7/5 (火) くもり一時晴れのち 車で雨

伊吹山    標高1377m 歩行時間(約)5時間40分 (花を見ながら)
SIVAさん チー

地図・・・・ ← 米原からの アクセス 広域図 
   ・・・・ ← 山頂まで

家6:00→JR塚口6:22→大阪駅(新快速 長浜行き)6:41→米原8:00→(SIVAさん車)→パーキング9:00

パーキング9:10→五合目9:55→六合目10:15(休)→八合目11:05→山頂11:35→山頂部散策→店内(昼))→山頂遊歩道散策14:10→スキー場ゲレンデ15:50→パーキング16:10

パーキング16:15→(SIVAさん車)→JR米原駅17:24→(新快速)→尼崎19:07→塚口駅19:11→(夕食調達)→家19:50

JR交通費 2210円 × 2 = 4420円


 
【とりあえず 前置き】

梅雨の山行は 浮き沈みの連続・・・

SIVAさんへ
せっかく 色々 教えてもらってたけど あいにくの雨天で 敦賀旅行は中止だわ (^_^;
こうなりゃ、 自力で行けそうな 伊吹のニッコウキスゲくらいを狙う・・・

チーさんへ
北陸遠征 残念でしたね。 
実は 今の伊吹 ボクも候補に入れています。  次の火曜日なら ご一緒できますが・・・

その後、天気は二転三転する・・・ 
降って湧いたような話で SIVAさんに同行を頼むのも 如何かと・・・
JRとバスを使えば 自力でも行けるし・・・

と、例によって あーだ こーだ  考えあぐねるチー
日は どんどん迫る。 
あいにく 前日は 大雨・・・
と 
突然 ミツくん(夫)が 強行手段に 出た (!)

SIVAさんへ
チー家のミツです。実は 以前「一寸先がモヤ」 の伊吹山を徘徊した経験があり、明日もどうやら 悪天候。 
で チーを一人行かせるのを 案じています。 
もし 明日 伊吹山へ登られるようであれば・・・ 

チーさんへ
ミツさんから メールいただきましたよ。 明日 米原で待っています。
よく整備された道なので ご安心下さい と  ミツさんに よろしく・・・

まぁ 実際は 当日に もう一波乱ありまして・・・

早朝   大阪駅プラットにて
「6:35 快速は 人身事故で 30分の遅れ。 後続 41分 新快速 (=チーの)は 予定通り到着・・・」

・・・?・・・

さらに 踏み切り故障なども重なり 通勤ダイヤは ズタズタ・・・
と 散々なラッシュアワーにも 巻き込まれず 
米原駅定刻に 難なく到着した チーである。 (^_^)/



「おはようさん」
SIVAさんとは 例の(!)六甲 以来・・・

「いやぁ チーさん どうするんかなぁ〜 と思ってたら 突然 ミツさんからメール来たから  もう焦りましよー (笑)」
「アハ すんまへん (^^ゞ  でも、こんな曇天の単独だったら やっぱ 止めていたかも・・・」

と、三之宮神社で トイレをお借りし
下界から見上げるも すでに望み薄  ガスガスの伊吹山 パーキングに 到着する。

このモヤでは 伊吹登山道 二人占め かもねぇ〜
と、 急にモヤの中から おばさんヌーッ ・・・
うわーッ!

ほんまに 一寸先がモヤ(!) 
足元に咲く 露でボタボタの花 以外   なーんも見えん。
看板の向こう(?) の 高原ホテルすら かいもく・・・

ショボショボのユウスゲを追いかけ、モヤの中へと分け入れば 道は ホテルに行き止まり・・・
なんじゃ こりゃ?
と、
慌て SIVAさんを探し・・・
あの 恐かった かつての記憶を フツフツさせる。



晴れ間も覗く
三上山

車窓から


三之宮神社


神社のイチョウ
株元にも葉っぱ


ホテルは どこ?

下山してからの
風景です → 
三合目のお花畑は
イブキトラノオ


ユウスゲと格闘



【いよいよ 登山】

行き先不安なガスの中では ただ逸(はぐ)れずに ついて行くだけ。
と 道は次第に 登りになった。
可憐な草花 点々・・・
クルマバナ ウツボグサ・・・
が、 その類には 目もくれないSIVAさん

「ほら! ホタルブクロだよ!!」
「それは ヤマ ホタルブクロです。」
「アザミ 咲いている」
「それ 山頂にも ありますから。」
「カラスノエンドウ! みたいな〜
「それは クサフジ です。」

これじゃぁ まるで 小学校の引率。 
だが  もしもし 何で そんなに詳しいの?


六合目 シシウド構える道ばたで しばし 串団子休憩を取る ♪
「ホンマは この下に 琵琶湖が ずずーーーっと」
「はぁーーん」
まぁ どぉーでもエエわ と、 ママコナを見つけて はしゃぐチー。

「わたしゃ どっちかて シシウドの凛々しさが 好きだで・・・」
と、崖っぷちに フラフラ行きかけて 
待った待った と、止められる。

「実はね  こういう アンチョコが ありますねん」
と、SIVAさんは
「自然観察会グループ」の花ガイド本 (1冊100円)
を、ちらつかせた。
「あれっ! これ 知ってる  ネットで見たぞ!! 通販で買えるやろ?」 
「山頂でも 買えます」
「ふ〜ん」

待てど暮らせど 動く気配すらない雲海を諦め ヨイショと みこしを上げる。
待って〜 と 続くチー。

あちらこちらに結わえ付けられた 赤旗
どうやら今日は 電鉄ハイクがあるらしく  ポツリ ポツリと 人が上がってくる。
その中のお一人が
「これ 何かしらね〜」
と、毛の生えた 尖がった種を指さして・・・ 
「いやぁ〜 さぁ〜」(汗;)

(ゲンノショウコ みたいな・・・)

しばらく行って
「ひょっとして さっきのあれ  グンナイフウロと ちゃうかなぁ?」
チー ぼそっ。
「実は ボクも そう思った」
と、二人 顔を見合す。
こういう時は ちょっと 嬉しかったりする (^_^)v

のだが、
結局 チーは
この花が 2輪ほど咲いた頃に 伊吹(北尾根)へ来て、(5月末)
それが 種に変わった 今頃になって 再来した 
ということに気づき(!)
愕然 とする      わけでもある。  (゚-゚;)
 

八合目になれば ガラガラ石の 急登が連なり
口数も花も 途切れ 途切れ・・・
申し訳ないが SIVAさん すでに 汗ブルブル

こんなガスってても 息が切れるんだから 
炎天下だったら どんなだったか〜
と、今さらながら 伊吹山登山を避けてきた自分を  顧(かえり)みる。

あいかわらずの ガスの中
それでも エゴノキ ハナヒリノキなど  チーも知ってる木モノが 出てきたら 
いよいよ 山頂近し・・・
祠前には 遊歩道から来た 結構な人影が うごめいていた。



こう見ると 最悪だね


凛々しき シシウド


いよいよ 急登


グンナイフウロの実


ちょっとした 嵐が丘
拡大します


山頂広場の祠

【山頂にて】

「ちょっと ウロウロしよか?」
「ウンウン ♪」
と、きょろきょろチーが  探す物は・・・  モチロン!
北陸で 『逃したサカナ』 の ニッコウキスゲさま ♪

SIVAさんは それを 『キスゲ』 だとぉー!    いかにも軽々しく 呼んどる。
まるで マクドや スタバ や!   (マクドナルドの略  スターバックスの略)

ちょっと 許せん (笑)

売店の裏に廻り  ほれ! そこ! という先に
「わぁー! さ 咲いてる!!」
の 黄色いユリ  ニッコウキスゲさま!!
しかも 株立ち  次から次へと・・・

「えー これ ほんまに キスゲかぁ〜?」
「誰かが 植えたヤツと ちゃうか〜?」

おいおい
なんで 人が 幸福の絶頂に居てるのを わざわざ引きずり下ろすんや!
と、かまわず撮る。

SIVAさんは
「どこかにシモツケが・・・」
と、開花株を探している。
シモツケって 8月ちゃうの? いや それはシモツケソウか ほんならシモツケって?
ブツブツ言いながら ついて行く。

山頂には 三角点やら 日本武尊(やまとたける)の像 やらが うっすらぼんやり
霧の中に浮かび来〜 ♪

売店のところまで戻って そろそろ お昼。
ガイド本を買うついでに どこまでが無料の休憩所か と、 問うてみる。
どうぞ 中へも   と、通されて
食堂の一角を陣取り
まずは トイレ と、外へ出た。

「はてさて  どこや? わからんぞ!!」 ・・が・・ 諦めて戻ろうにも 今度は 「ありゃ 売店  どこ?」

ガスに覆われた山頂は そこかしこに立った石碑が どれもこれも 同じに見えて 
方向感覚はなくなるわ
置き去り感 漂うわ 
おまけに 方向音痴ときてる (゚o゚) で  もう 焦る焦る〜

つくづく 独りは 大変だった と、思い知るチーである。

さて、食堂に戻ってみれば ひるげの用意 すでに整い
これぞまるで  理想の食卓〜    ♪
感動のサバ寿司とかも!!  
あやっ!? しかし 今日のは ちゃんとラップに包まれて・・・
(前回の六甲では ひっくり返って ぐじゃぐじゃで もう 大変だったのだ)  ← 分かってる ってか〜?

