記すべき植物】

コシジオウレン カラマツソウ ミヤマキンポウゲ  クロトウヒレン 
 
ネバリノギラン  コバノトンボソウ シラタマノキ 
アオヤギソウ カライトソウ  ハクサンシャクナゲ 
ウラジロタデ? シモツケソウ  ハナヒリノキ  リンネソウ 
コメツツジ  ミズタマソウ  ミヤマシグレ