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3/27(土)晴れ 飯野山(讃岐富士) 青春切符の旅

5時起きだった。阪神タイガースチョコ一切れで、気合を入れて駅へと急ぐ。瀬戸内海一足飛びのマリンライナー初乗車で、大はしゃぎの坂出到着1010分。プラットから望める富士山が、今日の標的だろうと目星をつけた。

丸亀からコミュニティーバスに揺られて、今日の富士を巻くように、南西へ回り、飯野山登山口。そこをさらに3停留所ほど行ったところに、名物「讃岐うどんの民家在り」と聞き、インターネット地図で調べた、大よその路地に目星をつけて入って行くと、果たして、民家の軒下で、丼うどんをすする人の群れが、本当に居った

昼前だというのに列になっている。さっそく加わり、丼に割りほぐした卵の上に、湯がきたての熱々うどんを盛ってもらい、薬味を加え、150円をじいさんに手渡し、庭に出る。

一口すすって、醤油入れすぎに大後悔。しかしながら、それにも勝る、うどんの美味さよ。一心不乱にかき込みつつ、そういえば、噛むのをてっきり忘れていたな、と気づいて、おもむろにクッチャクッチャやってみと、喉越しのしたたかさからは想像できぬほどの、粘りと腰の強さが口の中に広がった。すすってよし、噛んでよし、まさに、涙涙の絶品であった。

瀬戸内海を
渡る
丸亀
コミュニティバス
腹ごしらえも
入念に
あの山
登りまんねん

こんなにも日が高くなるまで、電車に揺られてはるばる来たのだと感慨に浸りつつ、飯野山取り付きを探して車道を引き戻る。
野外活動センターから桃畑の広がる登りに入り、3合目で一般道と直登コースの二手に分かれて、思い思いのフットワークを楽しんだ。
木陰の最短コースなら直登、景観を楽しむなら一般道がお勧め。30分足らずでゴールインできる。

山頂には、昭和天皇の歌碑が、そのすぐ下の展望台には、おじょも伝説主人公の足跡が、巨岩に刻みつけてあり、神話の世界へと誘ってくれる。昔「おじょも」という巨人が、向かい合った二山に足をかけ、小便した後が、大束川になったという。その足跡が岩にくっきりと、残っているわけだ。
まさに、ここからの見晴らしは、圧巻で、かつて、社会科の教科書で見たのと同じ、「讃岐平野の風景」が眼下に広がっていた。

 下界はおそらく雑踏であろうと、ほくそえみつつコーヒーブレイク。先ほどのあっぱれうどん屋も、高みからカメラに収めてご満悦。

下山路は安全策で一般道を、裾野の田畑、遠望する山々や瀬戸内海の島々を愛でつつ、予定よりも1時間遅れのバス停へと急ぐ。

ところが、3合目の分岐を、つい出来心で右折してしまい、たどり着いた先は、高速道路の坂出JCTそば。おっとイケナイ、と踵を返した先が、アップダウンの車道。ちょっとした気の緩みから、すっかり道に迷ってしまって徘徊する事、数10分。まさかのバスが目の前を通り過ぎるのを見て、ようやくバス道を知る、という体たらくだった。
一駅先のバス停表示には、次3時57分とあり、40分待ち。当初の予定とは、かれこれ2時間近くも遅れて、丸亀を去ることになってしまう

こんな事になるのなら、いっそ、下山路でもっと十分に景観を楽しむべきだった、とふてくされてはみたものの、それを40分間押し通す事にも根負けして、車道脇でビニールシートに尻をくっつけつつ、ザックをまさぐって、衝動買いしてあったビスコを分けあう。童心に返ると、眼前に讃岐富士の優美な姿が、オホホと二人を見下ろしていた。

 結局、ロスした時間は戻らず、中途半端な栗林公園散策もすっぱりとあきらめて、高松にて、ミツ馴染みのうどん屋へ。しかし、不運は重なるもので、ここもすでに今日の営業は修了。駅前再開発で完成したばかりのノッポビルでさえ、プレオープン日ゆえの立ち入り禁止。

いよいよ観念して最後の腹ごしらえに、と入ったのは、駅前の老舗うどん屋で、運ばれてきたきつねうどんの箸袋に書かれていたチェーン店には「塚新店」と。それは、我が家近くにある店名だった。

心を入れ替えて、岡山での乗り継ぎ4分は、あまりに気がせくと、2本も手前のマリンライナーで四国に別れを告げる。いつの間にやらとっぷり暮れた車窓におでこを押し付けて辺りを伺えば、暗闇にくっきりと、今日の飯野山が、じっとこちらを見ているのが飛び込んだ。

わざわざ、4時間もかけて、四国まで足を運んだのに、その成果は、高々420mのあんたを極めるのみだったよ。と、笑いかけるが、闇の山は黙して語らず。その、すまし顔の奥に、「それで十分だろ」とのお達し。

その図体といい、こちらへの執着といい、飯野山はまさに「ヤキモチ焼きの山」だと大いに納得して、帰路についた。

 飯野山山頂にて、くつろぐ

山頂到着 展望台より
讃岐平野を
おじょもの足跡 アラブの方も
下山
西分バス停から
飯野山