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【北岳 前篇】

月11日(火) 晴れのちガス

ミツ  チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 北岳

広河原10:20
−広河原山荘10:40−大樺沢二俣13:30(昼)13:55−草すべり合流
小太郎尾根分岐16:45−肩ノ小屋17:30

熱帯低気圧が、突じょ台風に豹変し
登山口へのゲートが閉められてしまったため、二日間、甲府で足止めを食らって絶体絶命だったのだが、
神に願いが通じたか
奇跡の一番バスに乗れ、私たちは今、広河原に立っている。

後、1時間、ゲート解除が遅れたら、、と思うと、未だに軽い戦慄を覚える。

でも、すでに予定より4時間も遅れているから、感慨にふけっている暇はなく、
何としてでも今日中に、肩ノ小屋までたどり着かなければ、、北岳の登頂はあり得ない!
と、いうわけで、早々に出発。

満開のクサボタンが光ってる。


野呂川にかかる吊橋は、揺れるからノロノロ渡りだが、正面に聳えるはずの北岳は、ただ今、ガスの中。
あんなに高い、、と怯まないよう、姿、隠してくれているとか?(笑)

吊橋の向こうには山荘とテン場。
山荘の水をボトルいっぱいにして、いよいよ登山道へ、、


真昼の快晴
標高1520mの樹林帯といえど、じゅうぶんに暑い、

ノブキ クサコアカソ? ヤマホタルブクロ
ソバナ マルバ?マンネングサ イタドリ
クロクモソウ ヤマハハコ キッコウハグマ


木漏れ日の中で咲く花に、その一つ一つに足を止めながら、30分ほどで白根御池小屋との分岐。
左に取って大樺沢へ入る。

沢沿いになると水音高く、さすがに爽快♪

ヤマハッカ、オトギリソウ、センジュガンピ、シモツケソウ、
クガイソウも咲き始めてて、グンナイフウロもまだ残ってた、ラッキー! ヽ(^o^)丿

タカネグンナイフウロ オオハナウド シナノオトギリ
ヤマハッカ シモツケソウ センジュガンピ


花に感(かま)けていたらパカンと開けたガレ場に出た。
正面には北岳の稜線、振り返るとキリリとした夏山、、わぁ、鳳凰三山や!


南アルプスに来たっ、、って感慨が、ここにきてどどっと押し寄せる。

軽い渡渉、大きな渡渉で右岸に移る。


地図を見ると、この先、もう一度、左岸への戻り渡渉、、があるようだ。
休憩はそこ、ということにして、もうしばらくガンバル。

オタカラコウや、オニシモツケ、蕾のトリカブトなんかが増えてきた。

オタカラコウ オニシモツケ トリカブト


それにしても人がいない。

ゲートが開いて芦安からの第一便で、たしか数名は降りたはず、その前にも乗合タクシーの人もいたのに、、

アジア系のカップルが木陰で休憩している。

こんちは〜♪
あの人たちも同じバスだったよ、とミツ。
向こうも、久々に人に会って嬉しそう、、あまりに人がいないと不安だもんね。

次の渡渉を待ち切れず、道ばたにへたり込む。(←私ではない 
休憩も、伝染するんかな?(笑)

ミソガワソウ ミヤマアカバナ


あらもう正午、でもお昼は二俣の予定なので、とりあえずここではおやつに止(とど)める。

結局、次の渡渉まで1時間もかかってしまった。
地図、合ってるんやろか?


沢から離れ、やがて樹林帯からも抜け出すと、花の種類や数がグンとグレードアップして
振り向けば、先ほどの鳳凰三山が、ますます凛々しく

クガイソウ 鳳凰三山 ヤマブキショウマ


正面の厳めしい岩場には、ガスがかかって異様な雰囲気。

谷間に雪渓、それが、どんどんこっちに近づいてくる。
あそこは回避するはずだから、、


しかしゴッツイ岩やなぁ、、と、何度も見上げて 、あっ バットレス!
やっと思い至った。(^^ゞ

雪渓が近づくと、う回路もいくつかあって、いつでも山側に逃げられる
けど、ここはしつこく雪渓傍まで迫ってみる。


頭上にはバットレス、、夜叉壁みたいや(笑)

それにガスがかかって先端を隠すので、、何だかとてつもなく巨大な怪物って感じ。

なだめるように咲く花たち。

ミヤマハナシノブ キジムシロ


これ以上近づくと雪渓に突入する、というところまで来て、あっ 簡易トイレが見えた!
ミツが小さく叫んで ようようの二俣にたどり着いた。

13:30
やっとご飯だ〜(笑)


エエ山や、スケールがある。
ミツがいつになく?感動している。

でも、最大の難所は、まだこの先に、ちゃんと残ってるんだけど、、(笑)