「なんか、すまんねぇ〜」
と、おばさんは 美味しくいただくのが お仕事。

(と 改めて振り返れば やっぱ こりゃ かなり 厚かましかった わ)

瞬く間の ランチタイム。
一旦下山しかけ、思い直して舞い戻り 再度の開花シモツケを あたってみるが
まぁ このモヤでは そうそう 遠くも見渡せず
数本マシなのをカメラにおさめてから まじめに往路をたどる事にした。



それは立派な 
ニッコウキスゲさま


三角点
6/3は測量の日 だって
ガスガスの山頂

それなりに
エエ感じ〜




上がりこんだ 
無料休憩所


理想の食卓 ♪
手前 焼きサバ寿司


キスゲさん咲く 原っぱ


【神様からの贈り物】

浮石を踏まぬよう 慎重に下る。
まだ 2時過ぎやし 急ぐ旅でもない。
と、ものの10分も 下ったところで
突然 下界が広がった。

「あぁーー!     び び び  琵琶湖 やぁ〜!!」

雲が 西から東へと どんどん流れ その彼方に しだいに あらわになっていく琵琶湖の湾岸・・・
彦根 近江八幡 ズーっと続く湖畔の風景・・・

あぁ あの日 あの場所から 伊吹を見ていた。
そして今 あの日のあの場を ここでこうして想い起こし・・・

あまりの劇的な贈り物
何かの存在を感じ  時の過ぎるのも忘れて ずーっとずーっと   くぎ付けになっていた。 

 

カラマツソウ カワラナデシコ
朝よりも 数段 良い状態の草花にも めぐり合いつつ
どんどん下界へと 下っていく。

SIVAさんは まだ イブキフウロに  こだわっているみたい。

「花びらの切れ込みが違うんや」
まぁ そうと言われりゃ  そういうもんかなぁ〜 と しばし 一緒に探す。

「あった! これだ!!」
「違う」


「ねぇ もう ハクサンフウロと、交配してんのと ちゃうの?」
「う〜ん」
生返事で 探しているので さらに付き合う。

こういう時って ほとんど 見つかりっこない ですよね〜

いい加減にしないと もう〜
「あ!  キツリフネや!」
と、SIVAさんは 会話してても ちゃんと 花を見ている
ケっ! とか、思いながら・・・
ま、しゃーないよな〜 と、オコボレ写真に預かる。

「あ! これ!」
朝も通った道である。
その ど真ん中に 堂々と ヌケヌケと あれまぁ!
切れ込みのある ピンクの花びら
もしや イブキフウロ・・・
咲くかね〜
それも たった一輪・・・

突然 無口になったSIVAさん

感動してるん? 


スキーゲレンデから 見上げる山頂  くっきりすっきり!
高原ホテル前 霧のあがった草原で 今度は ユウスゲ撮影に付き合ってもらい

空高く集結した 雲からこぼれる雨の雫をトドメに 今日はお開き。


「ほらあそこ! クマノミズキ! イワガラミ!! ノリウツギ!!!」
と チーが叫ぶ中  初夏の花が咲きこぼれる林道を、車はグングン下って 帰路についた。

米原駅にて 一台 乗り遅れ 時間待ちに付き合わせて   (^^)/~~~
以降 尼崎に着くまで バク睡。

乗り換え列車を待つあいだ トイレで外したコンタクトが 鈍い音を立てて洗面台に落下。
あっと
手探りで撫でる指に 排水溝にかかったプラスチックの破片が触れるやいなや 
センサーが作動し、勢いよく 水がジャーー

危機一髪や!!!
まるで 今日の山行を、集大成しているようだった。



山頂祠を後にして〜



突然 雲が流れて・・
下界が!


やっと 
めぐり合えましたね


ゲレンデに下り立つ


ユウスゲ開き
バックは 山頂
ユウスゲのある
風景


 ← 今日の 植物を 集めています。

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7/9 (土) くもりのち雨のち大雨

弥山 八経ヶ岳    標高1915m 歩行時間(約)7時間 (花も見ながら)

Wolfgangさん(企画) 山の徹人さん Oさん 前田さん kinokuniさん トトロさん Floraさん AKさん きまぐれレオさん 単独行さん しろくまさん Mちゃん チー (13名)

地図・・・・ ← 周辺 広域図 
   ・・・・ ← 行者還トンネル西口〜八経ヶ岳   山の名前が『八剣山』と記載

家5:00→ウラの道5:03→家(戻る)5:35→ウラの道5:45→(単独行さん車)→しろくまさん家→豊中IC5:55→吹田IC→たじはや→太子→ロイヤルホテル橿原前(Mちゃん)6:50→行者還トンネル西口下8:10

西口下8:20→登山口8:30→(尾根コース)→大峰奥駈道出合9:20→石休ノ宿9:40→弁天の森9:50→聖宝ノ跡(みんなと合流)10:30→弥山小屋11:25(休)→弥山山頂(Mちゃんと登頂)11:40→弥山小屋前(昼)12:40→(オオヤマレンゲ自生地)→八経ヶ岳13:10(5)→弥山小屋→国見八方睨(レオさん達と)13:45→弥山小屋→聖宝ノ跡14:25→(沢沿いコース)→登山口16:30(ご挨拶)→西口下16:40

西口下16:50→(単独行さん車)→橿原神宮前(Mちゃん)→太子6:35→たじはや→尼崎IC→ウラの道19:10→家19:15

通行料 700円+700円+450円 = 1850円 往路
      450円+700円+850円 = 2000円 復路



【あ〜あ 大笑い】

始発の阪急電車で しろくまさんがチー家に来てくれる筈(はず)だったが、 
単独行さんの参加表明のおかげで、みるみる活気づく 阪神勢 である  (^_^)v

4:20   目覚ましピピピ
ミツに気(け)取られぬよう 抜き足差し足・・・
さっきまで居たキッチンで ダラダラ 荷詰め。
どんよりお空だ。  けど 降らない!  ← って 何? その 根拠のない自信・・・

路地を抜け ウラの車道へと急ぐ。
単独行車 ・・・ まだか ・・・ 待つ ・・・ 数台見送る ・・・ 待つ ・・・ 散歩の人 ・・・ 待つ ・・・
背後に気配! 粗い息づかい・・・   ヤバイ!!    蹴り足 体勢  振り向きざまに ヤァー!!

「あれ? どーしたん?」
「しろくまさんから 電話あったよ  ちょっと 遅れるん だって・・・」

夫のミツは深夜帰宅。  ようようの寝入りばなを叩き起こされ 寝ぼけマナコで衣替え。
靴下まで選び ウラの車道に  颯爽と参上した!!

「フフ なんか もう そのままの格好で 山 行けそーね」
って、上から下・・・
「あかんわ ツッカケ履いとる」

「またまた HPに ご登場 かねぇ〜」
「イヤだよー」
とか言いつつも、それからミツはイソイソと 六甲の高山植物園なんぞへ デジカメ練習に出かけたそうな・・・
めでたし めでたし。


【みんなを 追っかけろ】

高速ビュンビュン   橿原でMちゃんをピックアップ。  行者還トンネル手前 工事現場ギリギリに 車を着ける。
ヘルメットの兄さん飛んできて   「そこ 停められるんですか〜」 って
まぁまぁ ・・・  と 示談が成立。 (^^)v
これすべて 単独行兄キの成せるワザ である。

今のところ 雨の心配はない。
「雨具の下は 別に 要らんよな〜」    って そういうのは 自己責任でね・・・  (^^ゞ

1時間以上チコク(!) なのに 草花を見つけては デジカメ合戦  こうなりゃ もう 開き直りの境地じゃわ!

そうは問屋! と、急登 ギアチェン。
岩や根っこのシャクナゲ登りを バリバリバリっと駈け上がる。
早くもチーは ヘェーヘェー  ハァハァ 
しまった!  
うっかりのスタートダッシュ。  単独行さんのペースに!
気が付けば しろくまさんやMちゃんも すでに 汗でぐっしょり。

ふぅ〜
大峰奥駈道出合で 小休止。

あのー  ここからは尾根筋ですし ね。  花も探したいですし ね。
と、嘆願のまなざしを 一斉に 単独行さんに浴びせた。

「どーせ 皆とは すれ違い様に 花あった? あったよ  じゃ 見てくるよ!  またね! 
って 感じになるんと ちゃうの?」 (゚o゚)
やれやれ・・・・・
シロヤシオの林 バイケイソウが点々とする中を、クールダウンしながら 進むことにする。



先発隊を追え!


