【白馬岳 その2】
7月24日(日) 曇り時々晴れ
ミツ ・ チー
マピオン地図・・・・・・・・ |
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地図上の 「↓」 が 白馬岳 |
白馬大池山荘− 雷鳥坂−船腰の頭−小蓮華山−三国境−馬の背−白馬岳−白馬山荘(昼)散策(泊)
白馬岳 二日目
まずは、朝焼けに染まる白馬大池を愛でに出て、
山荘に戻って朝ごはん。
一人分ずつ盛られたおかずの他にも、筑前煮やらフキの炊いたんなんかが並べてあって、
こういう家庭的なんが嬉しい。
中でも筑前煮の「こんにゃく」が、めちゃ美味!(ヘン?)
例によってあまり寝れなかったけど、今日の移動は午前中のみだから大丈夫だろう (たぶんね)
だって宿泊予約の時に、えっ 白馬山荘にも泊まられます?
と、念を押されたほどのユルユル計画だもの。(笑)
それでも、6時前には山荘を出て、
チングルマやハクサンコザクラに見守られつつ、蓮華温泉への分岐を見送り、ハイマツ帯の坂を登る。
右手の山は雪倉岳か、その先には去年の朝日岳があるはずで、、
景色に見惚れていたら、ふいにコマクサ!
岩のスキマにイワツメクサや、チシマギキョウも揺れている。
ハイマツに隠れるように、リンネソウ、ミヤマダイコンソウ、
そして、またコマクサ!
女王さんが、そんな気前よく咲いちゃっていいの? て感じだが、、、
振り向けば白馬大池、それの右手にうっすら霞む山並み、、何だろ?
ま、深くは考えないことにして、、(^^ゞ
尾根に乗ると左の展望が開けて、あっ 鹿島槍!
さすがにあの形は、よく分かる。
けど、めざす白馬岳はどれ?
ま、それもあまり深くは考えないことにして、、(笑)
ふと足元にはクルマユリ、ハクサンフウロ、そして花びら周辺に毛のないイワギキョウ
白いのはエゾシオガマか?
そろそろ、花の名前で悩みだしてる。(笑)
稜線に咲く花たちが、風に揺らいで爽快だ。
船越ノ頭に人が屯しているのが見える、あそこまで行って休憩かな。
おっと、山影で尖っているのは、
もしかしたら剱岳?
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中央の最奥に槍ヶ岳 |
剱岳 |
だとすると、その隣に立山とか連なる? けど、手前の山がジャマなのよね、、(笑)
船越ノ頭に着いて寛いでたら、「白馬岳をバックに撮りましょうか?」とオジサンから声がかかり、
えっ?
ってことは、あの立山の前のジャマ、、いや、秀峰が白馬岳かいな!
わぉ〜 \(-o-)/
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白馬岳をバックに |
次の小蓮華山までは、一面のお花畑になっていて、
狭い稜線や、切り立った斜面に群れる花たちに、ただただ魅了されるばかり、
ウスユキソウにキンポウゲ、シナノキンバイ、
コバイケイソウも真っ盛り、、コバイケイソウが、こんな稜線に咲さくんや、(笑)
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シナノキンバイ |
タカネウスユキソウ |
エゾシオガマ |
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ハクサンボウフウ |
ミヤマアズマギク |
タカネツメクサ |
その後もミヤマアズマギク、タカネナデシコ、イブキジャコウソウなどのピンク
ハクサンイチゲ、ツガザクラの白、、
そして、またまた、コバイケイソウ!
花見る度に、ザックの重さによろけたり、もう開き直ってドサッと降ろして屈みこんだり、、
どんどん花にのめり込み、、そして、どんどん時間が過ぎていく。
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ハクサンイチゲ |
コバイケイソウ |
次から次へと現れる容赦なしの花たちに迫られて、もう、身も心も浮足立ってる、(笑)
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タカネウスユキソウ |
タカネイブキボウフウ? |
やっとのことで小蓮華山、、
山頂は崩壊していて立入禁止になっているので、遠目に表示だけ撮ってすぐ下山。
稜線が緩やかに南西に湾曲し、三国境の向こうには、いみじくも凛々しい白馬岳。
そう、さっきまでジャマ!ってヤツ?(笑)
この辺りの稜線はザレているけど嫋やかに伸びていて
なぜか花が少ない、
いよいよ上がってきたガスを、気にかけながら
ちょっとは真面目に歩かねば、
と、思っていたら、、あっ コマクサ!