エゾシオガマ ハクサンフウロ タイツリオウギ


表示に従い、雪渓の右側・・・「右俣」を、ガンガン登っていく。
もうあれでオサラバ、、と思っていたバットレスが、さらに凄い迫力で仁王立ち。


道は小刻みにジグザグで、思ったよりも登りやすい。

そして、斜面はいつの間にか、マルバダケブキ一面の花園になっている。


シオガマやツマトリソウなど、高山の花が、それにどんどん加わってきて、
ふと見れば、斜面は色とりどりの花で埋め尽くされて、、

もう8月中旬なので、けっして華やかとは言えないけれど、、
コゴメグサ、キオン、シモツケの小群落。

ミヤマコゴメグサ トモエシオガマ シモツケ


シナノキンバイを見つけ、わっと叫んで近づくと、デカイ原っぱに出て、
辺り一面、シナノキンバイだらけになった。

お花畑やぁ〜〜!

ここは、何がなんでもお時間ちょうだい! ヽ(^o^)丿

シナノキンバイ アオノツガザクラ


足元にはアオノツガザクラ、
この前まで雪渓だったのか、、と、そのまま、花園へとどんどん入り込む。

後日、ミツの撮った写真で、ここがバットレス直下だったと知る。(笑)



ただ今、お向かいの鳳凰三山が、ガスと格闘してはるが、

私の方は、いよいよお出ましのウメバチソウやらトリカブト、ウサギギク、、の撮影に忙しい。

ウサギギク ウメバチソウ キタダケトリカブト


16:15
白根御池小屋からの道と合流。

難所だと、構えたワリに、すんなりと越えていた。 (^^)v
花のおかげかな?(笑)

グンナイフウロ ヨツバシオガマ ミヤマアキノキリンソウ
テガタチドリ タカネウスユキソウ オヤマソバ?


その後も花畑は途切れることなく、パラパラと続き
見渡す限り、花畑だったり、ヽ(^o^)丿


もう消えたと思っていた鳳凰三山も、ガスを打ち負かし、今や険しい山肌を威風堂々ひけらかしている。


小太郎尾根分岐16:45
ザレた斜面に、チングルマの小群落。

そういえばチングルマは、あまり見かけない。

チングルマ ミヤマクワガタ


ガスの切れ間から、小太郎尾根の稜線が覗く。
かっこいいなぁ、、と、何度も振り返っては撮ったけど、まさかその向こうに、甲斐駒がドーンと聳えてたとは、
この時は、知る由もなかった。(^^ゞ


尾根に乗ると植生が変わり、コケモモ、タカネツメクサ、イワツメクサと
岩場にへばりつく高山植物ばかりになる。

肩ノ小屋まで後、僅かだろうと思うけど
この時間になるとさすがにガスが伸してきて、行く先が見えなくなった。


道までがガスに隠れてきたけど、大丈夫、一本道や、、と、気を取り直しては、まだか〜まだか〜、

ミツが、ふり向き えっ どうしたん?

さっきまでトントン拍子だった嫁が、急にうずくまる。
寒いんで〜ヤッケ着る。

うん、僕も着る、こういう寒さが一番良くない、、
と、励ましてくれているのか、、しかし 力が湧きまへん、、(´_`) (’_’)

理由は薄々、分かってる。
もうすでに2900mは越えてるだろう標高の、2700m以上はダメな私、、いよいよパワーが萎えたのだ。(笑)

ミヤマダイコン、デカい紫はチシマギキョウとか、思っているが、全く、撮る気にはならへん、、(−.−;


足滑らしたらひとたまりもない、であろう、すり鉢状の斜面を覗きこんでは、膝がガクガク、

時おり寒風が無情にも脅かし、バランスを崩して、おっとっと、、
ここで踏み外したら、一巻の終わり、、
ひえぇ〜〜

と、全身の神経を指という指に集中し、ガレた岩場を無我夢中でよじ登る。


北岳ノ肩

あれやっ!


しかし、小屋がない、、どうして?(−−;
消えた?

とか意識朦朧(もうろう)としていたら、ガスの中に人が浮かんで、その向こうにトイレ? じゃなかった 物置小屋か、、
の中で、ミツがただ今、宿帳に記入中だった。(^^ゞ

17:30
肩ノ小屋


もう早々と食事を終え、寛いでいる人もいる。

「すぐ夕食、ですよね?」
「あぁ、、でも、今すぐで のおても、ええから。」

小屋のオジサンが、私の顔を見ながら、すらっと笑って労ってくれた。


そっちの隅の二つが寝床、と通された一階奥の部屋で、布団を敷いたのは、なんと!私らだけ。
反対側の隅っこにもう一組。
それと2階に数組

閑散とした肩ノ小屋
朝、会ったアジア系のカップルはマレーシア人で、
この小屋では初めてのマレーシアからのお客だと、大歓迎されていた。


後編へと続く、、