行者還トンネル手前
修復工事現場


弥山コース 取り付き


尾根コースの急登


大峰奥駈道出合で
小休止

ここから なだらか


石休ノ宿跡


三角点がある

【あ! 見つけた!】

大峰奥駈道は、修験者の道。
点在する宿の跡は 行者たちの「行所」とか。
じゃ〜 裏手に回れば「西ノ覗」みたいな 断崖絶壁があるの?  (※ 西ノ覗・・・絶壁に吊り下げられ懺悔の言葉を絶叫する修行の場)
と、思うあたりが いかにも幼稚なチーである。 

「ねぇねぇ ところで それって どんな色?」
「ピンク っていうか アズキ色 っていうか・・」
「木に寄生してるん?」
「いや ギンリョウソウみたいに 生えてる と思うんで・・」

しろくまさんは ショウキランを 探そうと 目がランラン・・・
そういうの 大好き 付き合うよ!  ってなチーは さっそくアシストを買って出るが、
この暗さでしょ  ガスガスでしょ      なぁ〜

「あれ! あった ありました!」
「ほ ほんまや」
登山道を少し離れたところに 淡くひっそり ショウキラン ♪

やったね〜!
さっそく 駆け寄り 変わりバンコに撮影合戦  (^_^)v

しかし、ランの手前には穴ぼこが! 一株ごっそり抜き取られ 傍(かたわ)らには瀕死のショウキランが・・・
誰やねん!!
こんなことをするヤツは ショウキの沙汰か!
もぉ−−っ! 許せん!
すっかり憤るチーたち である。

先ほどから 雨粒が ぽったん ぽったん 
少し先の 「宿」で 雨具着けましょか・・・
早足 急ぎ足・・・  と ・・・  あらっ 団体が・・・

「わぁ! みんなやーー」
聖宝ノ宿の広場で Wolfgangさんたち御一行 「ただ今・休憩中」 だった。
  
やっと やっと 追いつけたよ〜
良かった良かった。
あっという間に 渦中人・・・
初めまして〜 トトロさん。   そっと微笑むkinokuniさん。  みんなから浴びる 笑顔の歓迎。
こんにちは〜 こんにちは〜 (^^)/

雨が激しくなったので
山徹さんやFloraちゃんに手伝ってもらって 持ってた雨具を全部 装着した。

「チーさん 感動の初対面は?」
あら さっそくの 取材陣。
「感どー? あぁいや未だじゃ! 目が合ったが  取り逃がしたわ」 ← ゆばーば目線や(!)

輪になって Wolfgangさんから 紹介を受ける。
Oさん 前田さん 初めて見るお顔、  コトさんAKさん 久しぶりのお顔・・・

しばし 歓談ののち わいわい がやがや出発した。
かつては 難所だった「聖宝八丁」も 今や ジグザグ・・・ 丸太・・・ 木の階段・・・
と、しっかり整備で 至れりつくせり ♪

これ見晴台? と思(おぼ)しき所で 雨が止み
ホッと一息。
弥山小屋のモーター音が響けば まもなく山頂 とか・・・
「山徹さん お久です。 この度は お嬢さんが おめでたく・・・(^^)v」

ところで 初対面の御仁は?
あぁ あの方なら 凄い荷を担いで もう とっくに 弥山に 登られましたよ。
へぇー



あ〜ら お揃いだ
Mちゃん
しろくまさん


皆との遭遇地点


左 Wolfgangさん 
出発します〜


ガマガエル
少なくとも15匹は見た


丸太階段始まる


木の階段
意外と滑らない


一応 見晴台
みたいな


最後の登り

【運命の対決?】

深い森の匂いのする階段を駆け上がれば てっぺんは 広場になっていた。
弥山小屋は どこだ〜

しかし 小屋と思しき物など、どこにも見当たらぬ。
眼前に聳え建つは、 なんと巨大な要塞。 難攻不落の城 ではないか!!
旅人をもてなす扉など 全くどこにも 見当たらぬ・・・
果たして ここはホントに 弥山なのか・・・


「ようこそ チーさん」
「あ あなたは?」
「ハッハッハ 私の名前は ラムネマン。 ラムネウメー星よりやってきた この要塞の守護神じゃ」
「で では ここにある ラムネたちは・・・」
「これらすべては 我らが戦利品。  キミにこれが奪えるか!」


「フッフッフッ 飛んで火にいる夏の虫とは チーさん キミのことだ」
「あ あなたは?」
「私の名前は スパイダーマン。 朝からキミを待っていた。 ここに迷い込んだが最後、もう命は無きものと思えー!」


危うし チー!! 絶体絶命のピンチ!!

ガオ〜〜〜
あ! ショウキランの叫びだー!
「気まぐれレオよ!  落王よ! 呪いを解けよ! 
さぁ  目を覚ますのじゃ!  
ショウキに戻れ!  ショウキに←カエル)のだぁ〜〜
ボワ〜〜〜ン


ショウキランのみ力で 魔法が解けたレオさんと 落王さんは その後 仲間の人たちと末永く 幸せに暮らした ということです〜 
ジャーンジャーンジャーーン ♪

                                                      ※ お話は 一部を除き フィクションです



山頂の弥山神社へ
ショウキランの
お礼に詣でる
チー


巡礼者に
事の一部始終を語る
wolfgangさん


麺類に戻った?
ラムネマン(レオさん


チーさん 
このようにしっかり食べなさい
Dr しろくま


みなさまからの
いただき物


マジで旨かった!


雨の食卓
Wolfgangさんから
直々のメロン


出演者
 記念撮影


【今日の目的】

そもそも 本日 企画の目的は
弥山へ オオヤマレンゲを 見に行きましょう〜
近畿最高峰 八経ヶ岳に 登りましょう〜
しかし その何れも まだ! ではないか・・・

最高峰に至っては、「も〜 私エエわ。 どうせ 展望ゼロだし・・・」
と 味も素っ気もないチー   ← ま いつもの事やが・・

とりあえず 出発します。
グジュグジュの急な下りに耐えれば まもなく 鞍部。
さすがのチーも 天然オオヤマレンゲと初対面 とあって いささかドキドキ・・・
柵越しに ツバキサイズの木ばかりが茂った地帯に突入。

ところで オオヤマレンゲはどこや〜
どこ って これ ぜ〜んぶ  ですよ。
これって? この ツバキみたいな花?  これ? この小さい花 ぜ〜んぶなの?

今までさんざん見てきた写真は でっかいアップの画像ばかり 
で チーは てっきり オオヤマレンゲとは タイサンボクみたいな デカ花だと、思っていたのでした。
それも、一本に一輪くらいの稀少花を、皆で押し合いへし合い 撮り合うものと・・・

・・・・ 柵の中 見渡す限りの レンゲかな ・・・・

はぁ〜
あっけに取られて ぼぉー っとしてても どんどん人が溢れてくるので
とりあえず手前の数個を 撮って 先へと進む。
柵は その先にも連なり

「おーい! 後ろ つかえてるから どんどん行って〜」
と、言われるままに どんどん行く。
どんどん どんどん・・・
そして もうこれ以上 どんどん先へ行けなくなった ドン詰まりが
八経ヶ岳?  山頂?
着いちゃった。  

と、ガスガスの山頂に 数人が登りつめたのでした  \(^o^)/

みんなも来るかと 少しは待ってみたのだが、 じーっとしてても 寒くなるばかりで
ゴメン! と  スタコラお先に・・・   ← ぜーんぜん  執着心 ないのね


「あら チーさん 行ってたの〜?」
という運動不足(?)のクマも誘って こんどは国見八方睨にも出かけるが
やっぱり こちらも ガスガス 是非もなし・・・
まぁ ここはまた 来るかね。          ← いつの こっちゃ



オオヤマレンゲ
観賞会


ね けっこう デカク
見えるでしょう〜


実際には かなり小ぶり
いっぱい付いとる


近畿最高峰だぞ


立ち枯れの潅木地帯

【そして 下山の途についた

用が終われば 一目散。
来た階段を どんどん下って 先行くどー。

「チーさん 今日はどうも〜」
って wolfgangさん 背後から・・・
「あっ いえいえ こちらこそ ど〜も お世話になりまして・・・」
・・・ 木の段で フラつきながら 礼をする ・・・
今日出会ってから 初めて しゃべった気もする 袖も振る  (?)

