【白山 その1】
12日(土曜)
白峰温泉6:15→別当出合6:45
駐車場→登山口7:20→(観光新道)→殿ヶ池小屋11:45(昼30)→室堂14:30(チェックイン)→御前峰→室堂17:25
室堂 泊
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泊まった白峰温泉は、手取川沿いで 白山への分岐になっている。
朝食をどうしたものかと思案してたら 「朝は5時半でよろしいですか?」 と手慣れた指図。
ここから登山口、別当出合までは車で約30分。
別当の駐車場は、まだ7時前なのに、ほぼ満パイで、下方の駐車場に誘導される。
満車になれば、6キロ麓の市ノ瀬からシャトルバス利用になるらしい。
(08 7/18〜10/13 は 完全マイカー規制)
昨日の赤兎山とはエライ差のある重〜いザック 、如何ともしがたく、エッチラオッチラ石段上がって
ようよう吊橋の広場まで
もうすでに ここでバテバテだわ (^^ゞ
トイレでコンタクト、膝のサポート、ストックと、これが自己ベストだぜ、、と態勢を立て直し?、観光新道の激登に入る。
ガッカリするほどガスガス。
4年前は逆コースの「砂防新道」からで、そっちの方が緩やかだったし、利用者も多かった。
今日はとにかく室堂に着けば良いので、
激登だって何だって、時間をかけて「花の観光新道」を楽しもう、というレンタン(!) いや コンタン。
しょっぱなから容赦ない急階段、草も刈ってあるし整備が行き届いているのだけれど
こういうノーマルなのが超ニガテ (^^ゞ
なんちゃらショウマに なんちゃらオトギリ 昨日も咲いてたこの地味〜な花は、、何だったっけか?
廻らすだけでメマイしそう、つとめて上を向いて歩こおぉ、ぉ、ぉ♪
不動滝 | ノリウツギ |
、、、したら こういう景色だし、、やだぁ〜もぉ、、(笑;
「チーちゃん 花 咲いてるけど?」
「あぁ タニウツギか 残ってるんだ」
と、振り向きざまに コケイランを踏みそうに、、、 おっと(゜_゜ゞ
エンレイソウ | サンカヨウ | マタタビ |
↑
こういうのにさえ、いちいち拘(かかわ)ってるもんで、皆がどんどん追い抜いていく
エエねん、登った頃には晴れるはず、、ホンマカ?
太陽が一瞬、顔を出し、稜線のブナをさっと照らす、、、むぅ〜っと熱風、、晴れればこうよ〜ん ってふうに、(^_^;
ヨツバヒヨドリ、カラマツソウ、ミゾホオズキ
花はまだまだ地味めです。
1時間40分ほどかかって やっと白山禅定道の分岐
ユリ科が、そろそろポツポツしはじめ
それらは昨日、見たばかりの花、、しかしやっぱしヨイショっとしゃがみ込んで、全く前に進まなくなる、、
ガスがサーッと流れ、眼前に白山、、左に釈迦岳
すげぇ!
おぉおぉおぉ
騒いでる間に、またすーっと隠れてしまったり、(‐‐;
しゃぁない 花でも撮っとくわ、、とまた、、
※ | ※ | ※ |
アカモノ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンチドリと並び出し、
いよいよ来たかと、気がはやる。
ミツがハクサンシャクナゲを見つけ、ニンマリしてるが、話題にするほど残っていません \(‐‐;
結実しているツガザクラとか ささやかなシラタマノキとか、やっと見つけたコキンレイカは、まだ蕾やなぁ
、、ってなワケで、フラストレーション溜まっていますぅ〜(笑;
仙人屈 10:10
登り始めてかれこれ3時間、信じられんペースだが、、と洞窟くぐれば、突じょ!目の前に白山。
うわぁ!
こんなに迫ってますねんなぁ、と、口、ポカーン
今度こそ 逃がさへんでぇー! と、また止まって、、つまりが休憩 (^^ゞ
斜面にはゼンテイカ、ハクサンタイゲキも なかなかデッカクなってきてて
ミヤマハハコ vs シモツケは、紅白合戦、
そしてそして
ついに コキンレイカが咲いていた! めっちゃ崖っぷちだけど(^^ゞ
バランス崩れそうなザックとかは降ろし、おもむろに感動の花冠に手を伸ばす
ミツはクルマユリでエエらしい、、(笑;
マイヅルソウ、ダイモンジソウ、ヨツバシオガマ、ミヤマキンポウゲは花畑
撮影にもどんどん手間取ってます。
雪渓の残った辺りでは、ショウジョウバカマやコシジオウレンが、ひっそりと春を迎えておられ
あらまぁ〜
腰抜かしそうな、キヌガサソウの群落 ドカーン!ヽ(^o^)丿
見上げれば、殿ヶ池小屋がポチョン
いつの間にやらもう正午、、、このコース長いよなぁ。(汗;
宿のお手製、おにぎり弁当を食べながら、「馬のたてがみ」も「黒ボコ岩」も まだこれからよね?
