【赤岳〜黒岳 前編】

白雲岳2229m

月19日(木) 晴れ

ミツ  チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 白雲岳(本日の最高峰)

銀泉台6:50〜登山口7:08〜コマクサ平9:00〜赤岳10:30(10)〜白雲岳分岐11:25(昼)
11:40
白雲岳12:13(10)〜北海岳14:25(5)〜黒岳石室15:55(15)〜黒岳16:45〜リフト乗り場17:55
(〜ロープウェイ乗り場18:20〜層雲峡18:30)


大雪山なんてゼッタイ無理! と、今までずっと思ってた。

だから、友達が貸してくれた本5冊、ミツが借りた本4冊、それに私が積んだ本4冊
そして、ヨソ様(注!ヨン様ではない)のHPなど
膨大なテキストを前にクラクラしてきて、
夏バテをさらに助長させ、、

とりあえず、層雲峡の宿は押さえたから、
あぁ 層雲峡
という状態のまま、冷凍パックしてこっちに来たもんで(笑)
さて、どうしよう、、

銀泉台へはバスがある!
というのを双方、自分が言い出した! と未だに揉めておりますが(笑)
これでガタボコ林道を、運転せずに済むんだ、と思った人と
ほんなら縦走できるんや、と思った人がおるそうな、(笑)

・・・・・・・・・・・

層雲峡6時のバスに乗って銀泉台に7時前。
しかしほんまに、これを運転させずに済んだわ、ってな「道」でした。(笑)
運転手さん ありがとう。


すでに数台が停まってて、バス内で朝食を済ませた私らも、
事務所で登山届を出し出発する。

しょっぱなは幅広い林道
これはかつて旭岳温泉への観光道路を計画していた名残りらしい。

道端にはヤマハハコ、コガネギク、ハクサンボウフウ、ウメバチソウと
昨日、湿原で見た花なんかが、あっけらかんと咲いていて
なーんだ。(笑)

20分ほどで赤岳登山口
ここからが登山道。


すでに標高1500mを越えていて 
登るにつれて、展望もどんどん広がっていって

シライトソウのバケモンみたいなタカネトウウウチソウ、エゾウサギギク、エゾノレイジンソウ、ミヤマサワアザミなど
珍しい花も混じってる

ちょっと、希望も湧いてきた。
o(^ー^)o
ニセイカウシュッペ 平山 最奥は武利岳・武華山?  右中央が銀泉台P

歩き始めて50分ほどで 第一花園。
それまでも十分に花いっぱい、だったけど、さすが花園
一面が花!
第一花園

私、もうここでいいかなぁ、とか思いながら無心に花と挨拶している。

中でも コガネギク、ハクサンボウフウ、エゾヒメクワガタなどが、今、旬、、 
あ、チングルマ!
の数輪が、奇跡的に残ってて、うわぁ〜って感じで、みるみるハイテンション。(笑)
ヨツバシオガマ ハイオトギリ ハクサンボウフウ?

かと思えば、もう真っ赤な実を青空にかざしているナナカマド、ゴゼンタチバナ
日陰にはイチヤクソウや、エゾイチゲだろうか、小さな花の咲き残り、イワベンケイは逞しく、、などなど。
ウラジロナナカマド ゴゼンタチバナ

そうこうするうち
ハイマツの向こうに雪渓が見えてきた、

ここぞとばっかり、チングルマ、エゾコザクラが辺りをびっしり埋め尽くしてて
ここが第二花園。

イワベンケイ エゾコザクラ チングルマ

もう8月も後半で、今年はこんな酷暑続き
花のことなどきっぱり諦めていた、いや、期待したら泣くと思っていたけれど、(^_^;


なんだかもう夢のよう、いや、夢だろう、
ここに寝そべって、一日、ボケーっと居ててもええ。(笑)

ハクサンボウフウ エゾヒメクワガタ チングルマ

さすがに雪渓は、
風爽やか快適で、「雪は滑る」なんて、すっかり忘れている誰か。(笑)

第二雪渓

雪渓からの冷風を受け、
ツガザクラや、コケモモの結実株を見ながら、天にも登る気持ちで、高度を稼いでいく。

登りきったところで三脚構えたオジサン、あぁ、チングルマを撮ってはる?