雨は時折 強くなったり 小康状態になったり・・・
しかし何だぁ〜 パンツに雨が沁みてきて 冷たいねぇ。
グジュっと 靴の中もクツーだし・・・
もう少しだ! と思う気持ちが ついつい 小走りにさせる・・・

おーっと いけねぇ〜
トトロ殿下を、危うくバイケイソウの深淵へ  お連れしてしまうのかーー!
「あぁ チーさん! みんな 上にいるでぇ〜」
の指さす先を見上げれば   御一行   はるか彼方を 悠然と・・・

ハッハッハ 正直、 あれにはちょっと 焦りましたなぁ〜   (^^ゞ


「チーさん 下山は『行きの尾根』 とは違うルートを 降りますからね」
って レオさんギラッ!
やべぇ   なんか しっかり目ぇ 付けられとるわ ワシ・・・・
そろそろ 膝もケケケとなり始め 
ここはまじめに  2番手に付ける。

レオさんは 手際よく みんなを先導し  難所も通過   怪我もなく 登山口へと舞い戻り・・・
みんなも どしどし 到着! 
お疲れさ〜ん   \(^o^)/

山徹さんが なごみのお茶の手土産を 一人一人に 配っておられる。
こういう人に 私は なりたい。    ← って もう 手遅れやろ


今日はみなさん 雨の中を ほんとにどうも・・・

って、あ〜あ〜  またまた 気ぃ遣っちゃって・・・
解散してから 目が合った。
「ほんとに 今日は ありがとー」
感謝を込めて 握手した。

Wolfgangさんの大きな手は とってもとっても やさしくて・・・

「チーさん 手 冷たいですね」
「えぇ 手が冷たい人は 心が暖か なんですよ」
と・・・
初めて会った時すでに ふてぶてしかった自分を 今さらながら 顧(かえり)みるチーであった。



笑顔で見守る
聖宝理源大師


レオvs単独アニイ
ラムネマッチ


行者還を見ようと
ひっくり返ったー(!)


恐い〜 滑る〜
これに捉まって!


渓流沿いの難所


あぁ 帰って来た〜


みんなと(^^)/~~~ 阪神勢

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7/16 (土) 晴れ

釈迦ヶ岳    標高1800m 歩行時間(約)4時間20分 (休憩多し)

しろくまさん チー 

地図・・・・ ← 周辺 広域図 
   ・・・・ ←  の位置が旭登山口

家(車)5:25→しろくまさん家→加島IC5:50→たじはや7:00→葛城出口→コンビニ→(R24)→(R168)→発電所前(トイレ)→釈迦ヶ岳駐車場(旭 登山口)8:40

旭 登山口8:55→不動木屋分岐9:35→古田の森10:22→千丈平10:50→水場10:55→前鬼分岐11:15→釈迦ヶ岳山頂11:20(昼)12:45→(往路を辿る)→登山口14:45

駐車場15:00→(林道)→コンビニ→太子18:07→→たじはや→大和川出口18:20→しろくまさん家18:50→家19:15

通行料 700円+450円 = 1150円 × 2 = 2300円


【とにかく 山へ・・・】

アクシデントは重なるもので、体調を崩し ぐうたら主婦をしていたら、
パソコンまでが 不調になってきた。 暑いからかな〜?
いやいや 原因は どうやら ハードディスク。


手術中のパソコン
 
  愛しのPC 大改造 Xdayは 16日の土曜日

  はてさて、手術はよいのだが その間 私はどーするの?
  途方に暮れれば 「どこかへ登ろー」 と、しろくまさんから 救済メール。

  行き先は キワのキワまで決まらぬままに、
  バクダンPC抱えつつ Xdayを 待ちわびた。

〜〜〜〜〜

阪急電車 始発で来訪、運転任せて 一路 南下。 
梅雨前線 日本海に居座れば、 目指すは 奈良の山奥だ。
つい先週も、行った気もする所だが 避暑に与(あずか)るつもりなら 背に腹は 変えられぬ。

しかし〜 何だぁ
好物のジャムパン。 なんでか 砂 噛む味 するのぉ。
と 未だ ホンモノでない体調を 危ぶむ・・・

いかなハンドルさばきでも 揺られ揺られて 登山口まで3時間15分。  (帰路は休憩をはさみつ4時間15分だった)
お世辞にも 近いとは言えんかった。
ほんとに 運転 お疲れ様〜 ♪

 トイレ完備の 旭 登山口から丸太階段を上がれば、よく踏まれた笹道に変わる。
 セミの声に交じって 時折小鳥のさえずり 山にコダマし
 や・か・ま・し〜   まるで熱帯野鳥園 のようだった ね〜

「これが 今日 一番の急登です」
を 3つくらい越すと (笑)、 頭上開けて お日様ガンガン
道ばたにはバイケイソウ、 終わりかけのが ゆ〜らゆ〜ら
さっそく 撮影・・・ 

「チーさん こんなの先行けば ワンサカありまっせー」
「ハイハイ  カシャ!」
これも 3回くらい続ければ、いよいよ 厭(あ)きて それ以降 まじめに歩く。   ← ほんとぉ?

ふと前方には 天に尖った大日岳
あの鋭角には 気がハヤル。
おぉ! っと いつもは 手に汗 握るところだが、今日はどうやら 及び腰。 
やっぱり 暑さが 通せんボウをしている のだろう・・・

【尾根筋を行く】

不動木屋の分岐を過ぎると 道はなだらか♪   そして いよいよ炎天下  (>_<)
しろくまさんの言うとおり、沿道 すべて バイケイソウ。
それを 構図に組み入れて やっぱりデジカメ 大奮闘。

しかし 何ですかね この 匂い。
ちょっと 咽(むせ)ます。
ゲホゲホ・・・
と、熟れたバイケイソウ香に包まれて(!) 一目散・・・
逃げ出そうにも 体が前へ 進みまへん。

数回の小休止をはさみつつ、せっかくなのでバイケイソウ 奇抜な花観察も怠らず
時間を忘れて だら〜りだらりと、歩くことに・・・

おっと 正面 釈迦ヶ岳
なかなか優美なお姿よ。
それに近づく登山道 時折ガスる山頂へ 一歩一歩踏みしめる。

左手 展望 
「チーさん あれ 弥山!」
へぇー 
って、あんなに近いんだわぁ〜 と、先週の記憶 ふつふつと・・・

今日は お日柄もよく  きっと たくさん 行ってますよー
う〜ん たしかに 山頂付近に 大勢 人がうごめいて〜  ← そんなわけ ねぇだろーが!

すぐそこが 水場ですから・・・ を、 また 3回くらい聞きながら (笑)
やっと、ほんまの水場 ♪ にて ちょっと長めの小休止。
冷たっ!! 
傍らにはトリカブト 蕾はマメ状 かわゆいね。



ツルアジサイを纏(まと)った木


遥かなる山並みバックに
バイケイソウ


釈迦ヶ岳に近づく


古田の森より
バイケイソウ畑 後ろ釈迦ヶ岳

もうチョイ デカク


待望の水場 頂上近し ♪


落花した ヒメシャラ
(ツバキ科)


オトギリソウ(オトギリソウ科)


ちょっと 妖艶 バイケイソウ
(ユリ科)


お豆サイズのトリカブト

(キンポウゲ科)


赤面するシロヤシオ(!)
(ツツジ科)

【名は体を表す!?】

道標なくば、見落としそうな 前鬼の分岐を ひと登り〜
銅像 どうぞ  とお待ちかね(?) その名も 釈迦ヶ岳 頂へと辿りつく。
 
はぁ〜 ほんまに居てはるんや ねぇ〜
お釈迦様 思ったよりも デカかった      ← そのまんま
とりあえず 念願達成 (^^)v

トンボ飛び交う山頂で しばし景色と戯れた。
この尾根スジを ずーーーっとずっとが 八経ヶ岳への 奥駈道。
さらに 行者還、 大普賢、 山上ヶ岳、 果ては吉野まで・・・
フムフム 最後の方だけ 知っとるぞ。
これを 渡って行きはった 先パイ諸氏は、スゴイよね〜

あちら仏生嶽、こちら五百羅漢・・・
なるほどなぁ  ありがたくなるよな ネーミング。

お釈迦様の北面の日陰  すでに満席(?)にて
手前 僅(わず)かばかりの木陰に よいこらしょ! っと 腰をおろす。
ワォ〜! 頭上 シロヤシオ やー!  