と 地図を覗きこみ、、
もうすぐちゃうの?、、と思ったけれど 甘かったぁ〜〜〜(笑;
今までの花に加え、イブキトラノオ、ハクサンフウロ、テガタチドリ、ウラジロナナカマド、、、
どんどん増える花の数に圧倒されて、時を忘れて、気がつけばガスもすっかり下方になってる
激々登りに手こずりながら、目線の高さに花、花、花
「こんちはぁ〜♪」
この辺から、黄色ワールドだって。
なるほど、辺り一面 ゼンテイカ、キンポウゲ、タンポポ、キバナノコマノツメ等 イエローカラーに包囲されてる(笑)
その中に、ひときわ目立つシナノキンバイ ダークなトーン カッコいい!
ダイコンソウも逞しいなぁ。
「馬のたてがみ」
この崇高な激斜面を4年前は台風の接近にも気づかずに、花に傅き、強風に煽られ、へばり付いて下った、、のです (^^ゞ
※ |
途中からずっと先行していたミツが、立ち止まってる、、どうしたん?
ここ 冷風くるねん、涼しいねん
足元雪渓、その周辺には、生き生きと花をたむけるツマトリソウやツガザクラ、、いっぱいやなぁ
と、覗きこんだ激斜面の下から登って来る人の列 あぁ、砂防新道と合流だ
「黒ボコ岩」に、着いたのね。
この先からは、行き交う人の数も増え、
ハクサンコザクラ、アオノツガザクラ、チングルマなど、新たな花も華やかに競い
木道が完備されてる弥陀ヶ原、、どうぞ、と道を譲っては、また花にかまけております。(^^ゞ
自然観察の連隊も、通り過ぎていかれたり、、(^_^;
コケモモ、ベニバナイチゴ、タカネナナカマドらに迎えられ、
最後の五葉坂 一気だぞー!
と、ここで絞ろう馬鹿力、、登りきったら室堂 はぁ やっと、着きましたかぁ
14:20着
なんとまぁ 言うてもええかしら、、スタートから7時間もかかってしまいまして 私たち!
はっはっは!
弥陀ヶ原 | 室堂 |
受付済ませ、部屋に通され、所定の場所にザックを降ろして、、ちょっと外へ出てみましょうか?(懲りてない (^^ゞ
室堂周辺 お散歩♪
クロユリが所狭しと咲いていて、陽の光に透かして見ると、ステンドグラスのランプのようにエキゾチックに輝いている。
スミレの黄色。コザクラのピンク、オウレンの白
と
雪解けしたばかりの所には、バイケイソウが芽吹きはじめ、、
見上げる御前峰が、青空に映え あんなに眩しく光っている。
室堂のボードには、明日は「曇り、霧、時々雨」
と 書いてあった、、
「ちょっと私 上まで登ってくるわ」
夕食の5時半頃には戻ってくると言い放ち、下る人づくめの御前峰への階段を、エイ!とばかりに登りだす。
両側には、先ほどと、同じほどの花の束、
いや、それ以上になってる花、花、花に面喰いつつ ゆっくりゆっくり、キョロキョロしながら、
そう、このスピードで精いっぱい、花を撮ろうと屈んだだけで、クラっとなります
室堂より標高が高くなり、2500mを越えた辺りから、トタンに体が動かない、息がちゃんと入らないのです。
それはいつもそう、、そうなんだけど、高山、、辛いなぁ
自分に苛立ちながらでも、タンタラ登るしかない、、
これさえなければ 白山 最高なんだけれども、、
ミヤマキンポウゲ | コケモモ | イワツメクサ |
道が石ころばかりになって、イワツメクサやコケモモの世界になって、45分ほどかかって
ようよう山頂 御前峰、、着きました。
へぇ〜
大汝峰も、剣ヶ峰も、池も、三方崩山も、、みーんな見えてる
ウソのようにガスが消え、、、空の傍近くにいる私(?)
澄み渡った青空と景色に酔いしれて、今、何をしたらよいやらオロオロ、(^^ゞ
一人、残ってはったオジサンと、話がはずみ、、ふと気がつくと、もう5時や。
眼下で室堂が、ガスを蹴散らそうと必死にもがいているようだ、、それに向かって 一気だぜ!
と、下りだしたが
正面の別山が、これまた激しくガスに抵抗していて、それはそれは 手に汗握る光景で、、
別山 ガンバレー!
別山 | 室堂 |
室堂到着 17:30
ごめ〜ん と、その足で食堂へ。
夕食済ませて夕日を見に行く、、て、言っても、まだまだゼンゼン、陽は高い。(笑;
でも もう別山は、戦い終えてクッキリスッキリ 見えてます、、 ヽ(^o^)丿 昨日の赤兎山とかも、見えてるか?
だれかが「御嶽山だ!」 と言っている、、はぁ、その横は乗鞍だ。
こっちは能郷白山で、、あの凸凹が経ヶ岳
ちょっと まだここに居てるかな? 私、歯とか磨いてくるよ、、
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