と、思った瞬間、目の前をネズミが全速力ですり抜けて、、あっ! あっこやー!
えっ ナキウサギ?(゜.゜;

そう、まだ子供ですね、迷い込んだのでしょう、ここ生息域じゃないから、、
はぁ、

この辺りを奥ノ平と呼ぶらしい。
オジサンの邪魔をせぬよう、少し上まで上がって、
その名も大雪山↓で、ちょい休憩。(笑)


ハイマツ帯を登りきったら、台地が広がり
おぉぉ 素晴らしい!!

コマクサ平

あら、ホンマにコマクサや

残ってたんや、(^◇^)v

細長い沼は「神の田圃」と呼ばれ、くしゃくしゃのワタスゲがかろうじて息をひそめてる。

早くも紅葉が始まったカーペット植物の向こうには ピラミダルな東岳
あっこには行かないけど、
神の田圃 東岳

終わりかけてるコマクサをあっちこっちと拾いながら、
やがて道は、ハイマツ帯を、東岳の鞍部へと下っていって

ホロカイシカリ川源頭まで下りきると、第三雪渓を右に見ながら岩がれた道を再び登りに入った。


さっきはもう、綿毛になっていたチングルマも、雪渓では再び若さを盛り返し、(笑)

振り向けば、今しがた辿った道や、北大雪の山々、
そっちの山は支湧別岳連山?

足元に目を転じれば、
よくぞ、残ってましたのハクサンイチゲ、
イワギキョウ、ミヤマダイコンソウなど、今年はもう、会えないと思ってた高山植物たちがずら〜り。

これはやっぱり夢だろう。(笑)


雪渓を見ながら、結構な急登でありますが、はっきり言って、それどころではない、忙しくて、(笑)

ミヤマサワアザミ ヨツバシオガマ ハクサンボウフウ ハクサンボウフウ エゾヒメクワガタ

いつの間にか、第四雪渓を左に見てて
結構、歩いたよなぁ、、と
イワブクロ ミヤマリンドウ

登りきったら平坦な台地に飛び出して

たぶん もうすぐ赤岳かなぁ、とか思いながら、砂礫地をたんたんと進む、

中央・武利岳 武華山 奥・ニペソツ? 北鎮岳    凌雲岳

赤岳登頂 10時半
いろんな山が、あっちこっちでポコポコしてる。

赤岳山頂

赤岳でゆっくり休憩してはる人を、横目でちょっとうらめしそうに(笑)
私らは僅かに休んだだけで、もう白雲岳へと向かう。

しばらくは平坦な道。
あのずっと向こうで目立っている山が、おそらく旭岳だろうと遠い目を向け

白雲岳の前衛   後旭  旭岳  北海岳 北海岳      北鎮岳 北鎮岳   凌雲岳  赤岳


さっきの赤岳が、みるみる眼下の黒い点になり、、

中央 ニセイカウシュッペ 平山 右隅が赤岳

標高は2000mくらいだが
チシマツガザクラや、イワツメクサなど、高山の岩礫地でしか見れない花が咲いている。

イワツメクサ チシマツガザクラ

紅葉も始まっていて、、えっ 何?

ウラシマツツジの紅葉

リ、リス!

リスや〜〜〜〜〜〜ん!
分かってるって。

抜かるな! そっち!
と、大騒ぎした割にリス君は慣れたしぐさ?で平然と、撮影タイムをくれました。 (^^;v

シマリス


小泉岳への分岐を過ごし
右に小泉岳を見ながら広大な台地をどんどん進む。


行く手には、新たな山も見えだした、、

もしかあれ、トムラウシかなぁ、、ちょっと声がデカいっす、
違ってたら赤っ恥!(笑)

だけど、ほんまに 王冠型、トムラウシ山だった、

\(^o^)/

   トムラウシ山      かなた・オプタテシケ山 美瑛岳

トムラウシに吸い込まれるように、どんどん小さくなっていくミツ、

ため息が出るほど広大。
魂を取られたように、ぼーっとしてたら、浮石踏んで転ぶけど(笑)

トムラウシへの道(笑)は、やがて緩やかに右折して、正面にあれが白雲岳分岐だと分かるくらいになってきた
あらベンチ、、ミツがもう座ってる。

白雲岳前衛     旭岳 中央 白雲岳分岐

そこでお昼にするのね、ハイハイ
ホテル特製お弁当を広げた。


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