【白馬岳 その1】
7月23日(土) 曇り時々晴れ
ミツ ・ チー
マピオン地図・・・・・・・・ |
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地図上の 「↓」 が 白馬岳 |
初めて乗る「さわやか信州号」は、ウワサに聞くほど、、、でもなくて、
それなりにゆったり眠れて 翌朝の6時半には栂池高原。
清潔な公衆トイレで洗面を済ませ、ゴンドラリフトの乗り場まで行き、手持ちのパンと紅茶で朝食。
見上げるゴンドラの向こうの景色は、ガッカリするほどガスってるけど、
今回は日程的にも余裕があるし、花見してたら気も紛れるだろう、
まずはゴンドラ、
「栂の森」でロープウェイに乗り換えて、
着いた所が栂池自然園。
ここは白馬岳への登山口にもなっているが、
何はともあれコインロッカーにザックを預け、自然園へと繰り出すことに、、
さっそくにヒオウギアヤメやクルマユリ、
今年は当たり年だというコバイケイソウも、ちょうど今、満開で、オタカラコウ、イワイチョウ、ミヤマキンポウゲ
いきなり花に囲まれる、、
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クルマユリ ミヤマキンポウゲ |
コバイケイソウ |
イワイチョウ |
風穴を過ごせば、これまた今年、大当たり、というニッコウキスゲが、、
木道の周辺で、ビッシリと犇(ひし)めいていて、
晴れていれば、あれの向こうに、白馬の稜線が構えるのだろうなぁ、キスゲ原、、
まだ朝早くて人影まばら、、
思う存分、キスゲと遊ぼう。(笑)
予想以上にキスゲの群落は広範囲に渡ってて、あっちこっちで黄色の塊。
イブキトラノオに、ミゾホオズキ、ツマトリソウ、アカモノなども、かなりの密度で群れていて
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イブキトラノオ |
オオバミゾホオズキ |
アカモノ(別名 イワハゼ) |
これで入園料300円は安いやんかなぁ、、と、関西人は思う。(笑)
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ツマトリソウ |
シラビソ(別名「栂」) |
展望湿原はパスし、再びキスゲの原に戻り、
散策路を一筆書きしてきたところでちょうど11時。
さすがに人も増えてきたので、
私らは自然園を後にして、開店間もない山荘レストランで、早めのお昼をいただくことに、、
メニューはモチロン、かの有名な?「白馬三山そば」
さすが! 美味や!
かくしてバッチシ、スケジュールどおりに本日の前半戦、終了。(^^)v
【その他、栂池自然園に咲く花たち】
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モミジカラマツ |
ホソバノキソチドリ |
ヒオウギアヤメ |
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ベニバナイチゴ |
ギンリョウソウ |
タテヤマリンドウ |
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ギョウジャニンニク? |
ベニバナイチヤクソウ |
コイワカガミ |
さぁ、、食べ終わったら、登らねば!
と、登山情報の書かれた白板をチラ見して、、
朝からのガスはそれ以上、深まるでなく、天気はまずまずのようで、
どちらかといえば昼スタートなのに、涼しくてラッキーって感じ。
自然園に咲いていたキヌガサソウや、ゴゼンタチバナ
マイヅルソウに、コイワカガミが、ここかしこ。
湿原のよりも、こっちの方が、元気がよい。(^〜^)v
久しぶりの重いザックに手こずりながらも、花を見るたび捨て置けず、
ところ構わず跪(ひざまず)く。
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ミツバオウレン |
コイワカガミ |
涼しくなってきたと思ったら雪田だ。
雪田を抜けると木道に出て、右手には岩群が、その真ん中に祠がある。
ここが、天狗原のようだ。
登山口から1時間弱
天狗原はいわゆる高層湿原で、ワタスゲやチングルマ、エゾシオガマらが瑞々しく咲き乱れて、
恰好の休憩ポイントになっている。
先に進むと、右手上に雪斜面が広がってきて
道はゴロ石の急登に変わる。
また、涼しくなったと思ったら雪田。
今度は少し傾斜がある、でも、まぁ、これくらいならアイゼン無しでも渡れそう。
ロープ伝って無事に通過すると、また次の雪田が現れて
こういうのが続くと凹む?
まぁ、そのうち慣れると思うけど、、
休憩はこの先、と、決めて進むが
雪田を越えたらハイマツ帯の露岩エリアになって、ハクサンシャクナゲ、コケモモ、ミヤマコゴメグサ、
植生が変わった!
と、俄か忙しくなって、休憩が、どっかに飛んでおります。(笑)
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ジムカデ |
キバナノシャクナゲ |
タカネバラ |
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キバナノコマノツメ |
シラタマノキ |
ミヤマダイコンソウ |
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ミヤマコゴメグサ |
タカネシュロソウ |
ツガザクラ |
霧の中にケルンが浮かび、乗鞍岳の山頂表示がある。
天狗原から1時間。
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ハイマツ帯 |
ハクサンシャクナゲ |
では、今度こそ休憩しよう。
乗鞍岳からの下りに入ると、突如、眼下に白馬大池が出現し、
その優美な姿に息を呑む。
サーっとガスが流れれば、周囲に広がるゼブラな山肌、、
あ、また情景が変わった!
と、こんなふうにガスにからかわれてるので、シャッターチャンスが増えるのみ。
いったい何枚撮ってるのやら?(^^ゞ
対岸に山荘、、
あれが今日のお宿です。
到着時間もちょうどいい、、と、楽勝気分で池畔をめざすが、意外と手こずる巨岩地帯で
気分はまさに因幡の白うさぎ。(笑)
オマケに岩のスキマには、ねじ込むように可憐な花が咲いていて、、こんな調子で先に進めるわけがない。(笑)
結局、池が見えてから1時間近くもかかって、ようよう山荘にたどり着き、
とにかく受付を済ませたら
まーた!
山荘周辺の花を愛でに外に出た、、まぁ本当に、懲りもせず。(^^ゞ
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ハクサンコザクラ |
アオノツガザクラ |
今夜のおかずは、お替り自由のカツカレー♪
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