覗き込むとピンクの塊が点在している
それと住み分けるようにウルップソウが帯状に広がり長い花穂をひけらかし、、
こちらは少し花期を逸していて悔しいが、
コマクサもウルップソウも、、こんなにカサついた斜面が好きなのねぇ(笑)
三国境 10時前
ここは長野、富山、新潟、3つの国の県境
新潟側の一番奥に見えている、、あれはきっと朝日岳、、あぁ、懐かしの朝日岳。
あんなに優しい山容だったかぁ、、と、去年の記憶が蘇る。
いかにも健脚そうなカップルが、その朝日岳の方から登ってきて、
遠かったぁ、、と、腰を下ろす。
う〜ん
三国境から白馬岳山頂まで、後、1時間くらい、、
今日はやっぱり楽勝だ!
と思っていたけど、この辺りでも花、花、花のオンパレードで
いやはや凄まじいデス、ほんま。
目新しいものでは、ミヤマクワガタ、イワベンケイ、アカバナ、シコタンソウ、、
どんどん種類が増えてます。
イワオウギ、ホソバツメクサ、オヤマノエンドウ、ムシトリスミレ、
あぁ 大変、、(笑)
ガレた岩場を縫って攀じ登ってる最中でも、花に気づけば撮らねばならず
もうガスが、そこまで迫ってきてしまってて、白馬岳とか真っ白なのに、、
一体、いつまで花が続く?
ふとミツが固まっとる(!)
どうした?
雷鳥!
地面と同色の雷鳥が、身体を地面に擦り付けて、砂浴び?
それのつがいも現れた、わぁ〜!
人を恐れぬ無邪気な雷鳥に、ひとしきり遊んでもらって
さぁ、いよいよ白馬岳を踏破だ。
ミツは寛いでいる人に、わざわざ声をかけ 「雷鳥が、いましたよぉ」 って、教えてあげてる。
白馬岳登頂より、雷鳥の方が嬉しいみたい。(笑)
山頂では記念写真を一枚だけ撮って下山。
今、11時15分
お腹もすいたが、お昼はすぐ下に見えている赤屋根の白馬山荘ですることにして、
と
下りかけたらまた雷鳥。
が、また砂浴び?
もしかして、さっきの雷鳥くんが、私を追って来た?(笑)
白馬山荘 11時半
受付やらを済ませたら、もう12時を周ってて
炊事場を借りてラーメン作り。
たまにはこういうこともやってみたかった、、しかし
あれぇ? バーナーが点かない、そんなバーナー(!) 言うとるバアイか!
慌てて食堂に、マッチを借りに。(^^ゞ
食べ終わってもまだ13時、
5時の夕食までにはまだまだいっぱい時間がある、、
ここ白馬山荘にはケーキセットの食べれる喫茶店まであるが、あんまり興味ないし、(ほんまか)
で、チラッと近場の散策に出たり、
いよいよガスってきたら談話室で高山植物のビデオを観たり、
知らんオッサンと話し込んだり、
今回は、イマイチ大気が不安定で
連日、昼を待たずにガスってしまい、瞬く間に真っ白やぁ、ってムードだから、無理して先を急ぐこともないだろう。
たまにはこんな贅沢な、山小屋泊りを続けるのもいいか、、って。
今日もトンカツ♪
【散策で出会った花など】
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ミヤマクワガタ |
ミヤマオダマキ |
タカネツメクサ |
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チングルマ |
アオノツガザクラ |
コケモモ |
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タカネシオガマ |
イワオウギ |
シロウマオウギ |
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チングルマ |
ハクサンコザクラ |
チングルマ 旭岳 |
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