スーパーの冷麺セット チーがシコシコ混ぜている間に しろくまさんは おにぎり三個め (!)
時すでに ごちそうさまの隣人に 「ゆっくりしてね」 と、 言い放ち、 
喉を詰まらせぬよう よーく噛んで 味わった。

せん越ながら 忘れぬうちに 山座同定 おば・・・



歩いて来た道
奥に伯母子岳・護摩壇山方面


尊き御姿
 釈迦如来


岩場は 言わば 五百羅漢。
 道は孔雀岳〜仏生嶽へと続く


仏生嶽 左奥は八経ヶ岳
薄っすら間に山上ヶ岳


錫の向うに 八経ヶ岳
錫の上には トンボちゃん

【今日のところは・・・】

時折 谷から吹き抜ける 冷たい風に身を任せ 
一時間半近く  いったい何をしてたやら〜   というほどの間  ただただ ボーーーっとして 過ごす・・・
大日岳を覆う黒い雲に触発されつ、 岩山登山は又の機会に取っておき 思い思い 重い腰を上げた。

往路を辿る。
なつかしのバイケイソウ畑 角度が異なりゃ 見る目も変わるわ  カシャ!
緑の小山も極めつつ、やっぱりワシ お疲れモードだわぁ・・・ 
と、言葉少なに 二時間かけて 起点まで・・・

林道メイツの二人なら、              (※林道メイツ・・・アフターハイクの林道をチンタラ楽しむグループ)
「もぉエエよー」  って 言っているのに いちいち車 停めるから
ついつい こっちもその調子。 しんどい体にむち打って 白花接写に励みます (^^)v

しかし よぉ 運転してて 
そないデッカイ体に チッチャな花が 見とがめられます なぁ〜  ← コラ! 大きなお世話 でしょう (^^ゞ
と、とことん・・・

ほとんど寝倒す車中旅 (ほんと ゴメンなぁ〜)
葛城近くのコンビニで 小腹 空いたと起されて、  ほとんどかけない家へTEL。

「ちょぉ 私 しんどくなって ね」
「あぁそぉ〜」

って、あの人 ぜーん然 信じてないみたいやわ〜  と、苦笑い。

帰って聞いて驚いた。
なんとその折 16時過ぎは 大手術中のパソコンが 生死の境を さ迷っていた らし・・・

「そうですか。 あんたは 可愛い嫁よりも パソコン命 ってこと なんやね!」
「いやぁ〜 あなたの元気な声聞いて(?)  シャキッ! と したから
お尻に火が付いた わけです    けどぉ〜」 
「・・・・」



梅雨明けを思わせる空


どこもカシコも バイケイソウ 
僧侶に見えたは 私だけ?


ガスがかかって
霊験アラタカ ♪


戻ってきたど〜
以下、
林道で出会った植物です



ノリウツギ (スイカズラ科)


トリアシショウマ
(ユキノシタ科)


ネムノキ

(マメ科)


ハコネフジウツギの実?

(フジウツギ科)


ホタルブクロ

(キキョウ科)

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7/18〜19 (月・火) 晴れ  (ひしょかなる避暑)

比婆山    標高1256m (比婆山連峰の最高峰は 立烏帽子1299m です)
道後山
      標高1271m
                 
ミツ・チー (家族で・・・)

地図     ← 周辺 広域図        ← 比婆山周辺地図        ← 道後山周辺地図

18日 
家(車)5:35→(コンビニ)→宝塚IC6:00→勝央SA7:20(朝食20)→東城IC8:40→(R314)→県民の森公園センター9:30

コースタイムは、ほとんどアテになりません。  おまけに花を見ながら ぶ〜らぶら (^^ゞ


☆ 公園センター10:00→立烏帽子12:25→(尾根筋)→おっぱら越(昼)12:45→比婆山14:40→烏帽子山手前→スキー場→公園センター16:50(泊)

19日
☆ 早朝お散歩♪ (独りで) 毛無山途中まで 約一時間

県民の森公園センター8:30→(R183)→道後山スキー場 月見ヶ丘9:35

☆ 月見ヶ丘9:45→あずまや10:15→岩樋山10:40→(ケルン)→道後山11:25→(大池)→あずまや12:40(昼)→月見ヶ丘13:40


月見ヶ丘駐車場13:50→東城IC14:30→大佐SA(休)→加西SA(休)→宝塚IC18:15→(買い物)→家19:00


通行料 5250円 × 2 = 10500円

「県民の森 公園センター」は、平成7年にリニューアルした 100人収容可の アットホームな宿泊施設。
周囲に広がるハイキングコースは、どれを取っても 変化に富み・・・ 
これなら
山は ちょっとね〜 という方でも 必ずや ご満足 ♪ 
とりわけ、最近 冷めカゲンのご夫婦には 打ってつけ かと・・・ 
                                            広報部 元「ずぼらや」店員 より (?)
【比婆山・道後山 アルバム】

「広島行くなら 比婆山 ♪〜」 と、以前 広島在住だった 花山歩の隊長さんから ご助言を受けていた。

比婆山連峰は
天然記念物ブナ原生林、沿道を彩る野の花 遥かなる山並み望む尾根筋・・・ と、
三拍子そろった楽園。

咲き競うおびただしい花々には これまた おびただしいトンボや蝶々たちが戯れ・・・
それを追いかけ 時は瞬く間に過ぎる。

ビバ! サンバ!!  比婆!! サンバ!! ♪
比婆山連峰は 大地がはぐくんだ  ユートピアである。

☆ 18日(1日目) 比婆山周辺


センターのエントランス
 「公園センター」で 「登山案内図」をいただく  (フリー)
 宿泊棟の裏から 展望園地

 なだらかなブナ林  ヤマアジサイなど 日陰植物もチラホラ ♪    
 今の時期なら ヤマジノホトトギスが旬。
 尾根に出れば 広がる展望 迎える花たち そして・・・ 覚悟の炎天下 (!)  
 展望園地で一息入れ
 立烏帽子山(連峰の最高峰) を目指そう 

 駐車場手前を左へ その先の分岐は 右 「ブナ原生林」へと踏み入る・・・




立烏帽子山(1299m)
 立烏帽子山 
 最高峰とは思えぬ 小宇宙・・・
 ここより ずーっと 尾根スジ続く。 
 連なる縦走路

 好天に恵まれれば 
 容赦のない紫外セン  如何セン・・・



手前 ウツボクサ
 待望のササユリ ここぞそこぞと撮りまくり 
 おっぱら越まで下って
 お花畑にて お昼だよ〜ん ♪ 
   
 熱中症を避けたくば  コンビニおにぎりでも 何でも 
 我先に ほお張り いち早く 発とう!
 だが・・・
 おっと! 足元にはウツボグサの群落。
 イブキトラノオ ノアザミも どっさり。
 あぁ この感動! さらば
 夫が喚こうが ノビよーが 見て見ぬフリで 我は撮る ♪


まだかぁ〜 
野原に 一人 たたずむ


天然記念物 2種?
 イザナミのミコト伝説残す 比婆山(御陵)は、
 豊かなブナの林の中にひっそり 
 門構には イチイの老木 一対。

 ここのブナ林  
 @ 日本海型 ブナ林 (エゾユズリハ・ハイイヌガヤなどを伴う)
 A 太平洋型 ブナ林 (タンナサワフタギ・オオカメノキ等を伴う)

 の両方の特徴を兼ね備えた 国の天然記念物 だとか・・・

 ちょっと 勉強しました はい。  (^^)v


ヒヨドリバナ群落
 比婆山から烏帽子山への途上で 制限時間いっぱいとなり 
 泣く泣く 下山の途に・・・
 ブナ林を抜けると ヒヨドリバナ咲く草原 
 アサギマダラ 乱舞 ♪
 追っかけ突っかけ さすがに もうヘロヘロ・・・ (笑)

 公園センターのご夕食 なかなか 手の込んだ逸品ぞろい。
 たまに手違いで 比婆牛が出てくるコトも・・・

 休日空けでか 2階の洋室 ガ〜ラガラ
 お部屋 広々 ベッドも四つ! 
 ただただ戸惑う 小市民〜〜. (^^ゞ


比婆牛 マジで 美味・・・


☆ 19日(2日目) 道後山へ向かう


絵になる鉄橋 (車窓より)

 比婆山周辺には 湿原を伴った吾妻山もあり 
 同公園センターからだと 7時間コース 
 はたまた 国民休暇村を起点なら 2時間そこそこの 
 お手軽ハイクも楽しめる。

 今回は、目先を変えて 大山に近づかん(?)と 道後山方面へ・・・
 果たして 掘り出し物は あったのか・・・



月見ヶ丘パーキング


 道後山はスキー場(山の家) をさらに登って 月見ヶ丘駐車場にプール。  
 一周 2時間 6kmの楽勝コースである。
 ただし 花などには 目もくれなければ・・・ です ・・・はい (^-^;)



蕾でも迫力のある
ハンカイソウ
 随所に散りばめられた 可憐なカワラナデシコ 
 毅(き)然と構えるハンカイソウは さしずめ武将の貫禄・・・

 なだらかな尾根筋に 点々とした花に心を躍らせつつ
 好天に恵まれれば 大山や日本海も・・・
 はたまた ビールだけが目的(!) という 
 明るい広島県人にも お目にかかれたりして・・・ ♪

 ピストンを避け 尾根コースと池コースを 
 往復で 使い分けするも 可。 


左手後部に 広島のおっちゃん
「比婆ゴン 見たか?」と尋ねる
 時間もお金も ちょっとだけ かかるけど それなりに行った価値のある 比婆山&道後山・・・

うっかりびっくり 撮った写真が 456枚 (!)
その中 突如  カメラが 呼吸困難 に陥ったり〜 
すかさず 相方のデジカメ ぶん取っての 撮影会 てんやわんや になったり・・・

その作品を アルバムにまとめてみました お時間許せば  ・・・ ⇒ 
 
 ← 比婆山 県民の森の公式HP

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7/23 (土) くもりのガスガス 一時晴れ    青春18キップ使用♪

岩篭山    標高765m 歩行時間(約)5時間40分 (まったり)
SIVAさん チー

地図・・・・ ← 新疋田を含む 周辺  広域図    が 岩篭山のアバウトな位置

家5:45→(コンビニ)→JR塚口6:09→大阪駅6:20(快速・地下道クグル)6:24→山科7:06(湖西線・ホーム)7:14→近江今津8:06(北陸線・地下道クグル)8:15→新疋田しんひきた駅 8:42(SIVAさん車)→パーキング8:50(水・トイレ)

☆ 休憩、カメラ講習 等々の まったり歩き。 タイムもアバウトです (^^ゞ


パーキング9:05→休憩(20?)→夕暮山分岐11:15(30休?)→岩篭山山頂12:15(休)→インディアン平原12:40(散策・昼食)→夕暮山(反射板)14:50→パーキング16:25

パーキング16:30→(SIVAさん車)→JR新疋田駅16:40(北陸線)17:01→長浜17:43(新快速・地下道クグル)→大阪(乗り継ぎ1分・ホーム)→塚口駅19:26→(マーケット)→家20:00

JR交通費 (本来) 2520円 × 2 = 5040円

         青春キップ 一枚 ・・・・・ 2300円

敦賀三山 制覇〜

【私的な経過】

制覇(!) そんな、おこがましい話 ではない。
二年前  「藤原岳」に登った翌日、嫌がるミツを「賎ヶ岳」登山に促し
「ボクはリフトで行く〜」 って言うのと競って 余呉湖側から飛脚のように駈けた山中
ふと 呼び止めれられた敦賀人から 「敦賀もエエよ」 と渡された カラー刷り 見開きパンフ・・・

「敦賀・ハイキングガイド」(敦賀三山記載) を、後生大事に 持っていた・・だけのことだ。

その年の秋には、三山のひとつ「西方ヶ岳」を紅葉先取り〜♪ 
浦底への下山の後 小松から来た爺さま車に 幸運にも拾っていただく。 
翌年の早春には、 敦賀に嫁いだ友人と 山○会の方に残雪を踏みしめ「野坂岳」を 案内していただく。
そして、同メンバーとの「岩篭山」計画は その秋、熊の騒ぎで 中止。 
春は 「沢筋が危険」と メル友SIVAさんにアドバイスいただき またもや断念。
そして 夏ならば・・・ というご好意に甘えて ついに 念願叶う運び と あいなった。


『豊かなローカル色あふれる新疋田』(SIVAさんの弁)の無人駅 に たった一人 降り立つ。
「駅員さん 居てるわ」
と、思ったのはSIVAさん。

管理の行き届いたトイレをお借りし 北へ。 ものの10分ほどで登山口に到着。
結構広め(10台くらい?)の駐車場には 仮設トイレも完備。
武生から来た という壮年のカップルと 私たち。  今日は 二組だけかしら・・・


北陸線
なぜか ホッとする車両
    



新疋田(ひきた)駅
   


駐車場 左手には川
   


リョウブの花
満開に咲き踊るさま
しな垂れるように誇った白花・・・ その木の名前に翻弄されていると いつの間にやら 登山箱の前。
そこからが登山道。
まもなく道は沢沿い。 やがて 沢渡りへと変わっていく。
涼しいわ〜 ウソみたい〜 ♪    熱風吹き上げる灼熱の『尼崎』では とうてい想像できない清涼感・・・
しかし・・・ この水 どこから来たん? というほどの水量だ。
それが所々 滝のよう  はたまた急流のよう
その中を SIVAさんはスイスイと 渡っていく。
むろん ロープとか 気の利いた岩とかも  なし!
一個二個三個四個・・・   ハンパな数ではない。
ストック 要るよなぁー 

   

「ねぇ〜〜   どこから 渡ったん?」
対岸のSIVAさんを呼び止める。

「滑りますよ〜 気ぃつけて・・・」
言い放つだけで どんどん先へ行ってしまう。    待ってくれぇ〜

「うわぁ〜〜!!」
踏み台の石 グラッ ときて バカ声 辺りに大音響 \(-o-)/
ささっ と SIVAさん 振り向きザマに 手を伸ばして 引っぱり出すのは 救いの手 
ではなく カメラ !!!!!

何て人や〜 (笑)
と、体勢を立て直しつつ ポーズをとれば (^^)v 
「すいません、ふつぅ〜 にしてくれますか ふつぅ〜 に・・・」
「はぁ ふつう  ”?”  ふつぅ〜 ですかー」

しかし こんな難所続きだったとは・・・ 心の準備ゼロのチー 早くもたじたじ である・・・
実のところ・・・ 
たじたじの原因は 他にもある。
この前 広島に行った帰り、高速道路のニッコウキスゲを、撮った瞬間
デジカメがショックで オシャカ・・・ (>_<)

で、今日は急遽 ミツのカメラをぶん取って 来たのだー
おかげさんで 道中、電車の中では 寝る間も惜しんでの 勉強会・・・
しかし その甲斐 虚しく・・・

エゾアジサイくらいは・・・ ムムっ!  たかが・・・! されど・・・! う〜ん 撮れない! なんでやー!
エェーイ ムカつくーッ!!

「ちょぉー  貸して〜」
SIVAさん、チーのカメラを ホイホイ操り フラッシュOFF 脇しめて カシャ!
「ほらっ」
と、難なく撮影した。

「スゲェーやん」 拍手!!
「このカメラ 600・・・  上等ですよ」
は〜 600って?     600だろーが 700だろーが きっちり撮れなきゃ ウソはっぴゃく(!)
こんなモノ  くれてやるわい!
家 帰ったら 言うねん あいつ ナマイキだから 貰ってもらったよー って アッハッハ (^_^)/~

まぁ、ちょっと 休憩しましょ。
SIVAさんは タッパのオレンジをサッと 向けてくれた。



チー作 エゾアジサイ
 あぁ この違い!! 

SIVAさん作 エゾアジサイ
休憩の成果か はたまた さっきのお手並でカメラも学習したのか、以降 ちょっと好調 ♪
で、小花を見つけては 今度は 「接写」に踏み入る。
おかげで またまた 『どつぼ』 に ハマり・・・ (苦笑)

相変わらずの曇天。
ま 涼しいから ご愛嬌 ♪ ですけど〜
これじゃ 展望ゼロですよー
それはそれで まぁ良いやん!
・・・・・

これ 堰堤のつもり? って 六甲の1/5くらいの低い石垣の堰堤を いくつか越え
やっと 恐怖の沢渡りから解放されると 道はジグザグ急登の山道になった。
見上げれば ガスガス・・・  まぁ神秘的なコト  ・・?・・

ブナの大木とかもあり いよいよ夕暮山分岐
ついさっき いただいたオレンジに続いて 今度はスイカさん だった。

やぁ〜初物やわ! 美味そう〜 ミツには内緒  ま とりあえず 先に撮らせて ♪
と、スイカにレンズを向けて・・・
あぁ やっぱし撮りなおし〜  もういっぺん・・・  あかん!もう・・・
わぁ  怒ってる〜  (>_<)

いやぁ〜 もう こんな時間だ。
登り2時間半のコースのはず・・・  もう とっくに 過ぎていた。
ガスガスの尾根筋 SIVAさん 時折こっちを振り返るので 慌てて 急ぐフリをして・・・
山頂直前に 先を譲ってくれて (のかな〜?)

ようよう 岩篭山到着   \(^o^)/
山頂表示、三角点 ひっそりしているあたりが どことなく マイナー っぽ かった。

登山口のカップルは、もうとっくにどこかへ消え
だーれも居らんので 三脚出して ツーショット・・・
光った? 暗かった? ずれた? またか
もういい加減にして (^^ゞ  SIVAさんのカメラで 撮ってもらった。 


沢を離れて


ハイどうぞ〜 


モヤモヤ ガスガス
分岐は左 で 山頂へ


かまぼこ板大の 山頂表示


三角点とツーショット
 他に 誰も いない

インディアン平原は?
と前進・・・ そっちは行き止まりだ と言うのに チョッと入ってみて なるほど〜 と納得のUターン(?)
今日は なんでか ロスが多い。 
くの字に曲がって (ガイド本には 東へ と明記) 笹原に踏み込む。
前方ガスガス
例の特徴的な岩とかは?

ウカウカしてると SIVAさんまでを見失う。
足元全面ササ原で 道を探りつ進むのに、今日は半袖だから ストック上げて 両手ばんざーい まるで捕虜・・・

うわぁ〜
至近距離になってから 突然 ジョーズみたいな岩 にょっきり!  迫力あるぅ〜〜 ♪  
何でもこれが インディアンのタテガミ(?)みたいだ というイワレ。
ガスガスも まぁ それなりに・・・  だよね〜

岩にへばりついたコメツツジと格闘しつつ、
谷にせり出した岩の上で お昼になった。    はい やっと。 (^^ゞ
今日は、チーがおにぎりを持ってくる事になっていたので、せん越ながら・・・
あやっ!  しかし、岩上の食卓には すでに・・・ゴージャスな冷麺並んで  うまそ−
またこれで 差がついてまった  (笑)
せっかくだけど さすがにそこまで手が伸びず 晩ご飯の心配までいただき ありがたく頂戴する (すいません ありがとう)

食べてるうちに みるみるガスが上がって 奇蹟が・・・
「あそこ! 琵琶湖が・・・」
「ほんまやぁ〜 」
そういえば 伊吹でも 霧が晴れて・・・ と、思い出しつつ 言われるままにシャッターを押し続ける・・・

山頂付近で人の声。
見上げれば そこそこの人数。  場所を譲るように 腰を上げた。


インディアン平原へと降りていく


インディアンの謂れ岩

ガスが上がれば・・


今日のメニュー*冷麺定食
あぁ! ゆで卵付き!!


しがみついているようだが
ほんとは
写真を撮ってくれている


ガスがみるみる晴れる
矢継ぎ早の説明に
\(@_@)/

再び ササを漕いで行く。 それが どんどん深くなり・・・
大変や〜 顔まで埋まる  沈む〜  難破船や〜
ほんまに おばさんは  ウルサイ  (^^ゞ

山頂を左から巻いて 分岐まで戻り
ますます上がったガスに期待を預けて 夕暮山の反射盤まで 行ってみた。

「ほらっ! 見えてますやん あそこ!  西方ヶ岳!」
「えっ!」
「こっち 野坂岳」
「わぁっ!」
「目の前 岩篭山・・・」
「あぁ〜」

敦賀三山 制覇!   突如  その実感が   グーッと 胸をあつくした。

 
夕暮山の反射盤


敦賀市街 左端 西方ヶ岳


今日の立役者
バックは 岩篭山

 今日出あった生き物たち・・・ はっきり言って ちゃんと撮れてません・・・ (^^ゞ



ミズトンボ (ラン科)


キスミレ (スミレ科)
葉が大きいのではなく
花が小さすぎる


コメツツジ (ツツジ科)
岩場に咲くものも多い


リョウブ (リョウブ科)
岩篭山は 全山  リョウブの山だった


ガマズミの実 (スイカズラ科)


マムシグサの実 (サトイモ科)

結構デカイ


ヤマジノホトトギス (ユリ科)
虫 とまってる〜


ノギラン(ユリ科)
葉がショウジョウバカマに類似

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7/29 (土) くもり 一時雨    青春18キップ使用♪

青葉山    標高693m 歩行時間(約)3時間20分 
SIVAさん チー

地図・・・・ ← 青葉山を含む 周辺  広域図    が 青葉山
        ← アバウトなウォーキングマップ

家5:45→JR塚口駅6:09(各停)→(篠山口)→福知山駅8:20(小浜線 各停)8:33→(東舞鶴)9:39→若狭高浜駅9:57(SIVAさん車)10:10→松尾寺パーキング10:35

パーキング10:40→休(20)→西峰12:20(休)12:45→東峰13:20(休)13:28→西峰13:50(昼休)15:10→松尾寺パーキング15:50

パーキング15:55→(SIVAさん車)→JR松尾寺駅16:10(小浜線)16:28→東舞鶴駅16:34(舞鶴線)15:47→綾部駅17:06(山陰本線)17:07→園部駅17:54(JR嵯峨野線)17:57→京都駅18:52(新快速・陸橋渡る)19:01→尼崎駅19:35(福知山線)19:37→JR塚口駅19:41→(マーケット)→家20:10

JR交通費 (本来) 2940円 × 2 = 5880円

         青春キップ 一枚の値段 ・・・・・ 2300円

【二度あることは・・・】
この前 岩篭山に行ったばかりの敦賀のSIVAさんから 予備にしていた29日に青葉山・・・
との連絡を受ける。
青葉山は、京都府と福井県境に位置し 低山ながらも 「若狭富士」 の異名を持つ名山。
先輩たちのレポで オモロそう〜 とは 先刻 ご承知。
駅から直ぐに登れる山という事で 「チーの青春キップ 山行リスト」 にも 入っている。

「金曜日のことなんだけど・・・」
ミツにお伺いを立ててみた。
「あぁ その日 僕は 名古屋出張やねぇ。 まぁ 無理のない程度に・・・」 
ッテイ〜! 無理も何も 夕飯作らん幸いが 無理 のわけない ヤ〜ン!
と、こっちは直ぐに決まった が・・・
肝心のお天気が二転三転。
で わざわざ悪天候の中 尼崎から来てもらっても・・・ と、今度はSIVAさんが躊躇。
もう 行くつもりにしていることを 今さら あーだこーだ 言われても なあ〜   (笑)   
【雨が降る前に〜 ♪】
先週は 目覚ましがアホで 不覚にも寝坊し・・・   (^^ゞ 
身支度15分 JR駅まで12分 という快挙(!) を成し遂げたチーであったが  (^^)v
今朝は その一時間も早く起きても やっぱり大慌てで 飛んで出る チー でもある。

塚口駅で ボーっとしていると 向かい側ホームにアナウンス〜
「6時9分発 大阪行きは 車両事故のため 運転を取り止め・・・・」
あれま それって 先週 乗ってた電車 だわっ!
・・・ よくある話ですな ・・・

今日は青葉山最寄駅まで 所要時間 四時間のチョー鈍行列車旅。 乗り換えがたったの一回(福知山) とは 
まことに ありがたい話だが、
ずーっと座りっぱなしで さすがにエコノミー症候群 寸前・・・ (ちょっと足首くらいは 回そー)

一方 SIVAさんからは 「少し遅れるので 三つほど敦賀寄り 若狭高浜駅 で 下車してほしい」
との連絡を受けていた。 
で、その気でボーっと待っていると 何の事はない すぐにやって来た。
わざわざ高浜駅から西へ戻るのは こちらからの青葉山が 最も『若狭富士』 に見えるからだという。
たしかに 松尾寺付近の車窓からは 東峰西峰 凸凹だった。
例によって ゲー(芸)の細かい人だ。  (~-~)

予報のわりには 雲も高く まだまだ 降る気配も なし ♪

松尾寺めざして 車はどんどん上がる。 これだけ距離をかせげれば ラッキー♪ 
いえいえ もっと上まで 何ならてっぺんまで登っていただいても良いのだけど・・・

境内の参拝者向け駐車場。
マイクロバスの巡礼者ご一行さまと 境内に入っていった。


松尾寺〜青郷駅辺りの青葉山

凸凹している


小浜線 一両編成 ワンマンカー

新車だが 海水浴客で満杯

 
高浜町役場の浜から見た
青葉山 (若狭富士)


松尾寺
西国29番札所 山門
青葉山には 様々なコースがあるらしく 当のSIVAさんも 松尾寺からは初めてらしい・・・
もらった山の会の資料によれば 山頂まで一時間 とある。 
楽勝じゃんか! 
しかし・・・ ワシの鈍足は 先週すでに ご披露済み・・・  (>_<)

竹林 杉林を抜け、いよいよ根っこの這い回る急登に差しかかる。
思い出したように咲く ヤマトウバナやオオバギボウシの白。
花期を過ごしたデカイ実、柄のついた赤い実など 宝物 随所に・・・
「ねぇ これ 何だろ?」
「実でしょう 何かの・・・」    ← まったく 無関心 (!)

どうして男の人って、こう花期が終わると 簡単に 知らん顔になるんだろー?
これって ある種 セ△ハラ とちゃうんか? (笑)
ブツブツ言いながらも 崩れる天気予報に 不安な足取りのチーである。

しかし 今日は暑いなー
ムシムシと、体中の熱が 沸騰してくる。
そこを 短距離でもかなりの急登  ヒーヒー よじ登る。
たまらずチーは お友達の「ウチワちゃん」を 引っぱり出す。

ロープ伝いとかになると ウチワは背中に ガッシガッシ登る・・・
もう 脳みそヌタヌタや〜
はやくもギブアップ!
坂の途中であろうとなかろうと ドッカと座って ちょっと 長めの休憩を取ることにした。
こんな時は ドサクサで突っ込んできたチュ−ペットが 急きょ 役立ったりする。

その先 大岩には ハシゴとロープの両方・・・
見上げると ロープを結わえてある石が 漬物石サイズでチョコん (!)
「チーさんならば・・・」
と 勧められるまま、 ロープを選んで おもッくそ体重をかける。
アッハッハ でも平気だわ。ぶら下がっても ビクともしない。
ゴツゴツした岩が 滑り止めにもなる・・・
ハシゴはきっと下り用ね。 
っと・・ あれぇ? SIVAさん どっち選んだん?



巨大トチの実 
SIVAさんよりデカイ のだ〜


滑りやすい根っこ道


岩場のロープ 数箇所


一枚大岩の難所
← ロープの上に
ちょこっと石コロ
見えます?




【花と蝶〜♪】
その上 しばらくで ちょとした広場。
道ばたに咲き乱れるは トラノオやギボウシ。
そしていよいよ 西峰山頂 到着だった  \(^o^)/
山頂広場には 奥の院の祠と、オープン(?)な小屋がある。
右手には〜
おぉ! 連なる山並み ふもとの村も・・・

ふと 祠の裏手が岩壁(いわかべ)になっていて
あれは登れるのか〜 と、見上げた岩壁全面が花 花 まさに花ざかり〜 ♪  
ギボシや〜 コオニユリや〜   ← いちいち 喚(わめ)く
その脇にも 上にも・・・
垂直畑の ギボシなんかもある!

それをカメラに収めようとして・・・ わっ 蝶々 ひらひら〜 ひらひら〜 ひらひら〜
SIVAさんの胸の所に・・・ 止まった!  
アサギマダラ やで!    (小声でささやく)
「えぇ! ほんまですか?」
「うんうん」
「すんません チーさん  ほんなら ちょっと これ 撮ってもらえますか」
「何を?」 
「・・・何をっ て!!・・・」
「ふっふっふ  何でもするか?  いう事 聞くか?」  
 

などとバカな会話があったはずもなく
ココは一番 足を踏ん張り 息をひそめて 初対面の蝶をナダメすかしつ 数枚。 
何とかかんとか・・・
ふぅ〜 やれやれ・・・ (^^)v

岩肌には 盛りを過ぎた ミヤママンネングサ もう ほとんど種だけど、
かつては岩がマッ黄ッキ だったのでは? という量。 

その先は ジャコウソウ(タイム)畑
未だ咲き始めで ハーブの香 ツーン
突如 降って湧いたようなヒミツの花園は 我が目を疑う別天地だった。
そして さらにその上まで 登りつめれば・・・

てっぺんの岩陰から そーっと 覗いてみる。
わぁ〜〜〜〜〜  海やで〜〜〜!」   ← 知ってはる ちゅうのに・・・

どどーーっと 広がる 若狭湾  
目の前 全部が海 だったー!!

リアス式海岸の入り組んだ入り江 点在する島々 それが 一つ一つ淡いグレーの濃淡となり
静かに たゆたわっている。
 
あぁ 海のやさしさ・・・
「私 神戸育ちだからね 海を見ると 落ち着くんよ  山頂からの海 海は南・・・」
「敦賀もそう。 でも、海は北・・・ 山は南・・・」
「北が海? 南が山?」 
磁石で いちいち確認する チーである。

踏み外せば まっさかさまの薄い一枚岩を スタスタ歩くSIVAさん
止めてくれぇ〜
見てるだけでも クラッ とくる・・・
登ろうにも 力が入らぬ 足も体もヘロヘロ 腰引ける〜   ← そうなんです この人・・・

それでも 若いもんには負けられんと 這いつくばってズリ上がる。
岩壁の向こうには やっぱし! の コオニユリ ギボシ・・・  
岩肌にせり出し まさに圧巻!! 
恐いー! 撮らせー! と 大騒ぎの撮影会 だった。


西峰の祠
裏手には 圧巻の大岩


それ以上 行かんとってけれ!
眼下に広がる 南方の展望


アサギマダラは ♀だった?


恐いもん知らずのSIVAさん
落ちても 知らんぞ!


大岩のさらに上にて(^^)v
北側の展望
【雨に打たれて ♪】
ポツリ 冷たいものが頬にあたる。
ついに降り出したか・・・ と 未練を残して 東峰へと急ぐ。

岩の裂け目を潜り抜け 連続ハシゴ や ギボシの馬ノ背・・・
脇に オミナエシ みたいな黄色く群れる花も咲く。
ゆっくり観察する間もなし・・・ と 数枚収めて 先を行く。
30分ほどで 東峰
やれやれ・・・ よっこら腰を下ろせば  ぶんぶん蜂 (!) わぁ〜〜〜!
幸い こっちには無関心そう・・・ でも 心臓がプチンと なったで。

腹のムシ抑えに水羊羹など そそくさといただき
さらにポツポツなり出した雨に脅かされつつ  西峰への道をひた走り・・・

おかげで 復路は たった20分!! まさしく 「やればできるやん!」 って速さだった。

かれこれ もう一時半。
よくぞ建てて下さった  の 西峰 オープン小屋にて 
ご用意いただた冷やしうどんなど 遠慮もなしに 食いさらばう。

幸い というか あたり前 というか
この雨模様の平日 青葉山に登る人など 誰もなく 小屋は二人占め。

また 慌ててゲホゲホならぬよう ゆっくり いただこう。

そうそう 冷蔵庫にワンサカあったキューリなど 恥ずかしげに差し出せば
「意外といけるでぇ」  と、 ポリポリ・・・

わぁ 初めて褒めたわ この人!  と言っても ただの キューリ・・・  
はは〜ん さては 元は カッパやなぁ〜

いつの間にやら 雨もカラリ ♪
岩上に登って 再度 海を楽しみ それでも 帰りの電車を気にして まじめに往路を下る。

雨のミストシャワーを浴びたSIVAさんは まるで 水を得たトド。
東峰からの雨もご愛嬌 だったかも。

古風な松尾寺駅まで、どこ行くねん? って農道 すり抜け お見送り。 
ダメ元で来て 大正解だったね! ありがとー
(^.^)/~~~

果てさて 帰路は やっぱり四時間コース。
JR山陰線 嵯峨野線を経て 京都回り。
往路と異なり 今度は5回 乗り換える(!)
おかげでエコ症候群のきざしなし・・・ ただし 寝る間もなし・・・
と、時計回りに 北近畿一周 
何かと 思い出に残る山旅となった。


西峰〜東峰途上
岩の裂け目
 (雨宿り可)


ハシゴ そしてハシゴ


東峰山頂 展望なし


小分けした冷うどん
受けたモロキュー


ツーショット取ろか? 

構えるSIVAさん


被写体の足がガクガク
もう すでに メゲメゲ


若狭の海を眼下に
谷間のユリ・・・

 今日 出会った 植物たち 
植物の宝庫としても名高い青葉山
花の時期を逸していたとは言え、ギボウシの咲き誇るさまは まさに圧巻! また 思わぬ出合いもありました。


オオバギボウシ


崖っぷちのギボシ



ギボシの壁


オカトラノオ


ヒヨドリバナ
(アサギマダラのお気に入り)


ミヤママンネングサ
種になれば・・・


ツゲの実


ジャコウソウ(タイム)
草のようでも じつは木


コオニユリ


オオキンレイカ

絶滅危惧植物


オオキンレイカの

形に注目
【後日談】
 
翌日 図書館の 『花maps』 を パラパラと めくっていると 「青葉山」の項に 昨日 見たばかりの 崖になだれ落ちて咲く黄色い花 の事が 記されていた。
その名は「オオキンレイカ」 福井 京都に またがる限られた地域にしか咲かない 絶滅危惧植物だ という。
たしかに オミナエシによく似た花つき でも 葉の形が違う・・・ と、不思議に思っていたところだった。
さっそくSIVAさんにも・・・ と、思っていると
「あの花は ハクサンオミナエシ ではないか?」 とのメールが届く。

その後 ハクサンオミナエシ =  コキンレイカ だということも判明し これにて一件落着!
めでたく 手に手を取って(?) 感動を分かち合った という次第。

先日 富山県中央植物園に行った折 偶然見つけた図鑑の抜粋を一部 ご紹介 ⇒  画面の〔←戻る〕でお戻り下さい。


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